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― 敵船 甲板 ―
……うわい。
[一段落して改めて振り返ったアイリの様子。
交わされる会話内容は掴めぬものの、殴られた勢いで海に落ちて行った者が、なんかを逆なでしたのは読めたから、つい、惚けた声が上がった]
……って、え?
あー、んじゃ、俺も行く。
[一緒に来るか、という問い>>134には、とっさにこう答えていた。
事情はわからぬものの、彼女に関しては気を配るように、とのお達しがされている。
さすがに、ほっとくわけには行かなかった]
― 敵船 甲板 ―
[向けられる笑顔と、周囲の表情の落差になんだかなー、と思いつつ。
ともあれ、促されるままに別の船へと移動する]
……ぉー。
さすがに、旗艦クラスになると……。
[色々違うなぁ、と。
ある意味ずれた感想を抱きながら、言葉の通じない対話を見守り]
……はい?
いや……まあ、それならそれで、いいんだけど。
[これ、どーいう風に説明すりゃいいんだろ、とか。
そっちの方で頭が痛くなったりもしたが。
口を挟むのもどうかと思い、今は沈黙しつつ]
(……これ、メル様の事恨んでいいよね)
[なんて事も、ちょっとは考えていた]
[とは、いうものの。
今の状況を考えたなら、決闘で決着がつく、というのは悪い話ではなく。
まあ、いざとなったら、単独特攻してどーにかした、で一度まとめといて、後で事情確認してから色々動かせばいいか、とか。
そんな思考もきっちり巡る]
(なんにしても、隠し事抱えたまんまじゃ、この先厄介だろーからなぁ)
[ある意味では閉ざされた空間だからこそ、更に閉ざすのはいい結果にはならない、とは。
後見人に拾われてからの日々で学んだ事。
……そこらの反面教師が多かったというのはちょっとおいとけ、というのは、余談だが]
― 敵船 甲板 ―
[手出ししないと決めた以上は、見物するしかないわけで。
始まった勝負、初手がそのまま入る様子>>149に、さすがに目を瞠る、ものの]
……うわ、あれは痛いわ。
[床板に走ったヒビと、ナニカが砕ける音。>>150
いやこれちょっと半端ないんじゃね? なんて思いつつ]
……いや、勝利は勝利だけど。
あと、それを言うなら、『骨を断つ』だと思う。
[と、そこは最初に突っ込んで]
……んで。
一先ず大将は倒した、って事でいいんだけど、このままこちらさんたちに送ってもらっちゃったりすると、色々と面倒なんだよねぇ。
てわけで、帰りは自力で、になるけど、そこはいいよね?
[何が面倒なのかは省いたが、シンシャと南東群島の関係性を思えば、想像は容易いか]
と、いうわけで。
とりあえず、傷だけ縛って、全力で帰るよー。
[笑顔で無茶言いながら、意識は首の念の輪に向けて]
『リュカー、聞こえるかー。
色々あって、無事向こうの大将さん無力化成功した。
狼焔と風牙の波動辿れば、こっちの位置、大体掴めるよなー?
てわけで、迎えよろしくー。』
[通信相手をリュカだけに絞って、声を投げる。
今は腕輪の形に戻っている爪──狼焔と、普段はこれまた腕輪の中に納まっている鋼糸・風牙はそれぞれ精霊と妖の力を秘めている。
それを辿れば、自分の現在地を察知できるはずだから、とお気楽な口調で依頼して。
迎えが来るまではさて、どうしようか、とか。
考えるのは、そんな事。**]
……戻ったら、事情の説明はしてもらうかんねー。
隠したまんまだと、よけーないざこざのモトになるから。
[表はお気楽振る舞いつつ。
そこだけは譲れない事をアイリにぽそ、と囁くのは、忘れない。**]
わかった。
[囁かれた内容に小さく囁いて言葉を返してから]
ゲルト、もしこの件で迷惑をかけるようなことがあった場合には、私が責任を取る。
[どう取るかについては、ここで口にはしない。それは提示された内容を全て飲むという意味でもあった**]
― 敵船 甲板 ―
[こちらの言わんとする所が伝わった様子>>160に、そゆこと、と短く頷いて。
念の輪越し、届く安否確認にはだいじょーぶ、と気軽に返す]
……ま、
[そもそも単身特攻した時点で、あんまり大きな事は言えない白狼児である。
ともあれ、持ち歩いている包帯を引っ張り出してアイリの腕の傷に応急処置を施して]
……ま、そんなに気負わなくてもいいとは思うけど。
ウチの偉い人、そーゆーとこの根回しだけはとんでもないらしいし。
[手当をしつつ、やっぱりぽそり、と告げるのはこんな事]
あと、責任とかは基本、連帯だよ?
少なくとも、それがウチ流だからね。
[そんなやり取りをしている間に、輪を介して届くのは、そろそろ着く、と知らせる声。
ちら、と後ろを振り返れば、見慣れた小柄な船影が目に入る]
……さて、そんじゃぼちぼち。
[言いながら、くるり、左の手首を回す。
応じて生じる糸が微かな光に煌いた]
お暇すると、しましょーか!
[どこまでも軽い口調で言いつつ、アイリを引っ張って船縁に寄る。
タイミングよく距離を詰めて来たシュタイフェ・ブリーゼに向け、勢いよく左手の鋼糸を伸ばして]
んーじゃ、お邪魔様でした!
[それが支えを得ると、右腕でアイリを引き寄せ、抱えるようにしながら甲板を蹴った。
不安定な状態だが、元より、身体能力に優れた妖白狼の血脈。
そこに風精の援護も重なれば、無事の帰艦も容易く──はないが、そう難しい事ではなく]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
てわけで、たっだいまー、と。
あ、医療班出動よろしくー。
[シュタイフェ・ブリーゼの甲板に降り立つなり、上げるのはお気楽な声。
一斉に入る突っ込みを受け流している所に届くのは、八幡からの伝達。>>157]
シュタイフェ・ブリーゼ、了解!
これより、全力で戦闘海域を離脱する!
[必要事項を短く返し、医療班にアイリを任せると、向かうのは本来持ち場たる舵輪の所]
……ま、追撃は多分ないだろうけど……急ぐに越した事はなし!
精霊師各位、風、頼んだ!
[舵輪を握ると同時、精霊師たちにこう呼びかけつつ。
戦線離脱するべく、舵を切った。**]
─ 回想 ─
……あれ、知り合い?
[クレステッドに呼びかけるアイリの声>>*7に惚けた声を上げて]
……いや、いくらなんでもそれはなし、だから。
[飛び込んでみる、という提案>>*8は、こちらも即行却下した]
うん、なんでそうなってるかはわかんないけど、海の中に作られた隔絶領域なのは多分間違いないねー。
[わかるのはそれだけだから、見えないけれど頷きと共にクレステッド>>+16こう返し]
……捜さなきゃならないー、って……まあ、それは落ち着いてからでいいか。
こっちもちょっとばたばたしてるから、時間かかるかもしんないけど。
とにかく、気を付けてねー。
[そんな言葉を投げかけて。
その後のアイリとのやり取りには、ちょっとだけなまぬっくい気配を滲ませつつも、突っ込みは入れなかった。**]
/*
[左を見る]
[見る]
[……一人だけ、桁がおかしいのはきっときのせい]
しかし、なんというか、うん。
予想以上に、突撃するのが多かったwww
……さて、次からは対アヤカシ戦ですよ、と。
ある意味、この系列の本番開始ー。
……あ、今度は天声ださんとな。
― 帰艦直後/シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[沈黙経て返された呆れ帯びた了解>>169 >>170には、ただ、笑うような気配だけを返して。
絶妙の接舷タイミングと風精の援護>>171を受けて、帰り着いた先で待っていたのは、いつもと同じ物理突っ込み。>>172]
って、痛いから、いたいからっ!
[言うほど痛くはないけれど、こう返すのはいつもの事]
……っても、いつもの遠征と違って本格的に撃ち合うよーな準備もなかったし、仕方ないだろー。
[砲撃戦に対応した準備をしているならば、小回りを生かして海上を駆け巡るのもありだったが。
今回の目的はあくまで開拓、武装は最低限に絞られているわけで]
それに、俺の場合、突っ込んだ方が早いし……いや、アイリも来たのはびっくりだったけど。
あと、お前の無茶はにぃの次くらいに心臓にいいから勘弁しろ。
なんかあったら、俺は何人にどつかれると思ってんだ。
[自重絡みの話には、そこだけ真剣な口調で突っ込んだ。
周りから見れば「またやってるよ」的なやり取りだが、初めて見た場合は一体何事、と思うかも知れないが、それはそれ。*]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[リュカの送る風を捉え、
大将が相当なダメージを受けた事もあってか、追撃らしき追撃はないようだった]
……さて、落ち着いたら、あっちもどうにかしないとだよねぇ。
[やれやれ、とため息ついて、目を細める。
意識をずらせば目に入る、『ここではないどこか』の風景。
とりあえず、そこに一人で放り込まれた者──クレステッドからの連絡は、探索に向かうのを見送ってからはないわけだが]
なーんで見えるのか、っていうのが、まず問題だよねぇ。
[先にこの件について報告した時は状況的に精査もできなかったが、見えるのが自分だけではない、というのも色々と気にかかる。
……なお、自分の身に異変が起きている、という自覚はなかった。
半妖という出自や、身近に自分よりも力ある妖や半妖が多かった事が重なり、そういうものに『慣れて』いるせいか。
嵐の只中に共鳴した存在には未だ、気付いていなかった]
/*
自分より力のある妖→蜘蛛さんとか各務さんとかクロとか
自分より力のある半妖→言わずもがなの黒わんこ
ちなみに、気付けていない最大の理由は、ラスボスさんがラスボスさんだからです。
……慣れちゃってんだよねぇ……w
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
……そもそも、あの嵐自体も不自然だったよなぁ……。
[突発的に嵐が発生する事、それ自体は珍しいとも思わないが]
なんかこう。
今思うと、ものすげー、不機嫌だったし、あの波。
なーんか、怒ってたりしてんのかなぁ。
[海域には、強大な力持つ者が多く住まう。
ただ、それらは大抵、人とは住まう領域の間に一線を引いているはずで。
こんな形で干渉してくるのはよほど機嫌を損ねている場合なのだが]
「……つーか、遊んでんなっての」
[そこにタイミングよく突っ込みを入れてきたのは、副長だった]
えー、遊んでないだろ、思考整理だよ。
……んで、被害状況は?
[それにさらりと返しつつ、状況を聞く。
大きくぶつかるのを避けていた事もあり、さほど大きなダメージは受けていないようで。
むしろ、嵐を凌いだ時の影響の方が根深いようだった]
……そーなると、早目にここら抜けて落ち着かないとヤバいなぁ。
泊まれるとこが見つかればいいんだけど……。
[なんてため息つきつつ、一先ず出すのは応急処置の指示。
それにいつもの返事を返した副長を見送った直後]
……あれ?
[何か、波間から聞こえたような気がした。
何かが唸るような、低いおと。
確かめる間もなく、それは波の音にまぎれて行って]
…………。
[やっぱ、なんかいたりする? とか。
そんな疑問が浮かんで消えた]
/*
ところで、>>181まわりどーなんですか?
→そこまで考えてるわけないじゃないか、大げさだなぁ。
まあ、マジレスすると、嵐はあくまでラスボスさんが起こしたもので、南東群島の皆さまとは無関係です。
なんで艦隊がいたのか、も、本来お仕事に出ようとしてたら、なんかおいしそうなのが見えたんで食いついた、程度d(
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[戦闘海域から離脱した所で、速度を落として船体の応急処置にあたる。
舵から離れないのは、急を要する事態に対応するためだが。
そうする事で、波の感触を受け取る事ができるから、というのが一番の理由]
……やっぱ、ここらの波、妙だ。
[嵐に接する直前にも感じた違和をまた感じて、小さく呟く。
断定するには至らないが、海の中の異空間の光景とも相まって、海自体に何かがある、という推測は十分に立つ]
……問題は、何がどーしてどーなってんのか、が全くわかんない事だよなあ。
[そもの原因や切欠は何なのか。
そこがわからないから、見えるもの同士が繋がらない]
とはいえ……この、妙な感覚は、ちゃんと伝えといた方がいい、か。
[杞憂で済めば儲けものだが、そうでない可能性も高いから、と片手を舵から離して、首の輪に触れた]
シュタイフェ・ブリーゼより、八幡へ。
具体的に説明するの難しいんだけど、また、妙な感じがする。
さっき報告した、妙な現象で見える先が海の中なのと合わせて考えると、ここらの海域自体に何かある可能性も高いかも。
できるなら、海上だけじゃなくて、海中にも警戒広げてほしい。
[口調はいつもと変わらぬものの、声音は僅か、真面目さを帯びる]
あ、あと、さっきの艦隊の頭、叩いといたから。
よっぽどのことがない限り、追撃はないと思う……多分。
[合わせて、かなり端折った報告と予測も告げておく。
あちらに向ける労力を、異変に向けてほしい、というのがあったから]
/*
ところで、今気が付いたんだけど。
……語り手さんしか食えないんだ、今回も(何
いや、いいんだけどね!
[なんとなく、言ってみたかった]
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