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12人目、藍骸星 バルタザール が参加しました。
藍骸星 バルタザールは、呪狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[一番最初の記憶は、乾いた大地。
白くひび割れた土の上に、立ち枯れた樹が、自分に根を向け幾重にも折り重なって倒れている。
ざく、ざく、ざく…歩を進める度に、軽い音を立てて足元の土が崩れ去る。
二本の足で歩くのは大変面倒だ。
自分は何故、この姿に「造られた」のか。
傍らを歩く相棒が、空気を震わせながら「くぅ」と鳴いた。
真っ白で固い四足は道を歩くのに便利そうだ。羨ましい。
頭蓋の空洞に嵌められた藍玉の「眼」が、真っ直ぐにこちらを見上げていた。
いや、見上げているように自分が動かした。]
[二番目の記憶は、湿った森の中。
目覚めると、多くの人間に囲まれていた。
傍らには、砂になった相棒。
残るのは藍色の眼であった固い宝石。
掌に握りこむ。
15年前の怪異の夜、ある森の中で、魔物に攫われたらしい子供が救出された。
骨で出来た狼の魔物は、大変邪悪な瘴気を孕んでいたらしく、居合わせた人々の大半はその後、体調不良で寝込んだり命を落としたといわれている。
生き残った子供のその後は…―――]
……少し…寝すぎた、か?
まぁ、いい。
多少の時間差など、些細なものだ。
[石から手を離し、剣の柄に手を添える。
柄の先端部分は横を向いた狼の象嵌で飾られ、眼に当たる部分には藍色の宝石が嵌められていた。]
[振り返ると、真っ直ぐ…迷うことなく気配を消しているはずのセルウィン>>335の前まで歩を進める。]
藍骸星バルタザール、只今目覚めました。
……石をぶつけられると、困るしな。
[覚醒前に聞いていた言葉を覚えていたのか、そんな挨拶をしながら、セルウィンの目の前で膝を折り、臣下の礼を取った。]
……娘。
喰われずに残って居たのか。
餌か?玩具か?
[その場に留まるタチアナに気づくと目を細め、冷たい表情で検分するように眺めた。]
気配が足りない…
俺が最後というわけでも、なかったのだな。
[傍で強大な力を放つセルウィン、そしてかなり弱いが明らかに仲間と見えるイェンスの気配は察知できたが、もう一人分の気配がわからない。
膝をついた姿勢のまま、思案するように自分の上に立つ存在…セルウィンの様子を*見た。*]
[>>340 声を掛けられ、ゆっくりと長身を起こす。]
申し訳ない…器がのんびりしすぎていた。
その分、働かせてもらおう。
[謝罪の言葉を口にしながら、石を掴むセルウィンの動きをじっと眺める。]
「声」に…反応した者が居た。
恐らくは、それが―――かと。
[器の記憶する「エルの不調」
それを、覚醒の影響と見てセルウィンに伝える。]
>>340
嗜好品の類、だろうな。
熟成させると、調理法も変わってくるかもしれん。
今は食指も伸びぬ雛だが。
[タチアナに対しては、人間を評しているとは思えない感想を述べた。]
―――にとっては、きつい目覚めになるかもしれんな。
俺も間一髪だ。
間に合って本当に良かった。
[>>341 速度を上げて進んでいく石を見ながら、
喉の奥でくくっと笑い声を立てる。
セルウィンの横で腕を組んで立ち、新たな星の覚醒を*待っていた*]
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