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2人目、黒狼 トール が参加しました。
黒狼 トールは、共鳴者 を希望しました(他の人には見えません)。
[空に漂う白い繭が静かに裂けて、この世界に新たな翼人を生じせしめた。
薄墨色の、あるいは鋼鉄の翼が時ならぬ魔法陣めいて、開く。**]
[忍び寄ると”リンゴ”が振り返った。
気配に敏感なようだ。これは良い。]
── …
[知己のように声をかけられたが、勘違いでは?
もっとも、個人的なことは何一つ頭に浮かんで来ないので、自分が思い出せないだけなのかもしれないが、本能に任せることにした。]
縄張り宣言する。
[翼を大きく広げて、威嚇してみた。**]
[“リンゴ”は退却しなかった。こちらより小さい身体のくせに、気が強い。
身構える動作に、自然と口角が上がった。]
それがいい。
[呼吸ひとつの間に、”リンゴ”は戦支度を澄ませていた。
肩に担がれた長柄武器は、有効的なリーチを稼いでくるだろう。]
主人?
[“リンゴ”が自信たっぷりに口にした言葉に、違和感を覚える。
誰が「勝者」か、の間違いではないだろうか。
だが、戦いに臨んで気持ちが高揚している今、細かいことを指摘して水を差すつもりはなかった。]
おれの方が、強い。
[それを証明すべく、間合いを切って、上空へと羽ばたいた。]
[自分も武器を持つべきか。
否、何が得手かもわからないから、身体のしたいように動くのが一番だ。
相手の土俵に乗ってやる必要はない。
そう判断すると、翼を折りたたみ、海面に突っ込む海鳥めいて頭から急降下をかける。*]
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