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―翌朝・自宅―
[翌朝、目が覚める。折角昨夜は気持ちよく酔えたのに目覚めが悪い。朝食を作りながらヤコブのせいだと心の中で怒った。
しかしヤコブの肝心の言葉に心当たりが無かった。触れるな、と彼は言った。
昨夜の酒盛りでは食べ物で頬をいっぱいにするヨアヒムがまるで小動物のようで可愛かった。適度に酔いの回ってた自分はオットーは欲望に駆られるままにヨアヒムのほっぺを指でぷにぷにしたかもしれない。
でも、その事ではないよなあ…。と其処まで考えて後は思考を放棄した。**]
[考えるのは止めだ止め、とオットーは頭を振る。
(>>54)それよりもヨアヒムだ。昨夜のヨアヒムは様子がちょっと変だった。
「座っても良い?」と訊かれた時にもちろん自分は無碍にせずに隣にする事を許した。可愛かったからヨアヒムの頬をつんつんと突いたりしたけれど、ヨアヒムの口数は普段より少なかったし、ヨアヒムとゲルトの間に流れる空気は微妙だった。
(>>55)ゲルトもゲルトで妙にハイテンションだったし。「僕ら仲良し」と既知の事実に「お前等が仲良しなのは知ってる」と真顔で返事してしまった。
(ふたりの間に何があったのかオットーは知る筈なく。もし蝶よ花よと甘やかしたヨアヒムに手を出した'×)手を出された(○)と知ったら娘を嫁に出す気持ちになったんだろうか。)
自分にとってヨアヒムは可愛い弟の存在だから何か困ってる事があったら相談に乗ってやりたいけれど…、無理には聞けないよなあと溜息をついた。
ふたりが喧嘩をしてるなら仲直りをしてくれると良いと祈って。]
/*
悪いお兄さんにってディタのつもりではなくアルビンのつもりだったけれど誤解されたのかな?
ディタが好きなので遊んでもらえるのは嬉しい。でも、アルビンとディタのが会うの遅くなっちゃったし…。
でもヤコアルが見れて幸せだな。
と、思っていたら。あれってそういう意味で良いのかな?
ヤコアルは止めないでくれ。
ヤコブの別の一面も見たいんだ。お願いだから止めないでくれ。
[木の枝や葉を使って隠してあるが血の後を一掃する事は出来ない。むせ返る血の匂いに顔が険しくなる。
哀れな犠牲者は羊だった事が何とか分かった。カタリナのとこの羊かと忌々しく呟けば、彼女がこくこくと頷いた。]
これは…狼の…。
いや、人狼の仕業か?
[狼の、いや今村で流れている噂の 人狼 だろうか?
そう言ってヨアヒムを窺う様に見る。]
知らせないと。村役場と…、
それに皆が居る宿屋に…。
[(>>132)ヨアヒムがバレバレの嘘を吐く。そういう所も可愛いと思うけれども、それで騙せると思っているのか。
とはいえ其れがヨアヒムが話したくない要すならばこれ以降も深くは追及しようとしない。]
そんな器用な真似をする狼は居ない、なあ…。
人狼が…、人狼が居るんだな。
[向った牧場。…明らかに人の手によって隠されたそれ。無惨な羊の遺体は人の仕業にも思えず。
ヨアヒムの問いに首を振った。
ヨアヒムが震えているのに気が付いていて慰める様に肩を抱いた。心無しかオットーの顔も青ざめている。
落ち着く様にヨアヒムを宥めた後に自分は村役場へと行くと告げた。*]
/*
そうだ、ヨアヒム。
ゲルトの後を追いかけてくれ……!(;;)
余計なお節介をせずに済んで良かったかなー。
ごめん、もうヨアヒムもおとなだもんね。ゲルヨアが幸せになります様にってお願いしておこう。
/*
余計なお節介を焼いてごめんな(;;)
ゲルヨアファンクラブ会員1号は正座して応援してるよ。
きのーのキャラメルのちゅーと言い可愛過ぎだろ。
めりーさんのひつじを歌ってるゲルトもどうなの。
ーエルナの自宅ー
[村役場に行くと其処から1番近場の親しい人物の家に行く。
昨夜エルナも宿に泊まっていなかった筈だ。それに昨日彼が言っていた事も気に掛かっていた。
急いだ様子で戸を叩く。彼は自宅にいただろうか。]
―→宿屋―
[ノックをしても返事は無かった。どうやら出掛けてしまっているらしかった。
あの人は言っていた。わたしたちはね赤い聲が聞こえるの。同胞達には赤い世界が見えるのよ、と。
(>>1:199) 近頃寝付きが悪い。視界が段々赤くなっていく。と言っていたのは―、いつもパンを買っていってくれているエルナはまさか…なんて嫌な想像が頭をよぎる。
頭を振って他の知人のもとへと向った。その途中で早くも村人達が羊が食い殺された話しをしていた。
そうして暫く街を周った後に。既にヨアヒムが皆に報告している筈だが友人達が集まっているかもしれないと思って宿屋に行く事にした。皆の顔を見て安心したかった。**]
― →宿屋―
[(>>219)宿に着く前にヤコブに出くわした。今朝起きたばかりの時は今日はヤコブと会いたくないなあと思っていたものの今となっては別だ。ヤコブの顔にあからさまに安心した顔をする。]
うん…。今朝、ヨアヒムと一緒にね。さっきまでエルナや…、他の知人の所へこの事を教えに行かないとと思って。
ヤコブは今までどこへ?
[ヨアヒムと共に見た光景を思い出して苦笑いをする。血を見るのは苦手だ。ヨアヒムが一緒だったから気丈に振る舞ってみせたものの羊の無惨な死体に目眩と吐き気が襲って来てくらりとした。
過去にも似た様な光景を見た事が何度経験したって慣れない。]
[(>>243)エルナには会っていないと聞いて眉を顰めた。一瞬では会ったが嫌な想像が頭を過ぎていった。]
うん、僕は大して……。
そっか、ヤコブもまだエルナは見てないのか。他の皆も気になるし、宿屋に早く戻ろうか。
[再度労いの言葉を貰うとそんな大した事でもないと言うように軽く首を振る。
皆の顔を見て安心したいから宿屋へ向ける足が速くなる。ヨアヒムの前では必死に虚勢を張っていたものの、矢張り辛いには変わりないし、宿屋へ行って休憩を取りたいのもあった。嫌な想像と共に先程の光景を思い出して血が引くのが分かる。]
ヨアヒムは……、大丈夫かな。
[(>>142)自分がまだ体調が良くないことから懸念はヨアヒムへと。別れる前に見たヨアヒムはしっかりとしていた印象を受けたけれど、ついつい自分達の弟の事を考えてしまって。
ぽつりと、ヨアヒムの名前を呼んだ。]
[ヨアヒムの名前を出すとヤコブが突然きょろきょろと辺りを見渡した。何事だろうと不思議そうにヤコブを見て、顰めた声で告げられた話しに戸惑いの声をあげる。]
え…、喧嘩ではなく、気まずいこと?
ああうん。昨夜のゲルトとヨアヒムの様子が変な事には気が付いていたよ。喧嘩でもしたのかなと思っていたんだけどな。何があったんだろう。
[誰にも言うなよと言われて縦に首を振った。
二人はお互い相手を嫌っていると思えないからという言葉にも頷いて。]
…ヨアヒムがゲルトを、ゲルトがヨアヒムを、嫌ってるなんてあり得ないよ。
だって2人は仲が良いのはヤコブも知ってるだろ。むしろ2人はお互いのことを好きだと思ってるだろうよ。
うん、…元通りに…なってくれたら。
でも本当に何があったんだろう。
[気になっている事。自分自身の事も含まれているならばエルナの事が頭に引っ掛かっている。
ヤコブにエルナの話しをしようとして口を開くが言葉が出て来ない。
けれどもそれはエルナに悪いと思う気持ちよりも、アノ人の同朋かもしれない人狼を危険に晒してしまっても良いのかと。……オットーは頭を振った。傍目からは何に頭を悩ませたのかは分からないだろう。]
昨日、エルナが気になる事を…。視界が赤く見える…とか、そんな事を。
人狼は赤い聲と赤い視界が見えるんだって。人狼について書かれた文献でそう書いてあって。
[嘘だ。図書館にあった文献にそんな事は書かれていない。
全て人から聞いた話しだ。]
…。…もしかして、とか、考えてしまって。
[エルナが人狼であって欲しくないという思いから語尾はたどたどしくなる。
気になる事と聞いて実はもうひとつ思い起こされるものがあった。昨夜のヤコブの言ってた事について訊いてみたかったけれど、そんな場合ではないだろう。]
[(>>249)もし相談したいなら、ヨアヒムはオットー頼りにしているから、今朝会ったときに何か打ち明けている筈…。そうだろうか。
自分の知らない一面を隠し持ったヤコブの姿を見て少し不安になっていた。自分にだって大切な彼等に話せない事は山ほどあると言うのに。]
…うん。
[(>>124)今朝も様子の可笑しかったヨアヒム。もしかして元気が無いのはゲルトのせいじゃないのかと思っていた。無理に聞いて良いもんじゃないと分かっていながら、ついついどうかしたかと訊いてしまった。
何かと世話を焼きたいと思うし彼に何かあったら心配し相談に乗ってやりたいと思う癖がついてしまっている。]
僕はヨアヒムの事が大切で…、
彼奴って良く泣いてただろ。もし僕達の知らない所で泣いてたりすんじゃないかって心配で嫌なんだ。
[ヨアヒムが大事だと呟く声はか細い。オットーにしては珍しく素直だった。
ふたりの事を大切にする想いは常にあってもだ。面と向ってその気持ちを口にしたのは初めてに近かった。]
[ヤコブの言う様に、以前と同じようにヨアヒムは自分の事を頼りにしてくれると良い。
けれども、彼奴だって何時までも子どもじゃないんだから。自分の目を真直ぐに見据えたヨアヒムを見て理解した事もあった。もし相談が必要になったら話してくれると信じて。
きっとこれからは、ヨアヒムのことは何にでも心配すんじゃなくて、自分は彼奴をもっと信用するべきなのだろう。]
そうだな。彼奴が相談を必要としたら僕達に話してくれるよね。
それまでは僕達から何か言うのは予想。僕らがいなくてもヨアヒムひとりでもやっていけるって信用しなきゃな。
[もし彼が困ってこちらに助けを求める事があったらそのときは。
そう思い改めて、ヤコブの意見に同意した。]
[ヤコブの言う様に、以前と同じようにヨアヒムは自分の事を頼りにしてくれると良い。
けれども、彼奴だって何時までも子どもじゃないんだから。自分の目を真直ぐに見据えたヨアヒムを見て理解した事もあった。もし相談が必要になったら話してくれると信じて。
きっとこれからは、ヨアヒムのことは何にでも心配すんじゃなくて、自分は彼奴をもっと信用するべきなのだろう。]
そうだな。彼奴が相談を必要としたら僕達に話してくれるよね。
それまでは僕達から何か言うのは止そう。
僕らがいなくてもヨアヒムひとりでもやっていけるって信用しなきゃな。
[もし彼が困ってこちらに助けを求める事があったらそのときは。
そう思い改めて、ヤコブの意見に同意した。]
[(>>262)(>>263)(>>264)ヤコブの意見に耳を傾ける。ヤコブの意見に同調する様に相槌を打つ。]
うん。その可能性も考えたんだけど…。
自分が……だと分かる情報を簡単に話すだろうかって。
[ただ、と言葉を切る。
エルナは(>>1:199)「まぁ自分でもよく分かって無くて、何ともしようがないんだがなー。」と言っていた。其処から自分の能力に自覚が無いという事が汲取れて。]
ただ、エルナは、自分の自身の事なのに赤い視界が良く分からないと言ってたんだ。
人狼には生まれつき人狼だけではなくて、途中で自覚を持ち出すものが居るんだって。もしも彼にその自覚がなかったとしたら…。
仲間のフォローが無くて間違って漏らしちゃったのかもしれない。
[それでも疑問は残る。ヤコブの言う様に人狼だとばれれば処刑は免れないだろう。
ならば、人狼だと知っている者を消す選択だって出来た筈で。]
その場合でも、…羊が襲撃された今。…僕が生きてるのは可笑しいんだけどね。
なんて、憶測で話してても酷い話しだ。ただの思い過ごしかも。
うん、話しを聞きにいこう。
→宿屋
/*
幼なじみが大好き過ぎるよ!!
ヤコヨアオトこの3人で幼なじみ出来て良かった。ヨアヒムには幸せになって欲しい。ゲルヨアいつまでも幸せにね。幸せになってね。しかしヨアヒムにとっては失礼な話しかもしれないがヨアヒムとオットーは似過ぎてて何だか。
ヨアヒムは幸せになってね。
あと1時間しかない。
オットーはパン作りの修行の為に一時だけ村を離れた事があった。
修行の為に過した村でオットーはある人狼に出会う。
残酷なのに優しくて美しかった人狼にオットーは狂った。
ただ彼と過した時間はとても短い。
どうしても街から離れないといけない理由が出来てしまったのだ。
オットーは人狼を生かす為にオットーは尽くした。
そしてそれが無理となると人狼に縋った。自分を身代わりにして去らないでくれ。それが無理と言うなら置いていかないでくれ。それが出来ないと言うなら自分を残さず食べてほしいと乞いた。
けれど人狼は全てを断ってオットーを残して立ち去った。
「オットーにはわたしの分まで生きてもらわなきゃ。
生きて、幸せになってね。」
暑い夏の出来事だった。
あの恋を夏の暑さのせいに出来ないでいる。
何時までも捕われていて。
次は上手くやろうと人狼騒動について調べた。彼が会いに来てくれるのではないかと期待した。
何処かで死んでしまっているのではないかと不安だった。
大好きな幼なじみと一緒に居てもだ。
人狼を助けるという事は大切な人達を傷付けると分かっていても。
彼と過した日々を悪夢だったのだと思えないでいる。
[村で生まれ村で育ったオットーだったが、パン作りの修行の為に一時だけ村を離れた事があった。修行の為に過したその村でオットーはある人狼に出会い恋に落ちた。彼と離れるぐらいなら死んでしまいたいと思っていた。
けれども、その人狼と別れてオットーが街から村へと帰ってきた時。ヤコブの顔を見て生きていて良かったと思えたんだった。
大切な幼なじみ。素直に思いを口に出来ない自分の気持ちを汲取って大事に優しく扱ってくれる。甘えていると思うけれどもヤコブの優しさは有り難かった。
もしも、自分がした馬鹿な事を話したらどう思われるだろうか。素直に話して楽になってしまいたいようで今度こそ拒まれてしまうんじゃないかと凄く怖い。ヤコブの全てを自分は知っている訳ではない。
でも、僕はヤコブの事を。]
ヤコブ、有り難うな。
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