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[さきほど出会った女、やはりアレは油断ならない相手らしいとリエヴルは機体を走らせながらウルズと名乗ったアナリストを思い返す。]
どうやら……予感は的中していたようだな。
[こちらが回避できると踏んでの砲撃か、それともこちらごと殲滅しようという心づもりだったのか。どちらの可能性もありえる。もし前者なら迷惑な話だが、後者なら今後の戦闘は背中に気を付けながらになると、そんな風に考えながら第二次防衛ラインへと後退していった**]
[さきほど出会った女、やはりアレは油断ならない相手らしいとリエヴルは機体を走らせながらウルズと名乗ったアナリストを思い返す。]
どうやら……予感は的中していたようだな。
[こちらが回避できると踏んでの砲撃か、それともこちらごと殲滅しようという心づもりだったのか。どちらの可能性もありえるが、もし前者なら迷惑な話だし、後者なら今後の戦闘は背中に気を付けながらになると、そんな風に考えながら第二次防衛ラインへと後退していった**]
ん?
《どうかしたか中尉》
何か嫌な感じがしたんだが……気のせいだろう。
[リエヴルは兵士だった。騎士でも、そして戦士ですらもなく、ただただ陸戦の兵士だった。数百数千の殺気渦巻く戦場で必要な嗅覚はその身に降りかかる危機に対してであり、それ故に無数に向けられる殺気にはむしろ鈍感であるのかもしれない。]
センサーにも異常はないな。
[よって、今は友軍であるはずの彼女の不穏な気配には気づくはずも無かった]
馬鹿が!
[ブロークンアローをコールした奴も馬鹿なら、それを間に受けた司令部の能無しどもにも頭に来る。]
こちらアンデッド!司令部の馬鹿どもに伝えろ!
次も同じように乗せられたら蟻の餌にしてやるとな!
[ストーンヘッドの応答は無視し最前線へと躍り出る]
中東の狂信者め……
[無数の死骸と、友軍の残骸。結果として蟻どもを大幅に減らしはしたのだろう。正面からぶつかった場合、同じ損害でこれほどの打撃を与えられたかと問われれば難しいと答えるだろう。
それでも、この惨劇を人がその手で引き起こしたことが許せそうにも無かった。]
ウルズ……蟻どもを片付けたらこの落とし前は必ずつけさせてやるぞ。
こちら連合軍第12機甲大隊アンデッドだ。
そこのすっとぼけた奴、クイーンがどれかだって?
そんなもんは一番奥の一番密集してるとこにいるドデカイ奴に決まってるだろ!
[幾度も黒蟻と戦闘を続けてきたから知っていることなのか、連合軍以外では知られていないことなのか。
そんな疑問も浮かばないわけではなかったがリエヴルは昂ぶるイラつきを隠そうともせずシュテルンの通信へと割り込む]
ボケてるのか冴えてるかわからん奴だな。
[シュテルンとウルズのやり取りに半ば呆れながら]
アリス、聞こえているか?
今から送るデータに寸分違わず着弾させろ?
IFFは無視していい。
できない? できない奴には最初から頼んでない。
[対話にもならないような通信を一方的に告げる]
こちらアンデッド、ストーンヘッド応答しろ。
《ヘイボーイ、今度は何だ?》
今からクイーンを落とす。 前線を3kmを後退させろ、今すぐにだ。
[こちらもやはり一方的な通信を送ると、すぐさまアリーセに向けて衛星写真に着弾座標の指定位置を乗せたデータを送り付ける]
[なぜか?それはわからない。自分は一介の兵士で階級もたかだか中尉にすぎない只のギア乗りで。
だけど大事なのは今この機体には自分が乗っているという現実、それこそが最も大事なこと]
…できることとやるべきことは違う
[軍人としての一歩を踏み出したとき、最初の上官が若造に過ぎない自分に向けて言った言葉。それはリエヴルにとってそれは行動の指標でもあり守るべき戒律だった]
だが……できるなら、今はそれがやるべきことだ。
相変わらず素直でいい女だな。
[アリーセに送ったポイントはクイーンの手前、女王を護る堅牢なる装甲級─タンククラスの群れ。いくらクライナー・テラーの一撃でもダイアモンドに勝ると言われる女王の甲殻は破れないだろう。]
《サンキューアリス》
[恐らく勘違いしているであろうアリーセへと通信回線ではなく短い電文を送る。]
これで道が……拓ける!。
[クライナー・テラーの榴弾発射を合図に黒蟻の群れへと突っ込む。
勝負は時間、アリスの一撃で開けた穴を抜けて女王に接近できるかどうかが勝負の決め手となる]
[とある学者は言った。
最も身近な量子コンピュータは人間の脳だと。
ならば人間の脳と機械をつなげてしまえうのが最も簡単で効率的だと。
それが今日のBMIに繋がる。
…だが。
今のBMIは脳の思考を信号に変えて機械を操っているだけにすぎない。
だが本来の理論から言えば脳が機械の中枢ユニットとして機能すべきということになる。]
なら……頭の一つや二つくれてやるさ。
それでようやくお前の力を引き出せるのだろう。
[とある学者は言った。
最も身近な量子コンピュータは人間の脳だと。
ならば人間の脳と機械をつなげてしまうのが最も簡単で効率的だと。
それが今日のBMIに繋がる。
…だが。
今のBMIは脳の思考を信号に変えて機械を操っているだけにすぎない。
だが本来の理論から言えば脳が機械の中枢ユニットとして機能すべきということになる。]
なら……頭の一つや二つくれてやるさ。
それでようやくお前の力を引き出せるのだろう。
[ブロークンアローが作り出した焼野原を抜ける。嫌悪を抱きつつもあれがなければ開かなかったこの道を今は気持ちを殺して前へと進む。そうしてアリーセが開けた大穴へと至る。
僅か100と数mの周囲にはソルジャー級や無数のワーカー級がこちらへ至ろうと仲間の死骸を踏み越えようとする中、眼前には一際大きい蟻の女王の姿。]
プロテクション解除。
コード発令───オーディン
[XA923"オーディン"─ガルムとベースを同じくしたオンオフ機。なぜそれがこの手にあるのかはわからない。司令部が何を期待しているのかも関係ない。只、いまはこの虫の女王を倒すことだけが成すべきこと。]
[まるで別の誰かが自分の頭の中を引っ掻き回すような感覚。
表現しがたいおぞましさに胃液が逆流しかけるがそれを必死にこらえる。
そして今、リエヴルの視界ははるか上空、大気圏の外ににある衛星兵器のそれにと同期している。
遥か彼方、神の座より俯瞰するその目はクイーンの姿をはっきりと捉えていて]
《connected ... Satellite in Orbital Laser-weapon》
───レーヴァテイン!!!!!
[まるで別の誰かが自分の頭の中を引っ掻き回すような感覚。表現しがたいおぞましさに胃液が逆流しかけるがそれを何とか押しとどめてこらえる。
そして今、リエヴルの視界ははるか上空、大気圏の外ににある衛星兵器のそれと同期していて、遥か彼方…神の座より俯瞰するその瞳はクイーンの姿をはっきりと捉えていた]
《connected ... Satellite Orbital Laser-sword》
───レーヴァテイン!!!!!
[音もなく地表へと到達する一筋の光。
リエヴルの僅か10m先、衛星軌道上から放たれたレーザーが地表を焦がすと、真っ直ぐクイーンへと向けてその刃を走らせる。
直径わずか3mに集束された光の剣はダイヤモンドより固いと言われたクイーンの甲殻をも容易に焼き切ると、一瞬にしてその身を真っ二つに引裂いた。]
/*
Satellite Orbital Laser-sword
剣のSOL「レーヴァテイン」、薙ぎ払い切り裂く衛星レーザーの刃。
Satellite Orbital Laser-spear
槍のSOL「グングニル」、貫き穿つ衛星レーザーの切っ先。
"アンデッド" リエヴルが「時間を進める」を選択しました。
/*
民間ではなく軍であることの強みを考えた結果。
軍事衛星の利用という大規模なシステムでのみ可能な必殺技、それがSOL。
もちろん元ネタはAK○RAのSOL
略称は一緒だけど構成している単語が若干違うからセーフ?w
セーフっていうほど違わないけどw
/*
もうすこしゆったりと強くなっていっても良かったけど、初回で欧州にいくには駆け足になってしまった。
今日も含めて微妙に時間が取れない感じなんでね。
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