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[ 店の奥の一角に売り物とは別の植物がいくつか並んでいる。
ふわふわ緑の髭のような葉がもさもさと溢れた鉢の一つに霧吹きでスプレーを掛けて。 ]
あら?
……どうしたの?
はなせるよ、ってなあに?
あなたは交信者です。
自分以外の交信者が誰か知っています。
また、共鳴者及び交信者にしか聞こえない会話が可能です。
1日目、任意の誰かと”交信”する事が出来ます。“交信”の対象となった者は、その後、共鳴者及び交信者同士の秘密会話に参加することが出来るようになります。
但し、選択した相手の陣営や能力に変更はありません。
村人の数が人狼以下になるまでに人狼と妖魔が全滅すれば勝利です。
ただし、人狼を全滅させた時点で妖魔が生き残っていると敗北になります。
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デフォはラートリーさん。
植物からの交信を受信するなら探偵さんのどちらかがいいかなーと思うのでデフォでもいいけど…
能力セットをテストするので<<薔薇園芸家 ローゼンハイム>>さん、
絡めそうならそれで…。
/*
………いやそれはちょっと
テレパス探偵さんたちの雇い主だからローゼンさんもテレパスとは思いますがそれは
ええと、<<女子高生 グレートヒェン>>さん
花屋店員 アリーセは、女子高生 グレートヒェン を能力(響鳴)の対象に選びました。
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インターフェイス、灰ログ、ランダム、能力セット、問題ないようですね。
グレートヒェンちゃんはトールさんにご用なのかな?
ちょっと様子見してみますぷくぷく
― 翌朝・花屋 ―
……っと、できた。
んー、こんな感じでどうでしょうねえ。
[ まだシャッターを下ろしたままの店内。
カウンターの前に立ち、
オレンジのガーベラ、白にピンクの入ったチューリップをメインに、
その周りにローゼンハイムの好きな赤のミニバラを配した花束を仕上げている。
揃えた茎を麻ひもでキリッと結い、コットンを巻き付けて水を吸わせてからホイルでくるみ。
ピンクの和紙に透明なセロファンを重ね、リボンをあしらった。 ]
うん。かわいい。
ロスリンさんも、ローゼンさんも喜んでくれるといいなぁ。
[ 呟きながら、カウンターの横の棚に花きり鋏やコットン等を片付けていく。 ]
さて、
そろそろ今日もお仕事のお時間ですね。
[ 年季の入ったシャッターを上げるのには、少々時間が掛かる。
昨夕店内にしまった花活の水を入れ替えて、花の様子を確認してから外に出して並べ、
ショーケースの中の花のチェック、ウィンドウの前に置かれた胡蝶蘭やシンビジウムの世話と。
いくらでもある仕事をぼちぼち片付けている内に、
ミュールの靴音が店の前に。
あくびのしっぽを纏わせつつも元気な笑顔の彼……彼女?がやってきた。 ]
おはようございます、ロスリンさん。
肌色の……もにょもにょ……?
それはもしや、春になると増えるというへんt
いえ、なんでも。
はい。ありがとうございます。
またよろしくお願い致します。
[ 花束を手に去っていくセーラーローズを見送って店の前まで出る。
日よけの位置を直そうとしたところで、「きゃっ」という叫び声に顔を上げた。
緑色の残像がHM商店から飛び出して千賛休前を駆け抜け、
その後を惣菜店のイケメン店員が追いかけていくのを呆然と見守っている。 ]
あれ……緑色?
爬虫類にしてはすごいスピードのような……
なんだったんでしょうね?
[ 我に返って、店内に戻ろうとした時、
店の前に並べた花活の間に何かが動いたのを見つけた。 ]
……あら?
[ ふんわり焼けたパンのような色合い、柔らかそうな毛並み。
後ろ足で立ち上がって、花活の花の中にピンクの鼻先を押し込んでいる小さなうさぎの姿。 ]
ああ、あなたね。さっき、ロスリンさんが見たのは。
うさちゃん、どこから来たの?
それは駄目よ、売り物のお花だし、薬もあるから。
こっちにいらっしゃい。
タンポポと、クローバーなら、いくらでもあげるわ。
[ とん、とん。
平らな靴底で軽く叩くと、
古いの木の床の板目の合間から、ひょろひょろと緑の芽が伸び出てくる。
ノコギリのようなタンポポの葉、ハートを三つ合わせたクローバー。
歩くのに合わせて、ぽん、ぽん。
ぽん。黄色と白の花がポップコーンのように踝周りに散っていく。
ひこひこと鼻をうごめかせて、芽吹いたばかりの葉や花を追い掛け始める焼き立てパン色うさぎを招くように、そのまま店の奥へ。** ]
― 花屋 ―
[ カウンター奥の部屋。
店に出す前のつぼみの花や、市場で仕入れてきた時の花箱の空き箱、その他もろもろが雑然としている。
床の上に置かれたアレンジフラワー用の花器のひとつ、籐の花籠が床下から伸びたクローバーで覆われて、その中に焼き立てパン色うさぎがころりと丸くなっていた。 ]
気に入った?
ふふふ。そうしてると、まるでパンみたいね。
背中が淡いきつね色、おなかがほんのりベージュ、クリームパン?
おいしそうね。
だいじょうぶよ、食べないから。
ゆっくりしていっていいわ。
[ 首を上げてこちらを見ているうさぎにそう話しかけてから、
店のさらに奥に話しかけるように呟いた。 ]
さて、今日はもうお客さん来なさそうだから、
少し早いけど、お店閉めてお見舞いに行ってきますかね
花屋店員 アリーセは、探偵秘書 ラートリー を能力(響鳴)の対象に選びました。
[ うさぎに話しかけながら作っていた小さなアレンジメントを仕上げて、手提げの紙袋に入れた。
がたつく丸椅子から立ち上がり、
鼻をヒクヒクさせているうさぎの前に屈みこんで、クローバーの籠を指先で軽くつつく。 ]
帰ってくるまでもつとは思うけど、
もう少しね。
[ その途端に、ふわふわと茎が伸びて葉が生い茂る。
籠の周囲を巻くように花が咲いていく。 ]
じゃ、いってきます。
[ 出掛けてますよーの目印にシャッターを半分降ろして、店を出た。
タイルの石畳を踏む靴裏から、名残りのクローバーがひらり。
けれど、新しく生え出てくる芽はない。
商店街を病院に向かう途中、千賛休に顔を出す。 ]
こんにちはー。今日のおすすめお菓子あります?
……うぐいす餅? うれしい!
ええと、贈り物と、自宅用でお願いします。はい。
それとこれ、よかったら。
[ 晒しの紙に包んだラナンキュラスを差し出した。 ]
こっちはダルおじさまに。
グレートヒェンちゃんは、こっち。
[ スイートピーを麻ひもで括った掌に乗るぐらいに小さな花束を、
バイトの彼女に手渡して、
出来上がったお菓子の包みを受け取り、また店を出た。 ]
― 探偵事務所の前 ―
[ HM商店の前でラートリーとラヴィが会話を試みている時間からしばらく後。
総菜屋名物のハンサムさんに会釈をして、二階に続く階段を上がる。 ]
こんにちは?
[ ノックを二回。返事がないただのしかb
ノブに触れてみるが、施錠されていた。 ]
んー……どうしようかな、
ラートリーさんも、カナンさんもいないみたいね。
[ ため息をひとつ。
店から持ってきた紙袋の中から小さなスズランの花束を取り出して、茎を括ったリボンをノブに引っ掛けた。
更にごそごそと懐を探って、店名を記したシールを包装の紙に貼る。
シールがはがれないか確認してから、また階段を降りて、病院の方へと向かった。 ]
/*
お花屋さんにすることに決めてから、グレートヒェンちゃんとラートリーさんにあげようと決めてました(*ノノ)
だって、女の子が男性にお花あげるってあんまないですよね?
男性が女性にお花あげるために買いに来いよ!(屮゜Д゜)屮カモーン
あっダルおじさまは別枠です。
― 千賛休・ちょっと巻き戻って ―
>>108
そうですか、求肥みたい?
ダルおじさまのとこのお菓子みたいに繊細だったら嬉しいです。
このお花も幸せね、そう言って頂けて。
美味しいお菓子とお茶をいつもご馳走さまです。
他の新作もいいなぁ…明日はまた別のを試しに来ますね!
>>110
うん、ごめんね。私からで。
グレートヒェンちゃんに贈られる男の子からのお花を作らせて貰いたいんだけど。
最近はもっと別な贈り物がいいのかしらね…
いつもいつも、おばあちゃんたちがお仏壇にお供えするお花ばっかりだから。
たまにはかわいい花束を作ってみたくなっちゃって。
よかったら、お部屋に飾ってあげてね。
[ グレートヒェンに笑い掛け、ダルメシアンに会釈をしてから店を後にした。 ]
花屋店員 アリーセは、新米探偵 カナン を能力(響鳴)の対象に選びました。
― 病院・大部屋 ―
こんにちは。
いかがですか、ローゼンさん。
[ 同室者に会釈しながら、包帯まみれの足をベッドに吊り下げられているローゼンハイムの傍らへ。
サイドテーブルの上、花瓶に活けられたガーベラとチューリップとミニバラに小さく微笑んで。 ]
これ、お見舞いです。
お花とお菓子。
それでどうなんですか、お仕事の方は……
ええ、ラートリーさんとカナンさんがいるから。ふふ。
でも早くお元気になってくださいね。
ええと、今日は、カナンさんも、ラートリーさんも……?
[ きょろきょろと見回して、ローゼンハイムの部下二人が見当たらないことに少し落胆したように息を付く。 ]
いいえ。ちょっと。
……何でも。
ふふ、秘密です。
じゃあ、また。事務所の方に遊びに行きますから。
早く戻ってきてくださいね?
[ そう言い置いて、病室を出る。
ゆっくりと商店街の方へ、店へと戻っていく靴底からは、
小さな紫色のスミレが一足ごとに芽吹いては咲き、
花の足跡が残っていた。** ]
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