情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[資料を持つ手が僅かに震えるが、守りたい人を思い浮かべながら勇気を振り絞って資料を開いた。
十年の歳月のおかげもあるのだろうか、あの時よりかは落ち着いて読める。
今、クララやディーターに話しかけられても生返事しか返せないだろう。]
……。
[人狼の他にも、人狼を見つける能力を持つ占い師。
人間の身でもありながら人狼に加担する人間=狂人がいると書いてある。>>0:92]
(占い師と狂人なんていたんだ?)
[幼かった自分には、ただ”人狼”への恐怖感が植え付けられているだけで。]
(占い師もだけど、狂人の名前が…無い。狂人がいたことまで判明してるのに…。)
[頭の中がグラグラし始める。
気のせいだと思いたくとも、そう思えない理由が資料の中に残っていて。
名前が無い。暗にそれは島の人間だったということを示しているのでは…?]
/*
長っ。
えーっと、今後の布石というのは、オットーをナイフで刺しにいくことです。
記憶を取り戻す→両親を殺されたヨアヒムにリーザが微笑んだ(人狼側の人間だった?)→パメラにリーザのことを聞きに行く→図書館で調べる→狂人の存在を知る→狂人はリーザだった→黙っていたオットーに激怒→オットーも人狼側だ、殺す!
…という流れにできたらな、と。
[梯子や本を片付け始めるクララ>>132にいつもなら気づいて手伝っただろうが、今回は資料だけに集中していたため何もせず。
3分の2程読み終わったところでクララから声を掛けられ]
他はこんなに詳細に記されてるのに、ここだけ不手際で…なんてあるのかな?
[口に片手を持っていき]
あのさ、クララ。
十年前の騒動が起こる前は、この島の星空や海を見に、観光客が多く訪れてたんだ。
その中に”人狼側”の人間がいたのなら伏せることないような気がする。
だから、俺は…狂人が島の人間だったから名を伏せた…んじゃないかと思うんだ。
クララ、ディーター、どう思う?
[十年前の騒動を知らない、島の外から来た第三者の意見が純粋に欲しくて訊いた。]
[ヨアヒムにとってのクララは図書館の司書。
パメラと仲がいい、という認識くらいしか無かった。
クララは図書館に籠っていることが多く、自分は図書館に行くことはほぼ無かったからたまに会えば世間話をする程度の仲で。
一部の島民からは変人扱いされているのも知っているが、鈍感なヨアヒムにはクララのどの辺りがそうなのかわかっていなかった。
少し…どこを見ているのかわからない時があるのが気にかかるくらいか。]
―回想・ディーターとの会話―
[資料に対するディーターの解釈>>154に目から鱗が落ちたような顔をして]
人狼を崇める側が書いた…って発想は無かった。
この資料は、この島の歴史の一つとして書かれたものだとばかり…。
[資料を見ながら呟くようにそう言えば、次いでディーターから暗く冷たい声で紡がれた言葉。]
それ…は…。
[書いた人物が人狼を崇める側なら、誰か…人間を陥れるために書かれている可能性が頭を過る。
この資料には嘘もいっぱい混じっているんじゃないかと思えば、残りは適当に流し読みした。]
…人狼のほうが恐ろしいよ!
[幼い頃に人狼によって両親を殺されたヨアヒムには、ディーターの言葉に含まれる真意などわかろうはずもなく。
クララに対しての時と同じように語気を荒げて言い返した。]
[心は恐怖と怒りで支配されていたが、クララの言葉ではっと我に返る。]
…ごめん。
女性の前で言うような言葉じゃ無かったね…。
[思わず目を伏せてしまったが、クララの目をきちんと見てもう一度「ごめん」と謝罪して頭を下げた。
続くクララの言葉>>164には左右に首を振りながら]
いや、人狼が現れたわけじゃないのに色々訊いた俺に意見くれてありがとう。ディーターも。
…ちょっとハッキリしときたいことがあったからさ。
[そこまで言うと、いつもの明るい声に戻して]
あー、えっと、まだ決まってるわけじゃないんだけど、今日ペーターが泊まりに来るかもしれないからさ。
ペーターの好きそうな本何冊か見繕ってくれない?
[黙ってしまったクララに頼んだ。
クララが本を勧めてくれたならそれを借りるだろうし、勧めてくれないならばそのまま手ぶらで図書館をあとにするだろう。*]
―現在・図書館―
……ああ、疑ってる。
[>>179ディーターからの問いにはっきりと答える。]
でもまだ確信できなくて、だからこうやって情報を集めにきたんだ。
オットー本人に直接訊くのは、怖くて。
[「確信できてないから、俺が疑ってることオットーには言わないで!絶対に!」とクララとディーターに念を押す。
自分の考えが間違っていたらオットーを傷つけるし、間違っていなかったら正直オットーが怖い。
クララとディーターに危険が及ぶかもしれないことも考慮して、再度念を押す。]
…怯えて…た?
じゃあ、俺の思い過ごしなのかな…。
”人狼側”が”人狼”に怯えるなんて変な話だよな。
[この時はぱっと、オットーが演技している可能性なんて思い浮かばなくて。
どこかで信じたい気持ちがそうさせたのかもしれない。]
/*
ひえー、ディーターが「答える前に」って書いてくれてた!!
す、すみませんすみません。
ブレたうえに、見逃してるとか最悪だ><
―回想・クララとの会話―
[クララからの愛想のない返事>>193が返ってくれば]
…ペーターとはよく一緒にいるけど、あいつ自分からは自分の話とかあんまりしてくれなくて…。
そういう年頃と言えばそれまでなんだけど。
[そこまで言ってなんだか悲しくなってしまって淋しさを含むクララの声色にも気づかなかった。
クララが選んでくれる気配が無いので、しょんぼりしながらもペーターと今まで交わした会話を思い出しながら本を選び始める。
本の話なら多少した記憶があるので、ペーターが好きだと思われる本を1(10x1)冊借りればクララに礼を言ってから図書館を出た*]
―回想・クララとの会話―
[クララからの愛想のない返事>>193が返ってくれば]
…ペーターとはよく一緒にいるけど、あいつ自分からは自分の話とかあんまりしてくれなくて…。
そういう年頃と言えばそれまでなんだけど。
[そこまで言ってなんだか悲しくなってしまって淋しさを含むクララの声色にも気づかなかった。
クララが選んでくれる気配が無いので、しょんぼりしながらもペーターと今まで交わした会話を思い出しながら本を選び始める。
本の話なら多少した記憶があるので、ペーターが好きだと思われる本を10(10x1)冊借りればクララに礼を言ってから図書館を出た*]
―道―
…重っ。
[包み紙に入った十冊もの本を、雨に濡れないように自分が着ている合羽の中に入れて歩けばお腹が鳴った。
図書館で集中して資料を読んだりクララやディーターと話していたから気づかなかったが、そう言えば朝食しかまだ食べていない。
まだオットーの無事を確認していないし、オットーのパンが食べたいな…と思ったところでぎゅっと目を瞑った。]
(なに俺はいつもみたいに呑気なことを考えてるんだ。オットーは”人狼側”かもしれないのに…っ。)
[まだ、会いに行く勇気が出ないまま、風が吹き荒れる中を走った。]
[オットーに会ったら今の自分はどうなってしまうかわからない。
図書館に入って行った時に聞こえたディーターの言葉が、クララの言葉が頭を駆け巡る。]
『……そうだな。守るため、ってーんなら……殺さなきゃ、なんねえな。』
『私がどうなっても構わないけど、……守るためならね。』
[ずっとずっと親の仇を討ちたかった。ずっとずっと”人狼”を殺したかった。
だけど、”オットー”を殺すために自分は毎日ナイフを振り回していたわけじゃない。
まだ確信があるわけじゃない、だけど全てを繋ぎ合わせればそうとしか思えなくて、でも確信があるわけじゃ…。
思考が行ったり戻ったりする。
今日みたいに何事も起こらず毎日が過ぎてくれとただただ願いながら、息をするのも忘れてがむしゃらに走った。]
―自宅―
はぁ…はぁ…。
[結局、オットーとゲルトの無事は確認しないまま自宅へと帰って来てしまった。]
(ゲルトの家は明日行こう…)
[嵐や台風の後に、歩道に倒れた街路樹などを片付けるのは若い男の仕事だった。
自分とゲルトは定職に付いていないので、率先してしなければならない。
面倒臭いな…と思った。作業じゃなくて、惰眠が好きなゲルトを起こさねばならないことが。]
ペーター…っ。
…もちろん!
[勢いよく扉を開けると、なるべくいつも通りの笑顔を浮かべて出迎えた。
その後ペーターに、ゲルトと…オットーに会ったかさり気なく訊いて全員の無事を確認すれば心底安堵し]
(やっぱり人狼はいないんだ…。オットーも…。)
[そう思えば、いつもの調子でペーターと一緒に食事をしたり、「俺が選んだんだけど、こういう本読む?」と訊きながら図書館で借りてきた本を渡してみたりして。]
俺、明日は早めに起きてゲルトの家に行くよ。
あいつなっかなか起きないからさ…。
[寝る前にペーターにそう告げてから、眠りについた。**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新