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― 一方その頃とある何処か ―
「……ふむ。
どうやら、落ち着いたようですねぇ」
[黄金の羽が空にかえったのと同じころ。
どことも知れぬ場所にある、甘い花の香りの漂う庭園で、ため息をつく誰かがいた]
「いやまあ、直接かち合うよりはマシ、なんですけど……ボクが『仕事』したわけでもないのに、ぐーらぐら揺れるの、ホント、やめてくれませんかねぇ。
……ま、言っても詮無いんですけど」
[ぼやくような言葉を紡いだ後、どこかの誰かは空を見上げる]
「ま、何れにしろ。
……あり得ない強大な災禍を切り抜けた彼の世界。
これから、どんな変遷を辿るんでしょうねぇ?」
[呟く声、そこに宿るのは楽し気な響き。
ただ、見守るだけの存在は、遠き世界の未来を思って、微かに口の端を上げた。**]
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