人狼物語−薔薇の下国


505 逃走劇の共存試験

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タクマ > ギィ

[ 同道を拒否されたら、素手で仕掛けてみるつもりであった。
だが、先に動いたのは相手の方。
詰められた距離は、そのまま脅威となる。

男の左手が、こちらの胸元へと伸びた。
通常ならば捉えきれないほどの速さだが、タクマは見切った。
自分自身が戦うのことは少ないにしても、近接戦には親しんでいる。
生まれたそのときからずっと。

後ろへ下がろうとする無意識を抑え込んで、抜き撃ちに二発、撃つ。
威嚇ではない。
相手もまた人外であることは、自明の理であろう。*]

(54) 2018/09/17(Mon) 18:18:18

ギィ > タクマ

[相手がただの人間ならば、或いは少々鍛えている程度の人間だったならば、気づいたときには全てが終わり、自分は何事もなかったかのように元の位置に戻っていただろう。
反応があったことこそ非凡の証明。
それも、こちらの"期待"を上回るものを返された。

乾いた破裂音が二回。
灼熱が胸と腹を貫いていく。

躊躇ない射撃だった。
死線を潜り抜けた者特有の容赦のなさと、一歩も下がらず踏みとどまった胆力とを目の当たりにして、胸に痛みとは異なる火がともる。]

(61) 2018/09/17(Mon) 21:39:38

【秘】 ギィ > タクマ



    ───欲しい。


[刹那の交錯のさなか、耳朶に濡れた囁きを吹き込んで]

(_2) 2018/09/17(Mon) 21:40:09

ギィ > タクマ

[撃たれ弾かれたように数メートルを飛び退る。
降参のしぐさを真似て、両手を上げた。
だが撃たれたはずの身体からは血の一滴も零れておらず、衣服の焦げ跡から覗く肌には傷の痕跡もない。]


 それで私を仕留めるつもりなら、銀の弾でも持っておいで。


[さりげなく正体を明かして、一歩足を引く。
上げた手のそれぞれに、手品のように品物が現れた。
右手には類まれなる紅の宝石、左手には、先ほど隙を突いて抜き取った警察手帳。]


 これで、他ならぬ"君"が私を追う理由になるかな?


[微笑んで、再び身を翻し、追いかけっこの再開を誘った。*]

(62) 2018/09/17(Mon) 21:41:28

タクマ > ギィ

 
 ──ッ!

[ 撃たれたのは相手の方であるというのに、つい、声が漏れた。
耳元をかすめていった甘い風のせい。]

(66) 2018/09/17(Mon) 22:51:29

タクマ > ギィ

[ 銃弾を受け止めた身体が後ろへと跳ね跳ぶ。
否、あえてその位置まで戻ったのだろう。
見せつけるために。]


 ──…、


[ 命中の手応えは確かにあった。
にもかかわらず、男は平然と立っている。

 生ける屍 ── そんな言葉が脳裏を過った。

“銀の弾”という言葉が、さらに男の正体を絞り込む。]

(67) 2018/09/17(Mon) 22:51:53

タクマ > ギィ

 
 あ、

[ 男が見せつけようとしたものは、銃弾に怯まぬ肉体のみではなかった。
手妻めいた仕草で、左右の手に盗品をかざす。

自然と目は、己の所有物であるIDカードへと向いてしまった。
人の身体というものは、時として表現が豊かすぎる。]


 始末書を書いて、再交付を申請すればいいだけのことだ。


[ 口ではそう嘯いたが、問題は身分証ではなく、手帳に挟んだ一片の羊皮紙である。
《魔剣ルーキス・オルトゥス》の名が記されたそれを、お守り代わりに肌身離さず持っていた。]

(68) 2018/09/17(Mon) 22:53:27

タクマ > ギィ

[ そんな事情は知るよしもないだろうが、男は宝石と手帳とを手に微笑んで身を翻す。

追ってこいという明白な挑発に、タクマは唇を引き結んで乗った。

長い夜になりそうな予感がする。*]

(69) 2018/09/17(Mon) 22:54:08

ギィ > タクマ

[口では何と言おうと、彼から奪ったものは大切なものであるらしい。
彼の視線が、表情の微細な変化がそれを物語る。

彼の心に己を刻みつけてやりたい。
忘れ得ぬように、他のことを考えられぬように。

そんな願望を胸に焦がしつつ、夜の闇を駆ける。]

(70) 2018/09/17(Mon) 23:31:52

ギィ > タクマ

[相手の能力が非凡であると明らかになった今、逃走の経路も尋常なものではなくなっていた。
塀に飛び乗り、壁を駆けあがり、屋根から屋根へと跳躍する。
時折、ついてきているかと視線を後ろへ向けた。

やがて、前方で建物の列が途切れる。
道を挟んだ向こうには手入れされた木々が立ち並んでいた。
どうやらこの先は森林公園になっているようだ。

広い公園の中でなら、また違ったこともできるだろう。
人工物の森を離れ、自然を真似て植えられた木々へ足を向ける。*]

(71) 2018/09/17(Mon) 23:32:06

タクマ > ギィ

[ 言葉にはされずとも、これは勝負であると言ってよかった。

緊急回避の際以外に銃を使う気はないタクマは、まだ予熱をはらむ銃身をホルスターに収める。
魔法の品ではないから、自動で銀の弾が補充されたりはしない。

前を走る男のマントは、コウモリめいて翻り、塀を、屋根を乗り越えた。]

(72) 2018/09/17(Mon) 23:53:43

タクマ > ギィ

[ 最初のうちこそ、律儀に男の後を追っていたが、すぐに戦法を変更した。
ここ十数年、暮らしてきた街だ。土地勘はある。
距離を詰めるべく、男の進路を予測してショートカットした。

その結果、男が森林公園へ至るよりわずかに早く、その手前へと回り込む。

走り込む動きを止めることなく、飛び蹴りをしかけた。*] 

(73) 2018/09/17(Mon) 23:54:16

ギィ > タクマ

[追ってくる相手の姿は、途中から見えなくなった。
追跡を諦めたのかと思ったが、首筋を火花のように灼く緊迫感は続いている。
何処かで仕掛けて来る気だ。
周囲に注意を払いつつ、ひた走る。

屋根の上から跳躍し、森林公園の前に降り立った瞬間、待ち望んでいた者が来た。
死角になる位置から影が鋭く飛び込んで来る。

攻撃の意思に反応して左腕で防御を固め、蹴り足を受ける。
刹那の均衡の後、相手を押し戻すように左腕を振るいながら、自らは後ろへと跳んだ。]

(74) 2018/09/18(Tue) 00:31:09

ギィ > タクマ


  やあ、追いついてきたね。
  捕まえてみるかい?


[軽口を唇に乗せながら、右手のステッキを顔の前に立てて左手を軽く添える。
その構えは、フェンシングというよりは斬撃を主とする剣術に近い。]


  私を叩き伏せられたら、考えてみてもいい。
  

[署への同行とやらを、である。
省略した言葉を補う気もなく、間合いを測りながら、じわりと森の側へ足を運ぶ。**]

(75) 2018/09/18(Tue) 00:31:28

タクマ > ギィ

[ 蹴り足を柔らかに受け止められ、弾かれる。
そのまま弧を描いて降り立ったタクマに、男は軽妙に声をかけてきた。
ステッキを手にした構えは、剣術に覚えがある者のそれ。
足場の悪さをものともしない、端正な所作だった。]

(76) 2018/09/18(Tue) 02:17:36

タクマ > ギィ

 
 名を、聞こう。


[ 言葉の挑発には冷静を保って、尋問した。
こちらの名は、すでに相手の手の中にあるのだから。

踵を浮かせて徒手を構えながら、男の怜悧な顔を見る。**]

(77) 2018/09/18(Tue) 02:18:06

ギィ > タクマ

[相手の身のこなしの軽やかさに目を細めてから、問われたことに微笑する。
名乗れと言われるのは、求められることと同義だ。]


  ギィ。


[甘やかに、囁くように、名前だけを風に乗せる。
直後、同じ風に乗って馳せた。
肩口へのフェイントからの腿を狙うひと打ち。
旧く、そして実戦的な剣技である。*]

(78) 2018/09/18(Tue) 06:25:04

タクマ > ギィ

[ 答えは、与えられた。
家名も肩書もない、ただそれだけでわかるだろうと言わんばかりの名乗りは、自信を感じさせる。

間髪おかず、風を切る音が続いた。
肩口への一撃 ── ステッキとはいえ、まともに受ければ鎖骨が折れそうな ── をフェイントにした、下肢狙い。]


 ──ッ!


[ 前へと出ながら、受け流しに上げかけた腕を肘から回転させて、相手の手首を捉えんとする。
ビシリと腿を打ち据える痛みに、わずかに身が硬直した。*]

(79) 2018/09/18(Tue) 07:32:41

ギィ > タクマ

[肉を打つ感触がある。
得物を介してとはいえ、肉体の鬩ぎあいは快をもたらした。
向かい合う対手の筋肉の躍動を、至近で混ざり合う荒い吐息を感じれば、身体の奥から熱が湧き上がる。

悦びを味わう半瞬の間に、ステッキ持つ手に衝撃が走った。
重い打撃に腕が外側へと払われる。
得物を取り落とすには至らなかったが、手首から肩のあたりまでじんと響くものがあった。

果断な反撃を受けて、笑みが深くなる。
淡い蒼と見えた瞳の芯に、別の色が差していた。
先ほど手にした宝石にも似る、鮮やかな紅。]

(80) 2018/09/18(Tue) 11:46:24

ギィ > タクマ

[武器持つ手を払われたなら、一旦距離を開けて体勢を立て直すべきだろう。
彼我の距離も既に、徒手の間合いだ。

だが、下がるよりはなお前に出ることを選んだ。
一歩を踏み出し、距離を限りなく零に近づけることを試みる。
胸板を合わせんとするほどに身体を寄せ、首を傾ける。

睦言を囁くかのような仕草だが、言葉吹き込むのではなく耳朶を噛み裂くを目的とした。*]

(81) 2018/09/18(Tue) 11:46:39

タクマ > ギィ

[ 互いの腕が交錯する。

その一瞬に、ギィの笑みは濃く、瞳は色を点じた。
この世のものならぬ美しさ。

だが、見とれている余裕などない。
そのまま身を寄せてきた動きは、奥の手と見えた。]

(83) 2018/09/18(Tue) 18:59:35

タクマ > ギィ

[ 先のやり取りで、ギィの正体は仄めかされていた。
唇の触れる距離に首筋を晒すのは、危険であると本能で察知する。

だが、突き放すにも躱すにも、間に合わぬ。
とっさに右手をギィの背に回した。
抱擁にも似た動きで長い髪を掴む。思い切り引いた。

それで狙いを反らそうとしたのだが──絹のごとく艷やかな髪は指の間を滑り、制しきれないままに、耳朶を牙が噛み裂く。
緋色のしずくがギィの白皙の肌を飾った。*]

(84) 2018/09/18(Tue) 19:00:16

ギィ > タクマ



   ふ 、  …――


[押し出されるように息が漏れた。
舌先に触れる血の香気が陶酔をもたらす。
白い喉を曝け出して微かに喘ぎ、膝の力が抜けたかのように身体を沈めた。

姿勢を下げながら身体を半回転させ、髪を掴んでいる腕に両手を添える。
愛でる手つきで指を滑らせ袖をつかみ、背負う形で投げを打った。
手から離れたステッキが、からりと音を立てて転がる。]

(88) 2018/09/18(Tue) 21:25:18

タクマ > ギィ

[ 血を舐めたギィの吐息に眉をひそめた。
それはあまりに官能的で、己の血に対する評価としては贅沢すぎる。

極めて精巧に人の姿を模しているが、魔力で形成した器である。
美味ではなかろう。

にも関わらず、悦ばせていることに、苦い思いがした。
あるいは、これは焦りか。]

(89) 2018/09/18(Tue) 21:54:23

タクマ > ギィ

[ 不意に、ギィの身体が沈み込む。
失神したかのような虚脱に、とっさに抱え込まんとしたのは、守護者としての性。

前屈みになった身体は、続く投げの形にあっさりと持っていかれる。
そうなると身体はもはや、抵抗ではなく、怪我をしないための受け身へと反射的に推移した。

反転した視界に、紅の瞳と、月光が流れる。
後は、落下するのみ。*]

(90) 2018/09/18(Tue) 21:54:55

ギィ > タクマ

[相手の身体が宙を舞い、上下反転して見交わす視線に時が止まる。
投げの最後の瞬間に腕から力を抜いて、叩きつけるのを避けた。
彼を壊すのは、まだ本意ではない。

彼の身体が地につくのと同時につき離し、飛び下がる。
途中足先にステッキを引っかけて蹴り上げた。
着地点で飛んできたステッキを受け止め、シルクハットの傾きを直す。]

(91) 2018/09/18(Tue) 22:27:09

ギィ > タクマ


  サム・タクマ・シース。
  いずれは君の真名を聞きたいものだ。


[彼を見つめたまま、後ろへ大きく飛んだ。]


  もっと追ってきて。
  私が君を捕まえるまで。


[奇妙に複雑な言葉を残し、木々の間に身を投げる。
今度はかくれんぼをしよう、と笑む顔が、一瞬固まった。]

(92) 2018/09/18(Tue) 22:27:32

ギィ > タクマ



  ─── これは 、


[何か言いかけた声がふつりと途切れる。
その姿も空中でかき消すように見えなくなった。*]

(93) 2018/09/18(Tue) 22:27:48

【独】 ギィ

/*
そろそろあっちの森に移動せねば、なのだ。

(-9) 2018/09/18(Tue) 22:32:10

タクマ > ギィ

[ 幸い、落ちたのは公園側だった。
転がって衝撃を逃し、立ち上がる。

相変わらず手妻めいた挙動で、ギィもまた、地上に下りてきた。
その濡れて艷やかな唇から、己の名が紡がれるのを聞けば、身震いがした。
すでに何某かの縁が結ばれたのを感じる。

もっと、と求める声は戯れめいて真摯。
今度はかくれんぼだ、と笑い、闇に消えてゆく。
最後の瞬間には、意外そうな顔をしていたのが、わずかにひっかかった。

何を考えている──、と手櫛で髪をかきあげて、一旦、署に連絡をいれるべく、通信機を手にとった。]

(94) 2018/09/18(Tue) 22:46:37

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生存者 (4)

ギィ
32回 残23534pt(10)
西の沼地オフ
タクマ
27回 残23899pt(10)
ミヒャエル
32回 残22998pt(10)
ヒース
36回 残22953pt(10)
地下墓地扉前オフ

犠牲者 (1)

(2d)
0回 残25000pt(10)

処刑者 (1)

ソマリ(3d)
1回 残24972pt(10)

突然死者 (0)

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