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11人目、志願兵 オズワルド が参加しました。
志願兵 オズワルドは、人犬 を希望しました(他の人には見えません)。
[男は無言で古城まで続く道を馬に跨っている。
仲間達の会話を聞いているのかいないのか、その話の内容には表情一つ変えることなく、頷くことなく、道の先へと切れ長の目を向けている。]
ん…、そう見えたか?
[かけられた言葉に一度瞬き、同じように首を傾けて返した。
あの男がこの先の古城にいるらしいという情報はすでに知っていた。
普段極力感情を表に出さず過ごしているが、流石に今回は隠しきれなかったか。]
最近退屈だったからな。
[暗に早く吸血鬼を狩りたいと言っているような言葉を返した。]
ま、精々頑張りますよ。
その為に雇われてんだからな。
[リエヴルの言葉には肩を竦めて返した。
言葉とは裏腹に胸中では腹黒い感情が渦を巻いている。]
実験受けると燃費悪くなんの?
[腹が減ったと静かに笑う男に目を細めて問う。
育ちとこれまで自分が経てきた経歴のせいもあるのか、男は空腹には強かった。]**
そうか…。
まぁ、俺も似た様なもんだ。
[肩を叩くリエヴルには自嘲気味に笑う。
教会が研究、開発した薬物を使用することで吸血鬼と対抗する力を得る彼にとって、薬物を使用し始めた頃はその副作用に苦しんだものだった。
今となってはこうして平静を保つことができるようにまでなってはいるが、長く薬が切れたままだと禁断症状が出現しだす。]
あぁ、
[リエヴルの言葉に漏らす声は、嘆息の様にも聞こえ。]
漸くだな…
[小さく呟くと、リエヴル、クレステッドの二人に目配せした。]
おう。
[いくぞ、と声をかけるリエヴルの声にこたえ、馬を下りた男はコンパクトに身に付けた荷の中から小さなシリンジを取り出す。
そして躊躇う事もなく、頸筋を走る太い血管にその針を突き立てた。
直ぐに効果が現れるわけではない。
地面に使用したシリンジを放り投げると、リエヴルとは反対側に展開する。]
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