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2人目、永劫の守護騎士 フィオン が参加しました。
永劫の守護騎士 フィオンは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
― スラム街近辺 ―
……やれやれ、まったく。
[風が運ぶ賑わい、ざわめき。
生命体が生命体として集うが故の騒音。
それを遠くに聞きながら、騎士は大きく息を吐いた]
レディの気紛れにも、困ったものだ。
……あの連中の為す事など、問答無用で潰してしまえばよかろうに。
[零れるぼやきは風に散る。
もっとも、彼の『女神』がこう、と決めた事を彼が妨げるのは余程の事なのだが]
そもそも領域への立ち入りを許さなければ……否、存在を滅してしまえば済む事だろうに。
レディも他の方々も、何故にあのような者どもをのさばらせておくのか……。
[そこにあるそれぞれの意図は知る由もない。
だが]
……何れにせよ。
私は、与えられし務めを果たすのみ、か。
[彼にとって何よりも優先されるのは、それ。
誰よりも愛しき『女神』の命を果たす事。
それ故に、これからなす事に迷いはない。
……ないのだが]
『獣神』の信徒兵どもは、歯ごたえがなくていかん。
最近は、レジスタンス連中も惰弱になりつつあるし。
……騎士団の鍛練にもならぬというのが、問題だな。
[は、と大きく息を吐いて、腰から下げた剣の柄を軽く握る。
大きく吹き抜けた風が、羽織るマントをはためかせて過ぎ去った。**]
― スラム街近辺 ―
「
そうか……で、彼の者どもは?
「結界を完成させた模様です。
『力あるもの』が数名、囚われたのも確認しております」
……わかった。
では、指示があるまで待機せよ。
彼の者どのも中核の位置は把握しているな?
動き始めたら、一気に抑えるぞ。
[もたらされる報告に、返す指示は淡々としたもの。
とはいえ、彼が感情を大きく動かしてみせるのは稀な事、と騎士団では知られているから、誰も気にした様子はない]
結界の制御を奪取した後、貴公らは彼の者どのも手勢を速やかに掃討し、『聖都市』に帰還せよ。
私は、我らがレディの務めを果たすためにここに残る。
[出された指示に、隊を率いる騎士は仰々しい礼と共に了解の意を伝えてくる。
その姿が遠のくと、騎士はふ、と視線を空に移ろわせた]
……さて。
此度は、どうなる事やら。
[『獣神』が領域内で起こす騒動の始末をつけてきた回数は数えきれない。
『永劫』の二つ名に違わず永き時を生きる身、そんな事を逐一数えても居られない、ともいうのだが]
……機嫌を損ねる事にならねば、良いのだが。
[何れにしろ、現状において一番の問題がそれ、というのもどうなのか、と。
そんな思いを込めたため息をひとつ、落とした。**]
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