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[ 強い意志を持った言葉。
"大丈夫"と告げたのは、相手に安心を与える為に。
それが何の安心なのかわからないけど、そう
何となく、というやつだ。
"呼び捨てで"なんて言われては"うぅ…"眉を下げて
頭を撫でられながら相手を見上げる。
その命令は苦手だ、と言わんばかりに。 ]
クレメンスさ…</font color=lightgray>ま</font>…ぁ、その…お気をつけて…!
[ 勢いで"様"をつけそうになった。
結局つけているのだが。
彼が見えなくなるまで見送って
よいしょと立ち上がった時、ピリリと足に痛みを感じた。
………足が痺れてしまったようだ。
この痛みが治まってから何処かへ移動しようか。
少々そこにとどまってから
メイン・サロンへと入っていくのだった。>>50 ]**
[ 強い意志を持った言葉。
"大丈夫"と告げたのは、相手に安心を与える為に。
それが何の安心なのかわからないけど、そう
何となく、というやつだ。
"呼び捨てで"なんて言われては"うぅ…"眉を下げて
頭を撫でられながら相手を見上げる。
その命令は苦手だ、と言わんばかりに。 ]
クレメンスさ…ま…ぁ、その…お気をつけて…!
[ 勢いで"様"をつけそうになった。
結局つけているのだが。
彼が見えなくなるまで見送って
よいしょと立ち上がった時、ピリリと足に痛みを感じた。
………足が痺れてしまったようだ。
この痛みが治まってから何処かへ移動しようか。
少々そこにとどまってから
メイン・サロンへと入っていくのだった。>>50 ]**
──── 回想 Florence前 ────
[ 目の前の女性の表情が一瞬だけ
するりと抜け落ちた事に私は気づけない。>>1:361
後から来た女性に対する態度>>1:363からも
彼女が抱えるものに気づく事は出来なくて。
茶色い髪の女性の返しもいたって普通で。>>1:393
まさか誰かの姿と重ね合わせているなんて思わない。>>1:394
金色の女性が立ち上がる前に目を閉じたのは瞬きで。
この2人の関係はお友達。
感情とコミュニケーションに乏しい私にはそう見えた。
カサンドラ様のお誘いを断った彼女に頭を下げて
"ハナ、ありがとうございました"と改めてお礼を。
一方的に知ってしまったアリーセ様の名前。
きちんと挨拶ができなかった後悔を胸にしまい
またお会いできますようにと願う。
その時ちゃんとご挨拶をさせていただこう。
招かれた店の中でカサンドラ様の視線を辿る。
それはアリーセ様の背中へと続いていた。>>1:395 ]*
──── 回想 Florence店内 ────
[ 3つ目の貰い物。
それは温かく上品な甘い香りを放つ飲み物。
恐る恐るカップに手を伸ばし
ゆっくりとした動作で自分の方へ寄せる。 ]
ぃ、いただきます……
[ 一口飲めば広がる爽やかな香り。
"ハナ"とはまた違う香りだった。 ]
おいし……
[ 体がポカポカして、頬もいくらか色づいただろう。
ハナの説明を受けているうちはカップから手を離し
相手を見つめる。
説明が終わってから"ハナ"に視線を落とし
柔らかな表情で花びらに触れた。 ]
では今、このハナはとても頑張っているのですね。
綺麗なのは、頑張ったから…
[ 私はどうなのだろう。
頑張っているのだろうか。
命令を遂行するだけのこの身は、このハナの様に。
………私を重ねて見ていたけど、やはり違った。
私はこのハナの様に綺麗じゃない。 ]
頑張るハナの手助けをなさるカサンドラ様は
とても素敵です。
………あっ、"様"つけた…
もうしわけ……す、すみません……!
[ 先程の命令の遂行。
やはりくだけた言い方というのは落ち着かない。
その後は言い方を試行錯誤しつつ、
自分のことは聞かれたら話しただろうが
自分から話すことはなく彼女のと会話を楽しんだ。
"楽しい"なんて普段なら感じないのに。
今日はやっぱり、特別で幸せな日。 ]**
──── メイン・サロン ────
[ 様子を伺いつつ歩いていると
黄緑色の長い髪の男性と目が合った。>>96
その瞬間、反射的に視線を逸らしてしまう。
いけない、とても失礼なことをしてしまった。
怒られるだろうか?
かけられた声にビクリと肩を震わせ声のした方を見る。
視線は私の方を向いていた。 ]
ぁ………申し訳ありません…!
大変失礼な事を致しました……!
どうかお許しを……!
[ ばっとその場に土下座をして目をぎゅっと瞑る。
何処へ行くかの質問には答える余裕がなかった。 ]**
──── メイン・サロン ────
[ 様子を伺いつつ歩いていると
黄緑色の長い髪の男性と目が合った。>>96
その瞬間、反射的に視線を逸らしてしまう。
いけない、とても失礼なことをしてしまった。
怒られるだろうか?
かけられた声にビクリと肩を震わせ声のした方を見る。
視線は私の方を向いていた。 ]
ぁ………申し訳ありません…!
大変失礼な事を致しました……!
どうかお許しを……!
[ ばっとその場に土下座をして目をぎゅっと瞑る。
何処へ行くかの質問には答える余裕がなかった。 ]**
──── メイン・サロン ────
[ 私が謝れば怒られる様な雰囲気はなく
返ってきたのは狼狽えた声。>>109
やや間があって、次に聞こえた声は先程よりも近くにあった。
怒られるどころかこちらを心配する声に
目を丸くして顔を上げる。
その様子を眺める黒い影に気づくわけも無く。>>166 ]
私を…怒らないのですか…?
私は今…貴方様と合った目線をすぐに逸らしてしまいました。
[ あぁ、そうだった。
私は今、奴隷とは気付かれない身なりをしているのだった。
そうは思っても、体に染み付いた奴隷根性は
どうすることもできないのだ。
バツが悪そうに俯いて、震えの止まらぬ手を
もう一つの手でぎゅっと握った。
胸ポケットにある淡いピンク色薔薇は
まだなお美しさを保っていた。 ]*
──── 第一エリア ────
[ メイン・サロンでアデルと別れた後、
他にも話しかけられたなら話をして。
メイン・サロンを抜けた先、まだ足を踏み入れていない
第一エリアへとやって来た。
ここは先程のエリアより人気がない様な気がする。
"じんろう"を見つけなくてはいけないのに
他にも"こいてんし"や"しにがみ"を見つけなくてはいけないのに
人と会えないのなら意味がない。
けれど、ここはなんだか落ち着く場所だ。
人がいて華やかな場所は落ち着かないのだ。
この場所は、人目を気にしなくていいから
ほら、こうして伸びもできる。
慣れない服と慣れない環境のせいで
体が固まってしまっていた様だ。
ぐっと伸びをすれば肩や背中がぱきりと音を立てる。
少しこの辺りを歩いてみよう。
ここには何があるのかとパンフレットを見る。
目に付いたのは"こーるどすりーぷるーむ"
綺麗な猫が言っていた"冷凍睡眠装置"の事だ。>>125
少し怖いけれど、そこへ向けて歩を進める。
その途中、指輪を首から下げた緑髪の男性に会えただろうか。>>24 ]**
──── Nルーム ────
わ……何これ…
[ ずらりと並ぶ銀色の球体。
中が空のものが多いが、いくつか人が入っているものがある。 ]
1人は確か…アリスにゃん様…?
[ 確か綺麗な猫が言っていた。
"じんろう"に襲われて瀕死の方がいると。>>1:124
猫は確かに"アリスにゃん"と言っていた。 ]
もう1人は…何方だろう。
[ 瀕死なのか、それとも死んでいるのか。
分からないけれど、2人を前に怖がることは決してない。 ]
[
"死んだ奴隷を処理するのは同じ奴隷"
これまでに幾度となく死体を運んできた。
でも、いいものではない。
生気を失った青白い顔。
冷たい四肢。
こちらの生気まで座れてしまいそうな感覚に陥る。
時には酷い死に方をしているものもあった。
きっと、貴族にやられたのだろうけど。
その場に膝をつき手の指を絡める様にして合わせる。
膝立ちして背筋を伸ばし目を閉じれば
目の前の銀色の球体へ黙祷を捧げた。
魂が救われる様に、というおまじない。
そういえばこれは誰に教わったのだったか。
思い出せない程、遠い遠い記憶。
黙祷が終われば立ち上がりその場を後にする。
"じんろう"が恐ろしいものだという実感を得て
いくらか気が引き締まった。
そうして足は再び第2エリアへと向かうのだった。 ]**
──── 現在メイン・サロン付近 ────
[ Nルームを後にして少ししところで
綺麗な猫がやってきた。>>240
そこでまだこの船に残っている人物の名簿を受け取る。
キーロックシステムやらハッキングやらの話は
全く分からなかったが、これで少しは
"じんろう"が探しやすくなっただろうか。
その気遣いが主人からのものであったとは知る由もなく。
"ありがとうございます"と丁寧に頭を下げ
第2エリアへと歩き始める。
歩き始めて数分後だったか、声をかけられたのは。>>234
声のした方を向けば視線は私を捉えていたから
すぐに膝をつき頭を下げよう
────と した。
けれど出来なかった。 ]
[ そこにいた"彼"の姿を見た瞬間心臓が大きく脈を打って
同時に背中──の焼印──が熱を帯び始めた。 ]
────っ………?!
[ 初めての感覚。
心臓を掴まれたかのような錯覚に陥る。
あつい
あついよ
こわい
表情を歪ませぺたりとその場に座り込めば
これがどういう事を示すのかを理解する。 ]
[ 震えながら座り込んでしまった私に
"彼"はどんな顔をしたのだろうか。
きっと相手には私が奴隷だとは分からない。
普通に考えたら告げるべきだ。
けれど告げてしまったらこの船であった"幸せ"は?
もう、2度と訪れない。
あぁ、何という事だろう。
あれだけご主人に会いたいと思っていたのに。
知らないうちに私は優しい方々に甘えて、"幸せ"を知って
それを手放したくないと願ってしまうほど
貪欲になっていたらしい。
わかっていた事だ。
こんな日は長く続かない事だと。
私はただ、今まで通りに戻るだけ。
求めていた落ち着く場所に戻るだけのこと。 ]
…………私は、貴方様の奴隷です。
お告げつする事を少しでも躊躇った私を
どうか、お許し下さい…
[ 正座に直って頭を下げ、震える声で許しを乞うた。 ]*
奇妙な乗客 ヴィクトリアは、業務部 マリエッタ を投票先に選びました。
──── 回想 メイン・サロン ────
[ 怒るわけがないという彼。>>267
ほっと息を吐くといくらか肩の力は抜けただろう。 ]
……すき…?
…はい、ハナはとても綺麗です。
[ 彼の目線が胸ポケットの薔薇へと注がれる。
"すき?"という疑問の後にこちらも薔薇を見た。
この"ハナ"の香りは私の体を暖めてくれる。
優しい気持ちになれる。
そして何より、綺麗だ。
それが好きという感情であると気づけぬまま。
だから綺麗だと、そう返した。
彼がポケットに手を入れれば自然とそちらを追いかけ
出てきた芳香剤を物珍しげにじっと見つめる。 ]
それは…何ですか…?
[ 少しも目線を外す事なく口にした問いかけ。
それを見れば、少なくとも興味があることはわかるだろうか。 ]*
──── メイン・サロン付近 ────
[ 私を気遣ってくれる声にも肩へと伸びた掌にも>>292
私は気付くことができなかった。
目は開いていたとしてもその瞳は何も映していなかった。
殴られる覚悟で奴隷である事を告げたのに
"彼"は心底困惑しているだった。>>294
────何故?
私のご主人は貴方様で間違いないはずなのに。
貴方様が"望んで"奴隷と契約を交わしたのでしょう?
それとも、契約した奴隷は
主人の前に現れないのが普通なのだろうか。 ]
ゎ、私は…ヴィクトリア・シーセスターと申します…
[ 言いながら頭を上げる。
それが命令だから
血の気の引いた、青白い顔をしていただろう。
そこで初めて、"彼"が膝をついていることに気づいた。 ]
あっ……いけません…!
お膝が汚れてしまいます…!
[ 私の肩を撫でる手の優しさと温もりも本来なら無いものなのだろう。
きっと私が"奴隷らしくない"から。
奴隷のような装いをしていないから。
こんなにも優しく接してくれるのだろう。
慌てた様子で"彼"を見上げる。
いけない。これ以上気遣っていただくわけは。
この方の名声に関わるのだから。 ]
信じていただけないのでしたら……
[ 正座をしたまま器用に180度回転し手をかけたのは自分の首元。
今まで体を締め付けていた服のボタンを一つ一つ外していく。
驚かれてしまうだろうか。
止められぬよう、無礼を承知で背を向けたのだけれど。
けれど、証明する方法を他には思いつかなくて。
全て脱ぐわけではない。
主人に背中の焼印──契約奴隷の証が見えるようするりと服をはだけさせた。 ]
………これが、証拠でございます。
お会いした瞬間、この印が反応致しました。
[ これで信じてもらえるだろうか。
あぁ、しまった。
後ろ向きではご主人の事を見ることができないではないか。 ]*
/*
んんん?!
アデル様、アデル様ぁぁぁぁぁぁぁ
ありがとうございますありがとうございますありがとうございます
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