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とある商会長の義息子 カーク が見物人として参加しました。
とある商会長の義息子 カークは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
―とある商会の戦い―
阿漕に儲けるってのが必ずしも正しいわけじゃない。
[とある国にて、内乱が起きた。
特産品を買い占めた。そこそこに長く続いた内乱のおかげで、がしがし物価があがるあがる。貴族や、ほかの商人、役人からいつ売るのだとせっつかれた。首を振った、ぎりぎりまで値が釣りあがるまでがめつく稼いだ。
そして内乱が終わる直前に売りさばいた。同じようにして身代をつぶすやつもいたが、これは商人たちの戦いなのだ]
だがな、うちより儲けたやつらはいる。食料とかを買い集め値を釣り上げたやつらがな。
儲けにはなったな。だが変わりに恨まれるぞ。
[がめついと言われようとも、特産品は特産品だ。必需品ではない。
こちらに対して文句はあっても恨まれることはないだろう。疑問を埋めていくように商会のメンバーに伝える。]
どっちがいいとはいわねーさ。短期的にみるか長期的に見るかの差だ。
エティゴナ商会は長期的な展望で動いた。そっちのほうが利益が高いからな
あとは、為政者がそれを認めるのか。長期的な付き合いを望むのか望まないか。短慮なら追い出されるんだろうが、違うならば、商会の販路として食い込めるだろう。
あちらは援助してほしいだろう。その代わりに利権をいただく。そういう戦いが今から始まる。現状なんて前哨戦もいいところだ。
[言い聞かせるよう商人へという商会長の義息子の凄味が増す]
[だがそれも一瞬、特徴的な少し横長な猫のマークの制服のように緊張感がとれる]
少なくとも赤は出てねーんだ。それに、商会として入り込めないならそれはそれだ。長期的に動いてきたことが無駄になる?それは違うな。
為政者の嗜好がわかる。短期的に目に見える成果が欲しい。とかな。ならばそれに合わせて商売するだけだ。
目に見える成果。単純にいえば戦だな。短期的に商品をまわして金を稼ぐ方針をとればいいだけだし、『情報』という『商品』を買いたいやつはいるだろうよ。商品の価値を向ける相手が違ってくるだけだ。
[疑問がないように説明をしていけば、頷いて返される。商会所属の店員に笑みを浮かべる]
『金の縁』なんてそうそう切れるもんじゃない。そして金は世界中を渡る。だから誰とでも結べる。ならば金を扱う俺たちも世界中に目を向けなけりゃならない。わかったな?
そうやって売れない商品は売れる相手を探せ。商品の品質や鮮度を見誤るな。鮮度ってのは何も食い物に関してじゃない。必要な時、必要なものを必要な場所に。それも鮮度だ。
売れるものは売り切れ。不良在庫は残すなよ。
俺たちはまだまだ儲けなきゃならないんだからな。ウッシッシッシ。
[最近義父に似てきたとこもある義息子は父譲りの笑い声をあげるのであった*]
―とある商会の一幕―
金が無いのは辛いぞ、あれは人の心を荒ませる。つまり心を富ませるのは金だ!
…と、まあそれがすべてとはいわない。ただ世の中はな、金で解決できることと、できないことがある。まあ、解決できないっていう事柄を、本気で金で解決できるかどうか試みたっていう話を聞かないから、それが不確定ではあるがな。
なにせ経費が掛かりすぎる。金以外のことで解決できるということは、つまり無料で解決できるってことだ。無料でいいなら無料のほうがいいだろ?
だが大多数は金で解決できることに変わりはない。なら金で解決するしかないだろう?
だから俺たちは金を儲けるとともに、金の価値を貶めるようなことをしてはならない。
具体的にいうと、ちょっと前にほら、あったろ?内乱があった国。
食料を売り渋り、金を釣り上げてた商店とかは民衆に潰されたらしいぞ。民衆の怒りは最高潮だったってわけだ、そして心が荒んだ結果だな。
[醒めたような態度で起こるべく起こるものとして当然の出来事のため感慨もなかった]
まあ民衆にとっての戦争だ。そして金の価値を一時的にとはいえ貶めて、石ころと変わらない価値にした出来事だ。
[なにせ金ではなく暴力で解決したのだ。そう、労力という点を抜けば、無料(ただ)だ。
無料(ただ)でなんでも解決なんて許しがたいことだ。先の醒めた態度とは別に言葉に熱がこもる]
あれはつまり交渉が失敗した結果だ。
交渉というのはどれだけこっちが利を得るか。それに注視しがちだ。そりゃ自分の利益をあげるために行動をするのは当然だ。
だから商店の連中は売り渋った。利を得るためにな。
[ここまではいいか?と商会メンバーに確認すれば]
ただ交渉相手がテーブルをたってしまった。そして拳を振り上げた結果があれだ。
自分の利を追求するのは当然だが、それだけして相手が交渉のテーブルから抜けてしまったら、交渉がそもそも成り立たなくなる。
どちらも利を取り合って、10:9。あるいは9:10と相手に思わせるぐらいのほうがいい。
そうすれば金の価値は落ちない。
金の価値を落とさず、多くのものが金を使いだせばわかるな?
更に市場が増えるんだ。そうすればまた俺たちは儲けるってことよ、ウッシッシ!
(少しずつ、少しずつ……だな)
[義父(パパ)が手広く商売を広げる以上、商会の商人だって増やして、育てないといけない。そんな商会長の義息子の一幕であった**]
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