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― 黄砂の村 ―
[建物を出て、小さく伸びをする。
ついでにハルバードを手にして、ひととおりの型を振る。
あちこちの傷は疼くが、動かすのに支障があるほどではない。
どうやら、よほど回復が早くなるらしいと感心する。]
おーし。
それじゃひとつ、うまいもんにありつきに行くとするか!
[ダーフィトがどこにいるかは聞いていない。
だが、うまいものを作ってるのなら、なんとかなるだろう。
自分の鼻と勘と、クレーデルの足に賭けてみることにした。
11が出たら赤の宮殿にたどり着くかも。―――2(11x1)]
― 渓谷に掛かる高架橋 ―
[果たして、クレーデルの足が向かったのは、
いつかも来た橋の上だった。
橋のたもとに突き立てたツヴァヘンダーが
何か、引き寄せる作用を果たしたのかもしれない。
ともかく、橋に馬の脚がつき、顔を上げたその時、
目の前に迫っていたのは、きらきらと輝く
そういや、ゴーレムが出たとか聞こえたなぁ、
なんて思い出す暇もなく]
――――――って、うおっ!
いきなりかよ、くそっ。
[振り下ろされる硬い拳を、馬と共に跳んで躱し、
そのまま周囲を巡りながら攻撃の隙を伺う。
亀裂が入った痕はあれど、どうやら治っているようだ。]
そうか。あの人じゃなかったか。
そうだよなぁ。
[なんだか妙に安心したオーラを漂わせつつ、
吹き出した友のこえに、こいつめ、と怒るふりをする。
周囲の空気が微妙なのには、ノーコメントだった。]
ジル?
[名とともに、ふ、と花の香りが漂った気がした。
目立つような花ではないが、淡雪のような……]
…おう、そうか。
可愛い嫁さんか。
[記憶の底から浮かびかけたものは、再びふわりと眠りにつき、
惚気に反応して、にやにやと笑う。]
……ああ。お前がそういうなら、そうなんだろうが…
[ジークがナネッテを評する言葉>>~255には、微妙な声を返す。
なにせ、自分の中には、怖〜い印象が刻み込まれている。
正座させられたこととか、いまだに忘れちゃいないぞ。]
[ついで、ジルに向けられた言葉には、
たっぷり何秒間か、まじまじと顔を見つめたうえで、軽く吹き出した。]
女神か。
そいつは本当に、良い嫁さんをもらったな。
[ずいぶんと昔の、夢の話。
そう。自分にとってはそうなのだ。
女神の卵たちと過ごした日々は、今は遠い。]
[エレオノーレの祝福も聞けば、うんうんと頷く。]
まったく、らしいよなぁ。
……あ。
そ、それもそうだな。
[暴風がつむじ風になったら、それは困る。
うっかりなにかが再燃されても困る。
あいつらも道理の通った大人だから、
そんなことにはならないだろうけど。
なんてことを、しばし考えていた。]
あ?
[なにやら意外な顔をしているらしきエレオノーレには]
佳い女に巡り合ってこその男だからな。
おまえも早く佳い女になれよ。
[なんて笑って、あたまをぽんぽんするエアー。
ちなみに自身の嫁さんとは河原で殴り殺し合った系である。
とは、余談**]
― 渓谷に掛かる高架橋 ―
[巨大な鉱石から削り出されたようなゴーレムの周囲を、
クレーデルに乗ってぐるりと巡る。
鈍いかと思われた相手の動きは意外と俊敏だったが、
繰り出される攻撃も、クレーデルは影さえ捉えさせなかった。]
だいたいこんなもんか。
よーし、クレーデル。そろそろいくぜ。
[幾度か周囲を巡って様子をうかがい、
ぐるりとハルバードを回して構えなおす。
意を通じて、赤鹿毛はそれまでと軌道を変え、
いったん離れたのちに、鋭角的な動きでゴーレムに向かった。]
[大きく振りかぶって殴りつけてくる太い腕。
致命的な一撃を潜り抜け、ゴーレムのすぐ横を走り抜ける。
その鞍から身を乗り出すようにして]
うおおぉらぁあっ!
[気合一閃。
ハルバードをゴーレムの足に叩き付けた。―― 14(20x1)]
[がつ、とハルバード支える手に響く衝撃。
痺れて取り落しそうになるのをこらえて
駆け抜けるクレーデルの背で振り返る。]
――― やったか…?
[手ごたえはあった。
だが、岩の軋むような声を上げたゴーレムは、
一度、身体をぐらつかせながらも
こちらへ向き直り、追って来ようとしている。]
くっそ、惜しい!
[刃はゴーレムの右足を半ば砕き、
蜘蛛の巣状の亀裂が胴にまで広がっている。
だが、相手はどうやら持ちこたえたらしい。]
…ここらが潮時か
[クレーデルの疲労と自分の腕の調子、
なにより、この後に控えていることを思えば、
次なる攻撃は控えるべきだろう。]
橋のところにいるゴーレムとやりあったんだが、
惜しいところで倒せなかった。
誰か手ぇ空いてるやついたら、あと頼む。
[仲間たちに現状を伝え、そのまま橋を渡ってゴーレムを引き離す。
渓谷を渡りきってクレーデルの足を止め、
ゴーレムが追ってこないのを確認したところで、
ふ、と風が頬に当たった。
次の瞬間、ざ、と音を立てて烈風が吹き抜ける。]
―――そっちかよ。
了解。待ってろよ。
今、行くぜ。
[風に向かって馬を立て、勢いよく走り出す。
吹き付ける風に飛び込めば、ふわりと体が浮いた]
― 赤の宮殿 ―
[吹きすぎるように景色が移り変わり、
再びクレーデルの足が踏んだのは、柔らかな土の感触。
周囲を建物に囲まれた中庭らしき場所に出て、
クレーデルの背を滑り降り、歩き出す。
ハルバードはまだ赤鹿毛の背に乗せたまま。
やがて、目的の人物を見つけたならば、
軽く手を掛けて声をかけた。]
よう、来たぜ。
"うまいもん"くわせてくれるんだろ?
― 赤の宮殿 ―
[中庭に立っていた
今はまだ、軽やかさの間に剣気を収めていた。]
おう。招待状飛んで来たからな。
危うく迷うところだったけどよ。
[気負わぬいつも通りの出迎えの言葉に、こちらも手を挙げて応じる。
小さな笑いに続く言葉に、こちらも笑みを返した。]
うまいもんの前に腹減らしておくのは道理だな。
そっちも期待してきたに決まってるだろ。
[纏う空気変え始めた相手に、同調はしない。
今は、まだ。]
今すぐ、と言いたいところだが、忘れないうちにな。
いけすかねぇ貴族野郎からの伝言だ。
ああ…っと
おまえのメシを食えないのが残念だと。
あと、おまえとやりあう腕はなくても
もっとお知り合いになってりゃなんかできたかも、
…だとよ。
[一言一句そのまま伝えるなどという殊勝な気はさらさらなく、
わりとざっくりと伝言を訳して伝える。(>>377)]
あと、ジークからもよろしく、とな。
一緒にうまいもん食おうぜ。
[友からの言葉も、やはりさっくりした伝え方だった。]
―――んじゃ、伝言ゲームは終わったから、本題に入るとするか。
[クレーデルの背からハルバードを取り、赤鹿毛の尻を叩く。
離れていく蹄の音を背に、得物の石突きで地面を突いた。
からん、と鳴るのはイルマより受け取った輪。>>292
槍の根方と斧頭の継ぎ目に抜け落ちぬよう細工して嵌めた
腕輪ほどの金属環だった。]
いいぜ。
おまえの風、丸ごと受け止めてやるから、来いよ。
[ハルバードを両手に構え、足を開いて腰を落とす。
靴の下で、地面がざりりと音を立てた**]
― 赤の宮殿 ―
[風が、吹き付ける。
戦場を吹き荒れ、刈りつくす剣鬼の風が。
飛び込んでくる暴風の動きは、見慣れているものとは違い
微妙に間合いの感覚を狂わされる。
思わぬタイミングで、思わぬ方向に銀光が走るのを見て、
咄嗟に取った行動は、ハルバードの頭を地面に打ち付けることだった。
一歩も動かぬまま、重厚な得物を盾替わりに、
横なぎの一閃を受け止め、しのぐ。
飛び散る火花が、いくらか足に跳ねた。]
―――そんな吹き方じゃ、
おまえの求める『力』は手に入らねぇぜ。
[斧を防御に使えば、すぐには攻撃に移れない。
刃が離れていくより先に前へ押し出して、
体勢を崩すよう狙うのが、せいぜいのところ。
それでも焦りはない。
狂える風に巻かれながら、一撃で断ち切るべく機を窺う]
[暴風に相対している間に、拠点が襲撃されているとの報が入る。
エーヴァルトが防衛の指揮を執り、
エレオノーレが救援に行くというのを聞けば、
そちらに任せた、と気軽な声をかけた]
悪いな。ちと、手が離せねぇ。
いざとなりゃ、村くらい捨ててもいいだろ。
死ぬなよ。
[お決まりの一言。]
[だが、黒い狼の声を聞けば、げ、と目を剥いた。]
あンのやろ。勝手に餌食いに行きやがったか。
そいつがおれの知ってる
くっそ…なんとか持ちこたえるなり追い払うなりしてくれ!
[エレオノーレとエーヴァルト、と
本拠地にいる戦力をもう一度検討して、少々眉をひそめた。]
銀の武器でもありゃなんとか。
毒も聞くだろうが…
[呟きを意識の声に垂れ流しつつ、
あれ、と何かに気づいて首を傾げた。
今の戦況にはまるで関係ないことだけれども―――]
― 赤の宮殿 ―
…なら、全部受け止めて弾いてやるさ。
[揺るがぬ風を睨み、斧刃を上げて構えなおす。
受け止められるか、は考えない。
ただ、嫌なやつの言葉が、なぜか耳の奥で響いた。]
誰に何を言われてるって?
おれ以外の命令聞くなんざ、つれない奴だな。
[構えを変えた相手へと軽口の調子で言い、
駆け来る相手の動きを注視する。]
[大上段から振り下ろされる太刀の一撃。
躱す、も先に攻撃を入れる、も選択肢にはなかった。
刃合わせるように斧刃を立て、
一撃を受け止めながら、反対側の柄をもって相手の胴を打ち据える。
あるいは、引き鉤で太刀を絡め取れればなお良い。
頭の中に動きを描いたところに、刃が落ちてくる。
掲げた斧にまずは高い音とともに衝撃が走った。]
/*
暴風のに届かせる一撃を模索して、
あっちこっちひっくり返し中。
えんじゅ、すごいな。
対多バトルに説得に、うっかりコメディまで。
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