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10人目、よふかし リヒャルト が参加しました。
よふかし リヒャルトは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
―少し前―
[耳に響く雨音が紡ぐ静寂が心地良くて、目が開かない。
けれど、今日は、何か用事があった筈だ。
なんだろう?なんだっけ――]
――――ン、……ん。
[そうだ、”彼”に聞けばいいんだ、と寝返りを打ち
隣に手を伸ばしたけれど、ひんやり冷えたシーツの感触しかなく、
疑問符を浮かべて薄ら目を開く。
あぁ、そうか昨夜一緒に夜更かしした”彼”は遅れずに出掛けたのか、
…――ローゼンハイムの元へ。
覚醒に向けて働きはじめた頭でぼんやりと思い出しながら、一人ベッドの上で大欠伸を一つ]
[一日くらい遅れて行ってもいいだろうか、いやどうだろう。
二度寝をして、三度寝をして、やっと目覚めた後に
半分寝惚けた頭でぐだぐだ考えながらだらだら準備していたら、外はもうとっぷりと夜が更けていた。
”こんな天気の夜更けに出かけるなんて”
そんな一般的な発想の逆手を取る天邪鬼は、途端に今すぐ出かけたい気分になって、鼻歌交じりに雨降りの夜道への散歩へと躍り出た。
レインコートと傘と長靴の三種の神器を身に着けて、濡れないように袋に詰めた代えの靴を手にいざ出発。
行く先は勿論、ローゼンハイムの元。
こんな夜更けによそ様のお宅にお邪魔して迷惑だなんて微塵も考えやしない。
こうなるのは、きっと、自分を誘う前から目に見えて居ただろうから、きっと誘ってくれたローゼンハイムは承知の上だろうなんて、自由気儘な発想で*]
[寄り道して、回り道をして、雨降りの散歩を愉しんで居たら、草木もすっかり寝静まるこんな時間になっていた。
やっと辿り着いたローゼンハイムの家の前、静かなノックを響かせて、薄ら明かりの漏れる扉を開く。
覗き込んだ先はきっともう、みんな、寝静まっている事だろう。
濡れた雨具を片付けて、室内に滑り込む。
夜は眠くない夜行性は、さて何をして大人しく過ごそうか。出しっぱなしのごちそうを手始めにつまみ食いしながら、一人、考え事を]
―現在、ローゼン宅―
[眠くない、眠くない。
こうしてまた昼間起きられなくなるのは目に見えている。
明日挨拶位はしたいところなので、今日くらいは早めに眠る努力をしよう、そう心に決めて…
…けれど、ベッドに向かうでなく、窓にへばり付く。
椅子と毛布を窓際まで引きずって来て、椅子の上で毛布に包まり、通り過ぎて行く嵐を見送る様に、頬杖ついてずっと眺めていた。
やっとの事でうとうとし始めるのは、早起きな誰かが起きてくるよりほんの少しだけ前の頃――**]
取り敢えずプロローグを読むのは放棄した。
そのうち気が向いたら読もう、そうしよう。
え?縁故?
…なくてもきっと誰かが微妙に構ってくれるさ。
村建てさんとかがね、きっと。
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