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― 都市上空 ―
[投げ込んだ欠片たちがそれぞれ
それを確かめた後、『紡ぎ手』は手を上へと差しのべた。
その手に舞い降りるのは『死神』のカード。
次の瞬間、それは銀の大鎌へと形を変える]
……『欠片』は集い、『場』は築かれる。
全ては、力の巡り、それの望むまま……。
[歌うように言葉紡いだ後、『紡ぎ手』は手にした大鎌をくるりと回す。
淡い霞色の光の粒子が舞い散り、それは風に乗って都市全体に広がって、消えた]
……さて。
見せてもらおうか。
天を、力を、求めるものの渇望を。
[粒子が消え失せた後。
零れ落ちたのは、こんな呟き]
……廻り、巡るは力の螺旋。
幾度目かの『インフィニティ・デュエル』の始まりだ……。
[それから僅かに間を置いて。
カードに加えられるのは、こんな情報。**]
──────
■名前:シメオン・シックザール Simeon Schicksal
■ソウルカード:『デス』
■武装:大鎌『無限の欠片』
■スタイル:近〜中距離戦
■特殊能力:空間を歪める空間歪曲魔法を多少用いる
■その他情報:unknown
──以下、PL視点情報(PCにはこの情報は入りません)──
『神種』と呼ばれるものの一、『無限の紡ぎ手』ヴァーゲ・シックザール本人。
普段は自ら動く事はないが、今回は気まぐれを起こした模様。
本来は強大過ぎる力を持つ存在だが、今は『シメオン』という仮名を用いる事で、力を大幅に抑えている。
― 都市上空 ―
[下から自分を見上げる者の存在>>7には気づいていた。
けれど、『紡ぎ手』自身は声をかける事はなく、ただ、薄い笑みを持ってそちらを見やるのみ。
望むものがあるならば、動いて示せ、とは。
『神種』と呼ばれる者たちが共通して持ち合わせる理念のひとつ故に]
― 都市上空 ―
……ふむ。
『あちら』も大分、賑やかになってきたようだ。
[どこか遠くを見やりつつ、『紡ぎ手』は小さく呟く]
ここまで動きが早いデュエルも珍しくはあるか。
……とはいえ……。
[言いながら、ゆっくりと、手にした大鎌を上げる。
直後、急速に反転をかけながら、銀の刃を真一文字に振り抜いた。
周囲を刈り払う刃から、文字通りの間一髪で抜け出した者──背後に忍び寄っていた、真白の翼を持つ青年はちっ、と苛立たしげな舌打ちを落とす]
……余り事を急くと、仕損じるものだぞ。
流れは可変、移ろいの在り様は多々ある。
無論、己が在り様に沿うて進むのであれば、それは唯一の真理となるが。
[愉しげな声が吟ずるのは、『天』を己が領域となす『神種』としての論。
しかし、突然の襲撃者には、それは伝わらなかったらしく。
理屈はいい、カードを寄越せ。
この力で、僕はこの狂った地に正当な裁きを下すんだ、と。
手にした剣の切っ先を向けつつ、熱を帯びた口調で言い募って来た]
……なるほど。
確かに、この地の者どもには裁きを下す必要があるやも知れん。
『審判』の主として、自然な思考と認めよう。
だが……。
……身の程を知れ。
奇策を弄し、力のみを得ようとする輩が、『我』に触れられると思うな。
[笑みは一瞬で消え、細められた目に宿るのは冷たいいろ]
如何な手段を用いるも、闘う者の自由……しかし、お前のやり方は、『裁き』を口にするには相応しくはない。
[声に宿るのもまた、氷の如き冷たさ。
銀色の大鎌がゆるりと動き──次の瞬間、霞色の翼が、大気を打った。
唐突かつ、急激な下降で対する青年の視界から姿を消し、背後に回り込みつつ、一気に上昇する。
人であれば耐えられる道理のない速度は、それを大きく超えた存在故に叶うもの]
……『魂の檻』へ行くがいい。
そこで、陥れてカードを奪い取った者たちに、詫びを入れるのだな。
[囁きと共に振るう刃に容赦はない。
下から上へ、振り上げられた大鎌の一閃は違わず、真白の翼と背を裂いて、しろとあかをあおに散らした。
『審判』のマスター──奇策を用いて複数のカードを手にした青年は空中で態勢を崩しながら姿を消し。
後に残るのは、青年の所持していた複数のカード。
それらは全て、当然のように差しのべられた『紡ぎ手』の手へと舞い降りる]
……ふむ。
[想定外に戻ってきたカードたちに、『紡ぎ手』は思案の色を瞳に浮かべる]
……私が持っていても詮無いのだがな。
[そうは言っても、再びカードを解き放つ事はなく。
銀の大鎌を再び『死神』へと転じた『紡ぎ手』は、何事もなかったかのように上空に漂い、眼下の戦いを見つめた。*]
― 都市上空 ―
……おや。
[音もなく近づいてきた者が問いを向ける。
それが、先ほどからこちらに意識を向けていた相手と気づくと、『紡ぎ手』は、にこり、と笑んだ]
ようやく、自ら動いてきたか。
[楽しげな口調でそう呟いた後、ふ、と一つ息を吐き]
……私は、私。
『悠久』なる『天』に在りて、『流れ』を見つめるもの。
この都市の者ではない、というのは、間違いない。
[断定的な問いに対するは、吟ずるような答えと]
……君は私にそれを問い、そして、何を得ようとしている?
[どこか愉し気に紡がれる問い返し、ひとつ]
/*
自分でも、今朝言われるまで忘れてたんですが、明日は花菖蒲を見に行く予定が既に入っていたのですよね……!
うっかりすぎる。
― 都市上空 ―
[眉を寄せるオズワルド>>119に向けるのは、愉しげな笑み。
吟ずるような物言いが思わせている事など気にした様子もなく]
……さて、どうだろうな。
君が『
[どこか謎掛けめいた言葉を紡いだ後。
断定的な言葉に、く、と愉しげな笑い声を漏らした。
否定も肯定も、言葉にはしないが。
その態度は十分肯定と判じうるものだった]
……ああ、これの事か。
[カードの保持数の事を問われる>>120と、ふわり、手の上に先ほど『審判』の主から得たカードたちを浮かべて見せる]
私も、不本意なのだがな。
……『デュエル』の在り方に添わぬ形で、複数を得た者を『魂の檻』に送ったため、私の手元に残ってしまった。
[言葉の裏に潜む疑問は、薄らと感じ取りつつ。
複数を所持する所以を説明すると、『紡ぎ手』はす、と目を細めた]
……力を望むならば。
成就を願うならば。
私から、奪ってみるか?
[一転、冷えた声音で向けるのは、力を得る意思を問う言葉]
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