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― 龍峡の村 ―
ん?
[とてとてと、進んでいた歩みが止まる。
視線の先にあるのは、何やら立ち尽くす少年の姿。>>18]
そこのきみー?
どうかしたのー?
[こてり、首をかしげて投げかけるのはこんな問いかけ。*]
― 龍峡の村 ―
人?
[迷うような様子で向けられた問いかけ。>>21
不思議そうに瞬くものの、その理由には心当たりがあった]
ああ、うん。
今、ここには人が集まってきてるよ。
風龍峡の異変を調査する、調査隊を募ってるんだ。
[さらり、問いに答えた後。
ふ、と覚えのある気配>>20を感じて視線を巡らせ]
あれ?
コー兄?
[なんでいるの? と言わんばかりの声と視線をそちらに向ける。
呼び方と口調が素になっていたのは無意識だ。*]
― 龍峡の村 ―
うん、そうだよ。
天輪湖は、ユウレンにとって大事な場所だからね。
そこに何かあるのにほっとくわけにはいかないから。
[瞬きの後、更に重ねられた問い>>25に一つ頷く。
その後の動き>>26の意は知れず、不思議そうに瞬きひとつ]
護衛……って、アルビンさんの?
[なんで、という疑問に返された答え>>27に、どこまでも素で問いを重ねる。
自分に護衛が必要とか思っていないのはまあ、あちらにはよくわかっていてるだろうが]
でもまあ、兄なら腕も立つしねー、いてくれると心強いよ、うん。
[そもそも市中を歩くときは素が出るものだから、意識したとしても変わらない可能性が高い、というのは余談。*]
― 龍峡の村 ―
一応……って。
大丈夫だって言ったのにー。
[自身の立ち位置をわかっているのかいないのか。
過保護なんだから、とかぶつぶつ文句を言う様子はいささか子供っぽいもの]
うん、アルビンさんとシエルは宿で休んでるって。
[ひとしきり文句を言った後、向けられた問いに答える]
ボクは出発までに時間があるから、ちょっと甘味屋さんに行ってくる。
しばらく、これなかったからねー。
[軽い調子で言って乳兄妹を見送った後。
改めて、少年の方へと向き直って]
人間だけじゃないよ。
龍も、精霊も、一緒に動いてくれてる。
妖のひとたちだって、気が向けば来てくれるんじゃないかな。
ユウレンとって大事な場所ってことは、ここに住むみんなに大事って事だしね。
[幼いころから龍はもとより精霊やら妖やらと接する機会の多かったから、当たり前のように口にして。
考え込むような様子に、んん? と首を傾いだ]
とりあえず……えーと。
きみも、異変の事が気になってここに来たの?
なら、一緒に行く?
[今までのやり取りから推察して投げかけるのはこんな問いかけ。
なお、少年の素性については全く気にしていない。*]
― 龍峡の村 ―
[気後れするような表情と、引くような動き。>>40
どうかしたかと問うよりも、彼の事情が語られる方が早かった]
悪かったら言わないよ?
天沙河はユウレンの恵み、その源の異変が気になるのは誰だって同じだろうし。
[向けられる視線にこちらも視線を合わせれば、特徴的な瞳の様相は見て取れる。
だからと言って、そこを気にする必然はない]
同じ土地に暮らして、同じ思いを一つでも持ってるなら、拒む理由なんてないんだよー。
[それが、遠い先祖が決めたこの国の理だから、とまでは口にはしないが]
調査隊に参加するなら、宿屋に行くといいよ。
ボクに……『アイリに聞いた』っていえば、伝わるから。
一緒に行けば早いんだろうけど、ボク、ちょっと行きたいところがあるからねー。
それとも、きみも一緒に村の中歩いてみる?
[色々端折った説明の後、問いを一つ投げかけたのは。
何となく、人と接するのに不慣れな様子を感じたから。**]
― 龍峡の村 ―
[対する少年の心中>>49は知る由ないものの、何となく雰囲気が和らいだような気がして自然、笑みが浮かぶ]
そっか、じゃあまた後で、だね。
[申し出は断られた>>50ものの、強いて誘うことはせず、一人で歩いてみたい、という彼にこう告げて。
すぐには動かず見送るように佇んでいたら、数歩進んだところで少年が振り返った]
[告げられたのは、名と感謝の言葉。>>51
向けられた表情も、最初に比べればやわらかいと思えるもので]
んー、どういたしまして。
[告げられた礼が何に対するものかはわからないが、そのまま受け取っていた。*]
― 龍峡の村 ―
[ロヴィンと別れた後、歩み向けるのは本来の目的地であるお気に入りの甘味処。
半年前の一件からしばらくは相棒に付きっきりで、その後は調査隊派遣の準備のために動き回っていたから、ここを訪れるのは本当に久しぶりで]
おばちゃん、元気にしてるかなー。
[馴染みの店主の事を考えながら急ぎ足で歩いていたところに、その声は響いた。>>48]
その呼び方は……しゅー兄かっ!
[独特の呼び方に、こちらも独特の呼び方で返す]
て、あれ?
しばらく姿見てなかった気がするんだけど、いつ戻ってきたのー?
[他にも色々突っ込みたいところはあるが、最初に口にをついたのはこんな問いかけ。*]
― 龍峡の村 ―
そっかぁ……最近音沙汰なかったから、みー様がつまんなそうにしてたよー?
しばらく寝てる、って言ってたっけ。
[王家の鎮守のような存在(と勝手に思っている付喪神)の近況をさらりと告げて]
元気じゃないなんてボクらしくないじゃないか。
[笑み>>65にはこちらも笑みで返したものの。
続いた言葉>>66に、それは少し陰った]
あー……相変わらず、しゅー兄はお見通しか。
うん、天輪湖の様子がおかしくてねー……リュウも、その影響でちょっとあったのは確か。
今は、落ち着いてるけどね。
とりあえず、これから人を集めて調べに行くとこだよ。
[言いつつ、さて、どこまで掴んでるのかなあ、と。
そんな事を考えながら一つ息を吐いた。*]
― 龍峡の村 ―
うん、ボクはあんまり会いに行けないから、行ってあげてー。
[王宮勤めの一部が聞いたらやめてー、と叫びそうなお願いをこれまたさらりとした後。
ケラっと笑って言われた言葉>>78にうん、と頷きかけてぴたりと止まり]
……まあ、そうだよねー。
[伊達にといわれればこう返すより他になく]
うん、このままほっとけないから……って。
しゅー兄も手伝ってくれるの?
[試したいことってなんだろ、と思いつつ。
その意を問うよりも前にも、という言葉>>79の方に意識はひかれていて]
前にもって……前にもあったの?
[遠い過去の話は、歴史の座学で聞いてはいたが。
すぐにそことは結び付かずにこんな問いを向けていた。*]
― 龍峡の村 ―
ちーがーいーまーすー。
[むぅ、とむくれて主張するものの、舌戦で勝てないのは理解している。
だから、ひとまずは気持ちを切り換えて]
[向けた疑問に返るのは頷きがふたつ]
そっか、ありがと、しゅー兄。
天輪湖に星が落ちて……っていうと。
もしかして、あれかな、翠龍王様の天龍鎮めの話。
……そんな頃からいたんだねぇ、しゅー兄ってば。
[目の前の存在が王家と長い付き合いを保っている、というのは聞いてはいたが。
こうやって話していて、改めてそれを実感していた。
なお、付喪神あれそれについては、一部には伝わっているが、正史上はさらっと流すにとどめられている、というのは余談としておいて]
あ、と。
なんか話し込んじゃったけど、このまま立ち話続けるのもなんだし。
ボク、ちょっとそこの甘味処まで行くんだけど、兄はどうする?
一応、集合場所は宿屋になってるから、そっち行ってもらっててもいいんだけど。
[つい話に興じてしまったが、ここにいる目的も忘れてはいないから。
甘味処の方を見やりつつ、投げかけるのはこんな問いかけ。*]
― 龍峡の村 ―
翠龍王様の先々代って……。
[それって何年前だっけ、と。
考えるのはすぐにやめた。
昔からいるのは知っていても、いつから、というのは考えた事もなかったのだが、ここまでとは思っていなくて]
……でも、妖さんって長生きさん多いっていうし、そのくらい当たり前なのかぁ。
[そんな風に納得しつつ。
行って来なよ、という言葉>>102にうん、と頷いた]
それじゃ、行ってくる。
また、後でねー。
[全開の笑顔で言って、ぱたぱたと走り出す。
そんな所は年相応の少女の態だった。**]
― 龍峡の村・甘味処 ―
[宿屋の賑わいなど知る由なく。
本来そこで参加有志を迎えるべき立場の姫騎竜師は久しぶりに味わう甘味のもたらすしあわせに浸っていた]
ふわあ……王都にも色々美味しいのあるけど。
餡蜜は、ここのお店のが一番美味しいよねぇ。
[なんて呑気に言いつつ、匙を動かす。
また、お上手なんですから、と笑う女将にお世辞じゃないよ! ときっぱり言い切ったりしつつ]
……そう言えば、女将さん。
風龍峡のあれこれの影響、大丈夫?
きつくなったとことかあったら、ちゃんと伝えてね?
こんな時に無理はだめだよー。
[匙休めの際には、こんな言葉を投げかける。
これでも一応……というと何だが、王位継承者の証たる神獣角の継承者。
異変が住民の暮らしに影を落としていないかどうかは気にかかる所だった。
真面目な問いに、女将はありがとうございます、と笑み返してくれて。
聞かせてもらった思う所は記憶の帳面にしっかりと書きつけてから、また甘味の幸せに浸りこみ]
それじゃ、調査終わったらまた来るねー♪
[満面の笑顔と共にこう言って甘味処を出る姫騎竜師の手には、金平糖の詰まった袋がひとつ。
あれこれ買いたい欲はあったが、これから赴く先を思えば携帯しやすいここに絞るより他にない]
さて、甘味分も補給できたし、そろそろ集合場所に行かないとねー。
[どこまでも呑気な口調で言いつつ、足を向けるのは色々と賑やかになっている宿屋の方。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[宿に戻って最初に向かったのは己が相棒の所。
少しは落ち着いたか、と思っていたが、あんまり変わらない……というか。
なんかちょっと凹んでいるようにも見えた。
暴走の話をされて>>125、ちょっとしょげた……とは、さすがに知る由もないが]
リューぅ、ほら、甘いの。
……大丈夫だよ。
シエルと一緒に、天輪湖に行くんだろ?
[買ってきた金平糖を食べさせ、鬣を梳いてやったら少しは落ち着いたのか、るぅぅ、と小さな鳴き声が返った。
それによし、と言ってぽふぽふと撫でてやってからその傍を離れ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[賑やかな宿屋の一階には、見知った顔もあれば知らぬ顔もある。
そんな中、つい先ほど知り合った少年の姿>>157を認めると、やほー、と手を振った]
無事につけたんだねー、よかったー。
[向ける口調はごくお気楽なもの。*]
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