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2人目、虹彩の精霊師 アルビン が参加しました。
虹彩の精霊師 アルビンは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― 騎竜師学科棟・教官室 ―
さて……取りあえず、これで一段落……と。
結局、祭りまで食い込んじゃいましたねぇ……。
[はふ、と落ちるのは嘆息。
それに、対面に座る教官はそうだな、と息を吐いた]
ま、本番前には終わったわけですし、良しとしましょう。
……あーんな事の後始末、この短期間で終わっただけでも儲けものです。
[『あーんな事』と称されたもの。
今から半年前に起きたとある事件の事後処理のため、奔走していた……というのは、表向きにはなっていない。
ついでに、当事者たちにも知らせていない、というのはさておいて]
さて、終わった所でどうします?
ぼくは、祭りを見に行くつもりですが。
……ここ数日は、シエルの相手もちゃんとできていませんし、機嫌を損ねる前に遊びに連れ出さないと。
『……その、シエルだが。
未だに、成長の兆しは見えないのか?』
……ええ、全く。
同じ時期に孵った他の竜たちは、もう騎乗訓練も始まってるんですけどねぇ。
やっぱり、他の子たちとは何か違うのかも知れません。
[向けられた問いに、僅かに眉が下がる。
この返答に問いを向けた方もそうか、と息を吐いた]
龍玉石状態の卵から孵った、という例が、ほとんどありませんからね。
数少ない実例の資料の取り寄せは、神官長を通じてお願いしてありますから……まあ、年明け以降には。
『……無理はしなくていいぞ。
年明け早々、卒業試験の予定が入ってるだろそっちも』
そこはお互い様……というか。
もう、いっそ、合同でやりません?
騎竜師と精霊師の連携の実践にもなりますよ。
[軽い口調の提案に返るのは、考えておく、という言葉。
あ、結構乗り気だな、なんて思いつつ、それじゃあまた、と告げて教官室を出る]
さて、と。
まずはシエルを迎えに……。
[行きますか、と。
言いかけた言葉は廊下の窓の向こう。
ふわふわと楽し気に飛んでいく、虹色の光を散らす竜の姿を見た瞬間、途絶えた。*]
― 騎竜師学科棟 ―
いや、確かにこの頃ほっとく事が多かったのは事実だけど……って、いや、今はそんな事言ってる場合じゃ……!
[とにかく捕まえないと、と意識を切り替えた直後に虹色を散らす仔竜がこちらを向いた。
大きな丸い目と視線が合い、直後に、ぴぃぃ、という鳴き声を上げて仔竜はぱたぱたと背の翼を動かした]
って、こら、シエル、待ちなさい……!
[さてどうするか、の逡巡は短いもの。
律儀に玄関まで行っていたらほぼ間違いなく見失う。
と、言うわけで次に取った行動は単純かつ端的で]
よっ、と!
[窓を開き、そのまま外へと飛び出した。
気づいた仔竜はぱたぱたと羽ばたいて中庭の方へと逃げていく]
[なお、開け放たれたままの窓に気づいたのは、遅れて廊下に出た教官で。
『あー……』という、呆れたような楽しんでいるような声が上がっていたのは、余談]
― 中庭 ―
[とっさに駆けだし追ったものの、スタートの差が出てか引き離され、結局、虹色の光を零す薄藍の仔竜の姿は視界から消える。
もしかしたら文字通り消えたのかも知れないが]
……まいったなぁ……。
ぁー……もう、悪いのは確かにぼくだけど……。
[さて、どうしたものか、と。
そんな事を思いつつ、賑わう中庭をぐるりと見回した。*]
― 中庭 ―
[ともあれ、ため息ついていても仕方がない、と。
気持ちを切り替え、中庭にいる生徒たちに仔竜を見かけなかったかを聞いて歩く事にした……のだが]
おっと……何処も同じ……なのかなぁ。
[竜を諫めているらしき声>>15に、滲むのは苦笑。
その声に引かれたというわけでもないが、そちらへと足を向け]
あー……ちょっとごめんね。
シエル……薄藍の羽毛竜の仔、みかけなかったかなぁ。
[青年の買い物が終わる頃を見計らい、場にいる生徒たちに声をかけた。*]
― 中庭 ―
うん、そう。
きらきらしてる仔なんですけど……。
[もしかして、という言葉>>26に頷いて返す。
虹色の光を零す仔竜は、良くも悪くもこの学校では有名な存在。
故に、こちらと関わりなくても仔竜の事は知っている、という生徒の数はそれなりにいる]
そう……か。
いや、ありがとう、それだけわかれば十分ですよ。
[こちらに来ているのは間違いない、と。
それがわかるだけでも探しようはだいぶ広がる]
あの仔、甘いものが大好きなので、もしかしたら……と思ったんですが。
ああ、もしもシエルがつまみ食いとかしていったら、ちゃんとお代は払いますから、遠慮なく言ってくださいね。
[とりあえず、ここは被害にはあっていないな、と。
確認しつつ、口にするのは祭りの時にはすっかり定型句となった言葉。**]
/*
やあ。
思っていた以上に集まってくれてありがたい限り……!
あんまり人数少ないと寂しいから、2IDいれるかー、とか考えてましたからねぇ……。
― 中庭 ―
[翼竜を連れた青年からも、見かけていない、との言葉が返る。>>43
表情を曇らせる様子に、心配してくれてるのかな、なんて思いつつひとつ息を吐いて]
いや、あの子も大概神出鬼没なので、そんなに気にしないで。
甘いものを扱ってるなら、惹かれていくかも知れないから、その時はよろしくね。
食べすぎそうなら、遠慮なく叱ってくれていいから。
[基本的に小食なのでそんな被害は出ないだろうとは思いつつもこう言って]
ありがとう。
でも、きみたちが祭りを楽しむのも大事だから、シエルの事はついで程度に考えてくれて構わないからね。
[意気込んで答える様子>>46に感謝しつつ、話を聞いて動く年長者たちの様子にああ、慣れてるなあ、なんてしみじみと思ってしまったのは多分已む無し。*]
― 中庭 ―
それもそう……か。
うん、じゃあ、頼んだよ。
[目が多い方>>51が、というのは確かにその通りなので頷いた。
何せ、精霊術で感知しようにも仔竜に宿る力は多彩すぎて特定できない、という問題があったりするのだ。
虹竜という存在の特性的なものもあるようだが、こういう時は頭が痛い]
うんうん、せっかくのお祭りなんだから。
[両手握り締める様子>>53に微笑ましいものを感じつつ。
まあ、加減は慣れた年長者がしてくれるだろうから。との思考は表には出さなかった]
それじゃあ、ぼくも自分の足で探しに行くとしようか。
屋台の方、頑張ってね。
[場にいる生徒たちにこう呼びかけた後、一礼して。
濃藍のローブの裾を翻して踵を返した。*]
― 中庭 ―
……さぁて、と。
あんまり大きな騒ぎになる前に捕まえておきたいんですけどねぇ……。
[虹色をまとう仔竜は、どうも精霊に近しい存在らしい、という事まではわかっている。
故に、騎竜師ではなく精霊師に惹かれる傾向にある……というのは、今は置いといて]
あの、無作為に力をまき散らすのさえなきゃ、もうちょっと放任してもいいんだけど……。
[はあ、と。
大きなため息と共に落ちた言葉は、特設ステージから響く様々な音と声にかき消された。**]
― 中庭・ステージ近辺 ―
……ん。
相変わらず、元気だなあ。
[盛り上がるステージ近くを通りかかれば、必然的に目に入るのは自分の担当するクラスの生徒。>>78
他に類を見ない言語による精霊との交信手段は自身の知るどのパターンとも異なっており、正直言って最初は度肝を抜かれた。
ていうか、どうやって指導すればいいんだ、と頭を抱えた、という方が正しいが]
……まあ、あれはあれで体系として正しく確立できてるから。
それが凄いんですよねぇ……。
[身体能力を主体とする精霊との語り合い。
交信の仕方がちょっと特殊なだけで、基本的な構成は他の精霊師と変わらない。
故に、最初の掴み以外は他の生徒と変わらない指導で問題ない、と気づくまでさほど時間はかからなかった。
現在は少しだけ精神鍛錬のカリキュラム内容が違う程度で、他と大差ない講義をしていたりする。
他の教官たちには良くそこに至れたな、なんて言われたりもしたが。*]
― 中庭 ―
[ステージの賑わいを遠目に歩いていけば、やがて目に入るのは籠を抱えた姿。>>66
元生徒で、それ以外にも色々と気に掛ける理由がある少女]
……おや、どーしました、こんな所で。
[呼びかける声は軽いもの。
ちら、と視線を向けた先、籠の中は相変わらず静かな様子だった]
[新設される精霊師学科に教官として招かれた後。
しばらく顔を合わせる機会のなかった叔母から連絡があった、との報せがあった。
聞けば、娘を精霊師学科に入れたい、との事で。
学ぶを望む者を受け入れる養成学校の流儀と叔母の熱意により、入学手続きはさくさくと滞りなく完了した。
血筋的には精霊師としての特性は十分、後は伸ばし方次第、と。
そんな事を考えていた矢先に、その事件は起きた]
[竜の卵との顔合わせ。
これは、学科を問わず全ての生徒が行うと定められている。
そうなったのは自身と虹色の仔竜のあれこれが根っこにあるのだが、それはさておき。
騎竜師学科の生徒たちが触れても反応を示さなかった浅緑色の卵が、唯一共鳴らしき反応をしたのがこの少女で]
え……え?
いやいやいや、ちょっとちょっと!
何してるんですか、そんなに力を込めたら……!
[竜の卵は精霊力に敏感に反応し、それを自身に馴染ませる。
その度が過ぎると精霊石化が発生し、卵としては死んでしまう事もある。
更にこの状況では、精霊力を供給している方も危険だった。
魔力が尽きたら今度は生命力を与えかねないから、と。
とっさに力の流れを遮断する術を編んで発動させ、供給自体は止める事ができたのだが。
この一件で、少女と卵の間には絆が結ばれて。
協議の結果、騎竜師学科に転科させて様子を見る、という事に落ち着き――今に、至る]
― 中庭の外れ ―
[精霊石化して龍玉石となった卵からも竜が孵る事はある。
その実例は過去にもあり、自身もシエルの誕生に立ち会った事で目の当たりにしているから。
浅緑色の卵から生命力が感知できている以上、生きた卵として扱うのは必然ではあるのだが]
(……中がどうなってるかは、わからないですからねぇ……)
[未だ孵らぬ卵。
その状態は気にかかるものの、今は相棒たる騎竜師学科の教官に任せているため、自身が口を出す事は滅多にない。*]
― 中庭 ―
[わたわたする様子はどこか微笑ましいもの。
それに柔らかな笑みが浮かんだのは無意識の事]
ああ……確かに、一部の熱気はすごいですからねぇ。
[熱気に負けて、という言葉>>108にちょっととおいめ。
まあ、色々と思う所はあるんです。
というのは横に置いといて]
でも、座ったままじゃ勿体ないですよ。
静かに見れるもの……竜の氷像なんかもありますから、ゆっくりでも見て回るといいんじゃないかな。
[そんな風に勧めつつ。
籠を揺らしながらの言葉>>117に、とりあえず返そうとした……のだが]
…………。
[遠いいつかを思わせる状況に、言おうとした言葉は途切れる。
代わりに口から出たのは]
少し、熱量摂っておくといいよ。
そのままだと、本当に動けなくなるから。
[微かに笑みの気配を帯びた言葉。
ローブのポケットに手を入れて、引っ張り出すのは小さな布の包み。
色とりどりの飴玉が入ったそれの口を開いて差し出す。
余談ながら、思い出されている過去にも全く同じことをしていたりする。
気分転換のための小さなお菓子を持ち歩くのは、子供の頃からの習慣のようなもの。*]
[ちなみに、ついついとおいめをしたくなるのは。
先に触れた熱気の一画と言うか中核な生徒のための特別カリキュラムが招いた誤解>>101に起因する。
……ぶっちゃけ、あのカリキュラムの直接的な発案者は自分ではなく相棒たる騎竜師学科教官ノトカー・ラヴェンデルだったりするのだが、そこはどういうわけか上手く伝わらず。
顧問に、という嘆願は既に別の同好会を預かっているから、という理由で逃げ回りつつ、なんとか相棒に押し付けるための算段をしている、というのが現状だったりした。*]
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