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[聖前は急かすことなく、此方を見つめてくる。
彼への焦がれる想いを抱きながら。まるで「待て」を言い渡された犬のように、じっと待っていれば。
差し伸ばされた手に微笑んで――自らその手を、しっかりと掴んだ。]
甘やかすと、片時も離れなくなるぞ?
[試した自分が愚かだった。
追って来ない者はそれまでだと、割り切る事はなく。
彼はこうして自ら意志で傍まで来て、手を差し伸べてくれる。
互いの掌から伝わる温度は、それだけで。言葉以上のものを伝えてくれている気がした。]
/*
ツイッターで、京都とか奈良とかの呟きを落としたいけれど、
村にいるのがバレるからじっと我慢。
大仏プリン、久々に食べたいなあ…地酒味ー!!
瓶詰めだからかちょっとお高いですけど、美味しいですよ。
/*
天倉くんは篤史よりも大人っぽい印象が強いから、
こんな風に>>370笑ったら可愛らしさが倍率ドン、さらにドンとなる。
この辺りは見習いたいな…どうしてもチョコチョコ動く系な、
そういう方面の可愛らしさを描いてしまいがちだからのう。
/*
ゐざさは園部くんとこと被ってしまうので
描写は軽くしておいて、大仏プリンに重きを置こうか。
―東大寺前夢風ひろば―
だろ?
小さいのと大きいのとがまずあって、大和茶・レアチーズ・
地酒…と色々あるわけだ。
[男二人が並んでの、ジェスチャーを交えてのプリントーク>>377は
通り過ぎる人々から見ると、どのように映っていただろう。
そうしてやって来た東大寺前。
篤史達が訪れるより先に、別の生徒が訪れていたらしい
店へと足を運ぶ。
色々と目を引く店はあったが、財布の都合を考えると
この「ゐざさ」が丁度良い所に思えた。]
―――…「よしの」をひとつ。
[席に着くなり、三輪にゅうめん・名産寿司9貫のセットに
すぐさま目を付けて注文。
本来なら、其処にてんぷらも付けたい気持ちだが、堪えた。]
そういやー…さっき、離れなくなるって言ったなあ。
[同様に席に着いたか、天倉の姿を見上げて笑う。]
去年会った時から付かず離れずだもんなあ。
委員会でも同じ受付になることもないし。
[温かな茶を口に運んで、ふと小さな息を吐き出し]
……いいと思う。傍に居たら、俺がほっとするし。
[何故かそこだけは、視線を逸らせて零した。]
/*
あんまりとんとんと先に行き過ぎてもあれだけれど、
3日目行かなくちゃだものな…天倉くんの次の反応を待ってから、
巻いていこう。
それにしても皆さんの秘話が楽しみです、うずうずそわそわ。
…え?
[おもむろに話を切り出してきた聖前に、ふと見れば。
まったりとお茶を味わいながら、しみじみと零す言葉に。今度はこっちが赤くなる。]
あーうん……。
…いい……、うん。
[彼の言うとおり、委員会でもなぜか担当がすれ違ったばかりいて。
狙っているわけではないのに、奇妙な距離感があった。
それを今、目の前で「ほっとする」とまで言われるなんて。
正直、嬉しいを通り越して身体が熱くなる。]
俺もお前と…ずっといたい…。
卒業しても、いつまでも一緒に――いたい…。
[高校生を追えたその先、ずっと遠い未来までも、共にありたいと言う望みを口にする。]
あ、そうか。
プリンでも地酒はダメか…。
それもまた次までお預けだな、よしよし覚えておこう。
他の皆も、また来るんかな?
如何考えても周り切れないだろ。
[思うのはクラスメイトや、同じ委員会の顔ぶれ。
奈良公園以降、遠目に見かける事はあるが、皆楽しんで
いるだろうか。
ぼんやりと思っていると、京都の時と同様上品な出汁の香りを
漂わせるにゅうめんが運ばれ、寿司もやってくれば
意識は時折其方を向く。
天倉の料理も運ばれて来るのを待ち、食べるのは共に。
葉に包まれた寿司を珍しそうにしつつも一口で食べると、
酷く勿体無い事をしたと次からは少しずつ食べてみたりと
反応は良い。風味は申し分なさそうだ。]
今度は大学決まったら、かな。
卒業旅行とか?
[にゅうめんは実のところ、スーパーで売っているものと
然程変わりないのではと思っていたが、何から何まで違い過ぎて
どうにかして土産として持って帰れないかと悩んだ程だ。
柔らか過ぎず、崩れない。理想の素麺と出会ったと
天倉に感想を述べながら食べ続けていた。*]
―――…じゃあ、一緒に住む?
[所謂シェアハウスというやつだ。
大学生活にもよるが、一人暮らしをした方が都合が良い事も
あるだろうからと思案している部分もあった。
ただ、この何気ない一言が、天倉の耳にはどう届いただろう?]
―旅館へ―
[口の中にはてんぷらの風味の名残。>>412
いるかと言われて断る篤史ではなく、大喜びで軽い風味を
味わった。
そして片手にはこれまた大きな瓶。
持てばずしりと響く、そんな大きさの……瓶入りのプリン。]
食う?
[スプーンを入れたまま差し出す瓶の中身は、3分の1程減っている。
変わった風味のプリンは二人で分けるには少々高く、無難に
普通のプリン(大)を買って食べ歩いていた。
尚、空いた瓶は旅館で洗い、乾かした後に水色の金平糖を
入れる容器にしたとか。*]
ぶっ…い、一緒…!?
[聖前は突然何を言い出すのか。
彼の大胆な発言に、思わず煮麺を喉に詰まらせそうになり。慌ててお茶で流し込む。]
それって……
[意味が分かってるのだろうか。
好きな相手と2人きりでの暮らし――言い換えるなら、新婚生活と言ってもいい。
それをあえて口に出してくると言うことは……、]
プロポーズ…?
[かなり真剣に受け取って、真顔で聖前を見る事になる。]
―食事中の話―
あぁ、うんそう、一緒。
一人暮らしだと大変だし、それなら二人のが……
[どうも天倉の反応がおかしい。
篤史の言葉が足りなさ過ぎたのも大きな要因となっているが、
彼が篤史に対して抱いている感情を加えるのを忘れていた。]
ぶふっ
[出汁を味わっている時でなくて本当に良かった。
カマボコの欠片が少し飛んだだけで、被害は最小限に
食い止められたが…何を言い出すのかと思えば、そんなこと。]
シェアハウスって意味で言ったんだけどな!
ま、まあ確かにやってる事ってのはそうなるの…かな?
[何処までを本気で考えているのだろうか。
結婚までかそうなのか、と篤史もまた真剣な眼差しで
天倉を見つめ返した。]
―プリン男子が歩く道―
な、美味いよな!
こういう素朴な味って好きだ。
[スプーンが返されると、再び大きなプリンを口に運び出す。
流石は「肝っ玉母さんの味」と書かれる、シンプルで優しい
風味。飽きが来ない。]
そういえば、天倉は何味買ったんだっけ…古代米のどれかか。
[お返しにとばかりに>>430二周り程小さな瓶に入ったプリンを
覗き込む。黒い点がそこかしこに見える様はまるでバニラ
ビーンズを散りばめたかのようだが、このプリンの原材料は米だ。]
ふむ……意外とあっさりしてて美味いな、これ。
通販とかやってるみたいだから、今度取り寄せよう。
[何事も無かったかのように天倉が使ったスプーンで
プリンを食べていたが、始めの内はそれが何を表すものかまでは
意識が追いついて居なかったが、理解出来るようになると
じわりと頬に赤みが差した。**]
/*
ちょっとゆすらさんが来られるまで待機と思ってたけど、
今日エピ入りやんね…!
ちょっとガチンと確定させてしまうかも知れないけれど、
ある程度までは進めておかないといかんちゃなので
21時から動こう。
後でお詫びしなくちゃ。
―3日目の朝―
……どうしたものかな、これは。
[苦笑と溜息混じりに零れた言葉は、現状ただこれだけ。
横に居るのは天倉で、この修学旅行では良く見かけられた
組み合わせだろうが、それにしては妙に互いの距離が近い。
足元を見ると、その不自然さの原因が解って頂けるだろうか。
何故か天倉の左足首から下の側面と、篤史の右足首から下の
側面とが瞬間接着剤で貼り合せたかのようにへばりついて
しまっているのだ。]
[しかし、態々どうしてこうなってしまったのかの説明が
必要だろう。少々遡って追うこととする。]
―足が付く少し前の話―
今日はお前ら何処寄るの?俺は奈良の寺院関係を回ってから
京都に行くつもりだけど、行ってないとこある?
[そんな何気ない会話から始まった3日目の朝。
修学旅行最終日は、何から何まで自由。最終的に15時に京都へ
集まれれば良いらしい。>>238]
……あ。
いけね、俺しおりを天倉に預けたままだったわ。
お前ら真っ直ぐ京都なの?勿体無いなー。
俺も早い目にそっち行って、清水見てから集合したい。
[夕べ旅館に辿り着いた時点で天倉とは一時分かれる事となったが、
互いに初日参拝した場所の情報や感想などを見せ合おう、と
しおりを交換していた。
同じ班の男子達には「これからのしおり作成に使える資料に
なるかも知れないから」と、尤もらしい説明を付け足しておいた。
こうしておけば珍しがって群がる事も避けられる寸法だ。]
何か感想あったらよろしくー。
[さて、その内容は別に見られても恥ずかしいものではない、
と思っていたのだが一箇所だけ…見方によって限りなく
恥ずかしいものがある事には、篤史は気付かないままだった。
……その箇所とは、下鴨神社の縁結びに関する部分だ。]
[尚、篤史の初日のメモ欄には
「下鴨神社の縁結びのお参りで天倉の事を祈って来た!」
と走り書きされている。
これが天倉の何かに拍車を掛ける事になるのかも知れない。]
[男子達に、しおりを返して貰ってくると告げて天倉の元に
向かったのだが、やはりというか何というか「見方によっては
限りなく恥ずかしいもの」の部分で反応を返され、ガツンと
彼の左足を横蹴りにしたら―――というわけだ。]
ズボンと靴下と靴脱いだら離れないかなー。
[秋空の下、観光地でパンツ一丁になる男二人の姿など完全に
目の毒にしかならないだろう。]
それよりも、これ何の罰ゲームだ。
紐が無くても二人三脚出来ますってか?
これじゃあまだ女風呂の前でクラスと名前を叫んでた方が
安心安全だったぞ。
いや別に二人三脚自体は良いんだけど、何か恥ずかしい。
なんで意味も無く二人三脚してるのかって思われるだろ…。
[恥ずかしがる部分はそこで良いのか。]
何か二人三脚してもおかしくない理由があれば―――…
[天倉からも何かしらの案は出ただろうか、しばらくの間
奈良の空の下で足を押しては引いてを繰り返していると、
通り過ぎて行く人の姿の中から一人の僧が二人の元へと
歩み寄って来た。]
え、これ呪いなんだ…?
ってちょっと待ってよ、原因が解っているならついでに
何とかして欲しいんですけど!
[次から次へと理解の範疇を超える話を聞かされ、>>#1
軽く混乱した所で僧が立ち去ろうとするものだから、
引き止めようとしたが]
……はあ、呪いが溢れてる?
俺達みたいなのが他にも居るのかな、そりゃたまらん。
[どうも忙しいようなので、仕方なく人の流れに消えて行く
姿を見送った。
二人の元に残ったのは、呪いの解き方とそれぞれの五行属性。]
/*
ちょっと息継ぎタイム。
一人で進め過ぎてもなんだかななので、22時10分くらいまで
一旦停止。
その間に今回のお名前のなぜなにでも…。
天倉くんが、「ヴェルナー」という名前の意味から
付けたとのことでしたので、わたしもそれに沿って
ダーフィト→聖ダビデ・親愛なる人
と、調べた結果を並べて聖と前向きな奴っぽくということで聖前。
親愛なる人から意味の近い「人情に篤い」と図書委員に
関連した「史」をくっつけて、篤史となりました。
……俺が金で、天倉が水って言われましても。
ちょっと待ってなー、調べる。
なんか方角とか四神獣とかそういうので表されてたよな。
古代米プリンとかでも良いならいくらでも買うのにな。
[ちなみに先日天倉が食べていたプリンは青龍という名の
古代米プリンだ。おひとつ620円。]
考えれば考える程わからんな!
一気に大きな加護を狙おうとすると難しくなるなぁ。
無難に方角や色で見た方がいいのかね。
[スマホを弄りながらブツブツと呟いて、何処に行けば
良いのやらと情報を探る。
頑張れ歴史好き、何かしらのキーワードを見つけ出せ。]
金と言えば商も表しててなあ、商売繁盛のご神徳が
あるということで、毘沙門天を奉ってる所はあるにはあるけど。
天倉、お前の意見が聞きたい。
[移動は全て二人三脚、出来れば歩く距離は短い方が良いと
考えながら天倉を見上げた。]
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