情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
― 魔女の領域 ―
……お。
[とたたた、と後ろに下がった所で、目に入ったのはこちらにやってくるアイリの姿。>>113
戦闘参加禁止令の事は事前に聞いていたから、無理していない事に一先ず安堵した。
……治療班の皆さんは逆らうと怖いんです。
というか、まあ、そもそもシュタイフェ・ブリーゼの人員は後方支援班の方が強い、という説もあるのだが]
うん、俺はだいじょーぶ。
でも、こっちはだいじょーぶじゃないから、ちょっと見ててね。
[任せておくといい、という言葉に素直に頷いて、乗せて来たリュカを降ろして前線へと戻り]
……おー。
出て来た、か。
[霧を割り、現れた姿>>#4に、変化する事で色を違えた目を細める。
動こうか、と思った矢先に目に入ったのは、先に言葉かわした人が進み出る様子>>131で]
[先に話した時の様子からは、疲労も伺えた。
だから、大丈夫なのか、との思いも過れど]
……なんか……やる気?
[炎の精霊と語らう力はないが、属自体との相性はいい。
故に、周囲にある火の気が昂っている>>133のはおぼろげに感じられて]
下手に手ぇ出さない方がいいかな……。
[そう、思いつつ、それでも、援護が必要ならば、と構えるのは忘れない。**]
/*
しかし。
回答拒否から始まって、大薔薇吉を経て凶で終わるとは……荒ぶったな、おみくじ。
まあ、相手が相手だし、ランダムも一筋縄じゃ、とか思ってはいたけどね!
― 魔女の領域 ―
……うーわー。
[他に、言葉がなかった。
力と力がぶつかり合い、舞い散ってゆく。
その力を制する一方の動きは、舞、と称する以外にないもので]
……すっげぇな。
[先の妖魔との戦いの時にも思った事を、改めて感じつつ。
ランダが閃光となり、消え失せた後に零れたのは純粋な感嘆を込めた声]
[戦い終えたウルズが振り返る。
崩れ落ちる様子に、あ、と短く声を上げたものの、カナンが駆け寄るのを見て、大丈夫だな、と尻尾を振った]
……よっと。
[霧が晴れ、妖魔の気配が遠のいた所で変化を解いて身体を伸ばす]
さてとー、とりあえず、これで『王』の依頼は果たせたかなっと。
― 魔女の領域 ―
[周囲を見回しつつ、呑気な口調で呟いて間もなく、一度は姿を消した獅子が再び現れる]
ん、そーだよねぇ。
[求めると与えるは均衡を保つ。
それは、山野で生きていた頃から身に着いていた当たり前だから、ごく素直に頷いて]
……ま、これで当面の問題は解決しそうだし。
問題は……。
[海にあるという存在と、海中の結界。
ついでに、自分たちに起きている現象。
これらを、どう、解決するか、なのだが]
……あーのーさー。
この前の話だと、このどたばたの原因って、海にいる何かが急に力をつけたから、なんだよね?
[こてり、と首を傾げつつ、獅子に向けて問う]
んで、その力は今まではなかったもので。
それが残ったまんまだと、色々は解決しない、と。
[確かめるような言葉を、獅子は首肯して。
それから、じい、とこちらを見つめて来た。
その視線を真っ向、臆する事無く受け止めた白狼児は、微か、笑む]
……つまり。
諸々解決するためにも。
でもって、ここの均衡をまた崩さないためにも。
海にいるそれを殴らなきゃなんない、と。
『……うむ』
で、結局、海にいるものって、いったい何?
[確認に肯定を得た後、投げるのは直球の問い。
獅子はしばし、思案するように尾を振るものの、やがて、短い唸りをあげて]
『……彼の存在は、我と神域を違えるもの』
……神域?
『……力を及ぼす領域……神が神として力振るえる領域は、その在り方により異なる』
『……我の神域を、この『南』に属する島とするならば、彼のものの神域は、『東』の海』
……東……つまり、ほんとなら、蓬莱海とかにいるはずのもの?
『……左様』
[返る肯定に、しばし、沈黙する。
なんだろう、ちょっとだけ、嫌な予感が過ったけれど。
浮かんだ疑問は、そのままにはできないから、問いを続けた]
……それって、さぁ。
…………龍族、とか。
言わないよね?
[東の海が神域の力ある者、なんて言われたら、真っ先に思いつくのはそこですとも。
海に住まう龍王のお伽噺は、海で暮らすようになってからは聞く機会も多いものだった。
己が後見人がそこに関わりある血筋、とまでは知らないのだが、それはそれとして。
少しだけひきつった問いに、獅子は]
『……恐らくは』
[あっけらかん、と肯定を返して来た]
……いやそんな、あっさり肯定されても困るし。
『……しかし、事実だ』
……いや、そーだろーけど。
規模、でかいってば……。
[ぼやくぐらいは赦されろ。
そんな思いを込めて、ため息ひとつ、吐き出した。*]
― 魔女の領域 ―
[なんか思ってたより厄介なのがいるみたいだよわーいこれどうしよ。
なんてぐるっとしたのは短い時間]
……っと、そーいえば。
[向こうはどうなったかな、と。
意識向けるのは、異空間の方]
おーい。
そっちの方は……。
[問いと共に意識向ければ、入り江で休息を取る姿が見えた]
……あんまり、大丈夫じゃない、っぽい?
[どうやら一騒動あったらしい、と察しはついたから。
声音には僅か、案ずる響きが込められていた]
あー……と。どういえばいいかなあ。
四方の海に住い、それぞれの海域を統べる、龍王って呼ばれる存在がいるんだ。
えと、シンシャにもあったりしない?
海にある龍宮のお伽噺とか、そういうの。
[ここで一度、言葉を切って。
は、と一つ、息を吐き]
……まあ、なんていうか。
なんでそんなのがこんなとこにいるんだよ、とか、なんで暴れてんだよ、とか。
突っ込みたいとこは、いっぱいあるんだけど、ねぇ……。
[クレステッドとディーク、それぞれの返事に、こてり、と首を傾ぐ。
まあ、向こうからは見えないが]
また、妖魔が出て……しかも、精霊石でできてた?
まあ、あれって力が集まってできるものだから、力あるものの結界の中で生成される、っていうのは、なんとなくわかるけど。
[でも、なんでそれが、と思いつつ。
他の場所も調べてみる、というディークの言葉にそだね、と返した]
今は、精霊師さんもいるし、もう少し突っ込んだ事まで調べられるかもね。
あ、こっちは、魔女鎮めが一段落して、どうにか修繕資材が調達できそうだよー。
ウルズ殿が大活躍だった。
……ただ、まあ。
どーやら、その場所作った奴って、一筋縄じゃ行かない相手みたいなんで、ちょっと大変なんだけど。
[はあ、と。
大げさなため息は気配で伝わるか。
とりあえず、今、獅子とのやり取りでたどり着いた事を伝えておいて]
……あ、そうだ。
忘れないうちに。
ディーク殿と、ガートルード殿に、ウルズ殿から伝言あるよー。
[これから修繕やらなんやらで忙しくなったら、伝えそびれるかもしれないから、と。
先に託された伝言>>116 >>118を伝えておく。
仔細の再現はできないから、その時の表情やら声音については、大ざっぱに説明するにとどまったが]
― 魔女の領域 ―
[少し距離があったから、ウルズの様子はちゃんと把握できてはいなくて。
僅かに見えた表情の変化>>179の意味には、気づけなかった。
……見えていても、多分、理由までは気づけないだろうがそれはそれとして]
そもそも、龍族自体があんまり出てくるようなものじゃないしねぇ。
ユウレンでも、海の龍王は遠い存在、守り神、って言われる事の方が多いし。
[単なる話、というカナン>>181にこう返し]
あー……龍族自体を捜すのは、多分、何とかなるんじゃないかなぁ。
俺とアイリがあの場所を見れるのが、向こうとの共鳴が原因なら。
近い気配を追っていけば、掴めるような気がする。
まあ、問題は、鎮める方だけど……。
[ここで一度、言葉を切って]
ん、順番に見てくといいかも。
とはいえ、森と湿地がそんな様子だった、ってなると、警戒は怠らないでねー。
[クレステッドの言葉>>+130に、注意も交えてこう返し]
……あれ、知ってるんだ?
[東海龍王、という言葉がすらりと出てくるディーク>>+129に、上がるのは意外そうな声。
大抵は、先のカナンやクレステッド>>+131のような反応をされるから、その名がここで出てきたのは驚きだった]
んー、伝えるのはいいけど、今すぐは無理。
……魔女鎮めに全力使い切ったみたいで、今、眠ってるみたいなんだ。
まずは、ゆっくり休ませた方がいいと思う。
[更なる伝言を託してくるディーク>>+132に、先ほどは端折ったウルズの今の状況も交えてこう返す]
あ、でも、落ち着いたらちゃんと伝えておくからねー。
― 魔女の領域 ―
そだね。
ユウレンの海に生きるものには、とても大切な存在、かな。
[龍族に対する評>>186には、素直に頷いて。
沈黙と共に向けられた笑顔>>187にこもるものには気づいていたのかいないのか、表情は変わらず]
力を暴走させた妖を殴って鎮めた、って話、ユウレンには史実伝承、両方たくさん残ってるよー。
[可能なのか、という問い>>188に、さらりと返して]
まあ、真面目な話。
今、ここにいる龍族が、まともな状態じゃないのは確かだし、何とか押さえつけなきゃなんないわけで。
……龍も力あるもの、鎮めるには相応、力を示すしかないと思うんだー。
まあ、実体はあるだろうから、きっと何とかなるなる。
ていうか、しないとなんないんだしっ。
[力あるものに、力を持って対する事への畏怖がないわけではないけれど。
今はそれが必要だと思うから、そう、言い切った]
ユウレン出身の騎竜師?
あー……あの、もふっとした子、こっちの生まれだったんだぁ。
[何やら微妙な物言い>>+140には、特に突っ込みは入れなかった。
そも、ユウレンの騎竜師は昔から国王直下の存在で。
水軍にいる身には接する機会もあまりないから、特に追及するような事もなく]
うん、だいじょーぶ。
俺が動けなくなったら、シュタイフェ、動けないからね。
[無理は、という言葉には冗談めかして返すものの。
無理はしないが無茶はする、という気質を知る者はここにはいないから、そこへの突っ込みは飛びようがなかった]
あ、うん、わかった。
[ガートルードから向けられた願い>>+142にも、見えないけれど、頷き交えてこう返す]
今、ちょうど近場にいるから、直接伝えておくよー。
[返す口調は、まだ、軽いものだった]
― 魔女の領域 ―
[カナンとやり取りしつつ、同時、意識は異空間へも向けられて。
あちらからの願いの言葉を受けて、ウルズの傍らのマリエッタへと視線を向ける。
異変が生じたのは、それとほぼ同時か、それともあちらが僅かに早いか]
……まだ、いたっ!?
[茂みから現れた奇怪な姿の魔女の一撃。>>185
唐突過ぎるそれに対する余裕はあらゆる意味で、なかった]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新