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― 回想 ―
[高熱で魘される旅人の身体をそっと拭いていると、零れる雫と懺悔。
ごめんなさい、と。人を殺したという衝撃的な言葉が漏れる。]
……あなたの過去はわからないし、訊かない……訊けないけれど。
あなたはとても、人を殺めたことを悔いているのね。
そして……ご自分を、許せないのね。
[神様は許されている、なんて、安易な言葉は言えない。
けれど、何か言わなければならない気がして。]
大丈夫。
ここにはなにも、あなたを傷つけるものはないわ。
[だから、安心して。
体だけでなく、傷ついた心を――自分で傷つけた心を休めて。
あえて零れる涙を拭うことはせず、静かに彼女の額へ手を置いた**]
― 5年前、冬の日の ―
――……
[その魘されながら紡がれた言の葉を聞いた時
神父は、考えた]
(もし。このことを尋ねれば”彼”は――
この村を、出て行ってしまう
”二度と戻ってこない”
ならば言わずにおこう。何時か
彼自身が此方に告げてくれる日までは )
[神父は、怖かった
――誰かがいなくなることを極端に恐れていた
そんな自分に気づいていなかった
だから、匿った直後の旅人でさえも
この村の住人になる可能性があるのなら――
そう思って。その言葉は胸の奥に密やかに仕舞われた
だが、その際に彼の頭を撫でつつこう、囁いた]
……それでも。生きていてくれてありがとう
[何度も。許しを与える様に紡がれる聲は
木枯らしと同じくらいに深々と、褥に落ちる*]
この村の人たちは本当に
良い人たちばかりだね。
…本当に、そう思う
[ 素性も知れぬ旅人を優しく看護してくれた多くの人たち
そこで過ごした冬は、その気候に似て暖かかった
だからこそ。今の寒さが心を苛む
付き合いの長い彼女であれば尚更だろう困ったようにそっと微笑みかけた ]
…俺、は
ジムゾンが人狼だったら
嫌だなって。
………!
ほら、ジムゾンを信じる人は
多いんじゃないかなぁ、って思うし。
[ 思い出したように理由を添える
彼は、旅人が信頼する
数少ないうちの一人だ
それが裏切られない保証など
何処にも無いのだけれど、
裏切られたら何かが崩れてしまいそうで ]
[ 兄が、ディーターが人狼だったら怖いだという声を聞いて ]
ディーターは人狼じゃない。
だってディーターは君のお兄ちゃん
なんだから。
それにさ、あんなに強いんだ
人狼なんかに負けないさ
だからどうか、君だけは信じてあげて。
[ そこに裏付けなど無い。
パメラの兄だから
ただそれだけで、彼を信じろという。
少し酷な事かもしれぬとは思いつつ ]
、分かるよ
信じたい、置いてかれたくないと
願う気持ち。
[ 心の中で幼き日の自分が
泣いている声がする
その声にそっと蓋をして。 ]
───
もし貴女が望むなら。
私が♀垂ヲるわ
[ 本音を話してくれた彼女には
旅人の本当の声を。
…本当は。
他の皆のように彼女を止める事が。
励ます事が。
正しい道なのかもしれない。
けれども、彼女の
人をこれ以上疑いたくない
その想いに共感したからこそ
旅人は彼女を止めなかった ]*
…えぇ、心置き無く準備して。
後で貴女の部屋に行くから
[ ニコッと微笑んだ
服を選んでと言われたけれど、正直なところセンスに自信は無い。
方法については怖がらせそうなので見せるなは気が進まなかったけれど、鞄から一振の短剣を取り出した
心臓を一突き
……苦しむ事は殆ど無いでしょう。 ]*
旅人 ニコラスは、村娘 パメラ を投票先に選びました。
[ いつまで続くかは知らぬけども。
窓の外は相変わらず雪が吹き荒れ
日没も近い
別の場所で、処刑対象を決める会議の事は知らない。ただ己の信じる行為を成すだけ ]
そうね、きっと今は
帰れない。
[ 懐かしい場所に?
それとも皆を信じていた自分に?]
えぇ、待っててね。
[ そっと手を振った]
─ しばらく後 パメラの部屋 ─
調子は、どう?
[ パメラの部屋をノックして
返事が返ったなら中に入れてもらおう
パメラの願いが何であれ、出来うる限り叶えたいと思う
ただ、時間が無い。
今は人が少ないように感じるけれど
皆が寝るため2階に来たならば
止められてしまうだろうから──]*
…赤黒い薔薇、が。
うん、分かったよ
[ オットー。
破天荒に見えて、一瞬で性別を見破った鋭い感性の持ち主。
彼がその花に託した思いは知る由もないけれど、彼女が望むならそのように。
きっと伝えよう
彼女の気持ちを。 ]
[ 避けられなければ彼女を
そっと抱きしめようとした
まるで壊れやすい宝物を
掻き抱くかのように
そっと彼女の髪を撫で──
背中から心臓の辺りを一突き。
過たず突き刺したならば
痛みを感じる時間は少ないはずだ ]
[ 彼女が何か話すならば
旅人は出来る限り応えようとした
…
彼女に動きが無ければだが
そっとベッドの上に運ぼうと。
…自分が此処に居ては不快に思う人も居るだろう
旅人は向かい側、自分の部屋に戻った
眠れる筈も無かったけれど ]*
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