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…勘違い、してくれるんですか。
[それは、ほんの少しばかり意外なセリフだった。>>1:18
女として見られたいとは思うし、女として見られていないとは思いたくない。
だけれど、軽く放った言葉>>1:17にそう忠告してくれるくらいには、男女として見てはくれるのか。
フォークにサラダを突き刺したまま彼を見た。
パチパチ、目を瞬かせる。]
勘違いされたくない人には、言いませんよ。
…と、言うか、うん。
[それだと、相手に勘違いをさせたいように聞こえてしまう。
こほん、と咳払いを一つ。
テーブルの上でぎゅうっと自分の手と手を握り合わせた。]
メイク好き メルクーリオは、学芸員 フレデリカ を投票先に選びました。
……。
……私がそれだけ、ディーターさんの事を慕ってる、ということですよ。
[嘘をついてもしょうがないから。
言うのに少しばかり間が生じてしまったけれど、しっかりと相手の目を見て告げる。
素顔を見せても良いと思えるくらいには好感を持っていて、お付き合いするのならこんな人が良いと思えるくらいには彼に親しみを覚えていた。
情熱的な色恋とは違うけれど。
頬が熱い。マグカップではなくて、水の入ったグラスを手にするとぐいっとそれを呷った。
ごくり、と喉を鳴らしてからグラスから口を離し、ふー、と一息。]
……なんて。
色気も何も、ありませんけどね。
[軽食を取りながら、日常の1ページで。
そんなロマンス聞いたこともないと肩を竦めて、今度こそサラダを口に運んだ。]*
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