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― 天上宮・庭園付近 ―
…ここまで来た、はいい…が。
[庭園近くまでやって来たものの、入り口よりも手前の所で男はその足を止めた。
理由は二神の邪魔にならぬことが一つと、大きすぎる陰陽の気の均衡の妨げにならぬことが一つ。
考えてみれば、対極たる二神が共に討伐に出るなど余程のことだ。
となれば、玄武神は宮の護りを務められるのだろう。]
…成る程。
私に討伐隊の任が回ってくる訳だな。
[己が宿す金行の力は陽に近い陰の気。
水行とは相生にあるものだが、玄武神ならば己が力だけで充分──ともすれば邪魔になりかねない。
それよりは討伐隊に加わり悪しき陰気を宥める側に回す方が効率も良いだろう。
そんな事を考えている内に、庭園から出てくる朱雀神の姿を見止めることが出来るだろうか*]
― 天上宮・庭園付近 ―
…ここまでは来た、が…
[庭園近くまでやって来たものの、入り口よりも手前の所で男はその足を止めた。
理由は二神の邪魔にならぬことが一つと、大きすぎる陰陽の気の均衡の妨げにならぬことが一つ。
考えてみれば、対極たる二神が共に討伐に出るなど余程のことだ。
となれば、玄武神は宮の護りを務められるのだろう。
同じ陰の気を宿す己は宮に居るよりも討伐隊に加えた方が効率が良いと上官が判断したのだと察し、納得したところで朱雀神が庭園から離れるを見止められただろうか。
こちらに意識が向けられたならば挨拶なり頭を垂れるなりをして、玄武神とも目通りが叶ったならば同じ行動を取った*]
近衛官 バルタザールが「時間を進める」を選択しました
― 天上宮・庭園付近 ―
…あの方が、朱雀神、か。
[庭園から出てきた人影>>5から伝わる陽の気に、容姿を知らずとも誰だか解る。
こちらに視線が向けられているのに気付くと先ず頭を垂れてから、足を進めた]
― 天上宮・庭園付近 ―
[歩を進め近付けば、強い陽の気宿す紅がより濃く瞳に映る。
眩しい訳ではないはずのそれに瞳細めるこちらに対し、こ向けられる視線はどこか面白げにも見えて内心何故かと首を傾げつつ投げられた問いにまずは頷き]
はい。
近衛が一、孔雀の姫付きの護衛を務めますバルタザールと申します。
先の孔雀の姫の代より任を受けました故、朱雀神には初にお目にかかります。
[軽い問いかけに対して生真面目な名乗りを返した後、再度頭を垂れた]
― 天上宮・庭園付近 ―
えぇ。
御目覚めの際にも、孔雀の姫と共に帝の御傍に控えておりました故。
[垂れた頭の上から届いた呟き>>15に補足を加え。
続いて聞こえた吐息の後の言葉に上げた顔には、微かな迷いが残したもの、だったが]
― 天上宮・庭園付近 ―
…では、お言葉に甘えさせて頂きます。
性分もありますので、あまり砕けることは出来ませんが。
[苦笑を浮かべられる程度には気を緩め、笑みを返し。
二、三言ほど交わした後、男は一旦出立の準備をする為にこの場を辞した**]
─ 回想 ─
[天上宮、庭園付近にて。
朱雀神から返った声>>20には黙する事で応え。
続いてかけられた言葉にこちらが返した苦笑に向けられた笑み>>21は幼さすら感じられる楽しげなものだった。
それが滅多に見せられぬものだとは、初めて見えた男には解らない。
陽の気宿す方であるが故に不思議とも思わず、男も釣られて苦笑を柔らかなものに変じさせた後]
それでは、出立の準備をして参ります。
また後程に。
[礼を残し場を辞して。
己が言通り、出立の準備に真っ直ぐ向かった男は朱雀神が何を思うかも、笑み漏らしたことすら知る由は無かった。
その後準備を終えた男と同じく、庭園に集う討伐隊参加者の中に己の知己は居たかどうか。
知る者が居るならその場で軽く目礼を向けるだけで挨拶として。
朱雀神の宣>>23>>24>>25と蒼龍神の補足の言を聞き、了承の頷きを返して出立の運びとなった]
─ 天上近辺・平原 ─
…む?
[出立より程無く、男の眉は怪訝に寄った。
視界を白に染める程立ち込める霧もそうだが、その先に見える楼閣>>#0からは不自然さしか感じられず。
霧の中からの敵意が牙を向いたのは、男が感じた違和に対して声を上げるより早かった。]
───妖か!
[纏わりつくような霧の中、遠く近くからの戦いの気配に男も周囲の気を見ながら己が得物を手に取って]
/*
今回もラ神はえらく荒ぶってますな…!
ダイス目0に現人神ですか。すげぇ。
そして俺はゾロ目の半凶とか今回も運無さそうだ。
─ 霧の平原 ─
──っ!?
[指を放とうとした矢先、背後に突然気配が湧いた]
っ、くっ!
[咄嗟、番えていた矢を握り湧いた気配へと振り切り、同時に後方へと飛んで距離を取る。
己が狙っていた気配もこちらに敵意を向けてきているようで、軽く歯噛みしながら矢を改めて番え]
─ 霧の平原 ─
[放った矢は、己が力に馴染む金属の塊。
水の気が濃くあるこの地に置いては慎重に行使すべき力ではあるのだが]
狙い通り、出来たな。
[視線の先、己が矢に纏めて射抜かれ崩落ちる二匹の妖を見止め微か頷き。
未だ途絶えない敵意の源を探し周囲の白へと意識を向けた所に声>>60が届いた]
御助言感謝する!
[誰が発したか解らぬその声に多様な妖が潜んでいる事を教えられて。
霧も含めて厄介なことだと思いながら、発した相手へと礼を返したが届いたかどうか]
─ 霧の平原 ─
ともかく、まずは数を減らさぬことにはな。
厄介などと泣き言を言っても仕方ない。
[先を進むついで、二匹の妖に刺さったままの矢を引き抜く。
いざとなれば術で作る事も出来るものだから無理に回収する必要はないのだが]
先が見えぬ内は、多少なりと温存しておきたいしな。
[視界だけでなく、何が待っているか解らぬ現状を思い、眉を寄せて]
─ 霧の平原 ─
…こういう事にも、対応しやすい。
[伝わる手応えは、真白に潜んでいた妖獣のもの。
突き立てた矢は眉間に深く刺さっており、相手が動かぬことを確認してから引き抜いて]
しかし、こんなことをしていては埒が明かないな。
[視界が開けぬ以上うかつな真似は出来ないが、いつまでもちまちま相手をしている訳にもいくまい。
せめて霧を払うことが出来ればと思うが、具体的な策は浮かばない。
こんなことで悩むくらいなら一体でも二体でも相手にしている方がマシかと、真白にまた視線を向けて]
[二本番えた矢の一方は、牽制かつ囮用。
滅多なことでは失敗などしないはず─だったのだが]
な…っ?
[突如降ってきた礫>>93を避ける為、矢を向けた先の妖が逃げていってしまった。
結果、己の放った矢は二本とも当を無くして地にむなしく突き刺さるのみに終わって]
…何が起きた。
[我ながら間の抜けた呟きを一つ落とし、矢を回収しに向かった]
[幸い二本の矢は近くに刺さっていた為、回収は容易だった。
地から引き抜き、矢筒へと戻そうとしたところで]
───っ!
[そこまで気付くことのなかった、間近の気配に咄嗟矢の切っ先を向けるも相手に傷一つつける事は出来なかった。]
虫…か!
[一体の妖と思われたのは、無数の羽虫が集ったものだった。
取り込まれぬよう、急ぎ身を引きこの場を離れた**]
うん…?
[羽虫達から離れる刹那。
どこからか感じる金の気>>105に微か目を見張った。
己と同じ金の気だからというのもあるが、一瞬大きく感じられた高まりに意識を引かれたのが最たる理由。]
…私も、気を引き締めねばな。
[力及ばず足手まといなどにならぬように、と微か息を吐きだして、矢筒の位置を直した**]
─ 霧の平原 ─
[周囲から感じる力は、金気だけではない。
先に降った礫は誰かの水気によるものだろうし、土気の動く気配も伝わってくる。
強き火気、木気の主は言わずもがなだが、二神の他にも妖の気配断つ動きを感じられて]
…全く、情けないことだな。
視界が利かないのは私だけではないと言うのに。
[金気放っていた主の実情>>114は知る由がない、が男に余裕がある訳ではない。
護衛を務める手前、周りに意識を向けるに慣れているからに過ぎず。
周囲の働きに比べ芳しくない己に内心歯噛みしながら、一旦体勢を整えようと弓を背に回した。
木気の高まりを強く感じたのは、丁度その時>>112]
これは…
[渦巻く風に運ばれ、この地を覆う水気を吸って咲き誇り舞い降る花弁。
纏わり付くような真白の霧は、見る間にその勢いを失っていく。
それだけでも、感嘆に目を見張るものではあった、が。
開けた視界のその先、強い陰の気を照らす陽の光>>118。
それによって露になった影の姿>>119に、暢気に感嘆している場合ではないと気を取り直し]
二神の助力とは、贅沢だな。
これは本当に気合を入れ直さないと。
[朱雀神よりの檄>>121に了承を返しながら、狙う先へと視線を向けた]
…とは言うものの、蜃、か。
厄介だな。
[金生水。下手に触れば却ってこちらの力は相手に利用されてしまうだろう。
重ねて張られている朱雀神の結界近くで、相克の関係にある己の力は使わぬ方が無難。
となると、離れた所から補佐に回るが良策かと、視野が広く取れる位置を探し。
強き陰気を放つ双剣の使い手>>125を見つけ、その動き>>128に微か思案した、後]
……恐らくは、合っていると思うが。
[背に負っていた弓を持つと、矢を3(6x1)本番えて]
───集水、増幅
[放った矢は、青年を囲むように地へと突き刺さり。
その矢を媒介として作った簡易の結界は金の気満ちるもの。
使用されたなら、多少なりと水の気の補充になるはずだ。
不要と思われるなら術を解き、己は蜃の討伐に向かう者達の補佐に集中することとなるだろう**]
[男が施した結界は、思惑通り相手の助けとなれたようだ。
レトから向けられた視線>>139と礼>>140に、こちらも微か笑みを返す。
それは、彼の声に聞き覚えもあった為]
いえ、こちらこそ。
先程の助言には助けて頂きました故。
[先の霧の中、一角獣の弱点を知らせてくれた事の礼を返した所で更なる声>>144が響いた。
見れば妖魔へと斬りかかる少年からも金の気を感じ]
その結界は、矢の均衡が保たれる限りは保つものに御座います。
邪魔になりましたら、一方を折るなりとして下さい。
[前に出るよりも後方に控えることが多い為、こういった補佐は慣れたもの。
水の気ならば相生、同じ金の気には比和とどちらも力になれるだろう術をそのままに残し、男は周囲へと意識を向けた]
[男の立つ位置は周囲の見通しがしやすい。
小物の妖はレト達の陽動に掛かり、集まってきている。
邪魔はこれで入らぬだろう、肝心の蜃へと視線を向ければ土に纏わり付かれている>>141のが見えた。
重ねて、蜃へと向かい槍を振るう姿>>150も確認できて]
…土気を介してならば、私でも助けになれるか。
[己の金の気は蜃の水の気に直接触れるは避けるべきだし、何より今攻撃をしかけている彼女の木気に邪魔になりかねない。
だが、土気が在るならばそれを介して己の力をより引き出す事が可能となる。
蜃の胴を締め付ける土へと己が力を差し向けて]
───凝縮
[その中に混ざっている金属を集めて固め、拘束の強度並びに土の気の純度が上げようと術を紡いだ]
[己の術は狙い通りの効果が出ただろうか。
悠長に確かめている暇もある訳が無く]
──申し訳ないが、後はお任せ致します。
[近づけば陰の気を増すゆえに、距離を取っての援護に徹するを詫び。
槍振るう彼女へと、届くか解らぬも後を託す言葉を紡いだ**]
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