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[帰るまでに何も起こらなければいいと願い、浅い眠りについた。
立ち話をした際に、体調が良くないと言っていた管理人は、注意してみてやらないといけない。
いつもより早く目が覚めて、まずは食堂に向かった。
おそらく、管理人が朝食の支度をしているだろう]
[管理人がいない。待てどもやっては来ない。
時間は決まっていたはずだ。
数人が見てくるというので食堂で待った。
それが、判断の誤りだったとは気がついた。
慌しい声に異変を感じ、すぐに管理人の部屋へ向かった。
管理人の変わり果てた姿は、誰が見ても明らかに噂の伝染病を連想させるものだった]
……皆さん、ひとまずこの場から離れて下さい。
原因を調べて後ほどご報告します。
[人払いをした後、手袋を嵌めて遺体に近づく]
管理人は俺が調べる。
他は近づくな。
[その場に残った者がいれば、そう宣言してから眼球や咥内、指の先などを念入りに確認していった。
これは島の感染症に間違いない。
問題はそこではない。それは誰が見ても判断がつくことだ。
よほどの専門知識と視力がなければ、見分けがつかないだろう症状の違いに、徐々に血の気がひいていった**]
/* >>思い出したかのように中身記号<<
ふむ、こういう村で情報の抱え込みはよくないからな。
感染源についての話は今日は軍人のみ、明日から全体に発信しよう。船が来ないと分かって開示だな。
医学知識はあるから不安なら来なさいっていうのは今日メモでしよう。
まとめおわりで後は帰ってきたら22時までに探索だ。
[手袋を取り、手を洗いに洗面室に向かった。
昨日、食料を物色した時に食堂内を見たが、特に問題はなさそうだった。
管理人の遺体に、何かに噛まれた傷などもなかった。島内の動物が元でもなさそうだ。
周囲を見てまわろう。何か他に原因があるのかもしれない。
島の外からきた人間の中に感染源がいた。
その可能性は認めたくなかった]
菌を保有した生物が亡くなれば、感染菌の増殖は止まり、多くの菌は死滅する。
[水を流しながらそう呟き、念入りに洗い続ける。
明日帰るまでに、少しでも安心出きるように勤めなければならない]
[通信から戻ってきたファミルの報告>>114を聞き、黙って頷いた後に判明したことを伝える]
検視の結果、管理人は感染症の元となる菌の保有者ではない。
[免疫のない者が感染すれば即死、菌保有者が亡くなれば他者への感染する可能性は低いことを確認すると同時に、自身の精密検査で免疫がないとも告げた。
なるべく小さな声で、管理人室の者以外には聞かれないように]
俺が今日死んでも動揺を見せるな。
通信が不鮮明であっても明日には船が来る。今の話は他の者に言って不安を煽るんじゃない。
[すぐに船が来る、そのはずだ。
しかし、この島の歴史と惨状を見ると、万が一の場合が過ぎる]
もし急に天候が変わったなどして、明日船がこなかった場合にのみ、島にいる全員に情報を開示しようと思う。
その前に俺が発症した際は、代わりに伝えておいてくれ。
話は以上だ。
周辺の探索に行ってくる。
[そう話を打ち切ると、先に部屋を出たファミルにもう一言声をかける]
……くれぐれも、気をつけるんだぞ。
[何にとは言わず、それだけ言うと一度部屋に戻ってから宿泊所を出た*]
[伝言板のメモを見ると皆、別々の方面に散っているようだ]
近場を調べるか。
[展望台と旧炭鉱を見て回ろうと決めた。
その前に外に出るとまず、宿泊所の給水タンクに異常がないことを見た。
破損や汚れはない。
外部から何かが入ることも、入れられることもないだろう]
―展望台―
[展望台への道はかなり悪くなっていた。
朝からあんなことがあり、調子も優れず疲労が激しい。
元より肉体派ではない]
よりによってこの島か。
[潮風に吹かれながら思い出す。
珍しい感染症の症例があると、教えてもらったのがこの島のことだった。
聞いていくうちに随分と詳しくなった。
菌保有者とそうでない者の症状の違い。目視でそれが判別できるようになるとは思わなかったと、そいつは嬉しそうに言っていた。
とは言っても、この島の出来事だと気づいたのは昨日のことだ。
知っていれば来ない。
代わって欲しいと言ってきた奴のように]
……いい眺めだ。
[暫しの間、海を見ると来た道を引き返し、旧炭鉱へ向かった]
―旧炭鉱―
[旧炭鉱の中を、道を変えながら探索するも、瓦礫が崩れるだけで先へは進めなかった。
軽傷を負い、時間も経過したところで宿泊所へ戻ることにした]
結局、感染症に関しての情報はなかったな。
[明らかに危険なものは周囲に見つからなかった。
それがいいことなのか、悪いことなのか、どちらとも言えない。
明日までの時間を過ごす分にはいいだろう]
[負傷者が出た>>160と聞いてすぐに先導にしてもらい、応接室に入る]
……名前は……ユーリエだったか。
失礼します。
[すぐに近づき声をかけ、一言断りを入れてから、応急手当を確認する。
応急手当としての問題はなく、設備のない現状ではこれ以上できることはない]
的確に処置されています。
明日、船がきてすぐに病院へ行きましょう。動かずに安静にしてください。
[――これは長くない、それほど酷い状態だ。
近くで座り込んでいるは、確かローレルだ。
話を聞くに一緒に何処かへ出掛け負傷したのだろうか]
ローレルさんですね。
落ち着いたら手を貸してもらえますか。
[痛々しい声>>177に、思わず表情を崩しそうになるが、奥歯を噛み締めて堪える]
どうか気を病まずに。
我々は近くにいますから、何か欲しいものがあれば呼んで下さい。
[喋るのを止めようかと思ったが、こういう時は好きにさせた方が本人にも、周囲の人間にもいいだろうと黙って少し離れる。
頷いたローレル>>181に頷き返す]
彼女の近くについていてあげてもらえますか。
[わざわざ言う必要もなく、この様子だと離れることはないとは思うが、こうして頼むことによってローレルの気が少しでも紛れたらいい。
何か起こったら、自分のせいにしてもらっても構わない。
そういう役割だと、声には出さず自身に言い聞かせた]
[ユーリエが目を瞑り、眠りにつくのを見ると、応接室の一人掛けのソファに座り大きく息を吐く]
各自休むように。
[誰に言う訳でもなく、その場にいる人達に聞こえるように言うと、仮眠を取るために目を閉じた。
声をかけられれば目を開け、答えるだろう**]
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