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――講義室――
[赴任日に窓から見下ろした時に視線があったかもしれない青年や>>0:74、まだ若く経験の浅い狙撃手は>>0:7、カスパルの指導を受ける機会もあったことだろう。
二人はカスパルに何らかの反応を示しただろうか。
カスパルからは、青年の顔は覚えがあるような気もしたが、狙撃手の顔は記憶に薄く、初対面の様ではない反応をされれば戸惑った。
記録保管庫で出会ったドロシーだけは極力避けるように立ち回りながら、フィオンを見つければ声をかける。
ジンジャークッキーが美味しかった礼を述べ、彼の予定が合うならば一度は昼食に誘った。
初対面時の彼の奇妙な動揺を>>0:18、気にしてはいたのだ。]
……今日は、ここまで。
[講義を終えて解散を命じる。
今日も視た悪夢の所為で――頭が、痛い。**]
/*
さて狼だーれっかな。<<尉官 ドロシー>>
正直プロロのRP的にドロシー>>カシム>フィオンって感じで、サシャはまず違うなって思っている。
/*
これはご主人はドロシーに違いないな。
狂人になったらとりあえず村人全力で殺す気満々なので、少なくとも一人は血祭りにあげよう。そして俺は穏やかに喰われよう。ひゃっはー。
――訓練室――
[講義を終えた後に、訓練場へと顔を出す。
的より人を撃つことおほうが多かったここ数年であったが、緊迫した状況かた遠ざかれば腕が鈍っていくのは如実に感じる。
先客がいたので近くに立ち、銃を見ている振りをしつつ横目で観察した。
一撃。弾はきちんと的へ飛んでいく。
サシャ=マリア・コーエン。18歳狙撃手。>>8
まだ若い彼女は、それでも狙撃手として敵を撃っていた。
細く見える腕だが構えは良い。弾の軌道も申し分ない。]
殺すなら容赦なく殺せ。
でないと大切なものを失う。
[いいか、と一言断ってから彼女の構えの上から手をおき、僅かにその位置を修正する。
腕から見るに元々素質があるのだろうから、それ以上余計な手を入れるのは彼女の才を殺すだろうと、最小限の干渉に止めた。]
[それ以上はこちらから話しかけることもなく、自身の銃を構える。
カスパル自身は片手で撃つことは少ない。
確実に敵を仕留める両手打ちで、二発を腹に。
一発を頭部へと撃ち込んだ。
硝煙の臭いは、夢の中の血の匂いをかき消してくれる。
戦場で血の臭いを嗅いでも、不愉快でしかなかったのだが、夢では、甘くて蠱惑的ですらある。
あれはカスパルの「記憶」なのだろう。
振り払うように頭を振って、もう一度狙いを定める。]
――訓練場――
[入って来たカシムの姿を認めれば足音を殺して近づく。>>14
他の兵士の中には自主練をしている者も多く、周囲の集中力を削がぬようにとの配慮であった。]
射撃は苦手か?
苦手でも分解と組み立ては出来るようにしておけ。
[直接銃を握る事は少なくとも、扱う以上は基本知識だ。
しかしそんな話ばかりでは新兵は飽きてしまう事が多いのは経験上わかっていたから、説教じみた話はそこそこに訓練用の銃を彼に渡す。]
トリガーは重めにしてある。
立って撃ってみろ。
[訓練期間に最低限は習っているはずだから、まずは撃たせて様子を見ようとする。上手く撃てなさそうであれば、後ろから手で姿勢を修正してまずは一回引き金を引かせようとした。]
――回想:1日目――
[前日に朝食を食べる際に声をかけたフィオンは、思っていたほどカスパルを見ても動揺はしなかった。>>16
資料には詳しい経歴は書かれていなかったものの「書けない経歴」で「国外の任務」だとすれば、ただの一般兵ではないことは想像がつく。
カスパル程度に揺らされるような相手ではなかったのかもしれず、彼の見かけから気弱な人物像を勝手に想像していた事を恥じた。
ごく普通に日常の会話を交わしていけば彼の奇妙な初対面時の行動は概ね気のせいになっていたが、こちらへ向けられる視線は気になっていた。
殺意ではない。嫌悪でも畏怖でもない。強いて言うなら興味か。
どこかから自身の噂でも聞いたにせよ、その反応は奇異なものに映ったから興味を引かれていたのもある。]
――回想:2日目――
[フィオンに練習と昼食の誘いをかけたのは、初対面時に彼を勝手に誤解したことへの言葉のない謝罪のつもりだった。>>17]
基礎練、良ければ付き合おうか?
[快諾してもらい訓練場で基本的な徒手格闘を行った。
カスパルが訓練を付ける立場とはいえ向こうは立派な軍人だ。新兵に対してのものとは異なり、油断は出来ない展開が続く。
何回目かの攻撃を受け流しながら、体をひねり背中から床に叩き付け、体重をかけて上肢を拘束する。参ったとの声を聞けば力を緩め、床に倒れたままのフィオンの腕を掴んで引き上げる。
まずは真っすぐに立たせてから、肩の位置をなおし腰に手を置いて重心を落とさせた。]
体幹をもう少し鍛えた方が良いな。
重心が高いから飛ばされやすい。
[頭の位置はいいから足の運びを、と僅かなズレを都度修正しながら他の訓練の要望があれば時間のある限りは応えただろう。]
――回想:2日目昼食――
[食堂に入った時に周囲の視線と、一瞬遅れての囁き声が聞こえる。
視線の種類は概ねが好奇であり、ぐるりと周囲へ視線を投げ掛けてからため息をついて椅子に座る。]
すまない。俺の噂は、聞いているだろう。
「戦闘狂」は、根も葉もない話ではないからな。
[前線を志望し最前線で戦果をあげてきたカスパルには、戦闘狂だの悪鬼だのの噂は付いて回っている。
否定はしないし、する気も全くないから、近しい人物は非常に少ない。]
気にするなら近寄らない事を勧める。
俺の事は気にせず自由にしてくれ。
君からは嫌悪も畏怖も詮索心も感じなかった。
……ありがとう。
[彼が立ち去るようならば止めはしないし、共に昼食をとってくれるならば僅かに微笑んで礼を述べた。*]
――訓練室――
[一発目、弾は大きくそれていく。]
肩の力を抜け。足を少し開け。
高さは眼の高さで――ん。
[指導を入れてもカシムの体から緊張が抜ける事はなく、彼は何度撃っても本来貫くべき箇所を撃てはしなかった。>>24
カスパルは銃を握るカシムの手ごと握りしめ、訓練の中止を伝えると、彼の手から銃は取り上げて代わりに頭の上に手を置いた。]
撃てないなら構わない。
撃たずに済むにこした事はない。
お前はあまり向いていなさそうだしな。
だが、撃てないのなら撃たれるような事はするな。
[拒否されなければカシムの頭の上に置いた手を動かし、撫でる。彼が望むならば守ろうと思ったのは、弟に重ねたたからか。
部下への責任感だろうか。
それとも、見覚えがある気がする容貌の所為だろうか。]
射撃以外は何が得意なんだ?
整備や衛生、補給に建設、通信だって必要だ。
……殺さなくても、やりようはいくらでもある。
[無理をする事はないと言外に伝えられただろうか。
いくらか彼の話を聞き、アドバイスを出来ることはして、時間がこれば訓練は切り上げることにした。]
基礎体力を怠っていいというわけではないからな。
走り込みは倒れない範囲でしておくように。
[サボりはしないように念を押してから、カシムの傍を離れていった。*]
/*
カシムが撃てない銃を持ってこっちへ向けてくるのを見たいな…w
さて 狂人COってどうすればいいんだ?
人狼騒動経験がなさすぎる。
――訓練場→廊下――
[僅かにフォームを直せばサシャの銃弾は急所へと飛ぶ。>>39
狙撃手としての腕は評判通りだ。
サシャが食事の話を出すのは、彼女なりの気遣いなのだろう。緊張しているカシムには、雑談でもしながら気分を和らげるのも必要と思い、訓練中の私語にも注意はせずに見守った。
その後カシムの指導を続け、銃を撃ちたいという彼にはもう一度構え方を1から指導した。>>28
本当に大切なのは、姿勢でも練習量でもなく、撃つという覚悟そのものだったが、カスパルがそれを与えてやる事は出来ない。
訓練室を出て行き廊下を歩きながら、項を這うぞわりとした感覚に思わず手をやったが、もちろん何もなかった。
窓の外には、穏やかな駐屯地が広がっており、先週までいた前線基地とは空気の色すら違って見える。
だが、ここにはあの悪夢の一端である彼女がいて。
想像していた通り夜は静かすぎて。
悪夢は、昨夜も最悪だった。*]
/*
うーん うーん
「なんだかほの甘い香りを感じて出処を探るように視線を振った。」
これ人狼COなのかなあと思うんだが、宙ぶらりんで仕掛けるには問題があるが、狼には今日中にCOしておきたいというか…w
フィオンがそれっぽいそぶりがないのでドロシーだとは想いつつ、狂人って狼様がいるかどうかわかんないとどうしようもないw 狂信にすべきだったw
――午後:上官の部屋――
[視界が赤に染まる。
窓ガラスは赤に、血に濡れ。今は透明に。
歓談の声は怨嗟に、少女の呟いた言葉に。
――お お か み。
『おい、中尉』
上官から苛立ちを交え呼びかけられて、はっと窓から顔を離す。
現実と夢の境界線は、今日は常よりずっと曖昧だ。]
失礼いたしました。少将。
はい、もちろん良くしていただいています。
…ええ、防衛は十分ですよ。感銘を受けております。
[駐屯地に常任している最高位であるローゼンハイム少将に、ここの警備状況を自慢され、カスパルは社交辞令でしかない笑みと言葉を返す。
赴任翌日に提出した改善案の返事がないのはこういう事らしい。]
[下士官の指導状況や他の兵士の話題を振られ、会話を打ち切りたくなりつつも、極力彼の話に会わせて相槌を打つ。]
…月見、ですか。
さすが少将殿。風情をたしなまれる余裕もあるとは。
生憎と無教養なものでして。
少将殿の様であれる軍人はまずいない事でしょう。
[一応駐屯地の責任者が、夜間に一人で外に出たり、窓を開けて酒を飲みつつ海に浮かぶ月を眺めるとは、ここをリゾート地かなにかと勘違いしているらしい。
ずいぶんな平和ボケで、と言いかけた言葉を飲み込んでにこりと笑んだ。]
良い酒がありましたら紹介させていただきます。
それでは後に正式な報告書を。
本日は楽しいお話をありがとうございました。
―――失礼いたします。
[踵を付け指先までピシリと整った敬礼をして、カスパルはローゼンハイム少将の部屋を辞した。*]
――講義室――
[明日の準備をするため、無人になった講義室で資料の整理を行う。
上官の呼び出しに応えるなど、ばたばたしておりフィオンと昼食をとる機会を逃したなと考えながら、この長閑な空気に慣れて来た自分を自嘲した。
上官の暢気さに呆れているカスパルもこの体たらくだ。
なるほどここは平和な駐屯地のようだった。
その証拠に、扉が開いた瞬間、誰だか気がついたのにとっさに資料を纏めて出て行くことも、表情を取り繕うこともできず、その場に立ち尽くす。
扉を開けたのは、ドロシーだった。>>53
彼女が自分を捜していると知っていれば、あらかじめ避けて動いたものの、そこまで忠告してくれる人はいなかったらしい。]
[言葉を発するのに、何秒か間があく。]
……どうしましたか、ディレイ中尉。
[問うた声は平静を装うとしても、やはり固さを隠せなかった。]
/*
ん?(首コテ)
何か時系列(というか日取り)を間違えたか。
まあいい。ストーリーに影響のない齟齬は俺は踏み倒して行く派だ!
/*
サシャとカシムのちょいちょい挟んでくる小ネタがPCも相まって可愛いなw
フィオンはなんかもう突っ込むところ沢山だし(立場上突っ込めないけど)ドロシーは安定していますね()
俺がシリアスでごめんな…w 俺がシリアルに走っては行けないと思って頑張ってるんだ…!
二つ目の問いには、こう答えよう。
……俺の知る”ドロシー”は遠い過去の人間だ。
[ディレイ中尉という呼び方ではなく、彼女の名前を呼ぶ。
過去の名が同じであったかは知らぬが、「今」の彼女とは異なる存在の事だと示せただろうか。]
あなたは、俺の亡霊に瓜二つだ。
だからつい避けてしまっている。それだけだ。
……あなた個人に含みなど、ないよ。申し訳ない。
[理解できない様子ならば、もう少し言葉を尽くすだろうが、カスパルからあの無惨な悪夢を口にするのは気が引けたので、悪夢の内容までは口にしなかった。]
胸を貫き皮膚を肉を腸を喰らった。
あどけない笑みを浮かべて、真っすぐにこちらを見つめてくれていた顔を、綺麗な髪を赤黒く汚した。
無惨な死体を前に崩れる彼女の父を見た。>>0:78
奪ったものの大きさと、血肉が与えてくれる悦びと、弟妹を手にかけずに済んだ安堵の狭間で、なぜか正気であったカスパルの心は軋んだ。
心が軋む苦しみは魂の奥まで植え付けられた。
故に、あの時の事を思い出させる悪夢は――ひどく、深く、カスパルを苛んでいったのだ。
それでもまだ、狂えはしなかった。
年月と共に多くを思い出し、あの過去の少女と同じ事を呟いたそっくりな女性を目の前にしてもまだ――欠片も、狂えはしなかったのだ。
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