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[まだ状況把握できていない兎は
とりあえず、困惑気味の彼の頭部をなでた]
…とりあえず明日、な。
イェンスめっちゃ疲れてるっぽに見えるし。
おやすみ…な?
[喉奥を過ぎた薬品が、体内を巡る。
同時に、無でしかなかった男の表情に
新たな仮面が具現化された。
誰かを愛する命運を持ったはずの仮面は、
第三者の手によりひび割れて、「狼獣人側の人間」へと変化するが
『あなたは 迷子の商人 イェンス と愛し合っています。』
薬効はじわり、身心の奥深くへと浸透し、剥がれ落ちることは無かった――*]
― 図書室 ―
[イェンスが眠りに就いた後、霞がかった意識を引き摺りながら
彼の部屋を後にした。
そういえばシュテラが別れ際、何かを言っていたけれど…
『遠慮なくお申し付けくださいね』
その前だ。確か、『用具』。
用具??氷嚢とか体温計とか、そういったものだろうか…
解は得なかったが、有能なメイドなのだなと
改めて脳裏へインプットし。
スマホの案内を眺めつつ、進む先は――
薔薇の香も気にはなっていたけれど、取り合えず此処だった]
[『ローゼンの書庫を調べれば、何か手掛かりを得られるかもしれない』
事の発端はそれだった。
出航し軌道に乗った船内であれば、各種伝承や言い伝え、
そういった情報があるかもしれないと…本を物色していた]
[聞いた事の在る声だった。
少し意識を強めに向ければ、その姿も見えてくるような気もし]
ローレル…、君か。ああ、薔薇の温室はやはり在ったんだね。
そうだね、何が起こってこうなっているのか
教えて貰えるかな。
[なんとなく、彼の行動が見えてしまう。
何をあんなに焦燥に駆られているのか、
謝罪の想いを背負っているのか。
覗き見る男は、くすくすと笑いながら彼を眺めていた]
――ね、イェンス。
状況を、もう一度確認してごらん。
君は、ローゼンさんからどんな配役を割り当てられて
どんな心境で… 俺へ、薬を飲ませたの?
ねえ、あの薬を飲んだ俺は、……どうなってしまうと思う?
[実際、(表で)口に出したら駄目だよ、
と唇へ指を立てて内緒、の仕草を送る]
仮面:ジーク
天使:イェンス
冒涜:ローレル
交信:アイリ?
智狼
睡狼2
胡蝶2
ダーフィト、シュテラ、ドロシー、シュナウザー、ノトカー
[数冊の本を手に取り席へと座る。
"オオカミ"なる獣はどの逸話でも
大抵、悪い獣だった。
そしてだいたい、最後に返り討ちに遭う]
Si le loup y était
Il nous mangerait ... だね。
狼獣人は兎になりすまして兎の耳をかじる。
かじられて狼獣人として覚醒する者、従う者として覚醒する者がいる。
……伝承によれば、だけど。
[ふっと、全く別の事を思い出して
くすくすと笑い零してしまい… 再び読み物へと没頭した]
[茶化すように、揶揄するように笑い零していた男の表情が緩やかに変化した。
彼に与えられたカードの重さと、彼の生真面目さのギャップこそ
ローゼンハイムが見たかった、或いは見せたかったものなのかもしれない。
ただ静かに彼の告白を受け止め、
懇願するような、恋するような眼差しをじっと見つめ
頬から顎先のラインを包み込むように触れて、少しばかり上向かせた]
――そんな事で悩んでたんだ。
イェンスはほんと、…真面目だなあ…、
[薄く口角を歪ませ、彼の唇へくちづけた。
薄く首を傾け深く重ね、舌先を捻り込ませるやり方で
――液体を飲ませる時よりもずっと、性的興奮を煽るくちづけで
柔らかな彼の口腔を貪り、小さく音を立てて重なりを解く]
俺は、今は別の配役に囚われているけれど、
君の命運を模倣したんだ。
それってどういう事なのか、解る?
[尤も自分の場合、彼が一番近くに居たから咄嗟に、とか
そんな失礼な理由だったかもしれないけれど。
彼の、濡れた唇を親指の腹でそっとなぞり]
君と、同じ気持ちに焦がれてる、ってことだよ。
少なくとも、――…今はね。
[本の頁を捲る。
"冒涜者"なる名は、其処にも記されていた。
冒涜者に"誘われた"者は"背信者"となり
狼獣人に従うもの、となるらしい]
なるほど…、俺を選んでくれたんだね、ありがとう。
迷惑なんて事はないんだ、素直に嬉しいよ。けれど…
俺には、すきなひとが居てね、
だから、君に対して恋愛感情を返す事は出来ない。
無粋かもしれないけれど…
隠して手玉に取るような事はしたくないから、言っておくね。
[トーンが落ちた相手の声音を気遣い
申し訳なさそうに、男の声も潜まった。
ローレルにそんな心算は無かっただろうけれど、
言っておく事が筋であろうと思い至り]
そのかわり… ではないけれど
俺に出来る事があれば、なんなりと。
君は狼獣人が誰なのか知っているんだよね?
その人に尽くし、協力するのならば俺も、従うよ。
俺の方の事情というか状況も… 知りたい?
[頁を捲る手が止まり、ぴくり、白いたれ耳が震えた。
来訪の気配を感じ取ったからだ。
振り返るよりも早く誰なのか解ってしまう自分に、驚く。
勢いよく頭を下げる彼の様子に眸を丸くさせ…
「本当に真面目だなあ」と半ば感心、
半ば呆れている不真面目な男]
えー、どうしようかな…
アイリちゃんもあんなに驚かせちゃって、
シュテラちゃんにもキスシーン見られちゃって
俺、キズモノにされちゃったしなあ…
[ちらり、彼の表情を盗み見しつつ、反応を愉しむ悪兎。
探されていた事には何故か気づいていたけれど、
今やこの船の中、指名手配レベル>>25>>28な事に
残念な男はまだ、気づけておらず]
泣かないの。
あんまり可愛い反応見せると、……我慢出来なくなるから。
[ぽろり、頬を滑る涙の美しさに吸い寄せられるよう
此方からも彼の躯を抱き締め、涙の痕を、そして
濡れた睫毛を舌先でちろりと舐めた]
隠しておくのも厭だから、言っておくけれど
僕の天使の仮面は"狼獣人につき従うもの"に
"背信者"へと塗りかえられてる。
意識共有を他にもしている人、居るんだ。
――一応、伝えておくね。
投票を委任します。
歌い手 ジークムントは、作家 ローレル に投票を委任しました。
[流石に、呻き声を上げて崩れ落ちるとは予想外で
呆気に取られて阿呆の子のように口を開いていたが。
捲し立てられる償いの言葉に堪らず、無礼にも盛大に吹き出してしまう]
あはは…、あははははは!!!
イェンスまじ面白い!!やばいツボった……
[ひいひい言いながら「笑ってごめん」と謝罪するが
涙まで滲んでしまい、抑え込むまで数分を要し]
そういえば喉は、昨日の薬でも治ったよ。ありがとう。
[床にへたりこんだ彼へ手を差し伸べ、隣席へと誘い]
[未だ邂逅していない二人が船内探索を開始し>>30>>35
スマホの地図を頼りに進むのならば
「図書室」の表示が直ぐ目に付くかもしれないし、気づかないかもしれない。
赤く染まる頬と睨むような眼差しへ
からかってしまった事への詫びのつもりでよしよしと黒髪を撫でた。
「昨日の薬」は二個存在したわけだが――…
どちらが効いたのか、彼は理解しているだろうと注釈は入れず]
ああ、これね。
狼獣人とか、オオカミと呼ばれる獣に関する文献を読んでた。
他にも、色々な獣?ぽいのが存在するみたいだね。
[開いていた本の頁を、彼へと向ける。
其処には「狼獣人の素養を持つ兎」に関する内容が記されており]
[小さく漏れた呻きは何処と無く、嫌悪を孕んでいるように聞こえてしまい。
彼の顔を、斜めに覗き込み、耳はへにゃりと力なく垂れた]
ごめん、……気持ち悪い?
男を薬の力で好きになる、なんて…
真面目なイェンス君にはハードル高いのかな、なんて。
ちょっと俺、心配だったりする。
[不快に思うのはイェンスの方かも、なんて
少しばかり不安を抱いてしまい、過度な接触を控えようとするのだけれど、「俺は可愛くない」なんて可愛い言葉を呟くものだからつい、
その唇へ、稚拙な音を立てて触れるだけのキスを落としてしまうのは、
――彼の可愛さの所為だと思う]
真面目…、そうかな。
真面目な人は、もう少し自制心あると思うけどね。
[「何もない」彼のその言葉に安堵する心が在った。
尤も、彼が如何なる絆を持とうとも、この想いを消す事など出来ず]
……"絆があるだけの只の人"?
俺の恋人じゃ、……ないの?
[首を傾け、上目遣いに彼を見遣り]
[むすり、怒り顔の彼へハイ癖です。仕方無いんです。
と、耳の付け根をすりすりと指先で撫でる悪戯を残して接触を解く。
此方を見遣る真摯な表情へ、苦々しい笑みを浮かべた]
そうかもね。
なんかさ、どういう意図でローゼンさんがあの運命を配布したのかは解らないけれど、……
[確実な情報は無い。
体感と、僅かに得た情報からの憶測混じりの内容である、とイェンスへ前置きした上で]
この船上は、まるで…
狼獣人の為に造られた"独擅場"だよね。
[ぴょこん。
白垂れ耳が持ち上がり、声を荒げる彼をじっと見遣る。
これが彼の、ひた隠されていた本音、なのだろう。
ぶちまけられた心境が、酷く心地良くて双眸を緩ませた]
だって、……君はローゼンさんに貰った命運通り
誰かを選ばないといけなくて、
……たまたま俺に白羽の矢が立ったんだろう?
きっと君の気持ちこそ、…薬効が切れたら
初雪のように跡形もなく溶けてしまうんだ……、
[落ち込む彼の言葉と共に、男の声音も酷く、沈んだ一瞬。
「自分も自制心なんてない」という彼の言葉に
……今、自分が抱いている欲望を"赦されている"のだ、なんて
勘違いしてしまう自分を、どうか許して欲しい。
挑むように此方を睨む彼の手首を掴み]
――そう、俺はイェンスの恋人。
好きだよ、……この気持ちは、きっと…
[『嘘じゃない』彼の耳許へ告げた言葉は願いにも似て。
そのまま彼を床へと縫い止め、喰らい付くような口付けを
耳朶へ、唇へ、首筋へと落としながら。
桜色の霞のかかる共有意識のその奥で、彼の躯から
衣服を剥ぎ取るように脱がしていこうとするだろう]
[己の憶測が正しければ、或いは…、
けれど、悪戯に不安を煽る心算は無かった。
それに、――…否。やはりなにひとつとして、確信は、無い]
俺の憶測通りであるのなら、ね。
明日…、犠牲者が出るのか、あるいは…、
[それとも、アプリにある通り狼獣人の命運を持つ者が
排除されてしまうのか。
その命運持つ者が"自分ではない"という確証すら怪しいのだ。
現に今、空を見てもスマホの時刻を確認しても、
「時間」という概念の存在すら、定かではなくなってしまっている。
本の中の文字を追いながら思案する。
誰か、来訪者があれば対峙したかもしれないが
今は未だ、解らぬこと――…**]
[己の憶測が正しければ、或いは…、
けれど、悪戯に不安を煽る心算は無かった。
それに、――…否。やはりなにひとつとして、確信は、無い]
俺の憶測通りであるのなら、ね。
そのうち…、犠牲者が出るのか、あるいは…、
[それとも、アプリにある通り狼獣人の命運を持つ者が
排除されてしまうのか。
本の中の文字を追いながら思案する。
誰か、来訪者があれば対峙したかもしれないが
今は未だ、解らぬこと――…**]
[彼は、抵抗しただろうか?
仄かな抵抗すら腕の中へと抱き、くちづけで躯の緊張を解きつつ
チャイナ服を肌蹴させ、ボトムスを下着ごと引きおろし]
……怖い? 慣れてなさそうだよね、イェンス。
大丈夫、一緒に……、
[『気持ちよくなろう?』なんて、胸の尖りを甘く食んで
彼を快楽へ、より深い快感への好奇心で甘く誘う。
桜色の意識が途切れるその時まで……
執拗な愛撫で、彼の肌へ己の熱を*刻み込むだろう*]
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