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普通に殴っても、通らないんだよなあ、こいつらっ!
[そういう意味でも、相性はよろしくない。
それでも、爪での斬撃よりは拳での打撃の方がまだ通る。
それでも、当たり所は選ばなくては、というわけで]
いよっ、と!
[接近の後、下から掬い上げるような蹴りを入れてヤドカリを浮かせ、比較的柔らかい部分に拳を叩き込む。
その一撃で完全に浮き上がった所に相棒が蹴りを入れてヤドカリを完全にひっくり返した。
ひっくり返されたヤドカリは後ろの仲間にぶつかり、ちょっとしたドミノ倒しを引き起こす。*]
― 秘匿チャット ―
まあ、普通はそんなん来るなんて思わないしね……。
むしろ、身内が無茶してて申し訳ない。
[『以前』と称されているのが何かはわかるから、それ以上は言わず。>>242
こちらも、苦笑のアイコンを添えてこう返す]
うん、そうだね。
俺たちは、こっちでやる事、やれる事を全力で。
[それ以外にないのだから、そこを迷わず進めばいい、と。
そんな割り切りをつけた宣に、こちらも笑顔アイコン一つ添えて、チャットを閉じた。**]
― アクアマリン ―
[ドミノ倒しになったヤドカリの群れ。
そこに更に畳みかけようとしたところに、ふわりと羽が降り注ぐ。>>244 >>245]
っと、これ、一番ありがたい援護っ!
[近接物理攻撃と回避にほぼ全振りしている身には、回避上昇ほど助かる援護はない。
これなら、押し込めるか、と思いつつ、ぐ、と拳を握りしめ]
[幸いにというかなんというか、ひっくり返ったヤドカリは柔らかめの所が狙いやすい。
ならばと遠慮なく、爪の一撃を突き入れた。
そのまま追撃――と思う所に、きゅぃぃ! と相棒が甲高くなく。
危険を知らせる警戒音に、とっさに後ろに飛び退く回避機動を取った]
あっぶな……!
[直後、別のヤドカリの鋏がそれまでいた所に突きこまれる。
一先ず、ここは態勢を整えるのを優先するか、と更に後ろに飛び退いて]
さんきゅ、相棒!
[礼の言葉に返るのは、気を付けて、と言わんばかりのきゅきゅ、という鳴き声。
それにわかってる、と返しつつ、再度、ヤドカリたちのと距離を測った。*]
今んとこ、おかしな感じはないけれど……。
[ここまでで吹っ飛ばしたヤドカリに、異常の気配は見えない。
叔母のデータ修正が追い付いているのか、たまたま異常のない個体とぶつかっているのか。
その辺りは今の所読めていないが]
ただでさえ面倒なステージなんだから、余計な事されてちゃ敵わないけど、なっ……!
[言いながら、右の拳に緋焔を纏う。
それと同時に、相棒がふわり、宙へと舞って]
[こちらが突っ込み、同時に相棒が翼で強風を起こす連携攻撃。
一体多の時のお約束的な攻撃ではあるのだが]
……っと!
[白い霧が揺らめいた、と思った直後に羽ばたきが起こした強風はかき消される。
やられた、と思うより先、回避機動を選ぶのは反射行動。
踏み込みが深かったためヤドカリの鋏が目の前を過るが、天使の援護がぎりぎりで直撃を逸らしてくれた。
それでも僅かによけきれず、長く伸ばした髪の一部がはら、と風に散る]
んにゃろっ!
[現役当時だったらリアルに切られたわけじゃない、とわかっていてもキレていた可能性が高かった。
それを抑えられているだけマシ、なんて思考は短いもので]
いよっ、と!
[右の拳に宿していた緋焔を、今掠めてきたヤドカリへと叩きつける。
いつもなら属性強化の基礎威力でぶち抜けるはず……なのだが]
……耐えた?
[与えたダメージは、想定よりもかなり低い]
属性耐性値、変わってる……?
[天属性自体、クリーンヒットする相手は限られている属性ではあるが、ここまで削られると、ちょっとそこらを疑いたくなるところ。*]
/*
そして藻類が思いの外人気である。
……アルガスフィア自重してよかったな、うん。
[海でマリモはやめて差し上げましょう]
おっと。
[さて、ここからどうするか、と思っていた所に降り注ぐ光。>>278]
複合バフ……あの子かな。
[エリア移動前に言葉交わした少女の事をふと思い返す。
ともあれ、残ったヤドカリはなんとかしないとなあ、と思いながら意識を前へと向けて]
いい加減、に……。
[防御バフが充足しているならば重畳、ここは突っ込んで蹴散らす所、との判断は早かった。
今は拘りないとはいえ、やっぱり髪を掠められたのは許し難いものがある]
……落ちやがれっ!
[宣と共に叩き込むのは、蹴りも交えた連撃。
そこに、ダメ押しの突風攻撃が上から叩き込まれる。
今度は海霧に巻かれる事なく発動した風の刃は残っていたヤドカリを吹き散らし、消滅させた。*]
……大体、片付いた、か。
[周囲の状況を見回し、小さく呟く。
となれば、そろそろボス登場か、と思いつつ]
しかし、何が出てくるにしろ。
俺、ここだと動き難いんだよなあ……。
[水域のボスキャラは近接が難しいものが多い。
そういう意味でも、ここは苦手と言える場所だった。
とりあえず、今回は囮担当もありだなー、と思いつつ、相棒の蒼い翼を軽く、撫でた]
うさっこ、楽しそうだな……。
[ステージから聞こえるやり取りに、届かぬ突っ込みが落ちる。
なんにしても、出るというなら備えなければ、と。
海に向き直った所で目に入ったのはそこに生じる渦]
あ、いやな予感……。
[がする、と言葉にするのを遮るように、渦の中から咆哮が響き渡った]
いや、だから。
……こーゆー予感は、当たんなくていいっての!
[咆哮の後、海中から躍り出た姿に思いっきり突っ込んだ。
瑠璃の鱗が日差しを反射する様は確かに綺麗なのだが、見とれている場合じゃない、色んな意味で]
……グライフ!
[迫る津波は、小規模とは言え立派に範囲攻撃。
まともに食らうと辛いもの。
故に取るのは、相棒に一時的に捕まる事での緊急回避。
波が引いた所で砂浜に降りて、は、と一つ息を吐く]
俺のスタイルだと、あいつに有効打ぶち込みにくいから、攻撃はみんなに任せる!
俺とグライフで引き付けるから、いろいろ、任せた!
[全員に向けて声を投げた後、加速と回避上昇の自己バフをかけて。
もう一つ発動させるのは敵のターゲッティングを引き寄せるスキル。
緋色の光がふわり、と舞った]
ん、じゃ、行くか……!
[呟いて、浅瀬を駆けてぎりぎりの位置まで近づく。
瑠璃の海竜の視線がこちらに向いた所で、上空から相棒が一撃離脱を仕掛け、そちらに意識が向いた所でぎりぎりの位置からちょっかいをかけて引き寄せる。
勿論というか、タイミングが合えば弱点探しの攻撃も仕掛けるつもりで。**]
て、ちょっ……!
[こちらが駆け出すより僅か先、空舞う竜騎士へ向けて放たれたブレス。
それが齎した効果に、さすがに唖然とした声が上がった。>>338]
いや、それないだろっ!
[これが仕様変更とは思い難い。となれば思い当たる節は一つ、と思いつつ、救助に向かうという天使>>345に、了解、と短く返しつつ、相棒と連携して海竜の意識をこちらへと引き付ける]
もうちょっと、寄せた方が、やり易くはあるんだよな……。
[雷のオーラによる遠距離戦を仕掛ける様子>>363に、近接型は攻め切れねぇよなあ、としみじみ思う。
部位破壊狙いとわかる上空からの射撃。>>370
仕様変更がどうなっているかは二重の意味でわからないが、浅瀬に寄せておいた方がいいだろう、というのは感じていた。
浅瀬でヒットすれば、動きを大幅に鈍らせることもできるし、何より]
……深い所で沈むのは、ちょっとシャレになんないし……!
[そうと決まれば、やる事はひとつ]
……せぇの、っとお!
[気合いと共に距離を詰め、浅瀬判定ぎりぎりの位置から跳躍する。
海竜の目の前、スレスレの位置から鼻面に蹴りを一発叩き込んだ後、おまけで挑発のモーションひとつ。
ターゲット集中スキルとこれを組み合わせて敵をまとめた後、広範囲の上級技で一気に殲滅する、というのがソロで多数を狩る時のパターンの一つだったりしたのは余談としておいて]
悔しかったら食いついてきな!
[浅瀬の方へと落ちながら、どこか楽し気な声を上げる。
落ちる間は無防備になるが、そのタイムラグは背に張り付いた狙撃手>>354が埋めてくれるだろう、という信があった]
……てか、単純なのは変わってねぇな。
[こちらのスキル構成もあるのは確かだが。
挑発に乗って浅瀬へ進んでくる海竜の様子に、ぼそ、と小さな突っ込みが落ちた。*]
……そか、無事か。
[浅瀬に着地した所で、飛んできていた短いチャットに安堵する。
上がってこないのは、何か考えがあるんだろう、と追及はしない。
いや、してる場合じゃない、ともいうが]
……ま、みんな相応のランクだしね。
バランスがおかしいのくらい、気づいてると思うよ。
[飛んできたもう一つのチャットの内容に、だよなあ、と思いつつ。>>366
同時、ここにいるプレイヤーであれば状況の異常さを悟るのは難しくないだろう、というのもわかっていたから]
下手に隠し立てするより、異常が起きてる事を伝えた方がいいかもね。
ここで潰さないことには、修正もできないし……そうなると、話せる範囲で話して、手、貸してもらった方がいいと思う。
[どこまで話せるか、というのは微妙ではあるが。
それでも、このままでは切り抜けられるものも切り抜けられないと思うから。*]
[落ちるこちらに向け、海竜が口を開く。
スタンが来るかアクアが来るか、どちらにしろブレスがくればきつい状況、なのだが]
……おう、通じてる!
[それを阻むように撃ち込まれる魔力弾。>>377
ブレスがキャンセルされ、ターゲットがこちらから外れる。
そのおかげで、着地から体勢を立て直すまでの時間は確保できた]
さんきゅ、助かった!
ナイスアシスト!
[天使に向けて返した後、狙撃手へ短く礼を投げ。
再び、挑発と軽い攻撃を繋げてターゲットを引き寄せる]
ここなら、こっちも動き易いしな……!
[言いつつ、ちら、と海の方へと視線を向ける]
あれ、そーいえば……。
[今は海中にある竜騎士の武器は、なんか特殊な性能がついてたような、と。
そんな事を思いつつ、銀と緋色を揺らめかせながら浅瀬を駆けた。*]
うん……何が起きてるかわかんない、っていうのは、一番きついからね。
[天使の同意に、返すのはこんな言葉とため息アイコン。>>392
そう思うのは、以前の自分がそうだったから]
まあ、クラッカーどころか、テロリストなんだけど。
……さすがに、それは言えないからなぁ……。
[しかも、下手すりゃ軍閥公認のテロ集団。
そんな危険な話を広げるわけにはいかない]
ほんと、面倒な事になってて。
なんていうか……申し訳ない。
[自分に責があるわけではないけれど。
このゲームが目をつけられた切欠くらいの位置にはいるから。
短い謝罪と共に、苦笑のマークを送っておいた。*]
[礼を返してくれた狙撃手>>396に、駆けまわりながら軽く手を振る。
浅瀬まで引きずり出した事で攻撃手段は増え、的確な部位狙いが動きを鈍らせ、先ほどよりも強力な一撃が叩き込まれる様子に口の端が上がった]
面倒な事になってるけど……。
[これならいけそうか、と思う]
しっかし、この悪条件でここまでできるんだから……。
[ほんとにみんな、ランク高いな、なんてふと思う。
単純なレベルや熟練度の話ではなく。
とっさの機転や能力の使い方の的確さなど、そういう所が強いな、と]
……ったく。
こんなん、仕事じゃなく、普通に参加したかったっての。
[任務だからこそ、復帰するのも已む無し、と思ったのは事実だけれど。
こうして実際に動いていると、仕事抜きで来たかった、という気持ちも少なからず浮かんでいた。*]
……ん、まあ、そうなんだけど。
[謝る事じゃない、と言われると、反論のしようもない。>>402
それでも気にしてしまうのが性分なのだが]
……うん。
ありがと。
[とはいえ、ここで繰り言を言ってもというのはわかっているから。
最後に送ったのは、短い感謝の言葉だった。*]
……いや、俺も大概無茶するけどねぇ。
[海に叩き込まれる電撃と、海中からの一閃。
二つの連携が海竜を瑠璃の光へと散らす様子に、ぽつ、と呟きが落ちる]
……あそこまで削るのは、さすがにやんない……てか、できない。
[今回は、バックアップがあるからできる、と踏んだのだろうが。
突っ込みながら回復する天使の姿>>410に、まあ怒られるよなあ、なんて思いつつ、上空を待っていた相棒を呼ぶ]
さて……どう、説明したもんかなぁ。
[このままでは先に進むのも辛い。
わかっているけど、どこまでどう話せばいいのやら、と。
考えると、感じるはずのない頭痛がするような心地がした。*]
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