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[昨年、まことしやか囁かれた噂を思い出す。]
去年の試験で――ジンを――風の王を呼び出したんだ。
……で、純粋な風の精霊を制御できなくて、
そのまま、向うに引きずり込まれそうになって、
慌てて魔法を遮断した……その代償がこのざまさ。
[と、肩を竦める。
彼にウケルかわからないが、事情と言えばそんなもの。]
父親の背を見て、俺もいつかは召喚師になるんだって思ってきた。
その時は誰よりも強い召喚師になるんだって、兄たちを見て決めた。
だから俺には『召喚師』としての、生き方しか知らない。
手とかちょいちょい作り物でさ。
今ちょっと怪我の処置してるんだけど……
なんか、あんまり人と関わってなさそう?で。
こいつ普段何してんのかなって思ったら、さ。
[確かジークムントと名乗っていたか、漣の声に返す。>>*85]
そのくせ無茶な真似するし。
死にたいのかって聞いたらそうじゃないって言うし。
人間ってわかんねー。
[結局辿り着くのはそこ。]
とまあ、俺の事情はそんなもんだ。
カスパルは?
次はカスパルの事を、教えて?
[彼に家族は? 恋人は? 友人は?
自由に泳ぎ回っていただろう処を呼び出されて、今どんな思いでいるのだろうか。
なんでも、彼の事を知りたいと思う。**]
/*
さーてさてさて……第2イベントどうしよっかなー!!w
どれ当たっても楽しそうなのよねー!
よぶんなうでとかにくむちとか(ネクロニカ表記)
生やすのも楽しいし、参ったな。
/*
すみません、1点質問があるのですが……。
ネイバーは召喚された時は人間の姿になりますが、
召喚中は元の姿に戻ったりは出来ない感じでしょうか?
/*
おはようございます、返事遅れてすみません。
元の姿、OKです。
詳細はメモにて回答しておきました。
[メレディスの身体に関する出来事、そして彼自身の今までを
少しでも知りたくて話に耳を傾けた。
……しかしこれがまたとんでもない大馬鹿者だった。]
バァッッッッッカじゃねーーーーーーーの!?
うわー聞いて損した、なんだよ結局自分の意地拗らせて
そんな神にも相当する奴喚んで自滅とか!!
お前ねー、精霊って意味解ってる?
自然、其処に起こる現象そのものよ?それをたかが人間一匹が
支配出来ると思ったか!?
いやまあ思ったから挑戦したんだろうけどさ。
[言いたい放題である。]
家族が偉い人だから後を追い掛けたくなる気持ちは
解らないワケじゃないけどさ……もうちょっとゆっくりやれよ。
お前の父さんだって、不定形生物から始めたかもよ?
でも、なんでそこでまた俺というか水の魔を召喚しようと
思ったのかも気になるっちゃー気になるけど。
[自分達のような人魚族、まして男性のマーマンはマーメイドに
比べてあまり価値というか位は決して高い方ではない。
だとするなら、このメレディスの身体だ。
目的は、やはり?]
もしかして、東の国の伝承とか信じてたり?
[人魚の肉を食らえば不老不死。
そんな都合の良い伝承が語られている所があるのだとか。]
で、俺の事だっけ。
[まあ自分を呼んだ理由は置いておこうか、と手をひらり。]
俺は別に大した事はないなー。
集落で普通ーに暮らしてる、人間で言う所の平民ってやつ。
家族は父さん、母さん、そんで妹。当然皆人魚な?
[特に話す事はないんだけどな、と前置きして]
毎日深くまで潜って海草を取ったり、
魚と競争して遠くまで行ったり……そんな事してたよ。
[それくらい?と話を切る。
まだ何かしらを腹の中に収めたままのように見えるが……。**]
/*
おはようございます、お返事ありがとうございます。
元の姿についての諸々、了解しました!
/*
夜遅い目のコアだから、昼間は完全に見るだけで。
チラッと確認して赤ログとか動いてるとめっちゃ
焦るけども……最早諦めの境地。
漣がどうのであんまり聞こえてなかったよ、で回避!
コアタイムの違いばかりはどうしようもないもんぬ。
/*
と、遡るつっても。
メレメレからお返事来ないと進めないんだよぬ。
一足先に数日後に飛ぶか?
ともあれ、不具合についてちょっと投げとこう。
でも選んじゃうのもアリかもしれない。
1(10x1)3(10x1)
/*
昨日振ったやつと含めて
喜怒哀楽のいずれかの気分が昂進
五感のいずれかが失われるだるくて立っているのもやっとだ
で、だるくて〜は他ペアでも出てる筈だからカット。
個人的には発情させたいキモチではあるので
上二つのどっちかと併発させてもいっかなー。
―数日前の話―
……せぇの
あぃだぁぁぁっ!!
[厨房で暴れた後、時間の許す限り語り合った。
互いの家族のこと、食事のこと、そんな他愛も無い話を。
さて。
積もる話はまだまだあったが、長時間召喚しっ放しというのも
ネイバーには宜しく無いと判断したか、一度元の海へと戻る事に
なった。]
ん。
[それでこの謎の行動へと至る。
只今人魚は下半身が魚。つまり元の姿に戻っており、
腰の辺りを見ると一箇所だけ鱗がハゲていたりする。
そして差し出した手には大きな鱗が1枚握られていたという訳だ。]
やるよ。
それ、水のお守りみたいなやつ。
暑い時に、まあ……冷えるんじゃないかなー。
[メレディスが受け取るかどうかは関係無く、
無理矢理押し付けた後は強制帰還させろと騒いで送らせた。]
[それが、初めて出会った日の話で――――]
―数日後の話―
[只今、池。
その後は召喚にも慣れて来たのか、学園のあちこちを
歩き回るようになっていた。
ただし、やはり水の気配の強い場所を好むせいか
大浴場の水風呂か池に居る事が多い。]
……俺は悲しい。
[それは良いとしてこの人魚、少し様子がおかしい。
先程から池に来るなり泣きそうな顔をしているのである。
揃えた足は足首から先だけ魚。
水の中で尾ひれが揺らめいているが、ちっとも楽しくは無い。]
[人魚が一番大切にしている「面白いもの」を目の当たりにしても
変に悲しさが先立ってしまう。
今、人魚の捉える全てのものが悲しさに満ちていると言っても
過言ではないだろう。]
ん、あー……まあ、うん。
お前達に愚痴ってもなってのは、解ってるんだけど……。
[1人で何事かぶつぶつと呟いていると思えば、池に居る魚と
会話しているようだ。
聞いてみると、端々にメレディスと入っているので
出会った日に感じた彼への悲しさが大爆発を起こしたものと
考えても良いだろう。*]
うん、言うと思った……。
[反応は予想通り。
しかし、もう少し声量を抑えてくれるとありがたいなと思えど。
彼がそんなことを気にする性質じゃないだろう事は、ここまでの短時間で理解できていた。]
俺もそう思うよ。
……馬鹿だったんだ、若気の至りって言う奴だよ。所詮はさ。
[カスパルの言い分はもっともだ。
だから彼の言葉に反論はしなかった。
けど、彼が口にした東の伝承に関しては、違うと首を振る。]
人魚の肉や血を口にした者は、不老不死になる――とか?
違う。俺はそんな噂話を期待して君を呼んだんじゃない。
あの海には個人的な思い入れがあってね……。
昔、亡くなった祖母の別荘の傍にある海岸で、人魚と出会ったんだ。
大人には内緒の友達さ。
たった一日だけの友達になっちゃったけど……。
[もう記憶が遠過ぎて、はっきりとは覚えていないが。
幼い頃、訪れた海の記憶は、そこで出会った人魚との
邂逅を呼び寄せる。
今となっては、あの人魚がマーメイドだったのか、マーマンだったのか。
中性的な外見と、あの頃の年齢故に定かではないだけれど。
それでも『また、会おう』と約束した事だけは、今でもはっきりと覚えていた。]
もし、その時の人魚に出会えたら。
『約束』をはたせるかなと思って、
それでその海の水を手に入れて、召喚を試みたんだ。
[漣が再び音を運び出した。
しかし、それにすら喜びは見出せなくて気は沈む。]
なんかあったの……。
辛いの?
[勝手に不調を聞きとめ、それに同調しては
更に胸が張り裂けそうだと自分の身を抱いて悲しんでいる。
割と鬱陶しい。]
そこで現れたのが君だった――って、わけ。
[結局、その約束は果たせないまま。]
でも、呼び出す俺自身でさえ記憶がぼやけてるんだから。
どんな奴が来るかなんて、予測付くわけないんだ。
言葉が通じない手合いだったら、どうしようかと思ってたけど、
ちゃんと人魚族を召喚出来てよかったよ。
[少なくとも意図しない種族を呼ぶことは無かったんだから、成功だ。]
――そういや、髪の色もなんか似てる気がするな?
まあ、俺の事はこんなもんで良いや。
それで――ご両親と妹さんがいて、カスパルは海藻を獲るのが
得意なのか。
やっぱり、お友達だから魚は獲って食べない?
[興味深い、彼の家族や日常の話に耳を傾ける。
ひょっとしたら、あの時出会った幼い人魚は、彼の妹なのかもしれないと思えど。
人間とは寿命も成長過程も異なる彼らの関係性を考えれば、可能性の海は広く深すぎて、形はつかめそうにない。]
じゃあ今度、呼び出した時には、その辺を考慮した料理を作ってみるよ。
[こちらでの栄養補給をどうするかの話題には、そんな風に答えたのだった。*]
違う?
やっぱりそういう風に見えるかなあ。
ディークもなんかあったの、平気そうだけど。
[湧き水みたいにひんやりゆらゆら。
嗚、今の自分は人魚として在るに相応しくないのだ。
しかし何故このような思考になるのかが解らない。
解らないから悲しくて、余計に落ち込んで行く。
これは一体何処まで落ちれば良いのだろう。]
おー、俺カスパル。
自分でもなんでこんなに沈むのか、解らない。
解らなくて余計悲しくて、如何したらいいのか……。
え?
待てよ、誰かフラれたの?
誰だよフッたの、悲し過ぎるだろそんなの……。
[彼らのテレパシーの端っこで、おいおいと涙する気配が
感じられるかも知れない。]
―数日前の―
違うの。
欲しいって言えばやらない事も……
[彼は人魚の肉の話を思って召喚した訳ではないと言う。
だとするなら一体何が彼をあの大海へと向けさせたのか、
余計知りたくなった。
ただ、途中で飲み込んでしまったが
彼が肉を求めるなら、考えなくもないと思ってしまったのは
何故なのか。自分でも少し理解出来ない。]
あの海、って。
あれ?
[メレディスはあの海に来た事があるらしい?]
まさか、そんな。
[此方と向こう側は世界の線が隔てられている筈、人間が容易に
足を踏み入れられるものでは無い。
いや、しかし。彼は召喚師の家に生まれたと言っていた。
とするなら魔法の素養はある。何かの拍子で世界の線を越える事は
十二分に有り得る。]
[また、彼の話に記憶の奥で何かが引っ掛かり始めた。]
へぇ……すげえじゃん、召喚以外で人間が人魚に遭遇するなんて
普通有り得ないんだぜ。
[適当に話を合わせておいたが、人魚の頭の中は玩具箱を
引っくり返したかのように散らかっていた。
無理も無い、幼い頃に好奇心で岸まで近付いてみれば
人間の子が居て……一日を共に過ごした記憶が
彼の話と一致していたのだから。]
[あまりにも遠い過去の出来事であるから、その人間の子の
顔がどうであったかは全く覚えて居ない。
潮騒の中で一人寂しく泣いたのが、その思い出の締め括り。
人間とは、それから長い年月を経て召喚されるまで会う事無く。]
……ま、まあいいんじゃねえ!?
もしかしたらどっかでまたその人魚に会う事もあるだろうし。
諦めずに召喚とか頑張ったら良いさ。
[おぼろげな記憶の一欠片。
約束の証だと、土産に持たせた小さな小さな鱗。
幼い人魚のものだから、水の気配も何も持たないただの鱗だが。]
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