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― 渓谷近くの林 ―
[神経を削るような戦いの場へ飛び込んできたのは見知った狼。
黒狼がそれ以上の攻撃をせず、
エレオノーレを牽制するように唸る様子に軽く目を瞠る。]
ヴォルフ、おまえ… 変になっちゃいないのか?
それともクレーデルと同じで、おれが呼んだから出てきたのか?
[血に飢え戦に飢えた凶獣になっていてもおかしくない。
そう思っていた相手の、変わらぬ姿に肩の力をわずかばかり抜く。]
[こーさん、と両手を挙げたエレオノーレからは
殺気が抜け落ちたようにも見えた。]
お、おう。
[さて。殴ってみればいい、と実行したものの、
降参された時のことなど考えていなかった。
先ほどの様子からすれば、まだ元に戻ったとはいいがたい。
さりとて、縄をかけても無駄だろう、とは思う。
…と、黒狼の視線に気が付いた。]
―――こら。喰うなよ。
[なんだかんだで以心伝心である。]
[ともかくも降参したエレオノーレと、
いまのところ危険はなさそうな黒狼、
そして馬の背にあるジークムントの様子を見て
首の後ろを軽く掻く。]
……面倒だな。
ぜんぶまとめて拠点に連れて帰るか。
[少なくとも、自分一人では手が足りないのは確かだ。]
エレオノーレ。
おまえまだ"戦いたい"のか?
それって我慢できたりしないのか?
頭の中が変な感じだとかはないのか?
[エレオノーレに向けて問うのは、状況を確認する言葉。]
[人の姿に戻ったヴォルフは、一緒には来ないと拒否を示す。
その返答に、眉を跳ね上げた。]
来られない理由でもあるのか?
[問いはしたものの、答えを急くことはなく彼が物語るを聞く。
クレーデルの鞍袋から出てきたものには、いささか目を丸くした。
かつてトールに掛けられていた鎖は、外されてそこにある。
今、自分とヴォルフを繋ぐ
そんなことがふと気になった。]
[ジークの手当てをしながらヴォルフが語った内容は
やはりどこか歪んだものだった。]
あのジークが、そんなことを…?
…そのギィとやらがジークにとってどれほどの相手かは知らんが、
おれの知るジークなら、共に生きる方法をこそ探すはずだ。
心中など―――馬鹿なことを…。
[唇を噛み、吐き捨てる。
ジークもまたこの世界で歪められてしまったのか。
それは歯がゆく口惜しい認識だった。
自分が認めた、聡明で高い理想を掲げ持つ彼が。]
[自分なら。
ヴォルフの言葉に、苦笑しながらも頷いた。
確かにそうする。
ジークを助けようとするならば、相手の男も助けねばなるまい。
友を、半身を失う痛みは知っている。]
―――って、おまえなぁ。
…委細はわかった。任されておく。
それで、おまえはどうするんだ?
[無論、ジークを任されるに否やはない。
そのうえで気に掛かるのは
なぜ一緒にこないのか。
最初の問いを暗に繰り返した**]
ジークの目がふさがれてるってんなら、
どうやってでも覚まさせてやるさ。
あいつは、こんなところで死んでいい奴じゃねぇ。
[彼が背負うものの大きさを知っている。
背負う意思の強さも知っている。
道を閉ざしてはならない。
ヴォルフの言葉に頷き、
ギィを追う、というのにも納得した。]
おまえの"親"に似てるやつ?
それはまた、厄介そうな。
[ヴォルフを吸血鬼にした親は、それはもう厄介な相手だった。
能力もそうだが、性格も。]
……ああ。頼む。
[足止めする、というのに是を返す。
無論、後で行く、というのを含むもの。]
それじゃ、おれは―――
[村に帰る。
そう言いかけたところで、ヴォルフの言葉に動きを止めた。]
……おまえ…。
――――――変わんねぇな…。
[同じ陣営。
そういうからにはやはりヴォルフも影響を受けているのだ。]
まぁ…
もとから戦いたい奴には、あんまり変化ないってことか。
いいぜ。相手になってやるさ。
[苦笑して、ハルバードを手にするべくクレーデルに近づいた**]
あー…、誰か手の空いてるやついるか?
[戦いの準備をしがてら、仲間たちに呼びかける。]
1人叩きのめして、1人確保できそうなんだが、ちと手が足りない。
逃げられても困るから、誰か来てくれねぇか?
話ししてそのまま説得できそうなら、それも助かるんだが。
[エレオノーレを確保するなら今だろう。
逃げられればまた厄介なことになる、と応援を頼む**]
そっか。あちこち忙しいよな。
そりゃそうだ。
お、今大丈夫か。悪い。手間かけさせる。
[戦っている最中の者もいる。
むしろ助けに行ってやる、と言ってたのは自分だなとか思い出して、苦笑した。
その中でも、来てくれるという意思を見せたシロウとユーリエの言葉に、はたと気づく。]
あー……深い谷に掛かってる橋の傍の林、って言ってわかるか?
あー、えーと、わかんなかったらあれだ。
おれの声をたどって飛んできてくれ!
[無茶を言った]
[他の陣営は何人いるか、の話が聞こえてくれば、
うーん、と少し思案。]
どうせなら、何人いるか聞いてみりゃあいいんじゃねぇか?
今おれの前にいるやつ、どうも別陣営らしいし。
いまならどっちに聞いても答えるかもしれん。
― 渓谷近くの林 ―
[降参する、といったエレオノーレは至っておとなしく、
ジークムントの手当てにも協力を仰げそうだった。
じつににこやかな笑顔で『淑女』と言い切る彼女を
じーーーっと見つめたあと、おもむろに手を伸ばす。
避けられなければ、わしわしわしと頭を撫でまくるつもり。]
淑女なら、やっぱ守ってやんねぇとな。
[冗談半分、本気も半分ほど。]
おーう。任せられた。
アイリも気をつけろよー。
[シロウの丸投げに、こちらも軽く応じておく。
アイリが謎の相手に特攻するというのにも
応援の声を飛ばしておいた。
エレオノーレの名を出すユーリエに対しては、]
あ。今おれの前にいるのがそいつ…
―――っと、迷うなよー。
[無茶を言ったくせに、呑気に注意を促しておく]
いつでも命取りに来い、…といってもくれてはやれねぇが、
胸貸すくらいならするぜ。
[からりと笑う。どんなふうに貸すことになるかはさておき。]
…ああ、そういやおれも心で話通じる奴があと5人くらいいるんだがよ、そっちは何人いるんだ?
[えらくストレートに、疑問を聞いておく。]
[おとなしく撫でられてるエレオノーレにぱちりと瞬きし、
もう一度、わしゃわしゃと髪の毛を掻きまわしてから肩を叩く。]
そうしてると、おまえもけっこう可愛いな。
どうにかして、そのわけわかんない衝動みたいなやつ
消してやりたいんだが…
今、おれの仲間がこっちに来る。
ちょっと、話しでもしてみないか?
女どうしのほうが、話しやすかったりするだろ?
[男どうしなら殴り合えば解決するんだが。
とは、言葉にされずとも顔に出た。]
赤虎将軍 オズワルドは、軍師 ジークムント を能力(誘う)の対象に選びました。
/*
一応ジークに矢をセット。
流れ次第ではエレオに戻すかもしれんと思いつつ。
やっぱりあれだよ。
ジークは苦労するべきだと思うんだ。
[耳を垂れ、身を寄せるエレオノーレの肩を、
期せずして、抱きしめる形になる。
そうして秘め事めいて告げられる情報。]
……なるほど。男ばかり4人…
―――っ、貞操の危機?!
[少しばかり大声になった。]
そうか…。お前も貞操の危機とか言い出す年になったか…。
[なんだかしみじみしたものさえ漂わせて頷く。
出会った当初からこんなだった、というツッコミは野暮だ。
それから、耳のすぐそばから吹き込まれる声を、
すこし改まった面持で聞いていた]
―――おまえが向けてくるものならば、俺は受け止めたい。
それが、刃であっても。
…一夜の戯れは、そうだな。
おまえの胸がもう少し大きくなったら…
[なにやら言いさしたところに飛び込んでくる、
ウサギ、のひとこと>>771]
えっ!
いや、これはなにもやましいことは……っ!
[ぱっとエレオノーレから体を離して見回せば
ユーリエの姿が目に入った。]
お、おうユーリエか。
来てくれてありがとな。
[多少ひきつった顔で、手を上げる。]
ユーリエ、少しこいつを見てやってくれ。
怪我してるかもしれんから、手当ても頼む。
[現れた少女の銀の髪は、ジークに似ている。
ヴォルフが妹かと問うのも無理もない。
ウサギ、という形容も、なんだか納得できた。]
じゃ、お前もおとなしくしてるんだぞ。
おれは
[いつもの笑みに戻ったエレオノーレの背を押して、
ユーリエの方へと促した。]
……なにが現地妻だ、こら。
[エレオノーレを殴るふりしつつ立ち上がり
ハルバードを手にヴォルフへと近づいていった。]
―――待たせたな。 やろうか。
[ハルバードを両手で構え、にやりと笑う。]
[嫁さんの名前を出されると、それはもう至って弱いのだが、
トールが第二夫人と言われると、おいおいまてまて、の気分になる。
赤毛のは別の奴の嫁だから安心しろとか、
とりとめのないことを考えつつ。]
おう。なかなか、楽しかったぜ。
[短く応えて、エレオノーレへと背中で手を振った。]
お。レトはうまくいったか。やったな。
[喜びの声に続いて、エーヴァルトが撤収すると知らせも入る。]
そっちもおつかれさん。
生きてるんなら問題ねぇよ。
あとは勝つまで殴ればいい。
[改めてトールの前に立てば、相手は自然体のまま。
とはいえ、鎖を使った戦い方は散々見ている。
近づかせるのは得策ではない、が。]
おう。―――いくぞっ!
[むしろ嬉々としてハルバードを構え、
挨拶も一騎打ちの礼もなく、相手との距離を詰めに行った。]
[短くも全力の疾走のあと、
自分の間合いぎりぎりで、手始めに軽く得物を左から右へと薙ぐ。
試す程度の軽い振りだが、まともに当たれば胴でも飛ばせるだろう。
躱されたあとは遠心力を利用して右に進路を変えつつ、
回転してのもう一撃。
そんな想定が頭の中にある。]
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