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……よし、これで準備は万端、と。
んじゃ、まずは双角んとこに行くとするか。
[どこまでも軽い口調で言いつつ、祠に向けて手を翳す]
在勁風的護身人的名命令。
一起把某一個者在我們的守護下吸引到地方的護身人的許。
[再度、言霊が紡がれる。
それに応ずるように祠が真紅の光を放ち、その光は場に集うものをふわりと包み込んで──消えた]
― 地の神徒の間 ―
[真紅の光に包まれた直後、感じるのはどこかへ移動するような感覚。
大規模かつ精巧な空間転移の術──というのは、術師でなくとも気付けるか。
そうして、跳んだその先は──]
……おい。
どーなってんだ、こりゃ。
[光が消えた後、周囲の風景は一変していた。
霧に包まれていた平原から、幾筋もの小川の流れる草原への変化。
ただ、上を見上げれば石造りと思しき天井が微かに見え、ここが建物の内部である事をうかがわせる。
そして、そんな不可解な空間には、唸りを上げる一角の獣たちの姿があった。
向けられる目は一様に爛々と輝き、明らか敵意の色が見て取れる]
まさかとは思うが、双角……っ!
[言いつつ、巡らせた視線は、草原の中央に陣取る巨躯で止まる。
ねじれた二本角を備えた獣──漆黒の二角獣。
それは本来瞳にあるべき理知のいろを忘れたが如く、狂的な光を宿していた]
……ち……当てられちまってんのか? 厄介な……。
[がじ、と後ろ頭を掻きながら、漏らすのは苛立ちを帯びた声、ひとつ]
……どーやら、この異変、思ってたより根深いらしい。
双角……守り人たる地の神徒が、正気を失ってる……ってわけで。
多分、ぶん殴れば正気に戻ると思うんで。
……配下含めて、殴って鎮めてやってくれんかね。
結果的に、力を示す事になると思うんでな。
[それは絶対笑いながら言う事じゃないはずだが。
どこまでも軽い口調で言い切った。*]
/*
今回、直接対訳はつけてないけど。
>>4は、
破邪神角の名に於いて。
これなる者たちに、風の承認と加護を与える。
>>5は、
疾風の守り人の名に於いて命ずる。
我が守護の下にある者を、共に地の守り人の許へと誘え。
が原文だったりする。
ああ、そうだな。
……てわけで、お前はできる限り、温存を頼む。
[確かめるような問いかけに、返すのは静かな声]
あと、護りの強化もな……双角がこのザマだと、白角もどうなってるかわかったもんじゃない。
……わかってるってぇの。
[釘刺しに滲むのは苦笑。
とはいえ、真の意味での全力が求められるならそうも言えない、というのは。
言わずもがなではあるのだが]
― 地の神徒の間 ―
[ほんの一瞬、表情を苦笑が掠める。
今の状況、予測される先の状況、それらが滲ませたものは、一瞬で振り切って]
……ん?
[妙に不満げに見える様子>>11と、それに対する突っ込み>>14と。
やり取りにきょと、と瞬いた]
ん、ああ、すまん。
言い方が悪かったな。
[どうやら『殴る』という言葉がそのまま受け取られたらしい、と。
気づいた守り人は、がじ、と後ろ頭を掻く]
一部訂正……出せる全力で薙ぎ払って構わんぜ。
眷属連中も、切られたくらいじゃ完全消滅はしねぇからな。
[言いながら、手にした漆黒と銀を構えて呼吸を整え]
……い、よ、っと!
[軽い掛け声とともに地を蹴り、前方に群れる一角の猪たちへと駆ける。
初手の一撃は、低い構えからの薙ぎ払い。
振り切った所で一度左の手を離し、右だけでくるり、と槍を一回転させた後、大きく後ろから回して前へと引き戻す。
そこから再び両の手で漆黒を支え]
っ、せい!
[繰り出した突きは、丁度突っ込んできた猪を捉えてその身を貫く。
貫かれた猪は、どこかくすんだ橙色の光と転じて消え去った]
……ち。
やっぱり、当てられてんな……気が、澱んでる。
[本来ならば、澄んだ光に転じるはずなのに、と思いつつ。
一度後ろへ飛びずさり、魔獣たちとの距離を開けた。**]
[一か所にとどまる事無く動きながら、守り人がなすのは気を手繰る事]
ここがまともじゃないってのは、相当なモンって事だしなあ。
ったく、先代、掃除くらいは定期でしようぜ、やっぱり……!
[今更言っても始まらない、そんな愚痴をこぼしつつ。
守り人は不意に足を止め]
[左足を軸に、右足を大きく滑らせながら身体を捻り、右腕一本で支えた槍を大きく横に薙ぐ。
唐突な一撃は風を巻き上げつつ、近づいていた角持つ狼たちを薙ぎ払った]
……大体な。
ここは変化が少なすぎるから危ないってぇのは……。
[言いながら、振り切った漆黒の柄に左手を添える。
それと同時になすのは重心移動。
軸を左から右に変えつつ、左手を下げる。
それとほぼ同時に、左足で前へと踏み込んだ。
後ろに振り切られた漆黒の柄が跳ね上がり、銀の穂先が上へと向く]
……代替わりしてから、何度も言った心算なんだがな!
[叫びざま、遠慮なく前方の群れへ向けて槍を叩き下ろす。
ただの柄による攻撃──では、ない。
力手繰れるものならば、瞬間、風の精霊力がその場で高まったのが読み取れるだろう。
柄を取り巻いた風の力は小さな刃となって周囲に散り、狼の群れに打撃と斬撃の二段攻撃を加えていた。*]
[半ば八つ当たりな一撃を叩き込んだ後、は、と息を吐く。
状況はどうなったか、と周囲を見回せば、どうやらこちらが優勢な様子]
……中々。
[その様子に楽し気に口の端を上げつつ。
守り人はちら、と視線を上へと向けて]
[上へと繰り出した一撃は、上空から奇襲を仕掛けようとしていた双角の蝙蝠を一撃で貫き、鈍い橙色の光へ変える。
それが散る最中、中央に陣取る二角獣へと視線を向けた]
……双角!
天霊より地の神徒の務め賜り、神代から勤め上げてたアンタが何やってんだ!
いい加減、目ぇ覚ませ!
[眷属に宿る気の澱みが薄れればあるいは、と思ったが、二角獣の瞳に理知が戻る気配はなく。
ち、と苛立ち帯びた舌打ちが落ちる]
……っとに、この、岩石頭がっ……。
こんな時にまで、発揮するんじゃねぇよ!
[毒づきながら、苛立たし気に頭を掻き。
それから、改めて調査団の面々を見た]
……どーにも、そう簡単に鎮まるつもりはねぇらしい。
双角……地の守護者を狂わせてる気の干渉は、こっちで抑える。
取りあえず、全力でぶん殴って、目ぇ覚まさせてくれ!
[面倒な事を言っているのは百も承知だが。
気の干渉を断たねば恐らく事態は解決しないし、何より]
……俺がちょっかいかけると、あいつら納得しねぇだろうしな……。
[こんな読みもあったりする。
先代の守り人の頃からこの場にあるものたち。
思考の硬さは、半端なかった。*]
嵐激の騎竜師 カークは、精霊師 コンスタンツェ を投票先に選びました。
[無茶な要望に対する反応は、是の方向に向かうもの。
元より、その位じゃないと先に進ませるわけにもいかないのだが、それはそれとして]
……文句言ってる割に、楽しそうだよなあ?
[届いたぼやき声>>92に、そんな呟きが落ちる。
ともあれ、今は己が為すべきを、と思いつつ、槍を両手で持ち、水平に構えた。*]
[それぞれがそれぞれの思うように動く中、守り人は静かに気を凝らす。
浄化の香>>107は、意識の澱みを澄ませるにも一役買ったか、集中を妨げるいら立ちは大分治まっていた]
在破邪神角的名。
在這個地方命令非叵籮氣平靜下來。
[そうして気を鎮めつつ、自身はこの場にあるはずのない気を鎮める言霊を紡ぐ。
在るべきではない物──狂気の波動を鎮めるために。**]
/*
投票揃い確認、よし、と。
>>109原文は、
天光。
鏡の舞にて、彼の者を守れ。
>>110の方は、
破邪神角の名に於いて。
この場に非ざる気に、鎮まる事を命ずる。
しかし、ライブで術編む精度が落ちとるなー……。
[魔銃の放つ光に貫かれた二角獣は、己が身を支えきれずに地へと伏す。
短い空白。
それを経て、唸るような声が、その口から漏れた]
……目ぇ覚ましたか、双角?
[声の響きに険は感じられない。
それと悟ると、守り人は低い声で地の神徒へと呼びかけた]
[呼びかけに応じるように、二角獣が目を開く。
深く澄んだ瞳には、先ほどまでの狂的ないろはなく。
本来のものと思しき穏やかな色が広がっていた]
『……神角……?
我は、何を……』
……何を、じゃねぇだろ。
焔に当てられて、正気失ってたんだよ……それを、この来訪者連中が目ぇ覚まさせてくれたんだ。
『……来訪者!?』
[短い言葉に、二角獣の声が跳ね上がる。
予想通りの反応に、守り人ははあ、と大きく息を吐いた]
……焔の気が引き起こした異変を調査するべく訪れた、テンガの民だ。
俺の名に於いて風の赦しを与え、ここへの踏み込みを許した。
で、アンタの承認をもらおうとしたら、そっちはすっかり中てられてて、問答無用で吹っかけてきたんだよ。
[色めき立つ二角獣に、淡々とした口調で状況を伝える]
故に、来訪者たちの手でアンタを正気に戻させた。
……力のほどは、眷属ともども身を持って味わったろ?
[ここで一度、言葉を切って]
て、わけで。
……俺のいーたいことは、わかるよなぁ?
[に、と笑って短く告げる。
口にはしないが、拒否権はねぇぞ、と。
視線と態度がきっちり物語っていた。*]
[後ろからやって来た公子の言葉>>134に、二角獣がぴくり、と身を震わせる。
おー、煽ってんなー、と思いながらも守り人はそれを止めずに答えを待つ態を崩さない。
そんな様子に二角獣の口から低い唸りが零れ落ち、穏やかだった瞳の色が一瞬、ゆらいだ、が]
『……神角が認めた者に敗れたというのであれば』
[間を置いて、唸り声は低い宣へと変わる。
力は示された、それは理解している。
理解している理を拒絶する事は、岩石頭と称される神徒には、とてもとても難しかったらしい]
んじゃ、この来訪者たちに、地の赦しを与えるんだな?
『……うむ。
だが、神角……』
細かい事は、今は言いなさんな。
何れにしろ、俺らの力だけでどうこうできる規模じゃないってのは、アンタ自身、身に染みてんだろ?
『…………』
[さらりと告げた言葉に返るのは沈黙。
わさ、という感じで尾が揺れた]
んじゃ、他の連中が落ち着いたら承認を。
あと、白角のとこへの転移を頼む。
……アンタがこのザマだった事考えると、向こうもどうなってるやら、ってとこだがな。
[最後に付け加えた、先への懸念。
それに、二角獣は同意するように鼻を鳴らした。*]
[氷の砕ける音>>148に、ほんの一瞬目を細める。
けれど、そこに触れる事はなく、投げかけられた問いにがじ、と後ろ頭を掻いた]
ああ、そうだな。
訳わからんところに臣を突っ込ませたくないってのは、わかるわ。
[険を帯びた口調で綴られる言葉に、否やはない。
異邦のものも含まれているというのに、迷いなく言い切る様子に、刹那、瞳に眩し気なものが過った]
次の場所に待つのは、水の神徒、白角。
水の力持つ、一角獣だ。
ま、眷属連中は大体想像つくだろうが……ここにいる連中とは対照的に、聖獣っぽいのが多いかね。
……ま、あちらさんは、最も強い封を張れる分、眠れるものに近い。
影響は、こっちよりも根深いかも知れんな……。
[無垢であるが故に染まりやいすのが彼の神徒の特徴だから、と。
話しながら何となく、嫌な予感が底上げされたような気がした。*]
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