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ごく短い停戦の間に、双方の捕虜交換が行われた。
この時シコンを訪れた使者に、決戦の申し入れが託されたとされている。
帝国側から決戦が申し入れられ、ウルケル側が受けたこの戦いは、さながら2つの艦隊による決闘のようであった。
フリカデル島北部を通る水路は戦乱の初期にウルケル海軍の手によって機雷封鎖が行われていた。ここに帝国の掃海艇が入り機雷除去を行ったのが、決戦の最初の段階であった。
通行可能となったフリカデル島北水路の西側で、両軍の主力が激突する。リオレ島北西部での戦いとは違い、この戦いは最初から熾烈な砲撃戦が繰り広げられた───
── Rikhard Hannu Nigel 『グロル海峡戦役』 第六章
蒸気船全盛の時代、とある国に1人の有名な女性操舵士がいた。
彼女の操舵は非常に荒く、「船乗りでも船酔いする」「新兵は三日は使い物にならない」などと言われるほどだったらしい。
しかしながら船の限界を知り尽くした彼女の操船は神業的で、幾度も船を危機から救ったという。
彼女が実は、貴族の娘だったという話も伝わっている。
彼女の奔放さ、豪快さから、それを否定する人は多い。
だがそれが本当だとしたらどうだろう。
貴族の女性が家を飛び出し、海賊の世界に飛び込んで大海賊となっていくあの物語が、彼女の逸話を題材にしているというのも頷ける話である。
── 『操舵術初級教本』 コラム「狼と呼ばれた女操舵士」
後世の歴史家 ナイジェルは、後世の歴史家 ナイジェル を投票先に選びました。
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