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[調子を狂わせる言動や行動を繰り返す目の前の男の、心が読めない。
最初の邂逅や虐待を受けている間はどんなに辛い目に会ってもどこか冷静な自分が分析してくれていたのに。
まさかそれが、彼自身わからなくなっているせいとも知らず。]
…っは、……ぐ、…貴様あぁああ…!!!
[考えるな。自分の目を信じろ。
この男は今何と言った?精力増強――すなわち、子孫を残す本能を昂らせる――天使には無縁の、無意味の感覚を強制的に植え付ける印をつけた、と言い放ったのだ。]
(許せるものか、許せるものか!!)
[滾る怒りの炎を具現化できる能力があれば、血走る瞳で睨みつけた男を火だるまにしてやれたのに!!
舌は音を出す度に体に甘い痺れをもたらし、叫びすら官能をもたらして―奥歯を噛みしめる。]
[人間の営みを長らく見守っていた自分は、他の天使よりは、性行為―時に欲を発散するためだけに行われる児戯めいたものへの抵抗は少ないほうだろう。
産めよ増やせよ地に満ちよ。そのために必要な行為である。
だがあくまで人間同士の場合だ。
自分が対象になるなんて恥辱に晒される自分への男たちの視線を感じるまで思いもしなかったし、発情する側にされるなんてとても。]
殺せ!!はやく、今殺せ!!
わたしは天使だ、神に仕える高潔な天使だ!!
ころせ、ころせぇ!!
[これ以上変わりたくない。
長年、そうでありつづけた自分という形を、こんな形で歪められるのを耐えられるほど、アイリの心は柔らかくない。
だけど自傷も自死も許されない身では…情けなくも、それすらもこの男に願わねばならず。
楽になりたいと全身で表しながら、楽園から遠ざかっていく、どうしようもなくみじめな存在へと成り果てて行く。
…空を抱く翼からひらり、羽が一枚落ちた。]
…っやめろ、やめろ!!
きもちわるい、いやだ、嫌――ッ
う、う゛、ぐ…っ
[赤い舌が示すところはひとつ、わかっていて、嫌がっても通じず、望まない口づけを施され、恐怖で全身をガタガタと震わせた。
舌を執拗に絡ませる意図も察していたので必死に咥内を逃げ回るも、その度に巧みな動きで引き戻され、淫紋を執拗に刺激されたら]
…っう、うぇ…ひ、……あ、、…っう…っ
ふ、ぅ、ううううぅぅ……っっ
[ただ発音したときよりも強烈で継続した快楽は、憎しみに満ちた脳内に靄をかけ、思考を鈍らせる。
淫音が鳴る度、嫌悪よりも先に悦びを得て、体の火照りが強くなっていく。
腰の真ん中辺りからじわり、じわりと熱が生まれ、強まって行くばかりだ。]
[動かしたらダメだ、と自分の意志で舌の動きを止めるのが精いっぱいなのに、小さな抵抗でさえ男は唇で引きだして食み、]
っあ、ア、ぃ、ぅう、あっ…あー…っ
ぁー……っ♡
[――ぱちぱちと火花がはじけるように「きもちいい」がはじけて全身に飛び散って、肺から絞りだした吐息にとうとう甘い響きを隠せなくなった。
目尻から涙がひとつぶ。
背中から、羽がいちまい。落ちた。]
[そうしている間にも残りの淫紋が動き始め、刺激をうけていないのに胸は張り、先端は硬く尖り。
下腹部にもぐるぐると渦を巻く淫らな感覚が蠢き、舌から得た悦楽と合わせ、肉裂に僅かだが潤いをもたらしていた。
そのすべてを自覚して、…また涙が一粒。]
………いやだ…っ
[刺激され続けた舌はもはや性感帯のひとつとなり、しゃべるだけでも下腹部がキュン、と疼き思考も視界もぶれたが、涙に塗れた琥珀の瞳に消え失せそうな、だけれども確かな自我を宿して睨みつける。]
なぜわたしが、アイリ以外にならなければ…ならないっ
貴様は、わたしの願いを、一度たりとて…
貴様ばかり、わたしから、うばって…っ
ひと、同士でさえ…できることを…っなぜ…
[天使である自分、魔族である彼。
種族の問題以前に、意思疎通という字を知らぬという顔で押しつけられ、押し潰してくる男の願いを受け入れることは、高潔であらんとする自我が受け入れる筈もない、と。]
[主張して、貫き通したいのに。]
しごと、ちから…次は、名か…っ!
その次は命か…っ!?
わら、ひは…っぅ、…う…
ひしゃ、まの母でも…ペットでも…な、ぁ…っ
[呂律が回らなくなっても…変わらずにいたいのに。
未知の感覚が、快楽が体を支配して、意識に囁き続ける。]
[逃げ場所を塞がれた今、唯一の出口は地獄への道だとしても、従いたくなってしまう程に、心はズタボロであったし、天使の気高き心を現したかのような翼からは、ひらりひらりと羽が落ちていく。
(…どこもかしこも汚れた天使を、アイリと呼んでも良いのか?)
(それならばいっそ…)
[おぼろげな優しい記憶を、汚したくなかった。
ああ、その為なら、ちっぽけなプライドなんて捨ててしまおう。]
[先程の激しい自己主張から一転、俯き黙り込み続けた自分を彼はどんな目で見ていただろうか。
知ったことではない。]
…………………わかった………
[どうせわたしに求められているのは、彼の意に従うことだけなのだから。
諦めが滲む声音で了承し、新たな名を受け取る。
皮肉だろうか、二度と、清らかな心で飛べないだろう愛しき場所を示す響きに、…心が軋んだ。**]
そう吠えんといて、オレは逃げずにここに居るから
[本来であれば、人は子孫繁栄の為に性欲を有する。だが、子孫を必要としない彼女等にはその欲も無いのだろう。
食事、睡眠、性。これらは人間が生きるには大事であり、そして無ければ死んでしまう三つの欲望。そんな欲望の一つ、尤も生から遠く娯楽とも言える欲望を、彼女に教えよう。]
こっちはまだみたいやなぁ
うん、上から順番に相手したるよ?
[穴を開けんばかりに睨みつける彼女には、最初の通りヘラリと笑う。今はまだわからずとも、徐々にそれを欲するようになるのだから。
それに、彼女の反応を見る限り天使と言うのは思ったよりも純粋と言うわけでも無さそうだ。]
あ、もしかして人の見とったんか?
変態やな、アイリ。どうやった?
人だからしゃーないなって思った?
[人間の寿命は短い。短い故に人とまぐわい、子を成す。恥ずかしい好意でもなく、快楽を貪るようになるのはより多く子を求めるからだ。
だが、子を必要としない天使が劣情を覚える事は無い。そのために彼女に淫紋を施し、身体を蝕んでいく。]
言うたろ?殺さんよ
…好きな人を手に掛けるなんて、出来んからな
[殺せ、と言われた所でずっとそうしなかったのだ。今更するわけがない。拘束され、自傷も自死も出来ず、押し寄せる快楽に怯えて叫ぶ彼女には最初のようにゾクゾクと感じた。
そう言われている間は自分を見てくれている気がする。自分の事を認識して、彼女の中に存在出来る悦びを感じる。
蒼い翼がひらり、と足元に落ちた。]
時期に良くなる。そしたら、楽じゃ
ほら、力抜いて……ん、ちゅぅ…
ぅ、るっ…ちゅる……じゅっ…
[腰から抱き締めて逃げてしまわないように上から押し付ける。口内に逃げられれば掻き出し吸い付き、舐める。
舌が長い分口内全てを犯し倒す事が出来るし、反応は先程指を突っ込んだ時よりも心なしかよく感じる。]
じゅ、る…じゅ、ぞぞ……ちゅう…
ずっ…じゅるる……ぁ、はっ♡
[口内に響く下品な水音は脳みそを揺さぶるようだった。じわりと腰を熱くしている彼女の尻を。散々痛めつけて痛いだろうそこを優しく撫でて軽く揉み解した。
彼女の唾液を喉を鳴らして飲み、舌を引き出していく。]
じゅぽっ♡じゅっ…ぽん、じゅぽ♡
ぅ、あ…はっ♡ええ声しとる…
[唇で抽送を繰り返して、甘い声を漏らす彼女に嬉しくなってしまう。もっと、もっと聞きたいものだから。彼女自身から求めて貰うように舌を巻き付けて扱いていく。
ザラザラとした感触が敏感な彼女を襲って。溢れる涙を視認すれば、少しばかり手が止まってしまった。]
そろそろ下の方も準備ええか?
こんなぷくり腫らして……胸にはこっちじゃな
[チリン、と音を立てて出してきたのは挟む部分にゴムの付いたクリップ。ほんの少しでも動けば鈴が鳴り、自らがよがっている事を自覚させるもの。涙一つ溢れたそれは、淫紋を自覚したのだろう。これを今更拒まれても後に引き返す事は出来ずに、クリップを開けば彼女の双丘の先へと挟み込んだ。それから、少し意地悪してクリップをぐにぐにと捻ってから、チリンと音を立てて放置しただろう。]
……そう、なるよな
オマエの願いは、そもそもオレを殺す事やろ
殺すか去るか、逃がすか関わらないか
そんなのオマエの一方的やないか
一方的なのを押し付けようとしてるのに、押し付けられたら怒るんか
[彼女と自分の間にwin-winな関係など無いのだ。彼女からしたら自分と触れるのも嫌だろう。見るのも嫌だろう。事実、あの村で交渉のように連れてこようとしていたら、見た瞬間に殺されていただろうから。
お互い我儘で、自分の方が強引だっただけの話。]
仕事は無くともオレが養う
力なんて要らんやろ。オレが守る
命は、捕まえた時からオレが貰う。死なせんからな
母でもペットでも無いけど、俺は……
[嫁に欲しい。なんて、彼女に通じるだろうか。よくもまぁ、淫紋を舌に付けた状態であれだけ喋れたものだ。
そろそろ呂律も回らなくなり、喋る振動すらも気持ちよくなってくる辺りだろう。それから長い沈黙を持って、彼女は名を受け入れてくれた。]
…ソラ、これがオマエの新しい名じゃ
その綺麗な姿を忘れないように。俺の中ではいつまでも美しいままじゃ
[彼女の居場所を奪った。彼女のプライドを捨てさせた。彼女の身体を汚した。彼女の名前を変えた。今目の前に居るのは天使としてのアイリなのか、それとも堕ちてしまったソラなのか。
ひらりひらりと落ちていく羽根を見て、空が地に落ちるような錯覚に儚く思ってしまう。]
ソラ、舌はいじった。胸は…今はこれで良いじゃろ
次はこっちを試そうか。大丈夫、痛みは無い
これじゃ痛みを感じすらもせんやろ
[取り出したのは長さは20cm程で、太さは指程度しか無い細く長い棒。太さ的にも処女膜を破るようなものでもなく、長い指が彼女の中に侵入していくようなものなのだが。
半ば無理矢理彼女の足を広げさせ、つるつるになった秘部を至近距離で見つめる。むわりと雌の匂いを感じれば上を向いて彼女に笑みを浮かべようか。]
…なんや、舌で随分感じてるやないか
こっちは舌の比やないぞ、と!
[棒の先端を彼女から溢れる蜜に擦り合わせ、細いだけあって簡単につぷつぷと中へ侵入していく。決して快楽を与えるとは程遠いものだが。快楽を求め疼く膣を刺激して、焦らしながら。ゆっくり、ゆっくりと中へ入れてゆっくりと外へ出した。決して果てる事が出来ないように、刺激を加えながら。**]
―救いの手は、しかし―
[心身に刻まれた傷跡は深く、四肢を拘束されていても寝台に横たわってすぐ眠りへと引きずりこまれるほどにアイリは疲弊していた。
だが吉報…と信じたい知らせは、天使にわずかな覚醒を促す。]
(だが…わたしがたすかる見込みは…)
[希望を折られ、心を折られ、自尊心を粉々に砕かれて、なおもあがこうとする気力は、少なくとも今はもちあわせていない。]
(だが…わたし以外の…だれか一人でも助かれるならば…)
[枷をつなぐ鎖がじゃらりと鳴る。
囚われの身だが、だからこそできることがある筈…]
[あの男の戦闘能力がどれ程のものかわからないが、炎が苦手な天使もいるだろう。
それに、天使たちを迎え撃つ魔族は一匹でも少ないほうが良いに決まっている。
そして奴は、自分という存在にご執心のようだ。
導き出される結論は、ひとつ。]
(わたしは天使、利己心で行動する魔族とは違う。)
(同胞の為ならば猶更、体が朽ちて心が砕けても、最後まで戦い続けよう)
[救われることを良しとせず、そして常に救う側でありつづけた天使は、その生き方を曲げることはできなかった。**]
っうぁ、…っんぐ、ぅえ…んああぁ…っ
[口づけと呼ぶには深すぎる交わりだけでも、耐えられるかどうかという瀬戸際まで追い詰められているのに。
ヒリヒリと痛んで仕方がなかった臀部へ触れる手は優しく、治りかけの傷が産むむず痒さに似た疼きがじわりじわりと広がり、双丘の奥深くの繁みに隠れた秘所を刺激して止まない。]
うぎ、ぃ…やめ、…っあ、ぃや……っ…♡
[男が己に何をさせたいのか勘付いていたが、これ以上思い通りにはさせないという確固たる決意でいた。
だが拒否する声にすら甘味が混じりはじめ、それを指摘された今、ぐらぐらと揺れている。
与えられる刺激に応じそうになるも、手のひらに爪を食いこませその場は凌いだが…抗い続けられる自信は、なかった。]
[解放された安藤感に浸る暇もなく、新たな責め苦を予感させる小道具に体を強張らせる。
それは人間たちが洗濯物を干す際につかうものに酷似していてたが、人体に用いるものではなかったはず。
些細な疑問は、己の体で解消された。]
っ……、…っは、っいやだ、やめ、や…
〜〜〜っ♡
[常人より敏感となった先端をクリップが挟みこみ、ぎりぎり痛みにはならない程度の刺激が直撃し、背が仰け反る。]
いっや、だっ♡やめ、ぅあああ…っ
[クリップに引っ張られ乳房も形を変え、それがまた新たな快楽を生みだし悶えた。
クリップ自身の重さがある為、じっとしていても常に刺激されてしまう。
身じろぎすればちりん、ちりんとこの場に似合わない音が鳴り、聴覚からも己の淫らな姿を連想させられ、涙が零れた。]
[詭弁だ、怒鳴りつけるため息を吸いこむが、それさえも舌を蝕み悶える体となってしまったことに絶望する。]
ちか、づかなければ、いい…らろ…っ
もうやめろ…いやだ…
水を、あびたい…口、ゆすぎたい…
[我慢の限界だった。発狂せずにいるのが不思議なくらい、自分はどこもかしこも目の前の男に穢されている。
見た目にはそれほど変わらずも、アイリ自身にしてみれば全身泥だらけのような心地だ。
意識してしまえばもう耐えられず、全身をぶるぶると震わせ嗚咽を漏らす。]
なにが、まもりゅ、だ…っ
きしゃまがほっしてる、のは…
つごうのいい…せい、どれい、らろ…っうっ…♡
[…自分で言いながら、悔しくてくやしくてまた涙した。
殺して貰えないならいっそ、早く心を壊してほしかった―]
[仰ぎ見ればいつもそこにあると信じていた青い世界。
もう二度と、手を伸ばすことすらできないだろうその場所で呼ばれる度、天使のアイリとしての心の欠片が砕かれ、壊れる音が頭の中に響く。
だが、だめだ。まだ、完全に壊れてしまう訳にはいかない。
手のひらに食いこむ爪に尚も力を込めた。つぷ、と皮膚が裂ける感触と痛みが、絶望に吸いこまれる意識をつなぎとめる。]
…っひ、
やめろ!!やめろ!!けがしゅ、な、やらっぅああ!!
[それでまた尻を叩くつもりか、なんて初心な振りをできるほど純粋ではない。
脳裏に浮かぶのは―]
(魔族に穢された天使を天界が受け入れることは、決してない)
[処女を犯される痛みよりも、あり方を捻じ曲げられるよりも強い恐怖は、一瞬だけ舌の快楽を上回るが、どんなに四肢を暴れさせても枷がある限り鎖で歪な旋律を奏でるだけの肉塊でしかない。
火照り、濡れた場所に部屋の空気が触りひやりとする。]
うぁ、あ、っ………っ、……っ
[槍や矢で腹に穴を開けられたことはあれど、あれはよける暇もないから受けるしかなく、また簡単に治すことができて良かった。
蛇に睨まれた蛙のように震えるしかない状態で、自分でも触れたことがない裂け目への侵入は悲鳴を上げたがる喉を恐怖で絞めつけた。]
あ、…っア、ぃや、やだ…っ♡
[だがそれもすぐに緩むこととなる。
解されずとも肉壺は熟れて程よく緩み、雌だけが得ることのできる気持ちよさをしっかり生じさせ、受け取っていた。]
な、に♡こりぇ、あ、なに、し…♡
[少し冷めかけていた体の火照りは最高潮にまで達し、マグマのように雌穴と下腹部…子宮がある辺りで煮えたぎる快楽を逃がそうと四肢を引きよせ枷の鎖をピン!と張る。]
[ゆっくりと抜き差しされているのもまずかった。
痛みが来ることはない、と体は既に警戒を解いてしまい、肉壁は本能のままに棒へと吸いつき、抜かれる度にこぷ、こぷと蜜を漏らしてしまっている。]
やだぁぁぁ…♡
ぬくの、やだ、やめ、いれりゅ、やっ♡
[小水を漏らす感覚と似たそれが余計に辛く、しまいには泣きながら首を横に振りやめるよう願うが、それすらも舌と、そして揺れてしまう胸からの刺激で淫らな色に染まった。**]
近付かんようにするのは無理じゃ
それは前提から崩れとる
[話がしたいだけだった。自分と会話をしたいだけだったのに、いつの間にか彼女の事を攫い、恥辱を与える結果となっていた。
水を浴びたい、口をゆすぎたいと言う辺り、まだ彼女の中に潔癖な所があるのだろう。魔族に触れるのは余程嫌なようだった。それなのに、しつこいキスまでされたと来たものだ。]
……それは違うな、ソラ
性奴隷が欲しければ、もう犯されててもおかしないじゃろ
[彼女の意思を無視してベッドに押し倒し、解れても無く濡れても無い肉壷に楔を押し込む事も出来たはずだった。
それでも最後まで、ギリギリまで彼女の意思を保たせたまま、こうして無理矢理話をしようとしているわけで。]
オレが欲しいのは、オマエじゃ
嫁として、一生傍に居る存在として
オレはオマエが欲しい
[心を壊しはしない。快楽に溺れさせたりはしない。せめて、彼女が自分の事を好きと言ってくれるようになるまで。
指のように細い棒はつぷりと簡単に奥まで入っていき、手前辺りをくにくにと抽送する事で大きな刺激は与えていないつもりだったのだが。]
なんじゃ、まだ手前だぞ?
また蜜まで零して…愛らしいな……
[彼女が身を捩る度に胸に付けた鈴がチリンチリンと頭上で鳴った。涙しながら未知の快楽に恐怖する姿を見て、此方も興奮してしまう。
嫌だと言いながらも、身体は反応してしまっている所が尚可愛く、けれど最初こそ気持ち良いとは思えど、いつイカせてと強請るようになる事やら。]
ちょっとずつ奥に行くからな
……あーぁ、蜜が滴って来とる
[指に付着したドロリとした蜜を舌で舐め取り、遂には奥の奥まで棒は達した。
そのまま細く、達する程の快楽を与えるには役不足な棒を天使が使用する事の無いはずの子宮口まで持っていき、グリグリと押し込み刺激した。**]
[別の名前を受け入れたことは、アイリの心に大きな変化をもたらしていた。
以前は苦痛に満ちた声を上げることは恥だと、辛さに反応して涙を流すことは許されないと己を律し、余計に精神を蝕まれていたものだが。
少なくともこの責めが始まりソラと呼ばれるようになってからは、「今の自分はアイリではない」という意識が芽生え、手のひらに爪を立て血を握りしめながらも、体は素直な反応を示し唇からはひっきりなしに喘ぎ声が漏れていた。]
っう、〜〜っ♡あ、ぃ、ア……っはぁ…♡
……っき、べん、だ、ぁ、あっぁっ♡
[常に論理的、合理的な発言と行動を好む頭はまだ働いていて。
今の状態でも充分、犯しているようなものだろうと―
非難する睨みはしかし、熟れた桃と同じ色と柔らかさとなってしまった目許では効力を発揮できず。
舌からの快楽に負けぬよう一瞬下腹部に力を入れてしまったが為に強い快楽を得てしまい、腰がびくびくと跳ね、鈴の音色と共に愛液がシーツに散った。]
[しゃべりたくてももう、無理だった。
充血した花びらと、腹側にある女の泣き所が熱を孕むも、細い棒では両方とも満足な刺激が得られず、アイリの意志に反して腰が浮き、もっととねだるような体制へと。]
いや、ら、やら…っ♡
あ゛っア、んぅっ♡
(嫁になるなんて嫌だ、そんな、また押しつけられた仕事に―)
[だが喋ることができない分思考はやや冷静さを取り戻し―それがまた現実を理解してしまい苦しむのだが―ひっかかりを覚え息を詰まらせる。]
<font color=gray> (そうだ、わたしは…守護の役目ではなく…
戦場に立ちたくて…転属願いを出したことが…)</font>
[やっとつかんだ記憶の切れ端を逃さぬため、ピンと張ってつってしまいそうな足先でシーツを掴む]
<font color=gray> (嫁…そうだ、村の女が…同じ村の男の嫁に…
……それで…子が生まれ…それで、わたしは、)</font>
!!??っア…♡あーっアーっ♡
[棒が子宮の入り口に押し込まれた瞬間、手前でくすぶりつづけた快楽の渦も押し込まれ、火薬が中で爆発したと錯覚してしまう程の熱と衝撃が下腹部を中心に全身を襲った。
びくん!びくん!と全身を仰け反らせびくつくが、まだ頂点に達するまでは至らない。]
い、あー…っ♡いや、ぁ、くる、し、ぃ゛♡
あちう、あづ、いぃいい…♡♡
[全身からぶわりと汗が噴きだし、思考は桃色に染まってしまった。
ぎゅっとつむった瞼の裏は赤く染まっている。
腰は不規則にひくつき、肉裂は愛液に塗れ皮を被った花芽も僅かに顔を出してしまっていた。
あたりは雌臭に溢れ、男の鼻孔をくすぐるか。]
ぅあー…っ♡あー…っ♡
や゛めろぉぉおお…♡しぬ、し、ぃ…♡
[耐えきれない快楽が脳のシナプスを焼き、対処法を求めて四肢をばたつかせる。
うすうす、自身の懇願を欲していると察しているが、いるからこそ今更折れたり媚びる真似はできないと手のひらに滲んだ血を握りしめるが、その痛みすら快楽が塗りつぶしていく。**]
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