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[炸裂音の原因となった事象は、既にヴェルナーの手で排除されたようだった。
イェンス、フレデリカと合流する彼の姿を遠くから見る>>23>>24]
魔法……とは、違うものなのでしょうか。
[彼が何者なのか、今ひとつよくわかっていない。
自分が始めて出会った時には、もう今のヴェルナーであったから**]
いけませんわ!
セル様をいじめるだなんて許しません!
[>>76カークへ大まじめに釘をさす。無論軽口だとわかっているけれど]
何でも……そうですわね。
心強い、仲間です。
[ヴェルナーへの見解には、頷いた。
やがてゲオルグと戯れ始めるのを見送ると、苦笑する]
……お二人とも、相変わらずですわね。
―谷の入り口―
[谷の入り口へとさしかかったところで、
>>84バルタザールの呼びかけに賛同して足を止める]
そうですわね。
皆様もお疲れでしょうし、一旦休むのがいいと思いますわ。
……イェンスさん、お気をつけて。
[>>60いつも通りに斥候に出る少年に、声を掛けた]
[瘴気が濃い。
ヴェルナーが「活動限界以上」と感知した通り、
耐性を持たない人間ならば近づくことすら危険だろう。
けれど、自分たちはここで休息を取ることができる]
他に具合の悪い方は、いらっしゃいませんか?
[フレデリカのことはヴェルナーに任せ、自分は皆の様子を窺う。癒やしの力は特に持たないから、何かあっても普通に頭を冷やしたり、水を飲ませたりすることしかできないが]
…………。
[聞こえてきた声に、ぴくりと耳をそばだてる]
……セル様!
おかえりなさいませ!
[人間の生命活動限界を越えた瘴気の中、軽やかな足取りで駆け寄った]
お怪我はありませんか?術は切れていませんか?
[さすがに抱きつきはしないが、彼の周りをくるくる回りながら無事を確かめている**]
まあ、私をご心配下さいますの!?
ありがとうございます、でも大丈夫ですわ。
微力ながら、皆様と共に世界を救う力になると決めたのですもの。
[>>127愛しい人の言葉が脳に到達するまでに、なかなか強力なフィルターを通過しているようだ]
ええ、ええ、お怪我が無ければ何よりです。
私の術は空気のように、セル様の動きを妨げぬようにお守りするのですわ。
[効かなかったと言われているのに気付かない]
[>>142カークの非難に首を振り]
あら、カークさん。
セル様ちゃんと、私が無事だったのかとご心配下さってますわ。
それに……このクールなところがセル様の魅力ですもの。
[杖を持っていない方の手を頬に当て、うっとり語る。
その様子に肩を竦めている者の存在は目に入らない>>148]
わかっていますわ、ゼロでは何にもなりませんもの。
少しでもお力になれるよう、頑張ります!
[>>170「警告」も前向きにとらえ、きらきらの眼差しで応える]
[実のところは「ゼロ」だ。
少女がセルウィンの剣や防具にかけたつもりの、強化の術。
それは正しく彼の言う通り、空気に過ぎない(>>127)。
何の力もありはしないのだ]
ええと……皆さん、ちゃんといらしてますでしょうか?
[>>144人数を数えるフィオンの手元をちら、と見やる]
ゲオルグさん、いつもありがとうございます。
後ろを護って頂いていて、いつも心強いですわ。
[>>178セルウィンが「酒を飲み過ぎた中年」呼ばわりする彼の父親へ、笑顔でぺこりと頭を下げた]
……?
[近づいてくる誰かの声が聞こえた気がした。
>>179ゲオルグが振り向く方へ視線を向けて、首を傾げる]
エルさん?
大丈夫なのですか?
[>>169体調を崩して残った筈の少年が、息せき切って駆けてくるのが見えた]
あ、あら、そんな、そうなったら嬉しいですけれど、まだ早いですわ。
[>>198ゲオルグの軽口に顔を赤らめる。
どちらかと言えば息子への嫌がらせであろうそれに気付かないままもじもじと身をくねらせ、無意識にセル様を苛立たせているわけだが]
ああ、イェンスさんでしたら、この先の様子を見に行かれましたわ。
……そういえば、少しお戻りが遅いような。
大丈夫でしょうか……。
[>>203ゲオルグに答えながら、イェンスの向かった方向へ視線を向けた]
……エルさん。
[>>181エレオノーレが語る夢の話に耳を傾け、思案する]
世界が黒く……ですか。
まさに瘴気に蝕まれつつある今の世界、ですけれど。
エルさんがご覧になるのはいつも未来の夢……。
[>>192一緒に行く、と主張する彼と、戻れという彼の兄の顔を、交互に見た>>202]
あの……
ここから先は、とても危険です。
でも、ここからお一人で戻るのはもっと……
[あくまでも自分は前進する前提で言いかけて、バルタザールの声に口を閉じた。
>>211続く言葉にこくこくと頷いている]
……え?
[>>218目を丸くしてヴェルナーを見る]
エルさんと私に残れとおっしゃるのですか?
……排除???
[フレデリカによって遮られた物騒な単語に、身を強張らせた]
わ……私は、ここまで来て退いたりいたしません!
この先何があろうとも、皆さんと共に立ち向かうと決めたんですもの!
私自身が剣を振るうことはできませんが、せめて術の力で……
エルさんだって、今まで何度も危機を未然に防いで下さいましたし、結界の術に優れておられます!
[>>221バルタザールの言葉にまた深く頷く]
ええ、ええ!私でよければ、荷物持ちでも料理番でも致します。
頑張れば見張りも……
[>>220不意に歩き出すセルウィンの姿に、「置いて行かれる」との気持ちが強くなり]
……あ、お待ち下さい、セル様!
[咄嗟に後を追っていた]
―谷底への道―
お待ちになって、セル様……。
[聞こえているのかいないのか、振り向くそぶりも見せずに歩いてゆくセルウィンの後を追う。
石の転がる足場の悪い道を、恋する乙女の一念で突き進む]
……あ。
[しばらく行ったところでセルウィンの足が止まり、その向こうにイェンスの姿が見えた>>227]
イェンスさん、よかった、ご無事で。
……ごめんなさい。お話の邪魔はしませんわ。
[>>237セルウィンに足音を咎められ、それ以上は距離を詰めずに様子を見ている。
>>247イェンスが語る谷底の様子に、耳を傾けた。
>>253自分への呼びかけには、素直に頷く]
わかりましたわ。
ここから先は、一層慎重に進まなければなりませんわね。
[無計画に駆けだしてきたことは棚に上げる]
[>>256皆の元へ戻るらしきイェンスが近づいてくれば、その姿を確かめる]
お怪我は無いようですわね。よかった。
[何も変わった様子は見られなかった。
何も。
兄思いで仲間思いの少年は、今回も無事に斥候の役目を終えて戻って来てくれたのだと思う]
……あ。
セル様……!
[>>257セルウィンが谷底へ向かって進んで行くのに気付き、心なしかゆっくりと歩く彼の後を追う]
―何かの入り口―
[坂を下りきった場所には、いくつもの石が門のように積み重なっていた。
イェンスが語った通りの――いや、その話を聞いて想像していたよりも、もっとずっと禍々しい光景]
……セル様?
[セルウィンは躊躇う様子もなく、そこへ近づいてゆく>>262]
……いけない、それに触れては……!
[術者を名乗る割に、気やら魔やらには疎い少女である。
>>274けれど、セルウィンが手を伸ばす先、その石の光はあまりにも不吉に見えて]
セル様!!
[呼びかけても、駆け寄っても、遅かった]
[>>282>>289邪悪な光を放つ石の欠片を、楽しげに弄ぶ姿が目の前にある]
……セル……様?
[何かが起こっている、そう思う。
思うだけで、動けない。
それが何かはわからないまま、逃げることも、近づくこともできないまま**]
きゃ……っ!
[>>294無造作に投げつけられたそれは、咄嗟に顔を庇った手の甲を打った。
――手で防がなければ、顔に当たっていた]
……え、どうし……え?
[何かが起こっている、良くない何かが。
混乱したまま、足元に転がる光る石を拾おうと手を伸ばす。
震える手の甲に、血が滲んでいた**]
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