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― 『世界軸』中層・広間 ―
……必要なものは全て、と言っただろう?
[やれ工房設備>>0:137だの調理場と畑>>3だの、と意気を上げる面々に向けるのは楽し気な笑み]
足りないものがあれば、遠慮なく。
……さすがに、レアメタルやら特殊作物の種やらを山ほど、とはいかないが。
不都合のない程度には、容易できるはずだからね。
[どうやって都合するのか、には触れる事なく。
神子は笑ってそう言い切った。*]
― 『世界軸』中層・広間 ―
なるほど……確かに、何から何まで、というのは味気ないものか。
[豪快な笑い声に目を細める様子は、口調の気安さを気に留めた風もない。
そんな自然体が彼の素ではあるのだが。
研究できれば>>13、と言う言葉にも緩やかに笑んで]
さて、それでは、ぼくは幾つか務めを果たさねばならぬから……一度、失礼するよ。
何かあったらこの子たちに言ってくれれば、ぼくまで伝わるからね。
[言葉に応じて二頭の仔竜がきゅう、きゃうと鳴く。
その声を聞きつつ、神子はふわりと優雅な仕種で一礼して──その場から、消え失せた。**]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
[新たなる『柱』となるべき者たちの到着からしばしの間を置いて。
集いし者たちの疲れが癒えた頃、神子は風に乗せ、儀式の間へと集うようにと報せを出した]
さて、そろそろ疲れも癒えた頃かと思う。
……時の猶予は限られているからね。
最初の討伐へと赴いてもらいたい。
[集った面々に向けて静かに告げる様子は、静かなもの。
両脇に控える仔竜たちも、どこか神妙な様子だった]
これより、転移門を開いて『世界軸』の上層へと道を繋ぐ。
転移したなら、絆石の導く道を辿り、その先にいるものを討伐してほしい。
……討伐すべきは、『虚無の八竜』たち。
過剰な力によりて生みだされし、均衡を大きく乱すもの。
『柱』の交代するこの時期には、特に力をつける事が多いからね……どうか、気をつけて。
[真摯な口調でそう告げた後、神子は手にした杖を頭上に差し上げる。
澄んだ緑と紫の光が散り、それに呼応するように翼を広げた仔竜の周囲を薄紫と薄碧の光が取り巻いた。
四色の光はきらきらと煌く粒子となり、それらは絡み合って、儀式の間の中央に光の門を織りなす]
…………。
[新たなる『柱』たちを送り出した後、神子は小さく息を吐く。
二頭の仔竜がそれぞれ鳴いて、神子を見上げた]
ああ……うん。
わかっている。
ぼくは、ぼくのなすべきを果たしつつ、彼らの帰還を信じる……それが、何より大切な務めだからね。
[託し、送り出す事しかできぬ我が身を憂えるのは幾度目か。
中枢でありながら──否、中枢であり、強大な力を有するが故に、思うままに動けぬ神子はほんの少しだけ、眉を下げた。**]
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