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[窓の外、滑走路の脇には20機近く並んだギアとその足元に幾人もの兵士の列。
その全てが敬礼姿勢のままブラックバードを見送っている。]
お前ら……。
《極東のエースを見送りもなく行かせるわけにはいかない…とさ
言っておくがバラしたのは俺じゃないからな》
[見ればそれらのギアはどこかしらに損傷があり、列を組んだ兵士たちにも明らかに負傷を押して参加している者たちが混ざっている。]
伝えてくれ──
見送りに感謝を示すと共に、諸君らの武運と無事を祈っている、と。
《了解。リエヴル、俺たちストーンズは最高のチームだったよな》
ああ、もちろんだ。
[極東にきてから5年、ここに来てよかったと今は心からそう思えた**]
"アンデッド" リエヴルが「時間を進める」を選択しました。
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呉基地郊外とか言ってるけどIFFどうなってんだ?
余裕で日本の航空レーダーにひっかかると思うんだが
っていうリアリティは投げ捨てておこう
スパロボものであって軍事ものではない。
/*
あーでも友軍とかいってたしなー
でもクラウズとか撃破してるなら逆にIFFの認識で特定されs
だから投げ捨てろって自分。
/*
アリーセとの関係は?
過去に何らかの関係があった、というだけでほぼ未確定。
ベタな可能性としては・・・
・軍で一緒だった
・友軍として戦った
・敵として戦った
・助けたことがある
・助けられたことがある
・元カノ
・親友の恋人(親友死亡)
・親友の想い人(親友死亡)
《こちらは連合軍欧州司令部 司令長官のヴァルター少将だ。
君は呉基地の離陸をもって正式に我が欧州司令部の一員となった。
これより欧州第7特務小隊「フェンリス」所属、階級は大尉となる。
今後は一層の活躍を期待する、以上だ》
[一方的な通信で所属と昇進が言い渡された。
特に感慨深くもなかったが、いよいよ"天使"との最前線に立つのだという実感がわいてくる。]
ギア乗りにおける年間生存率2割……か。
─ 呉基地・司令部 ─
「アンノウンと民間機の戦闘はどうなっている?」
「未だ続いているようですが、停戦指示を出さなくていいんですか?」
「都市部や基地に被害がないのなら放っておけ」
「はあ……」
「とりあえずストーンズには"対兵器兵装"で待機させている」
「なら安心ですね」
「黒蟻や海の化け物退治よりはよっぽどやりやすいだろう」
「そうですね、我々の本分は"戦争屋"ですからね」
「そういうことだ」
─ 深夜 呉基地・司令部 ─
「被害状況は」
「迎撃にでた特装12機、整備中が28機、パイロットは死者11名、負傷者8名です。他、整備班を中心に100名近い負傷者が出ています。」
「3割程度か……それだけか?」
「他の機はほぼ全て地下ハンガーに格納されていましたので。ストーンズも結局は交戦せず待機のままでした」
「そうか……極東軍と名乗ったのだな?」
「はい、確かに」
「一番近い極東軍の基地はどこだ」
「北九州基地です」
「夜明けと共に北九州を焼き払え」
「え?」
「聞こえただろ、焼き払えと言った」
「し、しかし」
「報復は必要なのだよ……お互いの為にもな」
[早朝、陽が昇らぬうちに数機の爆撃機が呉基地を飛び立った]
─ 朝 呉基地・司令部 ─
「首尾は?」
「指示通り、設備や装甲車を中心にできるだけ人的被害のないように」
「極東軍から何か言ってきたか?」
「いいえ、こちらの仕業だと気づいてはいるはずですが」
「身に覚えでもあるのだろう」
「はあ……」
「クラウズがアンノウンにやられた時から極東軍機との話は出ていた」
「そういうことですか……では今後は対極東軍を進めるということですか?」
「こんな時代に戦争をしている中東の馬鹿共とは違う、言っただろ?お互いの為だと。恐らくは両軍ともに事故で処理されることになる。」
「そういうものですか」
「そういうものだ」
「政治ですね」
「戦争は政治だよ」
─ 朝 呉基地・司令部 ─
「で?アンノウン自体はどうした」
「行方知れずですね」
「通信は傍受できたのだろう?」
「強力な暗号化がされておりに解析には相当な時間がかかりそうです」
「アンノウンと交戦していた機体は?」
「例の件でXA923を基地まで運んできた民間機ですね。基地内での勝手な戦闘行為ってことで引っ張れますがどうします?」
「勝手、なのか?」
「さあ?」
「政治だな」
「勉強しましたから」
「いい、そこまでする必要はない、今回の件とXA923で2度助られていることになるしな」
「わかりました」
─ 朝 呉基地・司令部 ─
「ところで司令、サシャ・クレモトという者から奇怪な電文が届いておりますが」
「誰だ?見せろ…………
………………なんだこれは?」
「作戦立案書……ですかね?」
「聞いているのは私だ」
「クレモトという出入り業者の娘のようですが」
「それがなぜ作戦立案……いや提案か、なんでもいいがそんなことをする?」
「なぜでしょうか?」
「聞いているのは私だ」
「悪くない案とは思いますが」
「だが要のSOLが使えん。あれを撃つためのXA923は今頃欧州だ」
「ですね」
「バンカーバスターで代用できそうか?」
「4、5発も打ち込めば……協力するのですか?」
「……さて、どうするか」
─ 欧州司令部・グラーツ基地 ─
[深夜、オーストリア・グラーツにある欧州司令部へとブラックバードは降り立つ。]
ここが欧州司令部か。
連合の基地はどこもさほど変わり映えはしないな。
[多数のハンガー、恐らくギアの物だろう。
確かここには数機のジンロボがあったはずだが流石に野ざらしで目につくようにはしていない]
「リエヴル・アールシーだな、ご苦労」
アールシー大尉です。10時間前より欧州司令部第7特務小隊に転属となりました。
─ 欧州司令部・グラーツ基地 ─
「話は聞いている」
[出迎えてくれたのは大柄な白人で階級章は中佐を示していた。恐らく直接の上官になるのだろう]
「テオドールだ、あれは君のガルムか?」
はい、つい最近渡された物ですがね。
「そうか、ガルムは扱いは難しいがいい機体だ。
欧州ではジンロボが主役となりサポート機扱いされることも多いが。
………では基地を案内しよう。」
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