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[―幸せな時間を壊すように現れた影に思わず身構える。]
……誰?僕の知り合いなの?もしそうなら生憎だけどちょっと頭の中真っ白なんでまた後で来てくれる?
[ユーリエの方が謎の男に近い現状に歯噛みしつつ、気合だけは負けてなる物かと鋭く睨みつける。]
/*普段のフェリクスなら例え燃えてようがなんだろうが「良かったシメオン間に合ったー!お願い、ここの鍵開けて!そんでこの子と一緒に逃がして!!」とかだいしゅきホールドな勢いで飛びついてただろうなー。*/
[もし問われれば素直に現状を答えるだろう、そうしたところはどちらの彼も変わらない。違いは己の行いを罪と捉えているか否かと一人称くらいか。
そうしてやりとりをしつつも謎の男の動きへの警戒は怠らない]
ねぇ…キミも魔物なの?見た目は天使っぽいけどなんか気配が濁ってるし。
―目的は、何?
―僕の名前を知ってる、って事は本当に知り合いみたいだね。
[最も、調べて来た可能性もあるけれど、とまでは口に出さない。]
解放……?
[罪を償うためなら、きっと許されない事なんだろう。
けど―この場で断ればきっとユーリエだけが連れて行かれる。
それだけは、嫌だった。]
[罪を重ねる事を思えば胸が痛むけれど、それでも、彼女を―『妹』を蔑ろにする事は出来なかった。]
―いいよ。ユーリエも…そこの彼女も連れてってくれるなら、だけど。
/*守護天使が>>101ラスト一行に共感してる件について。
もっとも俺はその僅かな者だけは何が有ろうと救うけど。*/
/*ところで、『僕』の方のフェリクスをこのまま消すのが惜しくなった件について。
罪の意識だけは片隅に残しておこうかなー、レベルだったのがもっと色々と…記憶は全く残らないってしたのと霧の影響は4日目までに消す事って言う天の声の制限に掛からない範囲でとか難しい…。*/
[気配が消えた事を確認しゆっくりと息を吐く。
そうして他に何の変化も無い事を確認し彼は動き出した。
まずは檻を出てユーリエを抱きしめて、そして―]
もう大丈夫だよ、ユーリエ。
[優しく微笑んだ。]
[―それだけならもうちょっと絵になったのだろうが。]
それと、聞き忘れた事があったんだけど…僕って何か魔物らしい力有ったりしたの?こう派手にドッカーンとやったりするような感じのとかじわじわえげつない感じのとか。
[―記憶は無くとも知識はあるとは言え、その知識が人間並みに偏っていると言うのも一応妖精?としてどうなのかと思わないでも無いが先ほどの男に聞き損ねたのだからしょうがない。
そして彼は知らない、自分が空を飛べる程度の力しか持って無いと言う事を―]
[彼にはなから目の前の『妹』の言う事を疑う気なんてさらさらない。
だから背中に意識を集中させて飛べ、飛べ!と念じて見た。]
うーん……!あ、ほんとだ。
[―身体が覚えているとでも言うのか、案外あっさりと宙に浮いたのを確認したのは足元の感覚が無くなり目を開けてからだった。]
[さて、自分がただの人間の悪党じゃないのを確認出来たのは良いが、これからどうしようか。
逃げるか残るか、もうちょっと攻撃的な能力が確認出来たらあの男の事を誤魔化す事も出来たのだろうが。]
ねぇ、ユーリエが知ってる天使ってどれくらい居る?出来れば僕らの話もちゃんと聞いてくれるようなの。
[もし誰も居ないようなら迷わず逃げようとそう思いつつ聞いてみる。]
そっか、やっぱそうだよね…。
[罪を重ねてしまった以上罰は受けなくてはならない、だけど―
『妹』まで巻き込みたくはない。そして、目の見えない彼女を置いて行く気も無い。
だから―]
それじゃ、行こっか?
[僕は彼女と共にこの檻を出よう、そして彼女が幸せに生きていける場所を探そう―それが贖罪になるとは思わないけれど、それでも僕は魔物の子供だから、なんて理由で彼女を閉じ込めるのは納得出来ない。
彼女自身が罪を犯したのかなんて知らないけど、もし。
もし、そうじゃないのならそれは差別じゃ無いのか―
それが神の御心に叶う事なのか―そう、思ってしまったから。]
[―結局のところ、彼のユーリエへの思いは記憶喪失や性格の変化すらものともしない根本的な所に位置していたと言う事だ。
彼女を自由にするためなら、道理すら捻じ曲げる。その思いは果たしてどこから来ているのだろうか。愛か、はたまた義務感か、それとも―]
それじゃ、行くよ。急ぐからちょっと捕まっててくれるかな?
[そうと決まれば善は(じゃないけど)急げ、ユーリエを抱き上げるとそのまま全速力で―と言っても人間が走るよりはちょっと早い程度だけど―飛び出しそのまま一気に上空へ躍り出た。]
[ある程度の高さまで上がってから改めて下を見下ろし]
うっわー………!!
[『初めて見る』天界の広大さと美しさに、ただ息を呑むしかなかった。]
[大丈夫だよと腕の中の少女を宥める。
そうして改めてこれからどうしようかと思いながらもう一度下を見たら]
……あれ?
[てっきり追手が来るかと思っていたのになんか下に集まってごちゃごちゃやっている。>>220>>221]
……どうしよっか?
[このまま逃げても良いのか、ちょっと迷った。]
[本当なら逃げるべきなんだろうけど―
ちょっとだけ、引っかかる物を感じて高度を落とす。
そうして目についたのは天使達が1人の女性を取り囲む姿。
―なんで僕じゃなくて彼女を?そう考えて更に降りて行く。]
んー、てっきり追手が来るかと思ってたんだけど来ないからなんでだろうと危険を冒して偵察中?
なんか1人の女性を取り囲んでるけど…知ってる?
[まだ声はあんまり聞こえない高さだけど大体の姿は分かるから口頭で伝えていく。]
へー、天界って人間も居るんだ…!!
[そうだったなら彼女が来るのを待つのも良かったかなー、なんて考えながら更に降りて行くのと、彼女が捕まえられるのはほぼ同時で>>237彼女がこちらを見て頭を振った>>238のを見た時、決めた。]
ごめんユーリエ、しっかり捕まってて!!これからちょっと―落ちるから!!
[その言葉通りほぼ自由落下の速度で降下し、その勢いのまま彼女を捕らえる天使の一人に蹴りを喰らわせようとする!]
/*ちなみに正義感なんかじゃない、ただ職務も果たさずイジメを行うような天使共が気に食わなかっただけ。
言っとくけど『俺』の方でも見捨てないよ?「それがアンタ達の自由なんだ?―なら、俺が邪魔するのも自由だよね?」とか言うよ、なんだかんだでオクタヴィアは嫌いじゃないし。
孤独ゆえに無自覚に執着するタイプ、但し大抵の人間と天使はアウトオブ眼中。*/
うわっ!?
[蹴りを喰らわせる直前に飛び込んで来たいかにも偉そうな天使様>>250の方を思わず見てしまい、蹴りは命中したが着地に失敗しすっころぶ。
ユーリエはなんとか庇ったけれど。]
った〜…。
[天使達が動かない間にどうにか立ち上がり上司らしき女天使を睨みつける。]
貴女がコイツらの上司?
一体どう言う教育してんの?
コイツら揃いも揃って逃げた俺じゃなくて彼女を捕らえようとしてたんだよ?
ムカついたから思わず戻って来ちゃったじゃん!どうしてくれんだよ!!
[彼女、の部分で捉えられていた女性を指差しながらガラにもなく―そうした自覚はある―(一部理不尽な)説教をする。
始末するんならしてみろ、全力で抵抗してやる。]
[何時の間にか一人称が『僕』から『俺』に変わってる事に気付かないまま腕の中の少女と傍らの女性を守るように周囲を睨み続ける。]
脱走は…悪いと思ってるけど、でもユーリエみたいな可愛い良い子が魔物の子供だからなんて理由だけで捕まってるかもしれないなんて思ったらここに居るのが嫌になって…。
鍵を壊したのは……俺じゃない、ってだけ言っとく。
[どうせ信じてくれないだろうけどと言う思いを隠しもせず吐き捨てる。]
[もし信じてくれるなら、その時は黒いローブの一見天使みたいな男が突然廊下に現れた事から自分の知る限り全てを答えるだろう。
記憶喪失についても全部。霧の事は覚えて居ないが。
どうなるにせよ話しが纏まれば]
……話は終わったの?じゃあ―
[とユーリエを下ろして両腕を差し出し、抵抗のそぶりも見せず牢に戻る事を了承するだろう。]
/*>>273
あー、やっぱそう思われてたか。
けどフェリクスはお子様なんでー…『僕』の方が正義感とか直情傾向とか強いのは確かだけど。*/
天界に被害を与える?どうやってやれって言うのさ、俺みたいなか弱い妖精(?)に―
[一瞬だけ自嘲の色が浮かぶがすぐに消えて。]
……へぇ、俺みたいな奴らの話も聞いてくれるんだ?
―名前は知らない、教えてくれなかったから。
ただ、黒いローブに白い羽の一見天使っぽい男だよ。
そいつが俺の牢の鍵を壊したって訳。
ユーリエの方はなぜ開いてたのか知らないけど―
[説明は続いて行く。]
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