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― 数年前・回想 ―
[ダーフィトの案内で初めて訪れたラモーラル州都。
ウェストマール王都で育ったものにとってはこじんまりしていたが、活気に溢れているように見えた。
市場や郊外の農地などを見て回りそこで実際に働いている人間に話を聞くと、ウェストマールから齎された技術により、段々と州都の様子は変わってきているということだった。
だが、街で聞くことが出来たのは、もちろんいい話ばかりではない。
税金が重くなったなどと、街の中にもウェストマール王国の支配を受け入れたことを不満にもつものがいた。
お膝元ですらそのような状況なのだから、ましてやそこから零れた者達はこの状況を良しとしないことはすぐに推測出来る。
これが王都にいるだけでは実感が出来なかったラモーラル州の現状なのだ]
[だが、今の両手では掬いきれないものをオクタヴィアスは掬おうとしている。
ダーフィトが漏らした『陽光』という言葉。
自らをも溶かした暖かい日差しを、オクタヴィアスはラモーラルに住まう全ての人間に届けるつもりなのだろう。
それを手助けしたいと思うのなら、自分がオクタヴィアスに出来ることはなんだろう。
そうして考えて王都に戻ってから実行したことは、ツテを辿って今後のラモーラルに有益な知恵を持っている人間をオクタヴィアスに紹介することだった。
もちろん彼が自ら学んでいることは知っていたから、余計なお世話だったかもしれない。それでもウェストマール人という自身の立場で彼の両腕を伸ばしてやれそうなことといえば、それしか思いつかなかった]
[そうして州都への旅を終え、王都に戻ると]
ダーフィト。
今回はお前のおかげでとても有意義なものが見られた。
突飛な願いを聞いてくれてありがとう。
[と礼を述べた。
――とはいっても、若い女性のいる店への誘いはそれはそれでしっかりと受けてはいた。
やはり、結婚間近の女性と別れることになってしまったことは、応えてはいたのだ。
そんな折に誘われたら、断る理由などどこにもなかった]
[途端、苦虫を噛み潰した表情を見せる。
まるで、自身が普段から笑顔でいるような人間ではないと、からかっているようではないか。
慌てたように、教えてくれた男は自分は笑っていないと取り繕う]
……ああ、そういう扱いは慣れてるから構わない。
[とはいえダーフィトに堅物と言われるのは許せても、一介の行商人にからかうようにされるのは、釈然とはしないが――]
しかしあれだけの会話でそんな歌を作れるほど、あの行商人は私を理解したのか?
[考えてみれば、その事実も釈然としない]
[それだけ行商人の姿が見事だったということだ。
もしカークが自分が知っている姿であったとすれば、彼が自分の性格を知っていることも納得がいっただろう]
/*
これでカークが普段から今の変装していたとしたら、本当に申し訳ないと謝るし、それはそれでクロイツの勘違いってことでなんとか処理する方向で……。
あっとカークのト書きは見てる。
見てるけど、あれはカーク視点のト書きとして考えさせてもらってる。
こっちからもカークを知っているかどうかは、こちらが決めていいことだと解釈して……。
(村入る前から折角傭兵設定にしたので、知ってることにしたかったんだ)
/*
あああ。あとオクタヴィアスもいらんことをしてたらすまない。
考えているうちに、折角ウェストマール人設定なので、それを活かした支援とかしたいなーとか思ってこう……。
― クリーク砦北側 ―
[オクタヴィアスが陣形をてきぱきと指示をしてゆくと]
では、俺は右翼側に回る、ということで問題ないか?
[と、指揮官であるオクタヴィアスに確認の形をとってはいるが、そちらを引き受けるという意思表示である。、
傭兵として実戦を積んで来たこともあり歩兵としての働きも出来るのだが、現在は砦への移動のことも考えて騎馬での参戦であり、武装も騎馬用のロングソードだ。
そうして砦の間近で待機をすると。
勧告をするというオクタヴィアスに頷いて、彼と砦の動きを固唾を飲んで見守る]
/*
しまっったあああ!
フィルター掛けたので見ていて、色々見落としていた様子。
ガートルードにお菓子を渡すべきだったか……。
(なお発言順)
[よく通るオクタヴィアスの声は、谷あいまで響いてゆく。
黙って成り行きを見守るも、今ここでオクタヴィアスが何を告げたとて、投降など行われないとわかっている。
辺境伯を害したのはただの賊ではない。
先の領主の嫡子だということだった。
彼もまた、オクタヴィアスのように信念を持って、行動を起こしたのならば、退くはずがない。
信念同士がぶつかりあうことになるのは、必然のことだった。
やがて見張り台の上に人影があらわれる。
若くはない、年嵩の男だ。
先の領主の嫡子その人ではなく、彼の命を受けたものなのであろう。
堂々とした、まさに武人といった風体である]
― 演説の少し前―
[右翼を預かることの了解をオクタヴィアスから得ると、谷がひらけてゆくのに合わせて、少しずつ隊列を広げてゆく。
いつでも陣形を展開出来るように。
その預かった隊列のなかに、ガートルードがいることを目視で認めた。
先ほど先遣隊の選抜の為に彼女に声を掛けたのは、偵察の得手不得手がわからなかったためだった。
もし得手であるようならば、付いて来てくれると有り難いという目論見だった。
偵察任務では彼女の働きぶりには特に不満をもつようなことはなかった。
同時に、自身もまた彼女にその働きぶりを観察されていたとは気づいてはいない。
故に、彼女が右翼側に配置されているのはたまたまだろうと思っている**]
[見張り台にたつ男とオクタヴィアスのやりとりは、やはり物別れに終わりそうだ。
そのさなか、自身はじっと男の話に耳を傾ける。
自身でもラモーラルのことを知ろうと、実際に州都を訪れたり上屋敷に勤める兵士に話を聞いたりもしたが、こうして叛乱軍の将が語るとなると、一層の重みをもって響く。
どちらもラモーラルの未来を願っている。
憎しみで戦っているわけではないのは、互いの声音でわかる]
[ウェストマールにしてみれば、オクタヴィアスが叛乱を鎮圧できればそれでよし。
逆に叛乱軍が勝ったとしても、戦いで疲弊した叛乱軍を殲滅することはさほど難しくない。
軍から離れて久しいので推測でしかないが、本国が動かないのはそのような理由なのではと推測している。
ウェストマールの利益という意味では、どちらに転がっても問題はないのかもしれない。
だが、ラモーラルにとっての利益を考えると。
この戦いはラモーラルにとってはとても大きな意味をもつものになる]
/*
やっぱり縁故は色々あったほうが良かったんだろうか。
基本寂しがり屋だから、あれこれ振られない立ち位置だとしゅんとなりつつ、とはいえ自分から縁故をとるのが苦手で(過去エピソードを考えるのが苦手という意味)
一方で全く縁故ないけれど、活躍できるっていうか、物語になくてはならない人になるってのも憧れはある。
がそれは多分腕が足りていない。
/*
いや、そもそもの問題は次の描写どうしようということだ。
罠に掛かるのは構わないんだが、こう相手方が満足いく描写できるかとか、意図を間違ってたりしたらどうしようと思うと、自分書いていいのか?という気にもなる。
[交渉は決裂した。
オクタヴィアスの号令が響き、背を向けると同時に進軍が再開された。
が、矢が届く範囲まで進むと、砦の上から矢が降り注ぎ、それに驚いた馬たちが一部暴走をはじめた。
暴走したまま砦に近づくかと思われたが、それも直ぐに立ち往生することになる。
草が括りつけられていて、はためには気付かなかったが馬の足止めの為の杭が打ち込まれていた]
これか……!
[偵察時にみた影とはこの為の工作兵か、工作中の杭そのものだったのだろう。
馬の臆病な気質も考えると、騎兵の出る幕はなさそうであった。
砦の中の兵をおびき寄せられればいいのだが、砦は弓兵を活かせる絶好のポジション。
彼らがその場所を離れて打って出るのは利点がなさすぎる]
やはり、歩兵中心で攻めるしかない……か?
[そうとなれば、自身も下馬して戦うつもり。
ただ、それは騎兵の指揮からは降りるということでもある。
さすがに指揮官に報告もなしで出来る行動ではないので、オクタヴィアスへその旨を伝えに走る**]
/*
進めているようで進んでいないが、当面は遠隔戦でなかなか進めないって感じでよさ気なので、これでいい……かな(自信ゼロ)
まだ、なにか?
[指示の他に、オクタヴィアからはひとつ忠告をされる。
馬止めの杭は明らかに部隊の足止めを狙ったものだろう。
ならばまだ他に工作がされていても、不思議ではない]
わかった。出来るだけ気をつける。
[杞憂であるにこしたことはないが]
[弓兵と入れ替わりに後方へ下がる傭兵の騎馬部隊。
そこまで戻ると軽い身のこなしで地上へと降り立ち]
どうだ、お前ら。
どうせ、後方に下げられて腕がうずうずしてるんだろ?
あんな弓矢なんて目じゃねぇ。必ず砦に辿り着いて、敵の連中を切り伏せる自信がある奴らは、馬から降りて俺のあとについてこい!
[いちいち選抜している余裕はない。
ならばこちらから指名するより、やる気のある奴に自ら動いてもらったほうが早い。
即席で出来上がった傭兵の歩兵部隊は、弓兵の支援射撃と正規兵の前線押し上げという助けを得ながら砦を目指す]
[歩兵部隊は上からの攻撃の激しさに耐えかねて、穴が開いていく。
その空いた穴を後列の部隊が埋めていくという隊で、数を減らしながらもゆっくりと確実に砦に近づいていった
と、何か独特の匂いが鼻につく。
匂いの出処は下からだ。
視線を下に向けると、枯れ草がそこらじゅうに散らばっていた。
その一本を手に取り、更に鼻に近づけて――]
まずい!油だ!気をつけろ!
[慌てて歩兵部隊に注意喚起を促すが、その声は間に合ったかどうか]
/*
とかいいつつ、これ勝手に発火するものだったらどうしよう、なんて。
匂いは気づいてもいい感じに匂うという証言を、今リアルおうちの人から証言もらったんだけど、本当かどうか不明……。
(中の人が匂いを嗅いだことがない、多分)
/*
その前に私が書いてよかったのかーっ!?
しかし灰がうるさいな。
悩みどころに差し掛かるたびに何を悩んだか書いてるからか……。
/*
今さらながらオクタヴィアスへの回想の返事してもよかったかなと思ったが、ここに回想挟むのもなんだし、そもそも自分がその前に投げてる分が〆のつもりで書いてるからなぁ。
あー、でもむぎゅには反応したいんだ。そこだけ短くでもどこかで反応しよう。
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