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[誰もいなければ無言で、
誰かがいれば、]
こんな場所からすみません。
ダーフィト・マクワイアというクルーに
渡していただけないでしょうか?
[と言い残して...は立ち去るだろう。]**
― 回想・マクワイア邸 ―
[相手が室内へ入ってくるなり...は立ち上がり、足を揃えて直立した。
やってきたのは姿勢のよい壮年の男性だ。
とりたてて抜きん出た体格ではないが、
堂々とした立ち居振る舞いに格の違いを感じるしかない。
アンドリュー・ダグラス・マクワイア提督。
ジュニア(二世)を付けた名前で呼ばれる者は多いだろうが、
サード(三世)、フォース(四世)ともなれば、
下手をすると物笑いの種にしかならない。
笑われない数少ない例外が、目前のマクワイア提督だった。
もちろん、マクワイア・フォースという通称で呼びかけるような
無礼は、階級がはるかに下の...にはできない。]
[手振りでソファを勧めた相手に一礼しながら、
...はふたたびソファに浅く腰掛ける。
背筋を伸ばしたままで。
大理石のテーブルの上には、
猪の家紋の入ったシガレット・ケースが指定席よろしく鎮座していた。
それを見つめていると、
ソファの向かいに坐った提督が
「喫煙は一族の男たちの変わらない悪癖だ」
と言いながら、蓋を開けて目顔で勧めてくる。
...は首を振った。]
[ 「親父の葬儀のときは悪かったね。
声をかけたかったが……」
秘書に紅茶を持ってこさせると、提督が切り出した。
彼も葉巻を吸う気分ではないようだった。]
いえ、私のような者が目立つべき場所ではありませんので。
[視線を感じながらも見返すことはせず――階級が違いすぎる――
...が黙っていると、提督が右手を出した。
意味がわからず、戸惑った...が思わず顔を見ると、
「握手だよ」
と、どこか面倒そうな反応だった。
...が右手に左手を添えて差し出そうとしたとき、
提督の左手が、ほとんど引っ張るようにぐいとつかんだ。
...に頭を下げているのだ。
まるで、祈るように。]
[...の反応のなさに呆れたのか、
1分後、短いクルーカットの頭を上げた提督は、苦笑いの顔だった。
「一度、家族として言っておきたかった……息子として。
確か、俺と同い年だったろう?」
...は真顔で頷き、]
はい、23歳でした。
[正直に答えた。]
[表情と口調を変えた提督は、ビジネスライクに告げた。
「仕事を頼みたい。
ある航宙船に複数の、重大な疑惑がある。
きみは客として乗船し、実態を探ってほしい」
...は何も質問せず、即座に]
はい。
[と答える。]
[ 「……確か、ダンカン……作曲家の?
遺産のことでトラブっているそうだな?
各地で子や孫やらに、訴訟を起こされたと聞いている」
...はこれまた正直に答えた。]
はい、弁護士によりますと、200件近く……。
[結婚せず、一切の係累もいなかったはずの隠棲した老人は、
その死後、一気に200人近い自称妻子やその孫などを
持つはめになってしまった。]
ハダリー シグルドは、警備担当乗員 フィオン を能力(襲う)の対象に選びました。
[200人の狙いは、ポール・スコット‐ダンカンの遺産である。
提督は事情を承知している顔で、
「そっちは任せろ」
と短く。
...は保障を疑わず、礼を述べた。]
[提督の口から語られたのは、...自身が
レストラン《イライザ》で話した程度の内容だ。
その後、副官や技術仕官らが交代でレクチャーしてくれたことを
理解するのは大変だった。
なにせ、...の脳は50歳。
脳内物質を外部から定期的に補充していても、
その働きには限界がある。
そこで登場したのが、]
/*
お墓の皆さんによろしくお願いします。
マリエッタさんにへたくそですみませんとお伝えいただけるとありがたく…。
/*
集中が切れたので、ちょっと言葉が出てきませんが……。
タイガさんはリアル1週間、お疲れ様でした。
1dにご一緒できて嬉しかったです。
どうもありがとう。
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