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8人目、女学生 コンスタンツェ が参加しました。
女学生 コンスタンツェは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―『Grow Universe』公式大会会場―
う、うう……どうしてこんなことになってしまったのでしょう。
[会場入りして3分もしないうちにその少女は困惑していた。
今しがた――というか会場入りする前、
自分をここまで送ってくれた者とのやりとりが思い出される。
すなわち義理の姉とのそれ。
本当は彼女とオフ会に参加するつもりだったが、急な仕事が入ってしまって、だから、今は自分一人である。
「頑張れ」だなんてあっさり言われたが、
そもそもこっちは彼女を頼りにするつもりだったのだ。
少なくとも、リアルを垣間見せるこの場では]
お、落ち着くのです私、
いつもゲームでキャラかぶってる時のように堂々と……堂々と……
[そんなことを言いながらも徐々に立ち位置が端に寄ってきている。
なるべく目立たない位置へ。
仕方ない、何せネットゲームのオフ会に参加することそのものが初めてなのだ。
そんな少女のデータとはいかなるものなのだろうか。
その答えがこれだ]
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■氏名:コンスタンツェ・マイヤー
■年齢:17
■職業:学生
■経歴:リュフトフェン地区の工学系のハイスクールに通っている。義理の姉に誘われ1年半ほど前に『Grow Universe』を始めた。
[またゲーム内PCデータは以下のようになっている]
■タイプ:魔法主体の遠距離攻撃型。氷系統の魔法を主として使う。攻撃<支援というスタイル
■メイン武器:メイス。一応殴り武器にもなる。
■バディ:カーバンクルタイプの「フロスト」。向けられる攻撃への軽減、反射を担当する
/*
すみっコぐらしよろしくwwwwwwwww
やめろそのセリフはナカノヒトに効く
ちなみに映画はちょっと近場でやってないのでな……見れてはいないのだ……
ってこれが初独り言に
ええとお ひ さ し ぶ り で す(一部除く)
なんかレーサーっぽいのやろうルートがチップ眺めまわしてたらパーになってしまった
男女比次第ではヒース使う案もあったりなんだり
[少女は今や自分が操るアバターの姿を脳裏に思い描いていた。
リアルの自分よりもずっと白よりの銀髪を緩く三つ編みにし、
防寒対策はばっちりな毛糸の上下をこれまた暖かそうなローブ――色々な模様が糸で縫い込まれた白基調のもので覆っている。
その白づくめに近い格好と氷系統の魔法を初期からおさめたことから、
設定した二つ名は「
なかなかカッコいいと義姉からも評判であった]
[とはいえ今の自分はそんなアバターとは見た目も何も違うふつうの女子高生だ。
脳内でアバターをかぶった気分になっても現実はごまかせない――が構うものか]
…………よ、よし。
[おそるおそる顔を上げる。
今は壁に背をつけて優雅でも何でもなさそうな雰囲気の自分。
どうせ誰も自分になど気を留めてはいるまい……って、あれ?>>67]
[どうも見られている気がする。
私そんなにあやしかったかなあ! という独り言が喉まで出かかった。
同時にすごくやり過ごしたくもなったが、
相手に何というか既視感があるのでそうも言ってはいられない]
んん、もしやあの人は……
[少女は意を決しその人に近付いた。
知ってる人かもしれないという安堵ゆえであった]
すっすみません……もしやあなたいつぞやの……
「狙撃手」さんじゃないでしょうか?
あのっ私あぶないところを助けてもらいまして、
その時は……キャラ的に素直にお返事できなかったんですけど、
本当に感謝しているといいますか……ハイ、ありがとうございます。
あっ人違いだったらすみませんっ!
[なんだかんだと感謝と、人違いの場合の予防線もこめて二重の意味で頭を下げていた。
……なおゲーム上でロールプレイしているキャラはめったなことでは頭を下げないやつだ、とは記しておこう。
もっとも苦境に立たされるとあっさり素が出てしまうことも多々あったわけだが*]
/*
義理の姉つまり姉さんことイングリッド・マイヤー
レーサーでとりあえずゲーム内でもめっちゃはやい
ところで兄の嫁を義姉と呼んで良いのだろうか? 間違ってたらやばいね
[あやしい者だと思ってたら最初から逃げてますよお!
……というツッコミはもちろん口に出せる状況ではなかった。>>86
それより他に気になるところを今まさに訊いている状況だからだ]
え、 …………あ、はい。
[どうやら彼にとってあれはそれほど気にすることではないらしい。
まるで流れに流されるままにこくこく頷いていたが、
逆に自分のことを問われればいきなり神妙な顔つきになった]
あっ! ……いえあの、はぐれたとか落とし物ではなくて。
おねえさん……えぇと、連れの人が急に一緒に行けなくなって、だから、一人で。
でも一人だとどうしたらいいかわかんなくて……それで困っていたのです。
何せこういうオフ会に参加するのが初めてでして……
ええっと……
[何せ初めてなので何を訊けばいいのかもわからない。
たしか会場のことは義理の姉から訊いていたはずだが端からど忘れしているというありさまだ。
少々俯いてから大事なことに気付く]
あ、名乗り忘れてましたけど私、「
[そうしてまた丁重に頭を下げた*]
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