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紅榴候 ガートルート が見物人として参加しました。
紅榴候 ガートルートは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
此度の顔ぶれを集めるには苦労したのだよ
[白の魔>>21の佇む窓辺、羽撃きの音を残して紅が降り立つ]
良い香がするだろう、蛇の
[梟の翼は、背へゆるく垂らした赤毛へと収束して流れた。
吸血鬼の指が窓枠をなぞり、金の瞳を覗く紅にも愉悦の色。
あかい唇が艶やかな弧を描いた**]
城の趣向は如何であろうかね
楽しみだ
おや、それは
[届いた念>>47に肩を竦める。
白絽の映し出す窓面に、ちょうど急ぎ立ち去る元老の姿があった]
…惜しいこと
私達は貴方の味も、愉しみにしていたのだよディーター
[返す言葉は笑みを含み。
やがて窓の映す遠見がまた変じれば、そのうちの一つへ気紛れに指を伸ばした]
彼の「代わり」が宴に間に合うか賭けようか、蛇の
[窓見の虚像、映った<<流浪人 ジェフロイ>>の姿を慈しむように指先でくすぐって、戯れの余興を添えた**]
[薄き絽がさざめき、賭ける対象は定まった。
とりもなおさず、ディーターの名代は此宴を訪なうべし、と]
ひとつ楽しみが増えたな
[窓枠の裡、鎖で戒められた男の姿。
世間慣れしていない言動のひとつもまた愛いもの。
隣人の白い姿が霧と消えるのを背で送って、紅もまた身を柔らかに変じゆく]
招待主として、挨拶くらいは構うまいよ?
[霞む羽ばたきを残し、梟は窓硝子へと身を溶け入らせた。
窓の外、ではなく、窓が映す幻影の輪郭へ向かい**]
― 惑の森 ―
[ホウ
梟は低く謳う]
[姦しい鴉達>>124へ、猛禽の眼差しは闇を深め]
[ホウ、、、
ホウ ]
『この先は私達の領域
そろそろ預けて貰おうか?鴉の』
― 惑の森 ―
[ホウ
梟は低く謳う]
[それの行く手に道はない>>133]
[ホウ、、、
ホウ ]
此方へ…
アルビン。 おいで──私達の許へ
[導きは低く、謳う。暗い月に、紅の翼を広げ]
― 城門 ―
[惑いの結界が敷かれた 艱難の森は、紅榴の統べる領域。
幼き者を其処へ放ち迷わせて遊んだのは、鴉達の悪趣味の一つか。下位の者からの念>>131には無視を返して、
梟は幼子の足元を照らし、導き]
…よう来た
独り立ちに臨む若き雄よ
[古城の門にその姿を降ろして出迎えた。
あかい唇は柘榴の艶を帯びる]
貴方をこの宴へ請け出すには苦労したのだよ、アルビン
[戯言を謳い、
伸ばした指は、抵抗をさせずにたどり着く。
幼子の頬へ触れてその顔を覗き込んだ]
私達は紅榴候
[自称を複数形で表す独特の言で、尊称のみを告げる]
私達は罪を定めない。また
私達は罰も定めない
ただ 私達は選び、赦しを与える
我が血と我が名には、その権がある
私達は貴方を選んだ。愛らしい仔よ
覚えておくが良い、アルビン
[視線逸らす顔へと唇を寄せる。
猛禽の瞳、唇同士が触れるか否かのちかさ
──言祝ぎを]
雛仔であった貴方は親の 所有物
だが今これよりは、他と同じく貴方も資格を得た参加者なのだよ
……自らの才覚でこのゲームを勝ち抜けば、
やろう。貴方の行く道へ はなむけを
[これはそういう宴であるから。
だがこの雛が半ばで脱落したならば、 ]
ふ…楽しめ
/*
濃すぎる縁故に引きずられて、エコヒイキ(訳:二人っきりの世界)を形成されるのは嫌だよというせこいアピール
…良い
[唇の中に封ぜられた問いを、舌と牙で暴き立てることはせず。
ただ撓めた唇の端に憐れみに似た愉悦を滲ませた]
では入れ
まだ、開始の刻を告げるには早い
休むも、探索するも貴方の望むように
[城門をくぐる幼子の背へ眼差しを注ぎ続け、
そして]
…大鴉よ
貴方が執心する理由もわかるようだ
[紅は羽音を滴らせて、古城の闇へと混じり入る]
しかしこれは『私達』の宴
[敢えて続きを口にすることは ない*]
─ 惑いの森 ─
[駆け引きや誘惑も嫌うところではない。
だが本質、梟の狩りは羽音立てぬ静寂と、迅速]
……
[紅榴の森に通された道を、導かれし迷い人が歩いていた。
人間が、不意に己が身を絡め取る力に気づけたかは定かでなく、尋ねる気もない。
崩折れた人間を胸へ抱くように、梟は舞い降りて]
──宴の餌になりに来たのだね?良い子
[耳元へ囁いた。
反応する暇は与えず、人の子の清らかに無垢な首筋へ初牙を散らした*]
― 書斎 ―
[森で静寂の人狩りが行われると同じ刻、
古城の書斎では羽撃きの音を滴らせる。無音を貫かぬ振る舞いは、居る、と知らしめる礼儀の音]
見つかったか?望む書は
[礼儀に適うには、一方で近過ぎる距離。
本棚へ向かう男の背へ殆ど寄り添うよう、紅は柔らかに囁く]
― 書斎 ―
おや
[離れようとか、踏み出した足へ重心を移す男へと揺らめく笑みを湛えた]
好きに手にとっても構わぬだろう
これらすべて白絽候の蔵書だが、彼の方は閲覧者を厭うまい
[述べながら紅も踏み込んだ。前方は背高の書架、行き場は直ぐに失われる。
緊張に固くなる感触を愉しむように身を寄せ、片腕を背中越し、滑らかに伸ばして棚の一つへ指先を掛けた]
抜け道は見つけたようだが…他にも助けになるものがあるやもな?タクマ
[本棚際へ追い詰めた男の背筋へ手のひらを這わせる。
服と、肺腑越し。前胸に刻印された咎人の証へと、意図を貫かせるように。
体をひねる動作があればその手はふわり離れ、振り返ったタクマの顔を間近に眺めた]
…私達は貴方に惹かれ、貴方を選んだのだよ
[紅榴候は恩赦の権を持つ代わり、断罪には携わらない。
真に己の罪を識るのは己自身のみ。
他者がその罪を罪と定めるも、罰を罰と定めるも、宵闇に行われる暗闘の一部なのだろう。或いは…罰にかこつけた欲望が犠牲者を欲しただけ]
すなわち貴方の振る舞いが、貴方を此処へ招かせた
[愉しませてくれるのだろう?
囁きは紡ぐ。羽毛の柔らかさに柘榴の妖を滲ませて]
[まだ刻は宴の始まる前。それなりに反応を楽しめれば、梟は羽音一つを残して男を解放する積り。
城内を行き交う血蜜を湛えた花達が、この声無き咎花をも咲かせてくれるだろうか*]
― 地下水路牢獄で ―
[足元に這う咎人>>9を、梟は見下ろしていた。
千年紀を超える刑期を既に経た魔獣。
眠らせずに起こしたまま繋ぐ拘禁刑は飢餓で命を削るはず。迂遠な死刑とさして変わらぬだろうに、朽ち果てているどころか人間一匹を喰わせただけで容易く人型へ復してみせた力へ、内心舌を巻き。
釈放を告げ、宴に誘った>>11]
熟成した稀酒か。無論それも楽しみに貴方を選んだ
だが、貴方へ『我慢』という躾を施すために私達も今は耐えてみせよう、ツェーザル
[その場で首輪と足枷を解いたが、主たる封印は残したまま。
悪名高き兎に全員首を刎ねられては宴どころではない。暴れても捩じ伏せられる程度に力を抑え込んだまま、古城へと導いた**]
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