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燻っていた不安は、時を得て大きな炎となる。
前領主の息子が遊牧民などを率いて蜂起したのである。
独立解放軍を名乗る彼らは国境の砦を落とし、
ラモーラル全土に向けて、独立決起を呼びかけた。
自らこれを鎮圧すべく赴いた辺境伯は、戦の中で討ち取られた。
この勝利に、独立解放軍は勢いを増して州都を目指す。
一方、王都に暮らしていた辺境伯の嫡子はすぐさま行動を起こした。
兵を雇い、逃れてきた兵を取りまとめて国境の砦へ向かう。
ラモーラルの地は、戦火に覆われつつあった。
─── Nigel Buhler 『ラモーラルの戦い』 第1章
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危うく忘れるところだったので、歴史家さん投入です。
歴史家さんの分は夜更新だと厳しいので、朝更新にしよう
……と思った初日からこれですよ、まったく。
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