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………。
[エレオノーレが姿を転じ、鳥となる様子>>372を目の当たりにしても顔色一つ変わらない。
玉座を守る番犬のようにセルウィンの横で腕を組んで立つ。
飛び立った鳥が玉座の主の腕に止まり、背を撫でられた時、微かに口端が弧を描く。]
[そして、居並ぶかつての仲間にセルウィンによる言葉が掛けられ…>>12]
>>13
…それを読み解くのは、俺でも少し難しいかもしれんな。
[肩を震わせ、くつくつと笑った。
勿論、代わりに説明をしようなどという気は毛頭ない。]
[そのまま、セルウィンが説明をする様子を聞いているが、「パシリ」という言葉が聞こえると>>14、やや不快そうに眉が動いた。]
俺自身は、魔王の復活になど全く興味が無い。
今更出てこられても寧ろ、面倒な位だが……
セルウィンが望むのであれば…それは、俺の目的だ。
餌運びでもなんでもしようじゃないか。
地下に眠る大喰らいを、この世界に復活させてやるさ。
>>16
[問いかけるセルウィンに、同意して頷き、背後の人間達に語りかける。]
………。
漸くこの地に着いたというのに、そのまま餌になるのも味気ないだろう。
お互いに、な。
お前達、主の、折角のお誘いだ。
受けておけ。
もしそのまま戻るのなら、俺から「別のおもてなし」をしてやっても構わんが、な。
[ かつて…互いに人間だと信じていた頃のセルウィンは、いつもどこか冷ややかな表情を崩さず、一歩離れた位置から世界を眺めているように見えた。
その様子がなぜかとても気にくわず、気にかかり、少年の頃は事あるごとに理由をつけて勝負を挑んでいた。
…大抵は惨敗に終わったが。
やがて成長すると今度は祭事に連れ出したり、お節介焼きと評される程度には鬱陶しく世話を焼き…焼かれる側がどう思っていたかは定かではないが、周囲からは「セルウィンの親友」と評される位置に立っていた。]
[そして今………親友は、これ以上ない程愉しそうな表情で、目覚めた世界を謳歌している。]
そうか。それは、良かった。
もっと楽しめるよう、餌達には存分に踊ってもらわないといけないな。
活きが良い程、強い力も取り込める。
[つられて、友人同士の談笑のように、にやりと笑みが浮かぶ。
口元には、狼のような鋭く尖った牙が覗いていた。]
…………
[ふいに、新たな人物の聞こえる。>>*2
告げる内容は一番最初に目覚めたことを示しているが、脳裏に浮かぶ姿は人として在った頃の仲間の少年のもの。]
――機械人形の弟か。
なかなか、いい位置取りだ。
あれは、面白い玩具ではあるが暴れすぎると鬱陶しくなりそうだ。]
>>*3
人間のように面白みのない事を言うのだな。
苦しみ、嘆き、絶望…これらの感情は我らに力を与え、餌をより美味なる力へと熟成させていく。
折角ここまで運んだ餌だ。
鶏の様に首を捻って終わりでは興ざめだ。
[続くイェンスとセルウィンのやりとりは、口を挟まず黙って聞いている。]
[忠誠を誓う言葉を耳にすると>>*8、自分に向かってではないのだが、とても満足気な表情を浮かべた。]
>>*15
命令なら従うが、難しい話だな。
俺が主と認められるのはお前だけだ。
…だが、考慮する。
[一見ぶっきらぼうな話し方だが、語調は微妙に和らいでいる。
犬歯が目立つのも相まって、覚醒後のバルタザールは、狼か山犬の仲間に似た雰囲気を纏っていた。]
― 地下3階 ―
[下へ降りるセルウィンの元を一旦離れ、自分の支配する地下3階の大部屋に降り立つ。
手を軽く振ると、床一面に燐光が広がり、徐々に不規則に盛り上がっていった。]
……主の帰還だ。部屋を整えておけ。
それから……「客人達」を振舞う「宴の準備」も怠るな。
――――行け。
[床から生えた燐光の塊は、徐々に輪郭をはっきりとさせていく。
大きさは様々で、人の形をしたモノもあれば、獣とわかる四足のモノも居る。
暗闇の迷宮に出現した、呪われし骸骨の一団。
人型のモノはバルタザールに恭しく膝を折り、獣型は頭を垂れる。
それぞれが、それぞれの形に添った恭順の礼をした後…半分が、溶けるように広がり消えた。]
[残った人型骸骨は、各々が枯れた植物やその加工品を利用した掃除道具を手に持ち、部屋を整える清掃作業を開始した。
その様子を横目で見ながら、下の階層へと移動する。]
― 地下4階 ―
[足を踏み入れると、部屋の中は炎の蒼い光に彩られていた。>>92
固い椅子の上に座るセルウィンの横に立つ。]
随分と、面白い光景が見えているのだな。
[石板から見える陰惨な風景に、愉しそうに眼を細める。]
>>94
もとより、そのつもりだ。
餌が直接足を踏み入れるのは、俺が斃された時。
そして…そんな時は、来るはずもないのだからな。
[鋭く尖った犬歯を覗かせ、自信に満ちた笑みを浮かべた。*]
>>*16
俺の階は清掃中だが…上の連中をそちらに降ろすか?
それと椅子も固そうだな。
熊と山犬、好きな方を選べ。後で毛皮を持たせよう。
[藍骸星…その別名は「呪われし者の王。」
呪われし存在・骸を操り、使役する力を備えている。
バルタザール本人はどちらかというと掃除には無頓着であったが、使役する手下は意外と徹底的に作業を行う凝り性(?)骸骨が多かった。
毛皮は勿論、四足の手下の元自前品である。]
呆気ないものを見ても…と思っていたが…>>*14
これはなかなか。
予想以上だ。気に入った。
あの花は迷宮の入り口に飾れば、さぞやよく映えるだろうな。
散らせるとは惜しいことだ。
[フレデリカの命を奪った妖花。
それが排除されるまでを見届けて、ぼそりと感想を*呟いた。*]
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