情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
負傷兵 シモンは、負傷兵 シモン を投票先に選びました。
[あのとき、言葉を失った。
彼女には幸せになってほしいと、願った声を覚えている]
……え……?
[敵、だなんて。昨日>>3:171はそんなこと話さなかった、フリーデル“も”本物だったならって、人だったならって、そう話していたのに]
[――だから頭が勝手に、“敵”の一言を、“人狼”の意味へと変換していた]
− 食堂 −
[その肉を、命を、魂を、誰にも渡したくはない。
その想いの果ての結論が、彼女の死を願う事だとしても
俺の中では何の矛盾もしていなかった。
俺の視線を受けたシスターの表情、その言葉全て>>144>>145>>147
見落とすものかと右目は彼女を見つめたまま。
ただ、どれだけ強く見つめても、
彼女を射抜いてこの場に留める事は出来なかった>>148]
フリーデル……。
[初めて名を呼んだ。
文字を教え、温もりをくれた優しいシスターを
常の呼び方ではなくなったことは決別と取れるだろう。
だが俺はこの結末を、経緯はどうあれ予感していた。
もう別れは彼女の掌に置いてきたから後悔はしない]
[ただ──……ただ。
もう少し早く。
一度でもその名を呼べば良かった。
何もない空っぽの俺の中に小さな悔いが一欠片残る]
……ゲルトとディーター……。
2人とも 敵じゃなかった。
ゲルトは……意味なかったけど。
[昨日必死に見ていた文字を辿り、自分の名前と
うらないし の文字を綴る。
そしてゲルトとディーターの名前の横に ひと と付け足した]
制御は出来ないけど、多分強烈に印象に
残った人物を視ている、気がする。
[ゲルトの意味深な言葉、パメラの死に慟哭するディーター]
せめて、人間だったら、って思ってた。
[それが誰を示すのかは言わなくても判るだろう]
……カタリナと、ヤコブだ。
カタリナにはゲルトが食われた日に。
ヤコブは昨日。
本当はヨアヒムに話したかったんだ。
彼は自分が余所者だとか言ってて、それでも
村を冷静に見えている気がしたから
信用できるかなって思って。
次に信用出来るとしたら……ヤコブかなって思った。
オットーと神父様が昨日ヨアヒムの殺され方とか
話してる間に。
[ヨアヒム、ヤコブを信用していると告げたことで、
暗に神父に信を置けていないと判るだろう。
最初に言ったように、シスターに目を掛ける
彼を信用するわけにはいかないと言った風に]
[神父の論破になるほどと納得してはいけないが
納得してしまう。
ディーターに先んじて知らないふりをすると
言われていたのが致命的か。
それとも誰を占ったことにしたかを言わなかったのが
致命的だったのか。
どちらにせよそれを神父に気付かれた以上
無駄な足掻きだろう。
それでも……ああ、楽しいと思うのは、どうしてだろう。
俺は本当に……殺し合いの中でしか生きられない
生き物なのだと実感させられる。
きっと左目の獣は、俺も食い殺したい対象なのだろうと
理解出来た瞬間でもあった]
殺される懸念か……ああ、もうそんなの麻痺してたな。
あの時、もう死んだも同然だったからな。
実感が、湧かないんだ。
俺は、俺自身の命に。
[そっと握り締めた掌を開いても、この手の中で
俺の命が刻まれているとはとても思えない。
誰かの命を刈り取った昨日、命の存在に昂揚したのだから]
それにヤコブが狼なら俺を殺しに来るんだろ?
楽しいじゃないか、化け物と殺し合いなんて。
[その昂揚感に押されるように正直な想いも1つ。
その行動が占い師らしくないと取られても仕方ないだろう。
そんな行動自体するのも考えるのも初めてだった]
俺の生存本能の希薄さは認める。
それが群れを生かす行動じゃないと言うのは事実だな。
だがそう言われても、俺は俺だ。
人狼だって必死になっているのなら、
あれだけ必死に語るから真に迫っているんだろうな。
[相性と頭が悪いな、と自嘲が浮かぶが
先のことなどどうでもよい。
何故なら俺は独りなのだから。
疑われ殺されようとも生きようとも何も変わりない。
そのせいで必死さが抜け落ちていたとしても*]
そうだろうな。
信じてもらいたいとは思う。
でも、どうすればいいのか判らないままだ。
俺の中には、何もないからな。
[だから神父がオットーや仮に俺の名を綴ろうとも
淡々とその紙を見るだけだ*]
[まさに彼の独壇場。
ショーの始まりが彼なら、彼なりの幕引きがあるのだろう。
オットーの言葉は彼らの本能なのだろうか。
それとも彼の願いなのか。
彼にも彼の過去がある。
それを伺わせる言葉の端が、彼の今までの
態度の源流だろうかと勝手に彼を見つめていた。
剥き出しになっていく彼の行動に、どんな意味が
込められているのだろうか。
判るのはきっと唯一の身内となったディーターだけだろう]
さよなら。
[それだけを口の形だけで伝える。
殺せなかった無念さか、それとも自分の未来を
見通してか、どちらにも取れる笑顔で]
― あなたへの手紙 ―
“ごめんなさい。
私はあなたの温もりを忘れることができないようです。
あなたがどんなふうに変わってしまっても、
あなたが私を手の温度を忘れてしまっても、
痛みを感じてしまうほどに、
あなたの本当のこころを信じてしまうほどに、
え、おいっ、オットー!?
[その笑顔に視線を向けられたのは一瞬に
なってしまう。
突然動いたオットーに目を見開いた。
彼も、生かそうと必死なのだ。
人間も人狼も、互いに生きようと必死なのに
俺だけが違うのだ。
人を殺す昂揚感だけが俺を生かすのだと
気付いた今、俺は人でも人狼でもない化け物なのだろう]
本当に、俺は……。
[ディーターの為に殺されようとしている彼を見て。
人狼を殺せるなんて羨ましいとさえ、
思ってしまう浅ましい人間だと、止めようと伸ばした手を
それ以上どうすることも出来ずにいた*]
負傷兵 シモンは、パン屋 オットー を投票先に選びました。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新