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──── いつかのできごと ────
"お願いです、助けて、たす け て"
"おら!暴れるんじゃねぇ!!"
"ほーら、暴れたらアブナイだろォ?"
"あ”ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!"
[ ビクリ ]
"お前さんは高く売れそうだったのにナァ?"
"いやぁ、本当に残念だ…残念、だよなぁ?"
"ゃ…やめて…いやぁぁぁぁぁぁぁ!!"
[ ビクリ ]
[ 何かが焼ける匂い ]
悲鳴
[ 飛び交う怒号 ]
悲鳴
[ 鞭が肉を抉る音 ]
悲鳴
[ 血の匂い ]
悲鳴
[ 肉が焼ける音 ]
[ 悲鳴 ]
[ ツギ ハ ダレ ダ ? ]
[
耳を塞いでも逃れられない
悲鳴が聞こえてくる度に
私の順番が近づいていると知る
逃げたい、痛いのは嫌
でも逃げたら?
もっともっと痛いのだろう
]
──── 緊急事態発生前 Florence ────
[ 目の前に広がる色とりどりのモノ。
それに目を奪われていれば、
隣から声が聞こえてきた。>>66
反射的にそちらを見やり
間。
金色の綺麗な髪を持った女性がこちらを向いており
その肩にあるもふもふは生きているのか
それとも風の影響か、ふわり揺れていた。
この方も、私に声を…? ]
申し訳ありません。
これは売り物だったのですね。
…私はお金を持っておりません。
とても綺麗で…思わず立ち止まってしまいました。
[ すすす、と正座をしてそのまま頭を下げる。
そして頭を下げたまま、そう告げた。
少々特徴的な話し方をする女性から発せられた
"ハナ"という言葉は、この綺麗なものの名前だろうか。
けれど自分の疑問は飲み込んでしまう。
女性から怒っている雰囲気は感じ取れないが
必要最低限の事しか話さないようにしてしまうのは
これまた癖なのだろう。
相手が自分のことを奴隷だと気づいていない事に
気づくのは一体いつになるのか。 ]*
──── 非常事態発生 客室前通路 ────
[ 初めて見る"花"に目を奪われた後
金髪の女性から声をかけられ>>66
正座したまま少し話をしたのだったか。
その花屋の名前である"Florence"は読めていない。
それからそこを離れ、どれ程経っただろう。
いつの間にか自室近くまで戻ってきてしまっていた。
────そして
突如としてけたたましいアラームが鳴り響く。>>#4
後に続くあの綺麗な羊の声が"緊急事態発生"を告げる。
一気に騒がしくなる船内。
叫び声が、足音が、言い争う声が、悲鳴が
私の体を硬直させる。
一体何が起こっているのか。
私は避難をしても良いのだろうか。
命令か或いは避難しなければ命を落とすのであれば
すぐにでも動く必要があるがわからない。
私はどうしたら良い?
喧騒から逃れるように耳を塞ぎその場に座り込む。
耳を塞いでも、音は消えることはなく
目を瞑っても何も変わらない。
それはどこかあの日>>18を彷彿とさせる。
やがて気持ちの悪い感覚が訪れて>>#6
私の体が通路の壁に叩きつけられたところで
意識は闇に呑み込まれていった。 ]
[ 目覚める直前、頭が眠っていた事を理解した時
サッと血の気が引いていった。
"眠ってしまった"と、
"怒られる"と、思ったから。
しかし目の前に広がっていたのは
埃が舞ういつもの場所じゃない。
遅れてやってきた身体の痛みと共に
ここが"シルバー・メリー号"の中である事を
そして意識を失う前のことを思い出した。
周りを見れば兎と猫がおり、>>#7
メイン・サロンへ集合してほしいと言う。
さて、メイン・サロンとは何処だったか。
壁に叩きつけられた際に手から落ちたパンフレットと
にらめっこをするのである。 ]
[
目覚めて状況を把握して最初に思った事
それは兎と猫が綺麗だという事ではなく
状況を確認したいという事でもなく
私は"生きている"という事
命令に背く事にならなくて良かった
]**
/*
?!
アリーセさんはやい(;´・ω・)
やっば、離脱記号だったからそのまま別れたあとのロル落としちゃったぁぁぁぁぁ。゚(つД`)゚。
待っててくれた、のかな……
うっわ、すみません…
──── 回想 Florence前 ────
[ 金色の女性が発した"え"という声は>>88
先程私の事を気遣ってくれたマーティン様の
"へ?">>0:175と何処か同じ印象を受ける。
次に来る戸惑いも>>89さっきと同じだ。
私にはそれが不思議だった。
"顔を上げて、立って"と命じられれば
戸惑いつつもそれに応じ、姿勢を正す。
マーティン様の時もそうだった。
この女の人も同じような表情をしている。
何というのか知らないけれど
この表情を見ると体の真ん中が暖まる気がする。
しかしいくら命令でも自分が立って話しをするなど
落ち着かないにも程がある。
相手の肩に乗るもふもふと相手の瞳とを交互に見やり
あからさまにそわそわしだす。
だから待っていてくれと言われた時>>90
何処かの忠犬のように
ちょこんと正座して待つ事にした。 ]
ハナ……と、言うのですね。
[ 彼女が店の中に入って行ってからその"ハナ"たちを見て
ポツリそんな事を呟いた。
"ちょこれえと"と"ハナ"と"優しい人"と。
今日は新しいものにたくさん出会えるいい日だ。
そうだ、これが上の狙いだったとしても
ここにご主人がいないのだとしても
この船が向かう先に絶望しか無かったとしても
今日という"幸せな日"をくれたのは上の人間。
何とも皮肉な話だがそれが事実なのだ。
今日という日を糧にして、これからも生きなければ。
店から戻ってきた彼女の手には
可愛らしい色の"ハナ"が握られていた。 ]
……………ぇ…?
[ その花を目で追っていけば徐々に大きくなって
最後には自分の視界いっぱいに広がった。
彼女の声で視線を上げ、ぱちくり。
差し出された、という事はもらっても良いのだろうか。
いや、しかし先程この女性は>>66
"花をお求めなら買って行って"と言っていた。
つまり今、私の為に買ってくれたのだろうか。
自惚れすぎではないか? ]
えと……これは私に、でしょうか…?
[ 受け取ろうとはせず彼女を見つめる。
ふわり、と甘い香りが鼻をを掠めた。 ]*
奇妙な乗客 ヴィクトリアが「時間を進める」を選択しました
──── 回想 Florence前 ────
ぷれ、ぜんと……
[ それは贈り物を意味する言葉。>>177
投げ捨てるように与えられてきた食事とも
掃除する為に与えられた雑巾とも違う。
初めての、贈り物。
…いや、思えば"ちょこれえと"も贈り物だ。
つまり、2回目の贈り物。
見開いた瞳が少しだけ揺れる。 ]
お優しいお方が、ここにも…
[ 思わず溢れた呟き。それと共にじんわりと広がる熱。
余計なお世話だなんてそんな事は決してない。>>178
ぐっと身を乗り出して ]
いいえ…!とても嬉しいです…!
一生大切に致します!
[ そう真剣な顔でうったえる。
綺麗な状態が続くのは数日の間のみなんて知る由もなく。
そっと花を受け取って"ありがとうございます"と頭を下げた。 ]
[ そんな時だっただろうか。
別の女性の声が聞こえてきた。>>149
"アリーセ"とはこの女性の名前だろうか。
それとも、私の知らない挨拶だろうか。
私にも声がかけられれば>>150
ビクリと震え、頭を下げる。 ]
…っ、カサンドラ様。
私は………ぅぃ…ヴィクトリアと申します。
宜しくお願い申し上げます。
[ 何を"よろしく"なのかわからないが
何処かの掃除だろうか。
てっきり金色の女性がこのお店の方だと思っていたが
違っていたようだ。
ともあれ私への命令は何でも受け入れなくては。
こちらのよろしくは"お世話になります"と言う意味で。
"よろしく"一つで壮大に勘違いをしたものの
花についての礼を言われれば
下げた頭はそのままに説明を。 ]
この"ハナ"は今しがた
こちらの方からいただきました。
[ それからお茶に誘われたなら
不思議に思いつつも断る事はしない。
それは"命令"として受け取ってしまうから。 ]*
──── 現在 メイン・サロン付近通路 ────
[ パンフレットとにらめっこをして
やっとの事でたどり着いたメイン・サロンには
既に数名の人が集まっていた。
メイン・サロンへ足を踏み入れる直前に
そのことに気がついた私は咄嗟に手で口を覆い
息を殺すようにして通路へと戻った。
それは何かいけないものを見てしまったかのような
………そんな身のこなし。
メイン・サロンからは見えない位置で
壁に背をつけずず、と座り込む。
大勢の貴族たちの前に姿を現した日には
何をされるかわからない。
完全に条件反射だった。
ふぅ、と口から手を離し溜息をつく。
ここならメイン・サロンの音は聞こえる。
何か説明がされるなら、私はここにいよう。 ]
[ 近くで綺麗な猫が叫びと共にぱたりと倒れた。
ビクリと肩を震わせ辺りを見渡せば
聞くにたえない綺麗な羊の声が聞こえた。>>#10 ]
────???
[ 言っている意味がわからない。
"じんろう"とは一体…?
ふと思い出したのはある日の貴族の言葉。
────"おおかみののろい"
何故それが今思い出されたのか。
私の勘が、それと関係があると言っている。
…あてになるかどうかは別として。
いつの間にか目覚めていた綺麗な猫は
私の理解のスピードを超える速さで様々な説明をする。
"がるー">>124、"こいてんし"と"しにがみ">>126
隔離する人物を決めなくてはいけない事>>129
そのどれもが私を言い様のない不安へと突き落とす。 ]
…全くわからなかった。
[ まずはしっかりと"じんろう"の事を知る必要がある。
通路の壁に叩きつけられた時の痛みも忘れ
必死にパンフレット向き合った。
…勿論、地べたに座り込んだまま。 ]**
──── 回想 Florence前 ────
……ぇ……?
[ "畏まらないで"と"様はいらない"という命令に
驚きを隠せず、硬直する。>>225
命令は絶対。けれど"様"を付けずに呼ぶなど
許されることではない。
混乱した頭のまま、掠れた声で"はい"と言う。
命令の内容が"私達"の中でのタブーの場合
どちらを優先するべきか、私は知らない。
そもそもこんな命令は初めてだ。
私が心の中で葛藤している時でも
花はふわふわと香りを放つ。
その香りが私の鼻腔を擽れば、
今この瞬間は何もかもが許されるのではないか
という錯覚にさえ陥る。
……そんなのは都合のいい妄想に過ぎないのだが。 ]
[ カサンドラ様の言葉で金色の女性が
アリーセという名前なのだという事を確信する。
顔を覗き込まれては緊張し、花と共に
ぎゅっと手を握って体を強張らせた。
あ、またこの表情。
緊張しつつも表情はしっかりと確認できる。
彼女が浮かべていた表情は
マーティン様とアリーセ様と同じ
私の体の真ん中を暖めてくれるもの。>>119
恐る恐る顔を上げ、
手の中の花を見てポツリと呟く。 ]
今が…一番……
[ この香りはずっとは続かないのかと
少し悲しげな表情をした。 ]
[ "お茶"というものがどういうものかわからないまま
彼女について行くと、現れたのはテーブル。>>226
そしてヒビ一つ入っていないカップと
埃にまみれていないビスケット。 ]
これ…いただいてもよろしいのですか…?
あっ、ハナ……どうぞ…
[ これでも私なりに畏まらずに言ってみたつもり。
花は両手で差し出して、その動向を見つめた。
戻ってきた花は可愛らしい装飾が為されており
それを見てわぁっと声を上げた。 ]
ありがとうございます…!ぁ…3日………?
[ 3日後にこの花はどうなるのだろう。
それにさっきのイタムという言葉。
無意識に視線が下がる。
………今の私みたいだ。
船の中ではとても幸せで、
船から降りたらどうなるのかわからない。
もしかしたら、死んでしまうかもしれない。
そうならない様に、このハナを大切にしよう。 ]
水に、浸ける………わかりました。
[ 帰る場所などないけれど
それともこの船の自室に置かせていただこうか。
このハナに私がしてあげられる事は何でもしよう。
──── 現在 メイン・サロン付近 ────
[ 必死になってパンフレットを読む事数分。
現れた人影にハッと顔を上げる。>>228
だからこそわかった。
その人物が発した言葉が私へと向いている事に。
顔を上げていなければ"お嬢さん"など
気づくはずなどなかったのだが。 ]
ぁ……
[ すぐさま正座をし、頭を下げる。
説明は頭を下げてからだ。 ]
"じんろう"や"がるー"の事がよくわからず、
パンフレットを読んでおりました。
何かが起こった事はわかるのです。
しかしそれ以外の事がわかりません。
[ 文字の読み書きが苦手な私が
数分で読み進められる文章などたかが知れている。
…そう、未だ何一つとしてわかっていないのだ。 ]**
──── メイン・サロン付近 ────
[ どうしてこの船の人はみんな同じ反応をするのだろう。
焦った様に"頭を上げろ"と命令する男性に>>260
"はい"と言って上体を起こす。
公僕だと言われても、綺麗な服を着ていれば
それだけで確実に私よりは上の人のはず。 ]
いいえ。私は本来、ここに居られる様な
皆さんとお話できる様なモノでは無いのです。
[ 胸ポケットに入れられた淡いピンク色の薔薇
そして真新しい服を見る。 ]
どれもこれも…私にはもったいなくて…
[ そして気づいてしまった。
今私が身につけているものは"奴隷"には見えない。
つまり、今まで出会った人は皆
私の事を奴隷だと思っていなかったから
だから、優しく接してくれたのだ。
もしこの男性に自分の身分を伝えたら
この人は離れていってしまうだろうか。
そんなのは、嫌だ。 ]
[ 欲が出た。自分でも気づかない程自然に。
相手に自分が奴隷であるという事を明かさなかった。
……明かさずとも気付かれたかもしれないが。
言い換えればそれは無意識の
自己防衛本能だったのかもしれない。 ]
………!
説明して、いただけるのですか…?
[ 驚いた様に目を見開いて真っ直ぐに
相手の顔を見る。>>261
説明してもらえる事への期待が
その顔ににじみ出ていただろう。 ]**
──── メイン・サロン付近 ────
[ 自分の方へと伸びる手には>>328ビクリと反応して
目を固く瞑る。"殴られる"と思ったから。
けれど違った。頭に触れた優しい感触。
暖かくてくすぐったくい、初めての感触。
緊張で固められた体が解れていくのを感じる。
ゆっくりと目を開いて男性を見上げ
先程よりも柔らかい表情で ]
……本日は自分でも信じられないくらい"幸せ"です。
マーティン様から"ちょこれえと"をいただきました。
アリーセ様からこの"ハナ"をいただきました。
カサンドラ様にも良くしていただきました。
今日出会った方々は
今までに出会ったことがないくらい優しい方々でした。
[ 自分でも驚くほどスラスラと言えた。
言ってからたくさん喋ってしまった、と
気まずそうに視線を下げた。 ]
[ "がるー"や"じんろう"の説明を受ければ
その間は真剣に相手の話に耳を傾けた。>>329
"何でも壊したくなる"という言葉にはぶるりと震える。
人狼化する可能性が高いと言った猫の言葉が>>130
やっととんでもないことだと気づく。 ]
………では…隔離排除、というのは…
でもどうやって"じんろう"を見つけるのですか?
外見が違ったり…するのでしょうか。
[ 何も知らないが故の純粋な疑問。
半ば先生と生徒の様な、そんな図となっているだろうか。 ]**
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