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―練武場―
はーい、生徒会でーす。
どっか傷めてる人はいませんかー。
[応急手当グッズ一式の大荷物を抱えて、練武場に現れる。
生徒会の業務でも何でもないわけだが、大勢に呼びかけるときにはつい癖が出る]
あ、捻挫とか脱臼の人はちゃんと医務室に行って下さいね。
消毒とか湿布くらいならここでやれますよー。
[寄ってきた幾人かの生徒の手当をしつつ、
「怪我しても医務室にいかないかっこつけ」とベリアンが言っていたのを思い出す>>0:490]
んーと。
黙って痛そうな人いないかな……。
[きょろきょろと辺りを見回した]
…………。
先輩、そこの先輩。
[隅っこでこっそり肩を押さえている人物に近づいて、こそっと声を掛ける]
今なら医務室に内緒で、いいお薬ありますよ。
どうですか?
[怪しい客引き状態である]
エンデュランスとはなんぞやと思ってぐぐってみた
http://www.hea-gr.jp/enndhu-towa.html
「エンデュランス競技では如何なるウマ属の動物も『馬』と見なす」
ロバとかシマウマでもいいのか……!
そういえば……あ、いた。
[ベリアンが心配して(?)名前を挙げていた人物である>>0:490。
>>205箒を手に見学しているらしい彼に、呼びかけてみた]
カレル先輩、こんにちは。
先輩は、もう稽古終わったんですか?
湿布たくさん持ってきたんで、どっか痛いとこあったら言って下さいね。
[生徒会長に対するのとは違って、こちらには直球である]
……シロウ教官が来て下さってるんですね。
実技試験前に、一度見て頂いた方がいいかなあ。
ベリアン先輩にも、剣を持っておいた方がいいって言われたし。
[そう言われることになった経緯に触れなくとも、実技試験前のアドバイスに聞こえるように]
えっとですね、カレル先輩。
もしお手すきで……お疲れでもなければ、お相手頂けませんか?
[自分相手では彼にとって稽古にもならないのはわかっているが、
それを理由に遠慮してしまうと、そもそも釣り合う相手などほとんどいない**]
―練武場―
あ、そうです。
[>>239カレルからお茶会の話が出れば、ノトカーが言っていたことを思い出す]
はい、本決まりではないですけど、8年の先輩方の卒業前には何かやりたいなと思いまして。
ちゃんと決まったら、お知らせしますね。
あ、レト先輩もこんにちは。
[東寮の上級生に、軽くお辞儀をする。
好敵手らしきやりとり>>237>>246に、眩しげに目を細めた]
……って、カレル先輩、会長と手合わせされたんですね。
[>>240ちょっと羨ましそうな声を出す]
会長は強いですよね……。
僕もたまーにしか見たことないんですけど、本当に凄いです。
あ……ということは。
[先ほど出会ったリエヴルの腕。
傷めているように見えたのは、もしや]
えっと、ちゃんと冷やした……んなら大丈夫ですかね。
無理はしないで下さいね。
[少し迷った末に、生徒会長の腕のことはカレルに告げなかった。
カレルの打ち身を気遣うに留める]
[>>241申し出を受けられれば、にこりと笑って]
わ、ありがとうございます!
でも本当、無理はしないで下さいね。
防具はええ、もちろん。
[>>242わたわたと、しかし慣れた手つきで防具を身につける。
一応5年間はこの学校でやっているわけだし。
レトのアドバイスには頷いて>>238]
こう見えて……って、そんな。
カレル先輩の腕前は知ってますよ。
[少し笑って、カレルに向き直る]
えっと、あの、お手柔らかにお願いしますね!
あ、でも、あんまりお手柔らかだと稽古にならないか……。
湿布はたくさん持ってきましたから!
[防具をもう一度確かめて、木剣を手にして位置についた]
えっと、あの、お手柔らかにお願いしますね!
あ、でも、あんまりお手柔らかだと稽古にならないか……。
でもカレル先輩の負担になってもいけないし、えーと。
よろしくお願いします!
[加減は腕利きの上級生に任せることにした。
防具をもう一度確かめて、木剣を手にする。
――剣の重み。実戦とは、程遠いものだけれど]
(会長、ちゃんと手当してるかな……)
[とか]
(実技試験、あとで掲示を見に行かないと……)
[とか]
(会長の怪我、実技に響かないといいんだけど……)
[とか諸々の心配を一時的に振り払い、カレルと向き合う]
……お願いします。
[静かに一礼]
[人殺しの技(>>0:379)、とベリアンには語ったけれど、
大丈夫、自分の腕前でカレルを「殺せる」わけがない]
…………。
[でもそれで安心したのでは、何の解決にもならない。
強くならなければいい、という結論になってしまう。
カレルへ向かったのは、迷いを残したままの打ち込み]
[>>325剣を手にしたカレルは、先ほどまでの柔らかさが嘘のような威圧感を放つ。
>>331一撃目を弾き返されたのは、予期した通り。
だが]
…………!
[こちらの迷いを見透かしたような一喝に、身がすくむ]
[人殺しの技。
戦場で敵を屠るための技術。
自軍を、自国民を護るための技術]
……はい!
[頭でわかってはいる。
殺したくないとか、甘いことを言っている場合ではないのだ。
本人としては思い切ったつもりで、次の攻撃を繰り出す。
けれど、まだまだぬるい]
くっ!
[>>349剣は受け止められ、そのまま押し返される。
腕力での押し合いには叶わないし、だいいち気迫が違った。
突き放されたところへ向かってくる言葉と、横薙ぎの剣]
…………っ!
[防具越しに、重い衝撃が襲う。
身を躱す、とまではいかなかったが、
いくらかは打撃を逸らす身のこなしができたのだと思う。
でなければ、悶絶していただろうから]
……っ、痛、ちょっと、
[ちょっと待って下さいと言いかけて、口を噤んだ。
そんなことは通用しない――戦場では]
[死にたくない、というのはたぶん、少し違う。
もちろん死ぬのは怖いけれど、もっと怖いのは殺すこと。
でも、
自分が倒れれば、後ろにいる誰かが殺される。
痺れるような痛みに歯を食いしばって、剣を構え直した]
……行きます!
[言うが早いか、体ごと飛び込むような突きを繰り出す。
良くも悪くも基本に忠実。
ステファン・トライバーの剣技を評するならそんなところ。
腕力も速度も技巧も、まさに平均的。
普段と違うのは、「死んではならない」というその思い]
―回想・練武場の片隅―
[>>328遠目には険しい表情にも見えたその人は、突然現れた謎の客引きに笑ってくれた]
はーい、毎度ありがとうございます。
[出された手は湿布を{3}枚載せても、まだそのまま]
……もう少し要ります?
[{2}枚を追加した。他の人の分も要るのかも知れない。
>>330気が利く、と褒められれば首を振る]
……いえ、とある先輩からのアドバイスがありまして。
お役に立ててよかったです。
[後でベリアンにお礼を言わなければ、と思うのだった*]
[渾身の突き。
まともに受けるか、躱すか、どちらかだろうと思っていた。
だから、胸で受けておいて力を逸らす動きに、対応を迷った>>370]
っ!
[手首を捕らえに来ると気付けば、咄嗟に剣を離す。
背後へ回り込む相手の腹部を狙って肘を入れようとするところまで、自分の体は予想外に動いた。
――死んではならない]
あ、うわ!
[けれど、相手の方が一枚も二枚も上手。
あっさりと、背後から捕らえられてしまった]
[>>395捕らえられてからも、いくらかは抵抗を試みたのだけれど]
――ですね。
[一本勝ちの宣言を受ければ、息を吐いて力を抜いた]
[>>396突きを褒められれば、少し考えるようにして]
あ、えと、ありがとうございます。
……いえ、いつもはもっと……諦めがいいって言いますか。
どうせ実技は弱いからしょうがない、って感じで……実際に誰かを殺すとか考えるのが怖くて、あんまり本気になれなかったんですけど、あ、いえ、本気になれば強いとかじゃなくてですね、えーと。
…………。
負けてこんなに悔しいのは、初めてです。
[捕まえられたままの体勢だし、脇腹は痛い。
それでも、声は楽しげに]
……ありがとうございました!
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