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……どこを見てる。
お前の相手は私だろう?
[ゆらりと立ち上がり口元を拳で拭う。
その瞳にしっかりとした理性の光が灯る。
スコルはグルルルルルルル、と
生きていた時の自分のような唸り声を上げたが
戦う意思を見せた娘に興味を無くしたように
蔦を緩め戦いの構えを見せれば、トン、と
地面を蹴り別の場所へと向かったようだ。
死者を弄ぶあの銀の狼が、
生者に何かできるとも思えないけれど。
立ち去ってくれた事に安堵しながら、
娘はミーネの方を見た。
W娘の頭Wに花かんむりを乗せて(>>108)
呟いたミーネに、近づいて]
……バカな事、考えない方が良いよ。
[彼女のつぶやき(>>109)に、
そんなつぶやきを返した。
決して届かない事は分かっている。
けれど、彼女を前に呟かずにはいられなくて
そっと手を伸ばして頭を撫でてけれど
自分の手は彼女に触れられずに
その感触を知ることもできずに]
ノーラは、生きてるんだし。
……死ぬのは、痛くて苦しいし。
死んだ後もどうやら苦しいらしいし。
頭は腐ったら臭いし見てられないし。
……ノーラと共に生きれば良いよ。
[自分の亡骸と共にいるのか。
ぎらりと光るナイフに(>>109)
その予感もしてしまって、苦笑い。
君、1人じゃないんだから。
一人ぼっちの自分のために死ぬなんて
馬鹿らしくって、いけない。
そう言ってやりたいのに、
どうしたって、彼女に届ける事は叶わない]
………馬鹿ミーネ。
[君のことを獲物としか見れなくなった
嘘つき狼なんかと一緒にいようとするなんて。
信じてくれなかったのも、嘘だったのだから
当たり前のことなのに、拗ねて切り捨てて。
自分の命すら切り捨てた大バカ者と
どうして、隣にいようと?]
[そっと、その髪を撫でるふりして、
触れないままそっと離れた。
まだ頭痛は続いている。
何か異変があるのかもしれないと、
娘は漸く動き始めようとしていた。
ミーネを置いていく事は気がかりだったが、
いても何もしてやれないから。
何か異変があるならと、
少しだけ動き始める。
酷く痛む頭を抱えながら第三エリアへと]*
──現在・第三エリア──
[さて、第三エリアにはだれかいただろうか。
頭痛に苛まされながらも、娘は誰かに
情報を求めるだろう。
素直に共有できたなら僥倖。
できなかったなら、仕方がない。
死後の世界と思うだけだ。
その中でも、ディークやテオドールの
姿が見えたなら、
思い切り不自然に顔をそらすだろう。
気まずさMAXであるからして。
さて、皆の頭痛はまだ続いていたか。
そしてここまでのあれそれを、
聞く事はできたのか]*
──現在・第三エリア──
[そこには既に何人か移動してきていたようだ。
見慣れぬ人物に声をかけられ
(>>+170ヴェルナー)
一瞬身構え警戒するも、
続けられた言葉には思い切り眉を顰めた]
ラグナロクの暴走?ナニソレ!
[そうして、一通りの情報は得られたか。
そうして誰かしらから
一通り情報を得られたなら]
……「傷つける魔法の杖」って、
ロキの作ったレーヴァテインの
事だろう?
世界樹の頂にいる
雄鶏ヴィゾーヴニルを倒す、
巨人スルトルの妻シンモラが持つという。
ラグナロクの際にスルトルが振るった
剣とも炎とも。
………んんん。
……………あっ。
[そうして、暫し考え込むように腕組みし
目を伏せていたが顔を上げた。
そして第三エリア、レーギャルン・ボックスの
方を見るだろう]
だから、ここを調べるのか。
[成る程。と、レーギャルン・ボックスの方へ
ツカツカと歩いていくと。
それを躊躇いなく開こうとしたり、
開かなければ眉を寄せつつ何かしらあるか
調べ始めるだろう]*
[ちなみにベルガマスコを見たとき。
じー。っと、
矢鱈と相手の頭を見ていたりするのだった。
つるつるぴかぴか。
少しだけマーティンを思い出す。
この人が襲われてたのは
ドロイドにだっけ?
男2人にだっけ?
こて、と首を傾げながら記憶を探るが
まあいいか、と流すのだった]*
──第三エリア・レーギャルンボックス──
[娘が色々触ろうとしたが、
虹色を帯びた黒い鏡面のような
巨大な匣(>>183)には触れば指紋が
付くくらいかもしれなかった。
ツルツルとしていてつなぎ目も無くて、
さてこれはどうしたものかと思えば
シルヴェストリスがここに入ったことが
あるらしい(>>+184)]
なんだ。これの関係者なの?
覚えてないのは……怪我のせい?
[頭に巻かれた包帯を見てか、それとも
これまでの経緯を聞いて察したか。
眉を顰めながらも彼が中に入ったなら]
9つの鍵は要らないのね。
[その波のように揺れる黒い壁面に、ひょいと
躊躇うことなく入っていく]
[中に入った瞬間、顔をしかめた。
血なまぐさい。と言うよりも、臭い。
古いというよりも腐敗させた血の匂い。
(>>+185)
辺りを見渡したが薄暗く、
ギムレー星系のホログラムが光るのみか。
くん、と鼻を効かせて【その臭いを辿る】と
そのホログラムの側に人が倒れている]
………ねえ。………ね、え。
[硬質な声で呼びかけながら近寄った。
しかし勿論、反応はない。
右手に銃を構え、頭部から血を流す
金の髪の女性]
……死んでる。
ルージュ・ボルヴァ……自殺した?
[ぽつり、と呟きながら。
胸元に何かあるのを見つけた。
どうやらそこから歌が流れているようで、
改めてそれに耳を傾ける]*
──少し前──
[レーギャルンボックスに入る前。
ディークと目が合い、しかし気まずさから
思い切り顔を逸らしてしまった。(>>+189)
名を紡がれたのが分かっても、
振り返ることはできない。
自分を守ると言ってくれた人を、騙して
殺したのは自分自身なのだから。
その声が怒っていないらしい事は分かったが
けれど、それなら何だろうと。
その答えを見つけるのは恐ろしくて
そのまま言葉を途切れさせていた。
しかし今度はテオドールと視線が合う。
(>>+197)
こちらも、眉を寄せて顔をそらそうとしたが
その一瞬前ににっ、と笑ったものだから
此方はへの字に唇を曲げてしまった。
じぃ………と、彼を見たあと。
スタスタ、テオドールに近づいたなら]
ソウロウ?って言っちゃいけないって
ゲオルグが言ってたし
私何も漏らしてない!
特に乙女には言わない方が良いって!
[知らないらしいからそれを教えたあと
プイッ、と今度こそ顔を背け背を向けて
探索組の中へと紛れていく。
ポニーテールを揺らしながら]*
……つまり、アールヴァクがソウロウ。
[娘は大真面目である]
しかしなぜ弾切れがソウロウ?
確か、早く漏れルンです、
何がとは言わないけど、って……。
樹液じゃなかったのか、漏れるの……。
[なんでだろうーなんでだろう?
ぶつぶつ、そんなことを言いながら
はてな顔でその場を立ち去るのだった]*
──レーギャルン・ボックス──
お、お久しぶりです……?
[ベネディクト(>>+203)の落ち着いた様子に
少し驚いて目を見開いていた。
まるであの時のことがなかったよう。
それとも死後の世界?だからこそ
落ち着いてくれているのだろうか。
ハーランとも、今は特に争っては
いないようであったし]
船の名前が船の名前だし、
北欧神話は軽く復習ってはいます。
神話ではレーヴァテインは
9つの鍵がかけられたレーギャルンの匣に
封印された上でスルトの妻が持ってるの。
[北欧神話について、深い見識はないが
残された本を読み漁ってもいたから、
それくらいなら知っていると付け足して。
そして匣の中に入り、血の匂いを嗅ぎ。
ディークの叫びを聞いたなら(>>+195)]
お前はもう死んでいる……?
[思わずぽつり。
なお、殺したのはこの娘である。
しかしその直後か、ノーラが
したいのよこのパネルに気づき(>>+206)
その内容に声を上げれば目を見張った。
そんな頃だろうか?]
『シルバー・メリー号は、間もなく 最後の亜空間ジャンプに入ります。
目的地は、 ギムレー星系の主星「アースガルド」
宇宙連邦惑星座標 AG-gmj7-664.862 の第一ジャンプ・ポイントです。
みなさま、まもなくの亜空間ジャンプ・インに備えてださい。』
[そんな放送が耳に入る。
思わず眉をひそめ、立ち上がった]*
忘れろ、って言われただけだもん。
[つーん。そう簡単に忘れられなかったと
船長は供述する(>>+217ハーラン)
と言うか、彼もやはり赤い声がまだ
聞こえていたのか。
それが今聞こえてこないことに、少しだけ
今まだ生きているはずの同胞を気にするが]
ハーランは、そうなのか?
[大真面目に良からぬ事を質問するので
この話題はきっと終わらせた方が良い。
さあ、匣の中へと赴こう]*
{
ややあって、皆さんが暗闇の中で
目にはいる範囲の調べものを終えたころ。
「ガルムだ、ガルムが来たぜぇ!
あいつ、おっかねェんだよなァ」
「ということは、冥府の女王 ヘルのお出ましね!」
[フギンとムニンが騒ぎ出します。
その先の暗闇の中から、すうっと灰色の女性の影が現れ、
その足元で、黒い獰猛そうな巨大な番犬ガルムが、
グルルルルと唸っています。]
‥‥…汝らは、誰ぞ?
我は、ロキの娘にして、フェンリルとヨルムンガンドの妹
死の国ニブルヘルを司る女王ヘル。
そして、 オーディンにしてバルドルなる者の
『記憶』を『隠す者』
汝ら、 オーディンにしてバルドルなる者の『記憶』の復活 を望むなら、
バルドルを復活させる為に、涙せよ。涙の記憶を捧げよ。
[灰色の影のような女性は、囁き声でそう告げます。]
}
──レーギャルン・ボックス──
そも、逃げられるのか?
[そう、我らは死後の世界……いや、
ノーラは手違いではない限りは生きてるが。
死んでいて、戻る事はできないはず]
それに亜空間ジャンプで
金馬とは切り離されてしまった筈だ。
船には戻れない。
その、ラグナロクを
起動させて?(>>+219)
船の軌道を正すしかないだろう。
今、船に残り生き残ってる者のためにも。
[どうにも、船長扱いされると
この口調に戻ってしまうが。
そんな矢先に聞こえた鳥の声。
犬の唸り声にはビクッと身を竦めたが
現れた灰色の女性の影に
目を瞬かせて見つめてしまう(>>+228)]
涙の、記憶?
[ぱちり。目を瞬かせて。
思い浮かんだのはなんだっただろう?]*
──涙の記憶──
[娘は、純粋なコラサーヴ人では
ありませんでしたから。
覚醒の年、皆が共鳴して一つになって
混ざり合うコラサーヴ人たちの中には
入ることができなかったのです]
かあさん、おねがい、
ひとりにしないで!
死んじゃうよ、風にさらわれて
死んじゃうよぉ……!
[ボロボロ泣きながら、必死に母と呼ぶ人に
縋り付こうとしたんです。
風の内戦、その嵐の中でした。
でも、今の娘によく似たその人は
その笑顔を娘に一度だけ向けると]
『あのお薬はね、あなたを
狼のように強くするんですって。
きっと、死なないわ。
死んだらきっと、養分になって
母さんたちと一つになれるわ』
やだあそんなの!
養分なんかやだああああ!!!!
[どんなに泣いても、母と呼ぶ人は
もう振り返る事はありませんでした。
わんわん泣いて、泣いて、ないて。
肌がカサカサに干からび始めた頃。
ぴかり、何かが太陽の光を跳ね返して
眩しく、光りました。
前船長の頭でした]*
──レーギャルンボックス──
[その記憶の光景を、娘自らも
見ることができていたのなら。
その様子を呆然と眺めて、ああ、
もしかしてその薬が、と思い至りもして。
無邪気に笑う母がとても今は恐ろしく思えて、
ふるり、震えたかもしれない。
しかし最後に光が見えた直後]
痛ぅ………っ?!
い、あ、ああああ!!!
[急に頭に激痛が走り、両手で頭を抱え
その場にうずくまってしまう。
それと同時に、何故だかとても、
とてもとてもとてもとても寂しくて!
はらはら、涙が溢れてきた。
ぎゅう、と胸元を掴んで息苦しさに
耐えようとするものの、苦しくて]
やだ…………、もう、やだあ……!
消えちゃいたい……死んじゃいたい…。
なんで私っ、死んでないの?!
死んだ筈なのに……!!!
[ふらり、壁際に寄ったなら
がつん、がつん!と幾度も自分の額を
壁に打ち付け用とするだろう。
いなくなってしまえ、消えてしまえ。
一番自分が嫌いなのは自分だろう?と
それに改めて、気づいたかのように]*
/*
そう言えば、ラグナロク発見まで
エピ前でやるんだと思ってた。
そうじゃないならそれはそれでよかったね。
そう思う反面、
今稼働できる涙のひとは大抵出してるから
次に行きたいなあ、と思ったりする。
そこは村たてさん判断かな、と見守ってる…
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