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統合宇宙軍少尉 メレディスは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― リュフトヒェン基地・特務部隊指令本部 ―
……は?
[特務部隊司令本部への唐突な呼び出し。
嫌な予感を抱えつつ出頭した所に下されたのは、予想を遥かに超えた指令だった]
『『Grow Universe』公式大会にゲスト参加し、大会を恙無く終わらせよ』って……。
[『Grow Universe』。
それは、軍入りする前にはまっていたVRネットゲーム。
諸事情で隠居していたそれ、その公式大会にゲスト参加しろ、というのはどういう事なのか、と。
過った疑問のまま、つい、探るような視線を目の前の人に向けていた]
えっと……あの、大尉。
覚えてます……よね? 俺の、覚醒の切欠がなんだったかって……。
[6年前に行われた公式大会。
その終了後のオフ会の真っ最中に起きた爆発事故。
少なからぬ死者と多数の負傷者を出したそれは、たった一人の眠れる
幾分か、その衝撃は和らいで入るけれど――ある種の後ろめたさは、今でも抱えている]
「もちろん、わかっていますよ」
[途切れがちの言葉に返されたのは、肯定]
「ですが、今回の任務を果たせるのは君しかいません。
違和感なくゲーム大会に参加し……そこにいるかも知れない、
……っ!
それ、って……。
「参加者の中に、チャイルドないし、グローランサの可能性を秘めた者がいます。
……不特定多数が集まるオフ会の方にも、いないとは限りません」
[ですから、と。
続けられる言葉はそこで途切れたけれど、言わんとする所は伝わった]
……俺と同じ目に合う奴を出したくないなら、って。
ようするに、そういう事、ですよね?
「……こちらからも、バックアップスタッフは出しますよ。
ですが、ゲーム空間内で仕掛けられた場合、対処するのは難しいのです」
でっすよねぇ……。
[VR空間から何か仕掛けられて、現実側が『動けなく』なったりしたら、色んな意味でヤバいしアウトだろう、と思う。
嫌な話だが、この辺りは実体験だ]
……了解、しました。
[そう簡単に吹っ切れるようなものじゃあないが、軍人として命を下されて、それが人道的な理由に基づいてるなら、逆らうわけにもいかない]
あんな思いを誰かがする可能性が潰せるなら……全力、出します。
[一番大きな理由はそれだけれど。
敬礼しながら、指令の受諾を告げると、大尉は少しだけほっとしたように、表情を緩めた。*]
― 『Grow Universe』公式大会会場 ―
……うわぁ。
ここまで、やるんだ……。
[軍施設にほど近い広場に造られた大会会場。
ゲーム空間内を映し出す巨大モニタの設置されたステージの上では、スタッフたちが最終調整のために走り回っている]
てか、見間違いじゃなきゃさ。
見覚えあるひと、けっこーいない?
[問いが向くのは、肩の上の茶色いもふ――今回の大会に『マスコット』として参加する事となった疑似生体ユニット、電脳兎のブラオン・ラヴィ]
『特務の技術スタッフが、バックアップに来てるのだわ。
……志願者が大半だ、って、『Meister』はおっしゃっていたのだわ』
……なんか、わかった。
[どうりで見覚えあるのが多いわけだ、と思いつつ、茶兎をぽふりともふる。
ここに至るまで、できる限り気持ちを落ち着けようと努めてきたはずなのに、やっぱりどうにも落ち着かなくて]
……まだ、セレモニー開始までに時間あるよね?
ちょっと、散歩して、気晴らししてくる。
大丈夫、10分前にはスタンバるから。
[近くにいたスタッフに声をかけ、ステージを離れる。
少し離れた所には、軽食を扱う休憩ブースがあったはずだから。
そこで、何か飲んで落ち着こう、と考えながら]
『メレディ、無理はダメなのよー?』
はいはい、わかってるよ、うさっこ。
[肩の上のもふからの突っ込みには、苦笑するしかないのだけれど。*]
[肩にもふのせ、ふらりと歩く。
統合宇宙軍リュフトヒェン基地では、ある種の『有名人』となりつつある彼のデータは、こんな感じで記録されていた]
――――――――――
■氏名:メレディス・カルディナールロート
■年齢:23歳
■職業:統合宇宙軍少尉
■経歴:『シュヴェーアト』配属の機動兵器パイロット。乗機は最新鋭機として知られるRT-Uタイプ001『グライフ』。
『時流干渉波』と呼ばれる特異系異能を持つグローランサ。長く能力を封印されていたが、以前の騒動の際に無自覚に解放。
現在はその制御訓練のため、特務部隊に半出向しているような状態。
(以下PL視点情報)
士官学校卒業生ではなく、民間から特務部隊によって見出されたため、色々とゆるい部分がある。
『Grow Universe』にはクローズドテストの頃から参加している最古参の一人。
が、6年前の公式大会以降、半隠居状態に。
当時に出したクリーチャー撃破数トライアルの記録は、現在でも破られていない。
☆ゲーム内PCデータ
■タイプ:物理主体の近距離型。格闘攻撃メインタイプ
■メイン武器:『グリフォンクロウ』。形状は爪付きのバトルナックル
■バディ:グリフォンタイプの『グライフ』。蒼い翼を持つ、初期にのみ獲得できた幻獣型バディ。
育成はほぼ限界値まで完了しているため、翼による突風攻撃や、鳴き声によるデバフ攻撃など、スキルは多彩。
― 公式大会会場・軽食ブース ―
……しっかし、なんていうか。
[肩にもふ乗せ歩きつつ、改めて周囲の賑わいに目を細める]
あいっ変わらず、賑わってるんだなあ……。
[指令を受けた後、勘を取り戻すためにログインした時も感じたが、賑わいは自分が現役だった頃と同じか、それよりも増している。
それはそれで、ちょっとだけ嬉しくもあった]
……に、しても。
[すれ違う人があれ? という感じで振り返ったり、軍人さんがいるー、とか聞こえると、仕方ないと思ってみても、装いの場違い差を思い知る]
正規任務だから仕方ないけど、服装ぐらいは選ばせてほしかった……。
『そこは仕方ないのだわ』
[思わず漏らした愚痴に、電脳兎が突っ込む。
装い様々な人群れの中、正規の軍服は色んな意味で目立っていた。*]
― 公式大会会場・軽食ブース ―
[とりあえずコーヒー飲んで一休み、と。
買ってどこかに座ろうか、と思った所にその声は聞こえてきた。>>32]
……へ?
『うさの事かしらー?』
いや、ここにいるうさぎって、うさっこだけだろ……。
[惚けた声を上げる電脳兎に突っ込みを入れて。
振り返るのと、"かーわいい!"という声が届くのは大体同時]
『あら、ありがとうなのよー』
[可愛いといわれて悪い気はしないわけで、兎は前脚を上げてちたちたと振って見せる]
まてうさっこ、わかんない人から見るとお前の存在ってびっくりだから。
[普通の兎は喋らない。そんな当たり前の突っ込みを入れる様子は、さて、対する女性にはどう見えたやら。**]
― 公式大会会場・軽食ブース ―
ほらみろ、驚かれた。
ここ、基地じゃないんだから。
[明らかにびっくりしている相手の反応>>47に突っ込みを飛ばす。
兎はちょっと不満そうに耳をぴこ、と揺らした]
んー、ホログラフじゃないよ。
疑似生体ユニット、っていって、まあ、生きてるぬいぐるみみたいなもの?
[問いにはさらりと返しつつ。
伸ばされる手を避ける事は特にしない。
兎に手が触れたなら生物となんら変わらないもふもふふわふわの感触が伝わるだろう。*]
― 公式大会会場・軽食ブース ―
うん、統合宇宙軍から、今回のイベントに派遣されてきたんだ。
うさっこはまあ……ほんとだったら、外には出せないんだけど、今回は特別に。
[何のために派遣されてきたとか、そういう話は置いておく。
向こうも深くは聞くつもりもないようだから、とそれ以上は触れず。>>64]
『ありがとう、なのよー』
[なでられている兎はと言えば、褒められ撫でられご満悦、という所]
いや、別にいいよ。
俺も、人と話してちょっと気がまぎれたし。
かえって、ありがとね。
[邪魔をして、という言葉に返すのは素直な感謝]
うん、これはほんと、プレイ層が幅広いからねぇ……。
[今回の俺はちょっと例外だけど、というのは口にはせず]
そちらも、ゲーム本戦参加するのかな。
じゃあ、あっちでも会えたらよろしくね。
[返すのは、こんな呑気な言葉にとどめておいた。*]
― 公式大会会場・軽食ブース ―
まあ……ね。
偉い人がみんな愉快人だから。
[手広く云々は否定しない。>>79
むしろ民間にフレンドリーすぎるだろ、という感もある]
あー、うん、そこらは多分、後でわかるから。
[参加者だったのか、という問いにはぼかした返事を返すにとどめる。>>80
この後、ド派手にばらされる運命なんてまだ知らないから、呑気なまま見送って。
改めてどっか座るか、と思って見回したら、見覚えのある姿が目に入った。>>75]
……ありゃ。
エディもプレイヤーだった、の?
[見知った顔を見つけてぽかん、としていたら、別方向から声をかけられて]
え……ああ、はい。
統合宇宙軍少尉、メレディス・カルディナールロートです、が。
[振り返った先に立つ姿には、覚えがある。
半年前に基地で起きた騒動で同じ目的に走り回った一人だったはず、と思いつつ]
……俺はずっと、隠居してましたからねぇ。
初期は、結構暴れてたけど。
[どのくらい暴れてたかというのは、立てた記録が端的に物語るわけだが]
開発に……?
あー……そこら、準備万端、ってとこなのかな、大尉。
[ぽつり、と漏らした名前から、事の仕掛け人は察することもできるか]
大っぴらには言えないけど。
……何か、仕掛けてる暇人がいるらしい……ってだけは、伝えときます。
[場所が場所だけに、ゲーム自体に干渉しているものの存在を遠回しに示唆しておくにとどめておいた。*]
― 公式大会会場・軽食ブース ―
……えーっと……あはは。
[あ、さすがにバレた。
上げられた二つ名>>93に、声には出さないものの表情にはそんな思いがしっかり滲んだ。
実際、アバターの外見はほとんど変わらない。
今より少し幼い程度だから、当時を知るならば特定は容易いだろう]
[大尉に関しては、何も言えない。
というか言えない。
あの人一々超えてるからなあ、なんて思考は表情に滲むけれど]
ええ……どーにも、なりふり構わない系のお相手らしくて。
とりあえず、現場対応はしてくれって事で、俺が。
[ため息つく様子に、こちらもへにゃりと眉が落ちた]
あ、はい。
もし、何かあったら、その時は。
……こーゆー所では特に頼りになるって、ゾフィちゃんからも聞いてますし。
[何が起きるかわからない以上、事情がわかる協力者の存在は大きいから、頷きと共にこんなことを言って]
って……天使?
[あれ、それってもしかして、と。
過った思考は、肩の上に向けられた言葉によって、途切れた]
『元気、なのよー』
[呼ばれた兎は、耳をぴこ、と揺らして頷きを返す。
オリジナルの兎の中には、彼と共に過ごした時間の記録はないけれど。
繋がりを持つ『姉妹』から伝えられる『想い』は感じ取っているから、見返す瞳は穏やかなものだった。*]
/*
さて、これ以上は増えないかな。
一応、開始設定は15分めどに。
しかし、地上6人……結構ややこい設定積んでるのに、ありがたい……!
― 公式大会会場・軽食ブース ―
……うん、対策はしておいた方がいいとは思います。
特務のエンジニア組も出向してるんで、何かあったら連携は取れるかと。
[監視を、という言葉には頷いて、自分以外の出向者の存在を明かす。
まさか、お忍びで叔母が来ているなんて思ってはいないが]
[妹分の名前に緩む様子に、可愛がられてるんだなあ、なんて思いつつ]
『そうなのよー。
『Meister』からのご指名なのよー』
[肩の兎はマスコット、という言葉に頷いた。
なでられる表情がいつになく満足げなのは、やはり影響があるからか]
ええ、それじゃあ、後はあちらで。
[自分もそろそろ戻らなければならないし、と思いつつ。
離れるその背を見送った。*]
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