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(…出て行ったようであるな)
我は安堵の息をついた。
さて。このまま墓守殿の家に居て良いものか。
(ドアの鍵は掛かっていないようであるし…不用心である)
奇数ならば→家から出る
偶数ならば→そのまま待機
我は悩んだ末に、[07]する事にした。
(こんな時こそ回避ロール!)
聖水ZONE判定1〜20
[05]以下ならば聖水ZONE踏み
墓王の行動ロール1〜10
(04)
我のラック加算1〜6
{3}
合計値が聖水ZONEを超えていたなら回避、以下なら踏み
我は墓守殿の家を出る事にした。
(ざっと見たところ、盗られる危険のある物は見当たらぬ…助けて頂いたお礼の手紙だけ置いて、出よう)
(それにしても水浸しの床であるな…鍋の汁が乾いておらんのだろうか)
なんだか申し訳ない気持ちになりつつも、我は置き手紙を残し、墓守り殿の家を後にした。
(先着6名様、この先の行動案募集)
1.4→こっそりと移動していたら<<最初の不死 ヴァートル>>を見つける。
2.5→このままでは危険であるため、<<弓使い クリス>>にかくまってもらうことにした。
3.6→食材探しを開始、自室に辿りついた。
(どうか2と5は引きませんように。)
我の行動は…{6}
(ふむ。まだ人も集まっておらぬし、鍋の食材でも探しておこうかの)
我は自らの部屋に辿り着いた。
(…最初から自分の家に帰っておけば、地下の深い所故、誰も来んかったのではなかろうか)
そんな残念な気持ちになりながらも、良さそうな食材を探す。
(…む。そういえば、ギーペン殿が投げ入れてくれたシーラカンスがあったの。あれが良さそうである)
ガサゴソと柩を漁ると、シーラカンスがしっかり保存されていた。
(…墓守殿が死んでおるのを良い事に、我は全く…謝らねばなぁ)
色々と思い出し、赤面しているのがわかる。
(どうしようかの…もうこのまま言わんでも良いか…)
我ながら意気地の無い。
シーラカンスを抱えて、途方に暮れた。
(というか、戻っても富豪娘殿やダンピール殿に見つかっては…むう)
とりあえず、どうしようか思案しつつ地上へ向けて歩き出した。
…地上へ出た途端に、誰かの気配を感じた。
あれは…<<最初の不死 ヴァートル>>殿であろうか?
(んんんん!?我がおる!?)
我は驚いて、持っていたシーラカンスを落としてしまった。
ペチャア
その音に、我と同じ姿の者が振り向く。
『フハハ…情けないの、墓王たる者が人間に懸想か。さっさと殺して、闇の住人にしてしまえば話は早かろうに!』
「お主…何者であるか」
『我はお主よ。いや、我こそが真の墓王であるな。お主のような不甲斐ない輩が王とは笑止千万。このままお主を葬り、我が墓王として成り代わる方が良かろう。どうであるか?』
「な…貴様、我を愚弄するか!」
何者だか知らぬが、無礼極まりない。どうしてくれよう。
『フハハ!まぁ落ち着け。まずはこれを見ると良い』
墓王(?)の取り出した物は…(先着6名様 案募集)
1→もう一人の墓王は<<錬金術師 イリス>>を召喚した。(捕縛済み
2→きっと不死くんが取り出したのは… 双眼鏡 だよ…
3→魔法陣だった。<<記者 ヴィクトリア>>召喚!
4→意中の相手と両思いになれる魔法薬のレシピだった。
残りはランダムで
5→ リボン
6→ ベル
墓王(?)が取り出した物は…{4}
ちょっと湯あみに行く故、行動を勝手に進めておいてくれてよいぞ。楽しみにしておる、フハハ!
戻ってきてもリカバリできる自信がある故、どうしてくれても構わんぞ(ニヤリ
急いで戻ってきたのである(ぜーはー
【現状】
・弓使いと墓王はローゼンハイム殿のお屋敷のガラスを破壊して、富豪娘殿とダンピール殿に追われている
・墓王は富豪娘殿から逃げるため鍋に逃げ込み、気を失う。その後意中の相手である墓守殿に助けられ、家に連れて行かれる。
・起きたところ、ダンピール殿が墓守殿の家を訪れる。なんとか見つからずにやり過ごし、播かれた聖水を華麗に回避して墓守殿の家を出る。
・鍋の食材を探し家に戻った墓王は、墓王(?)と遭遇し、意中の相手と両思いになれる魔法薬のレシピを見せつけられた。
我と同じ姿をした者は、なんらかの紙を懐から取り出した。
「それは…なんであるか」
我は警戒しながら問うた。
『これは意中の相手と両思いになれる魔法薬のレシピである。お主にやろう』
「ななな!お、お主…親切なのであるな…」
『ただし!譲るには条件がある』
伸ばした我の手からレシピを遠ざけるように、彼の者は手をかざした。
『お主が王を我に譲り、ただのアンデットになることだ』
「…我に王を捨てろというのか」
『人間などに、生者などに懸想する王など、暗き闇の世界を統べる資格はない。安心しろ、王座は我が引き継いでやる。お主よりもずっと上手く、やる自信があるぞ…フハハハハ!』
…正直、我は迷った。
意中の相手と両思いになれる薬、なんと魅力的な響きであろう。
しかし、目の前の得体の知れぬ輩に地下墓地を譲る?
いままで何千もの時を重ね、かの戦争で勝ち取った死者の王の座。
時の合わぬ生者と一時の想いを遂げる事と、天秤にかけろ、というのか…
そろそろ合流フラグ立てるであるか?任せておけ。
あ、もちろんまだ参加してない者はバンバン案出すとか参加するとかしてほしいのである!みんなでやってこその祭りであるぞ、フハハ!
「我は…選べぬ…」
『ほう。心底意気地のない。見損なったぞ。
我はそのような情けない者ではなかったはずだ。墓王の大剣が泣いておるぞ。お主のような者が誰からも好かれるはずはない。まさしく、この薬の力を借りねば意中の者どころかされも振り向かせることは出来ぬよ!フハハハハハ!』
我が我をあざ笑う。なんとう滑稽な光景であろうか。
「そう…であるな。我は王として、決断せねばならぬ」
我は決めた。精一杯の虚勢を張って、こう、高らかに宣言した。
奇数ならば→王であることを取る
偶数ならば→墓守殿と両想いになることを取る
我の行動は…![11]
「フハハハハ!一時の迷いで王の座を捨てるなど笑止千万!誰がお主のような不逞の輩に王座を譲るか、この痴れ者め!」
『…よいのか、これで想いが伝わることは、決してないぞ』
「構わん!我は我の世界を守る!それが王としての務めである!」
我は墓王の大剣を取り出した。死の瘴気をまとう、猛毒を孕んだ剣である。そしてそのまま、一閃。
『…後悔することになるぞ…』
偽物は息絶える間際、そう、言い残した。偽物が消えうせた時、魔法薬のレシピはどこにもなかった。
「後悔など…せぬよ。フハハハハ!フハハ…ハ…」
我の頬を、何故か涙が伝った。
これで良かったのだ。これで良かったのだ。
我は涙をぬぐうと、落としたシーラカンスを広い鍋のある場所に向かった。
合流フラグ立てたのであるー
この物語の結末がどうなるかはもう墓守殿にゆだねられたな!www
…もう、どうにでもなれ。
どこか虚ろな表情で、鍋会場に向かう。
「誰か居るであろうか…」
鍋会場につく。そこには…<<最弱モンスター プルプル>>殿がおった。
(おらなさそうだから勝手にすすめておこう)
「…ぷるぷる殿」
「あ、ヴぁーとる。どうしたの?そんな暗い顔して。ぷるる」
(こんなんだっけ)
「なんでも…ないのであるよ」
「そう?元気ないね…ボクのこと、少しだけなら舐めてもいいよ?」
「…遠慮しておくである」
我は無造作に、シーラカンスを鍋に投げ込んだ。
二人は終始無言で、煮えたぎる鍋にシーラカンスが溶けていくのを見つめていた。
(行動案募集。鍋からは離れないでね!)
ぼんやりしていると、墓守殿とクリス殿がやってきた。
「クリス殿、無事であったか。見捨ててすまなかったな」
にこにこと駆け寄ってくる弓使い殿の頭をなでりこなでりこする。
「墓守殿。迷惑をかけたな。大義であった」
…そう、声をかけようとして、涙がでそうになってあわててうつむいた。我は墓王。そう、決めたではないか。いまさら何を。
「はかもり…どの」
苦しい。苦しくて仕方ない。
1.ローゼンハイムとタチアナが話しながらやってきた。
2.もう一度墓王を鍋に入れる
3.墓王をみんなで食べる。
4.墓王がシメオンさんに食べられるのを見守る。
今後の展開は…[[1d4]] ←これでできるか?
ちっ!
1.ローゼンハイムとタチアナが話しながらやってきた。
2.もう一度墓王を鍋に入れる
3.墓王をみんなで食べる。
4.墓王がシメオンさんに食べられるのを見守る。
5.6→自由行動
{2}
ダメである。どうしても、ダメであった。
墓守殿が不安そうに我を見つめている。
それが申し訳ないやら悲しいやら、もう訳が分からなくなる。
「うわああああああ!!!」
我は鍋に飛び込んだ。あまりの熱さで鍋の中身をぶちまけつつ、叫ぶ。
「ダメであるー!!!このままではー!!!ダメなのであるー!!!」
鍋の周囲にいた者は、どうしたのかと総じて口をあんぐり開けて、我を見ている。
もうどうにでもなるがよい!
「はかもりどのー!!すきだー!!けっこんしてくれー!!!!!」
我は鍋の中から叫んだ。頭には溶けかけたシーラカンスが乗っていたが、もう気にしている余裕はなかった。
(あとはもう任せたwwwww)
「…なんであるかー!?すまないがもう一度いってくれぬかー!!!」
墓守殿の意外な言葉にもう完全にパニックである。
「…」
全ての時が止まった気がした。
頭からずるりとシーラカンスが落ちた。
「…ふぇええええ」
情けない声が出た。ついでに涙も出た。
「我、死んでおるよ…?良いのか…?ふえええ…」
思わず、幼子のように泣いてしまう。
「はかもりどのぉ…すきである、すきであるよぉ…」
鍋の中で嗚咽する我を、墓守殿は笑って、そっと掬いあげてくれた。
さぁて墓守殿はきっちり締めてくれるかのー(丸投げ
うむ。我のおふざけに付き合ってくれて、みなありがとう。
こういうのも斬新で楽しかったである!皆も少しでも楽しめてもらえたら嬉しいであるぞ、フハハ!
本当にたのしい村であった。また再戦企画あれば声かけてくれ。
今度は透けぬようにするからな!楽しみにしておるぞ!フハハハハ!
わー!まとめありがとうである!平和万歳!
ついったーのほうでふぉろーした者がおれば、更新後に
薔薇下 シーラカンス で検索をかけるとよいぞ!フハハ!
みな、おつかれであった!みなのことだいすきであるぞ!
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