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─ 平原 ─
[蜃を拘束していた土へと干渉し、強度を高める。
土気操る者にも己の干渉は伝わっているだろう>>162が、声かけ等している余裕は無い。
余計な手出しで無ければ良いがと思いながら、後を託した相手からの返事>>163を聞いて。
その言葉通り、蜃が地に倒れるまでは土気を介しての補佐を続け、そして]
…御見事。
[蜃を抑えきった彼女、過剰に在った陰気を散らせる陽気用いた朱雀神のどちらへにも感嘆を向け。
己も土気に向けていた術を解き。
平原に降り立った朱雀神からの言葉>>0には頭を垂れる所作で応えた。]
─ 平原 ─
[それから次に向かう前に休息をという運びとなるも、男は途中からは補佐に回っていた故に殆ど消耗していない。
休む必要がない為、先程の戦い振りを見るに消耗が激しいのではと気にかかる相手の姿を探すと、どうやら彼もこちらを気にかけていたようで>>16]
いえ、そちらこそ。
致命にならぬに留めて多数の相手をなさるは、余程の鍛錬無くば出来ぬ腕に御座いましょう。
[わざと瘴気を出させ囮役を買って出ていた彼の消耗は、相手を仕留めるを狙うに比べるまでも無いだろう。
金の気の結界がまだ機能しているならば、そこで休息の間気が補えるようにと己の金気を更に注ぎ強めてから]
ご挨拶が遅れました、私はバルタザールと申します。
近衛の一、孔雀の姫付きの護衛を務めております。
─ 平原 ─
[レトとクリフの名乗り>>40に、こちらも名乗りを返し頭を垂れる。
レトから玄武神妃である先の孔雀の名が出たなら、彼女の代から御仕えしているとも補足を加えた。
それから、クリフへと顔を向けて]
共に目的を同じとする者同士、借りるなどとは思われますな。
必要とされる方が用いられるに、遠慮などは不要にございますよ。
[話し振りに、クリフがまだ実践の経験が浅いことを察し。
助力の礼は受け取りつつ、微かな笑みを返した後彼にも必要なら維持している結界での休息を勧めた]
─ 平原 ─
[それから男は手当ての必要な者の補佐に回り。
最中術を用いた所で、マリエッタ>>25に金の気を察知されることはあったろうか。
己の居所を見つけたカサンドラからの声>>26に、男は一旦補佐から離れて彼女に向き直った]
カサンドラ殿も、お元気そうで。
先の戦い振り、実に御見事でした。
しかし、休んでいなくてよろしいのですか。
あれだけの立ち回りを演じられては、流石にお疲れに御座いましょう。
[彼女が武芸に秀でた一族の一員ということは知っているが、それでも気遣うのは性分故。
相克の気である己とはあまり近くに居らぬ方が良いと、早々に傍を離れるようにと休息の補佐に戻った]
― 渇きの渓流 ―
…これは…
[平原を離れ、踏み込んだ渓谷を進むに連れ感じる違和感に眉を寄せる。
陰気はともかく、山火事なども見当たらぬのに不自然に火の気が高まっている。
道行く先、開けた光景に寄せていた眉は更に強くなった。
火気が強く集うこの場では、己の力を充分に発揮することは難しい。
せめて土気が強ければ先程のように結界を用いることも出来ようが、と過ぎったところで聞こえた声>>31に顔を向けて]
そうして頂ければ、確かに助かります。
土気を介し、金の気補う結界を張れます故。
[とは言え、即座に出来る事でもない。
今はともかく現状のまま対処するしかないと、気を通さぬ木矢を取り弓に番えた]
― 渇きの渓流 ―
思ったより、きついな。
[四翼の内の一対を纏めて射抜き、、落とす狙いで放った矢だったのだが。
射抜けたのは一翼のみで、飛ぶに支障与えることは出来なかった。
満ちる火気は己とは相性が悪く、己の気が飲まれてしまいそうな感覚に眉を寄せる。
気を用いても用いなくても己の消耗は大きそうだと、今の一矢で判じ]
…なれば、抑える意味は無い、か。
[どうせ消耗するならば、使って消費する方が得策だ、と。
矢を刺したままの鳴蛇へ再度視線を向けると、今度は鉄矢に手をかけた]
― 渇きの渓流 ―
[放った矢は二翼を纏めて射抜き、均衡を失い落ちる鳴蛇へと更に矢を放ち息の根を止める。
やはり消耗は激しいが、己の金気を強めることで火気に飲まれぬ利の方が大きいようだ]
…とは言え、長くは保たぬな。
せめて補い合うことが出来れば良いのだが。
[言いながら周囲に視線を巡らせるのは、マリエッタの土の気を借りることが出来るかの確認と。
先の平原で言葉を交わしたクリフ>>51に助力を願えるか、という思惑で、だが。
二人の姿を見止めることは出来たかどうか**]
― 渇きの渓流 ―
[二人の姿は探すまでも無かった。
クリフはこちらに気付くやいなや、こちらに駆け寄ってきてくれて>>74]
えぇ。
空に居る者は私が落します故、地に在る者はお任せします。
[視線は前に見据えたまま、己が背を守るように立っているだろう彼に応じ。
その間にも幾つも作り上げられる土山から視線を動かせば、鳴蛇に拳振るう少女を見つけた>>84。]
有り難い。
これで結界が張れる。
[言いながら、鉄の矢を番えると土山へと向けて放ち]
― 渇きの渓流 ―
[矢は鳴蛇を射抜いても放った勢いをそのままに保ち土山へと突き刺さる。
その矢を媒介に、土山へと己の力を通してこの地の金気に馴染ませて。]
───まずは、一矢。
[過剰な火気は、己にもそうだが水気・木気の主にも負担となろう。
土気を利用し金気を増せばそこから水を生み、木も生気を得られるはずだ。]
よろしくと言われた以上、応えねばな。
[先の平原にて、疲れている所をそれでも来てくれた彼女の言葉>>69に報いる為にも、と。
男は更に、番えた矢を土山へと向けた]
[己の背後、クリフもまた土気を利用し上手く戦っている気配を感じて微か口端が上がる。
実戦浅いだろう彼だけでなく、己にとってもこの共闘は良い経験となるだろう。]
───かかった。
[土山に刺さると同時、その内に込めた気を放つ矢が誘蛾灯のように鳴蛇をおびき寄せるを見て、呟きを一つ落した。]
[番えた矢、全てに気を通して射ち放った。
狙いはすべからく、己の撒き餌に寄ってきた得物を貫いて]
暫くそこで、大人しくしているが良い。
[翼を土山へと縫いつけ、身動きの取れなくなったものたちへと言葉を落すも、男の視線は既に他へと移っていった]
[目に見える土山、その全てに矢を射抜き己の気を馴染ませる。
それを成し得たのは、朱雀神・蒼龍神が同方向へと視線を向けた>>92>>96と前後する程度の差]
…クリフ殿、暫しの間助力できぬことお許しを。
[背に向けて、術に集中する旨を伝え、謝罪する。
程なくクリフにも、男が発する金気が急に濃く増したことが伝わろう]
金気 増強
[土気を借りて、この地の金気を高めようと術を紡ぐ。
平原で張った結界のように、けれどあれよりも広い範囲でレトの力にもなれるだろう。
この大きさの術は己の力のみではない故に出来ること、それでも然程長くは持たせられそうも無く]
早く決着をつけねばきついな。
[先に居た蜃のように、ここにも何らかの主が居るだろう。
そろそろそれを引きずり出せていないかと、視線を周囲へと向けた**]
[後方からの声>>101>>102に視線を向けることは無く、頷きで同意を返す。
得物からして違うのだから、戦い方もそれぞれ異なるのは自然の道理。
そして、任せると言った通り、男は背後からの声>>106にも振り向く事は無かった。
それは好機を逃して術のしくじりを避けたいのもあったが、何よりクリフに信を置いたが故。
最初から助力をあてにする幼さなど、彼はもう卒業しているだろう、と。
術に集中している己に、後方で何が起きたかなど知る術はないが、続き聞こえた呟き>>113に微か、笑みを浮かべ。
己が術の起動が無事に整ったは、それから程無く]
──感謝します、クリフ殿。
これでこの地の金気、暫し御すことが出来ましょう。
[背後、護りきってくれた彼に、任せると頼んだ後初めて振り向き礼を述べたものの。
のんびりと言葉を交わす暇もなく、大気ごと焼き尽くすような陽気>>115に引かれたか同胞がこれ以上減るを抑える為か。
現れた巨体に対して告げられた宣>>116と、提示された案>>118が男の耳にも届いた]
[この場にて一番力を発揮できる神将を見れば、クリフも同じ考えらしく>>121。
動き出したレト>>122と視線交わした彼>>123にこちらも頷きを向けた]
私がこちらにて金の気の制御を致します。
ですのでクリフ殿は、心置きなく力揮われますよう。
[火気の強いこの地、土気を用いて金気増すことで水気生むだけでなく使った土気から火気の勢いも弱められよう。
だが、水気が増さぬ限り相剋にある木気にとってはより消耗が増す可能性は高いだろう。
金気が劣らぬように、けれど過剰にもならぬように。
作り上げた広範囲の結界を維持し、制御することで巨大な鳴蛇の討伐をする補佐となろうと]
──姫も、玄武神のおかげで変わられたのですよ。
[平原でレトと交わした会話を、思い返す。
笑いながら、先の孔雀の姫のことを話す彼>>57に返した己の表情。
彼のような明るい笑みを浮かべることは、出来なかった]
護衛として御仕えはしておりましたが。
玄武神にお会いした後の姫の変わり様は、目を瞠るものが御座いました故。
[男が己の在り様に気付いたのも、その時だ。
それまでは孔雀という役職に仕えていただけで、喜びだけでなく、迷い悩み、悲しむこともある相手なのだと、解っていなかったことに]
恐らくでは、ありますが。
姫は、玄武神のおかげで、”孔雀”から羽ばたけたのだろうと思います。
[もっと早く気付けていたならば、彼の姫が歌われなどと言われ続けることも無かっただろうかとは、今更考えても仕方ない。
代わり、この後悔は今代の姫には引き摺らぬように、と。
気付かせてくれた玄武神への感謝、その妻たる姫への気遣い至らなかった謝罪をこめながら言葉を返した相手。
彼が、蒼龍神の齎した木気>>126に紛れて動き出す>>127のを見ながら、微か息を落とし、凝らす。]
…貴方にもしもがあっても、姫は悲しみましょう。
ですから──お頼み申します。
[信じて任せるが、無茶はするな、と。
願う呟きは、レトを補佐する為に動かんとするクリフにも届いたか。
どちらにせよ、男は金の気を御するため、意識を術へと集中し直した**]
近衛官 バルタザールは、書の織り手 カサンドラ を投票先に選びました。
[己が頼みは、レトのみでなく近く在ったクリフ>>144にも確り届けられた様。
桃色の花弁が放つ木気に紛れ動きだした神将の補佐の為離れる彼に、目線のみで礼を向けて見送ると男は宣言通り金の気の均衡を保つに集中した。
自然、場の全体に目を配る形となれば、花弁を食らい火気増した鳴蛇が術主へと牙向く様>>143も見え]
…蒼龍神も、遣り辛かろうな。
[強き木気故に、場を満ちる火気や金気に飲まれる事は有り得ぬだろうが。
強き故に、下手に触れて不利を招くを避けねばならないのだろうとも解る。
そして、蒼龍神ですら遣り辛いのならば、木気用いる者の厳しさはどれ程か、とも]
カサンドラ殿──…
[彼女とて一廉の士。大丈夫か、とは紡がない。
ただ、金気をより正確に、御して過剰となるを抑えるに専念して状況の打破を待った]
[文字通り、状況はレト達の手により打ち破かれた。
離れて取り巻く土気に、火気へと取り込まれぬ強き木気。
それらも己が助けとして高まる水気、支える金気が巨体を打ち倒す。
先の平原での蜃と同じく生じた陰気は、やはり朱雀神の陽気によって均されて]
─── 散
御見事に、御座いました。
[偏っていた火気も、これで緩やかに戻りを見せるだろう。
金気の結界はもう不要だと、術を解いてからレト達へと賛辞の声を向けた**]
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