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― 濁流の谷間 ―
[宣に対するそれぞれの様子。
進むに躊躇いない姿に、自然、浮かぶのは笑み]
……それでは、行くとするか。
[休息の時を経て、呼びかける口調はこれまでと同じく軽いもの]
[奥地に進むにつれて、陰気は高まる。
圧し掛かるようなそれは、五行の巡りそれ自体を滞らせるが如きもの]
……アレ、とは違うが。
いずれにしろ、厄介そうではある……な。
[朱雀神がアレ、と称するもの。
それは、四凶と呼ばれる者の一であり、朱雀神とは互いに宿敵、仇敵と見なし合う存在。
もっとも、彼の存在は目覚めの際に倒され、今はその力を失しているし──何より、この先にいるものは、そちらとは力の質が違うと感じられた]
[思いめぐらせつつ、奥地へと進む。
その異変は、いつ頃から生じたか。
進む先から流れる水は黒ずみ、周囲には異臭が立ち込める]
……これは……毒、か?
[黒く染まった水に触れた草木は力なく枯れ果て、地からは瘴気が噴き上げる。
強き穢れ、それを体現するような状況。
そこから浮かぶのは──力持つ妖の一]
……まさか……源たるは。
[低い呟きと、幾重にも重なる、嗤うような咆哮が響くのは、果たしてどちらが先だったか──]
― 毒水の沢 ―
[谷間を抜けた先は、緩く開けた空間。
本来であれば、穏やかな水の流れ織りなす沢と思しき場所──しかし、そこにはあるべき様はない。
在るのは、黒く染まった毒水と、噴き上げる瘴気。
そして]
……なるほどな。
蛇の類が寄っていたのも、ある意味道理、か……!
[沢の中央にいるのは、巨大な蛇。
ただしそれは、人の顔を備えた九頭を備えしもの]
よもや、相柳が動いていようとは、な……!
[九頭の巨蛇を睨みつつ、朱雀は羽ばたきの音とともに翼を広げる。
他を打ち消さん、とするかの如く圧し掛かる陰気の中、火気と陽気がふわりと舞った]
……これを抑えねば、強大なる災禍となる。
なんとしても滅し、鎮めるぞ……!
[剣を構えつつの宣。
対する巨蛇が返すのは、重なり合う嗤い声。**]
― 毒水の沢 ―
對我們的在內部擺動的陽的燦爛,劍聚集。
[九頭の巨蛇を見据えつつ、紡ぐのは陽の気を集わせる言霊。
相柳を中心として発する陰気の渦、それを少しでも和らげねば力振るうも覚束ないだろう]
……完全に鎮めるには、こいつ自体をどうにかせねばならぬが……。
[それでも、と。
陽気宿した剣を高く、掲げ]
在過剩的暗處的氣做監禁在地方陽光的凈化的一擊!
(過剰なる陰の気に囚われし地に、陽射しの浄めの一撃を!)
[振り下ろされた剣から解き放たれるは、陽射しの力。
翔ける光は、九頭の巨蛇を射ち、周囲の陰気を和らげる。
それでも、立ち込めるそれは未だ深いもの]
……さすがに、一撃では削り切れぬか……。
[呟く表情は、どこか、愉しげないろを帯びる。
軽く、払うように振るった剣に再度、陽の気を宿した朱雀は一つ息を吐き]
……援護は、任せるっ!
[短く言い放ち、羽ばたきの音を残して空へと舞う。
常に先を望み、目指す己が在り方そのままに。
進む姿に、躊躇いはない。**]
/*
投票は、あと一票揃えばよし、と。
しかし、見事に五行が残ったな……そこは作為か、ラ神。
ちなみに、今回。
相柳を出す、という方向性が定まった時点で、四罪の世界観取り込みは必須だったのだよな。
今まで触れてなかったのに、まとめサイトの世界観でいきなり四罪が出て来たのは、その辺りの関係だったとか。
……存在的なあれこれ的に、そちらに手を出すのは難しそうではある、が。
……燒光阻止我們去路的者的火炎的一擊!
[剣一閃、放つは朱焔。
それは迅雷に重なり、その力を取り込んで焔の大輪花を生み出し、九頭の一つを包み込む。
陰気満ちる空に開いた艶やかなる花弁が生み出すのは、強き火気]
……いるだけ、持っていけ!
[朱の煌きを散らしつつ、呼びかけるのは土気繰る者──マリエッタに向けて]
[生じた火気は、朱の煌きとなって周囲に舞い散る。
他を容赦なく焼き尽くす焔は、焼き浄める事により変化を、輪転を促すもの。
それはこの場においては、毒を焼き、浄めを招くという側面をも持ち合わす。
純粋な火気が満ちた事で、相柳の生み出す毒素も多少は和らぐか]
……気に中てられて墜ちる、などという不覚は取れんからな。
[そんな呟きを漏らしつつ、剣を握り直し]
[定めた先は、未だ幻惑の内にある九頭のひとつ。
上空からの強襲は、狙った首を捉えるものの]
……くっ!
[横合いから向けられた、別の首が牙を向けてきた事で、深く斬り裂くより先に剣を引かざるを得ず。
朱を翻しつつ、一度、距離を開けた]
[天を翔け、九頭の幾つかを引き寄せるように舞いつつ見やるは、地駆けるものたちの動き。
強大なるもの、四罪が一の配下とされる存在を相手取りつつ、臆する様子は誰一人見せてはいない]
……ふ。
[悪くないな、という呟きは心の奥に。
今なすべきは、思い巡らせる事ではなく]
[羽ばたきに込めるは、内なる陽気。
舞い散るそれに惹かれたか、九頭の一つがこちらに向かう。
対して向けるは、愉しげな笑み]
そう、容易く……。
[再度、朱翼が大気を打つ。
更なる高みへと翔けた朱雀を追い、伸びる鎌首。
その牙が届くか、という矢先、朱翼は唐突に翻る。
相柳の視界を掠めた後、急降下でその下方へ抜け、試みるのは死角からの一撃]
……我が翼、捉えられると思うなっ!
[宣と共に繰り出すは、喉元狙った突きの一撃。
一撃は巨蛇の鱗を穿ち、毒を帯びた血が噴き出す。
とっさに大きく羽ばたき、強引に距離を開けることで直接被る事を避けた朱雀は、再度、上へ]
[場にあるもの、一人ひとりが放つ技。
それは五行相性を正しく巡らせ、奪われていた力を地に取り戻させる]
……相性の理、正しく巡るならば……。
[それを礎とし、陰陽の均衡を正すは十分に叶う。
だが、それには未だ──陰気が大きい]
過剰なる陰気。
もう少し、削らねばならぬ、か……。
[呟きの後、一つ息を吐く。
ふわり、周囲に揺らめき立つは火気と陽気──己が象徴たる、太陽の気]
……做陽的燦爛,爆散!
[剣振るいつつ、込めた陽気を解き放つ。
爆ぜたそれは陰気を削り、その源たる巨蛇にも少なからぬ衝撃を与えるものの。
源失われぬが故に、陰気が晴れるにはまだ、遠い]
……もうひと押し、という所か……!
[ならば、己が為すべきは、と。
思い定めし朱雀は、こちらを狙う九頭の牙をかわしつつ、陽の気を高め行く]
/*
しかし、なんだ。
基本パターンは同じなのだが、得物や術を使う頻度の違いもあって、こちらといとし子で差異が出るのが楽しい。
>>+46の動きとか、私の方ではまずやらんからな……!
……跳朱紅的火炎!
[倒れ込んだものとは別の一頭に向け、放つは火焔の舞の一撃。
直後に大きく羽ばたき、高めた陽気の一端を散らすのは、傷を受けし相柳の放つ瘴気と呪の念を抑えんがため。
舞い散る火と陽の気は、陰気に翳る地に差し込む刹那の陽射しの如く煌き放つ]
[宣と共に振り下ろされる剣──数多の想いと力を乗せた一撃が、九頭の巨蛇を捉える。
深き斬撃は相柳を斬り裂き、頭部が次々と落ちていくのを見届けた所で──大きく翼を羽ばたかせた]
……陰の気の、鎮める!
蒼の、あわせろ!
[宣の後、呼びかけるのは蒼龍へ向けて。
陽の気を重ね合わせ、その力を高める──とは、言わずとも伝わるか。
呼びかけへの応えは聞く事なく、朱雀は剣を掲げ、言霊を紡ぐ]
在運轉的力的潮流,那個理命令。
(廻る力の流れ、その理に於いて命ずる。)
來自樹的,來自火的土,來自土的金,來自錢的水,來自水的樹。
(木よりの火、火よりの土、土よりの金、金よりの水、水よりの木。)
接受比正確的共謀發生的陽的力,我們的言靈。
(正しき気脈より生じる陽の力、我が言霊に応じよ。)
[紡がれる言霊に応じるように、廻るは相性の気脈と、それによって齎されし陽の気]
作爲我們的象征的太陽的光,來自地方的太陽和重疊結束。
(我が象徴である太陽の光、地よりの陽と重なり結び。)
凈化使強大的凈化的光輝或者過剩的暗處的氣平靜下來!
(強き浄めの輝きとなり、過剰なる陰の気を浄め、鎮めよ!)
[地よりの陽気は、天にある陽気と重なり、その輝きを高め。
浄化の輝きとなり、倒れし相柳と、その気によって穢されし地へと降り注ぐ。
最初に射すのは苛烈なる光──だが、それは徐々にその輝きを柔らかなものへと変えつつ。
陰気と穢れを浄めてゆく]
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